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本日のおやつは、さつま芋パイです。
ラテにはショット追加がおすすめです 1
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シルビアは旧16号沿いのカフェに入った。
二四時間営業のドライブスルーなど、まるでファストフード店の様だ。
「ダブルトールラテと、アメリカーノを一つずつ。ああ、アメリカーノもショットを追加でお願いします」
分かってはいたが、紗川は慣れていた。メニューも見ずに注文をすると、料金を聞いてから車を前に進める。
「その注文って、どういう意味なんですか?」
「トールサイズはワンショット――」
「すみません、その、ショットっていうのがまず分からないんですが」
「一杯のエスプレッソのことをワンショットと言う。この店の場合、ワンショットは80cc。それにスチームミルクを足したものをラテと言う。ショートサイズとトールサイズは共通してワンショットだが、ミルクの量が違うから、同じラテと言っても味が異なる」
「そうなんですか? 同じドリンクのSサイズとMサイズなんじゃないですか?」
「全く同じ味ではないから、実のところ、そうは言えないはずなんだが、便宜上」
「えー。なんか、騙されてる気がします。だって、トールサイズって、ショートサイズを牛乳で薄めただけってことじゃないですか」
「そう言うな。基準はトールの上のグランデサイズだからな。指標にするならグランデを頼む方がいい」
三枝は心の中でうなった。
その間に窓口の横に車を止めた紗川は、会計を済ませていた。ドリンクの完成にはまだ時間がかかるらしい。店員に勧められ、ウィンドウを上げていた。
ドアのふちに雨粒がついている。
フィンドウを下げた際に濡れてしまったのだろう。
(牛乳で薄めたからって、がめつい訳じゃないんだよな。牛乳だって金がかかってるわけだし、スチームするなら手間もかかるし)
「どうした。納得がいかないのか」
「なんか。牛乳で薄められてるっていうのがちょっと」
「ああ、コーヒーを飲もうとしているのに、そのコーヒーが少ないことに不満があるわけか」
「あ、そう、それです」
紗川に指摘されて納得できなかった理由が分かった。
コーヒーを飲みに来ているのだから、しっかり珈琲を味わいたい。
「そういう観点からすると、トールサイズはちょうどいい大きさで味わいを楽しみやすいサイズかもしれないぞ。ショットを追加すると、より濃厚なエスプレッソの味を楽しめるというメリットもあるからな」
「ショットを追加?」
「ワンショットのところ、ダブルショットで落とす。するとより濃厚なラテの完成だ」
「ダブル……あ、だからダブルトールラテ」
「そうだ。もちろん、追加料金は発生するが」
「追加で取るんですか? その分、牛乳が減ってるのに? やっぱり騙された感じがします」
「騙しているわけではないんだが」
紗川は苦笑いして、「それを言いだしたら……」と続けた。
「アメリカーノはエスプレッソのお湯割りだぞ? それもずるいと言うのか?」
「え……お湯?」
二四時間営業のドライブスルーなど、まるでファストフード店の様だ。
「ダブルトールラテと、アメリカーノを一つずつ。ああ、アメリカーノもショットを追加でお願いします」
分かってはいたが、紗川は慣れていた。メニューも見ずに注文をすると、料金を聞いてから車を前に進める。
「その注文って、どういう意味なんですか?」
「トールサイズはワンショット――」
「すみません、その、ショットっていうのがまず分からないんですが」
「一杯のエスプレッソのことをワンショットと言う。この店の場合、ワンショットは80cc。それにスチームミルクを足したものをラテと言う。ショートサイズとトールサイズは共通してワンショットだが、ミルクの量が違うから、同じラテと言っても味が異なる」
「そうなんですか? 同じドリンクのSサイズとMサイズなんじゃないですか?」
「全く同じ味ではないから、実のところ、そうは言えないはずなんだが、便宜上」
「えー。なんか、騙されてる気がします。だって、トールサイズって、ショートサイズを牛乳で薄めただけってことじゃないですか」
「そう言うな。基準はトールの上のグランデサイズだからな。指標にするならグランデを頼む方がいい」
三枝は心の中でうなった。
その間に窓口の横に車を止めた紗川は、会計を済ませていた。ドリンクの完成にはまだ時間がかかるらしい。店員に勧められ、ウィンドウを上げていた。
ドアのふちに雨粒がついている。
フィンドウを下げた際に濡れてしまったのだろう。
(牛乳で薄めたからって、がめつい訳じゃないんだよな。牛乳だって金がかかってるわけだし、スチームするなら手間もかかるし)
「どうした。納得がいかないのか」
「なんか。牛乳で薄められてるっていうのがちょっと」
「ああ、コーヒーを飲もうとしているのに、そのコーヒーが少ないことに不満があるわけか」
「あ、そう、それです」
紗川に指摘されて納得できなかった理由が分かった。
コーヒーを飲みに来ているのだから、しっかり珈琲を味わいたい。
「そういう観点からすると、トールサイズはちょうどいい大きさで味わいを楽しみやすいサイズかもしれないぞ。ショットを追加すると、より濃厚なエスプレッソの味を楽しめるというメリットもあるからな」
「ショットを追加?」
「ワンショットのところ、ダブルショットで落とす。するとより濃厚なラテの完成だ」
「ダブル……あ、だからダブルトールラテ」
「そうだ。もちろん、追加料金は発生するが」
「追加で取るんですか? その分、牛乳が減ってるのに? やっぱり騙された感じがします」
「騙しているわけではないんだが」
紗川は苦笑いして、「それを言いだしたら……」と続けた。
「アメリカーノはエスプレッソのお湯割りだぞ? それもずるいと言うのか?」
「え……お湯?」
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