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朱
8.
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ステージの上には真梨と司会者のような仮面の男がいた。マイクを握ったその男は、会場を沸かせる。
「さあ!続きましては現役女子高生のS.Mちゃん。イニシャルから変態の予感もするこの女の子だぁ!!」
学校のものでは無いセーラー服を着せられ、首輪を付けられている真梨にスポットライトが当たる。泣き顔には見えなかった。期待の含まれた笑顔にうっすら感じられた。
「こ…これは何なの?」
「人間オークションだよ。今から真梨ちゃんの主人を決めるんだ。」
「な…なんてことを!」
私が男の胸ぐらを掴んだ時、私たちにスポットライトが当たる。正確には、男に当てられた。
「売主はサイクロイドのアーノ氏だ!」
司会が紹介する。このアーノと呼ばれる男が売主だと。
男は注目を浴びる中、私の手をひねり、後ろ手に拘束して残りの手で私の舌を引きずり出した。
「あの女が次のペットかな。」
「アーノ氏の調教は素晴らしいからな。」
会場がざわめく。私はパフォーマンスの道具に使われた。
「どうする?助けにステージに飛び込む?ここで大人しくしておく?」
ここに集められたのは、女をペットとして買おうという変態の集まり。私が1人で暴れたところで簡単に取り押さえられるだろう。果ては、どんな陵辱をされるか。しかし、真梨を放っておけない。葛藤していると…
「君をここに連れてきたのは、真梨ちゃんが買われる相手を知って、同じ所に買われて救出に行けるようにするためだよ。ここで全員を敵に回すより、いいでしょ。」
「あんたがそもそも売らなければ…!!」
自分が事の発端のくせに助けさせるとか言う男に食ってかかる。
「俺らにはお金が入る、君たちは逃げ出せる、お互いウィンウィンだろう?」
「くっ…。」
「大丈夫、脱出の手引きはしてあげるから。」
今のまま陵辱の日々を続けるよりはマシな提案だ。力もない私には言われた通りにするしかない。
「さあ!それでは“試触”の時間だァ!!」
司会者の声に会場が沸く。司会者の男が真梨の服の正面を開く。露になった真梨の胸のふくらみに会場がざわつく。司会は見せつけるように後ろから真梨の胸を揉む。
「んんっ…ひああっあ!!」
乳首を弾かれ、真梨が反応する。その嬌声はスピーカーを伝って会場に響く。2~3分胸を弄られた真梨は、その後アシスタントの男に抱えられ、アソコを丸出しのM字開脚の状態で持ち上げられる。会場に幾つも設置されたスクリーンには真梨の愛液を垂らした性器がアップで映される。
「スリーサイズ、膣圧などの計測結果はお手元の資料の通りです。さあ、それでは500万からスタート!!」
次々に手が挙がり、真梨の値段が膨らんでいく。大勢の目の前で真梨が陵辱されたことも、人を物のように扱う様子も気に食わないが、今は我慢の時だ。
真梨を買ったのはガタイの良い、50~60代くらいの老人だった。
「じゃあ、オークションが終わったら彼の元に行くよ。」
頷くしか無かった。この胸くその悪いオーディションをまだ見続ける必要があるようだ。
「じゃあ競売はここで終了!!次は、調教体験ショーの開催だァ!今回は、あの美少女ロリ系アナウンサー、K.Sだ!」
「さあ!続きましては現役女子高生のS.Mちゃん。イニシャルから変態の予感もするこの女の子だぁ!!」
学校のものでは無いセーラー服を着せられ、首輪を付けられている真梨にスポットライトが当たる。泣き顔には見えなかった。期待の含まれた笑顔にうっすら感じられた。
「こ…これは何なの?」
「人間オークションだよ。今から真梨ちゃんの主人を決めるんだ。」
「な…なんてことを!」
私が男の胸ぐらを掴んだ時、私たちにスポットライトが当たる。正確には、男に当てられた。
「売主はサイクロイドのアーノ氏だ!」
司会が紹介する。このアーノと呼ばれる男が売主だと。
男は注目を浴びる中、私の手をひねり、後ろ手に拘束して残りの手で私の舌を引きずり出した。
「あの女が次のペットかな。」
「アーノ氏の調教は素晴らしいからな。」
会場がざわめく。私はパフォーマンスの道具に使われた。
「どうする?助けにステージに飛び込む?ここで大人しくしておく?」
ここに集められたのは、女をペットとして買おうという変態の集まり。私が1人で暴れたところで簡単に取り押さえられるだろう。果ては、どんな陵辱をされるか。しかし、真梨を放っておけない。葛藤していると…
「君をここに連れてきたのは、真梨ちゃんが買われる相手を知って、同じ所に買われて救出に行けるようにするためだよ。ここで全員を敵に回すより、いいでしょ。」
「あんたがそもそも売らなければ…!!」
自分が事の発端のくせに助けさせるとか言う男に食ってかかる。
「俺らにはお金が入る、君たちは逃げ出せる、お互いウィンウィンだろう?」
「くっ…。」
「大丈夫、脱出の手引きはしてあげるから。」
今のまま陵辱の日々を続けるよりはマシな提案だ。力もない私には言われた通りにするしかない。
「さあ!それでは“試触”の時間だァ!!」
司会者の声に会場が沸く。司会者の男が真梨の服の正面を開く。露になった真梨の胸のふくらみに会場がざわつく。司会は見せつけるように後ろから真梨の胸を揉む。
「んんっ…ひああっあ!!」
乳首を弾かれ、真梨が反応する。その嬌声はスピーカーを伝って会場に響く。2~3分胸を弄られた真梨は、その後アシスタントの男に抱えられ、アソコを丸出しのM字開脚の状態で持ち上げられる。会場に幾つも設置されたスクリーンには真梨の愛液を垂らした性器がアップで映される。
「スリーサイズ、膣圧などの計測結果はお手元の資料の通りです。さあ、それでは500万からスタート!!」
次々に手が挙がり、真梨の値段が膨らんでいく。大勢の目の前で真梨が陵辱されたことも、人を物のように扱う様子も気に食わないが、今は我慢の時だ。
真梨を買ったのはガタイの良い、50~60代くらいの老人だった。
「じゃあ、オークションが終わったら彼の元に行くよ。」
頷くしか無かった。この胸くその悪いオーディションをまだ見続ける必要があるようだ。
「じゃあ競売はここで終了!!次は、調教体験ショーの開催だァ!今回は、あの美少女ロリ系アナウンサー、K.Sだ!」
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