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好きが溢れて
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誰かが私の手を握っている。
優しく、撫でている。
頭が…冷たいのはなんでだろう?
フッと、意識がはっきりする。私、頭にボールが当たって倒れたっ?
「……天井、白いな」
どうでもいいことを口にした。
「有野さんっ?」
ガタッ、と音がして、タケルが椅子から立ち上がる。
「大丈夫っ? どこか痛む? 気持ち悪くないっ?」
矢継ぎ早に聞いてくる。
「大丈夫だから落ち着いてよ」
半身を起こそうと頭をもたげると、タケルが私の肩を支えた。
「起きても大丈夫? グラグラしない?」
「うん、平気。ここ、保健室でしょ? 先生いないの?」
養護教諭の先生がいつもいるのに。
「ああ、今お昼食べに行ってる」
お昼……?
「ええっ!? もうお昼なのっ?」
体育は一時間目だった。ということは、私何時間寝てたのよぉ…?
「先生は、軽い脳震盪だろうって。だから寝かせておけば大丈夫って。でも、あまりにも起きないからちょっと心配したよ」
タケルが苦笑した。
「なんだか……、」
ふふ、と思わず笑ってしまう。不謹慎かな。
「え? なに?」
タケルはいつも真剣なのに。
「ううん、ごめんね。なんだかいつも心配かけちゃってるなぁって思って」
「それでなんで笑うんだよっ?」
心外、とばかり、タケル。
「そうだよね、ほんとごめん」
「マジで、心臓止まるかと思ったんだから」
「大袈裟だなぁ」
「ほんとだよ」
そう言うとベッドのへりに座り、私の頭を胸に押し当てた。
「わっ、」
「よく聞いて、俺の心臓の音」
ぎゅ、と抱きしめられる。心臓の音……確かに少し早いかな。それともこの早い音は、自分から発せられている音だろうか。
「わかったっ! よくわかりましたっ」
私は恥ずかしくなってタケルを押しのけた。
「じゃ、俺、川原さんたちに知らせてくる。着替えとかお昼とか、あるでしょ?」
「あ……りがと」
タケルは私の頭をクシャッと撫でて、保健室を出て行った。ほぼ入れ替わるように、養護教諭の谷口先生が戻る。去年新任で来た若い女の先生なのだが、男勝りで生徒からの人気も高いのだ。
「ああ、目が覚めた?」
「あ、はい。すみませんでした」
「眩暈とか頭痛、吐き気はないよね?」
「ないです」
「うん、大丈夫だとは思うんだけど、お宅の旦那が……」
「は? 旦那??」
「あれ、旦那だろ? 血相変えて飛び込んできて、泣きそうな顔で『助けてください』ってさぁ、どこかで見た映画かと思ったわ」
ケラケラと笑う。
「大丈夫だって言っても教室戻らんし、あんたはなかなか起きないし。思わず『キスすりゃ起きるんじゃない?』って言ってやったぞ」
「はぁぁぁ?」
教諭が生徒に何を言ってるんだっ。
「もちろん、冗談だよ。キスはさせてないから。……あ、でもあんた達って文化祭に舞台でしてたよね? じゃ、別によかったのか」
ポン、と手を叩き、しれっと言う。
「よくないっ!」
私の反応を見て楽しんでいるようだった。
「しかし面倒見のいい、面倒な旦那だな」
言い方!
「旦那じゃないですってば」
「色んな子が代わるがわる様子見に来てたけど、誰も寄せ付けなかったぞ。目が覚めた時に自分以外の誰かを見たらそいつに取られるとでも思ってるのか?」
「……知りませんよ、そんなの」
段々恥ずかしくなってきた。
「ずーっと手ぇ握っちゃってさ。じーっと寝顔見つめてさ。時々ほっぺとか触ったりして」
「……ああ、あの、もういい…デス」
「可愛いな、好きだよ、早く目を覚まして、」
「うわぁぁぁ!」
私は耳を塞いだ。
「ま、途中からは嘘だ」
「むぅぅ……でしょうねっ!」
私は、ニヤつく谷口先生に怒鳴り返す。
「随分元気みたい」
保健室にやってきたのはみずきと香苗。
「志穂、大丈夫なの?」
香苗が私の荷物を差し出し、言った。
「あ、うん大丈夫。すごい、寝ちゃった」
「みたいだね。一応休み時間ごとに様子見に来たんだけど、ずっと寝てたから」
「起こしてくれればよかったのに」
私がふてくされると、みずきと香苗が顔を見合わせる。
「あんな硬いガード、私たちには突破できないよ。ねぇ?」
みずきが言うと、香苗も大きく頷く。
「だぁれも近付けなかったよねぇ?」
「あ、私、動画あるよ」
みずきが携帯を取り出し、動画を再生して見せる。私はそれを十秒と直視することが出来ず、もう一度ベッドに潜り込んだのだった。
「な? 私が言ってたの、まんざら嘘でもないだろう?」
谷口先生の楽しそうな声が布団の向こうから聞こえてきた。
*****
結局、私はお昼を食べ、午後の授業だけを受けた。昼過ぎだというのに、今までにないほどしっかりと授業内容が頭に入ってくる。あれだけ寝ていたのだから、当然か。
今日は珍しく香苗と一緒に下校。みっくんは塾なんだとか。せっかくなので、どこかでお茶でも、と最近出来たカフェに行くことになった。
「うわぁ、ケーキもあるよぉ? 美味しそうだねぇ。志穂は何食べる?」
もう、食べること前提である。でも、確かにメニューの写真はどれも魅力的なのだ。
「これは迷うね」
私も真剣になってしまう。
なんだかんだでパンケーキに落ち着いた私と香苗は、ホイップクリームをたっぷりめにつけてパンケーキを頬張った。
「みずきには話したんだけどね、」
香苗がもじもじしながら話し始める。
「ん?」
「今度、私、みっくんとお泊り行くことになったんだ」
「へぇ、どこに?」
私があまりにも普通に返したので、香苗、肩透かしを食らう。そして大きく溜息をつく。
「志穂さぁ」
「え? あれ? 私、変なこと言った?」
香苗の態度から、なにかを間違ったのであろうことは察した。それが何かはわかっていないのだが。
「ねぇ、私思うんだけど」
香苗が少しとんがった声で言う。
「はっ、はい、」
「志穂は大和君と付き合ったほうがいいと思うよ? そしたらもう少し、その鈍いの治るんじゃないかなぁ?」
「えええ、」
「だってあまりにも酷いんだもん。同じ年とは思えないよ」
そこまでぇぇぇ?
私、少し焦る。
「アクシデントみたいなキスしてたって、それはキスをしたことにならないんだよ、志穂」
なにその難しい話っ。
「意味わかんない……」
「はぁぁ…あのね、私は今、結構重大な秘密を打ち明けたんだよ?」
「え? そうなの?」
みっくんとの旅行、内緒なんだろうか?
などと考えていると、業を煮やした香苗がそのものずばりを告げた。
「私、女になってくる、っていう話をしてるんだけど?」
ぷぅ、と頬を膨らませて、香苗。
女にって、香苗は女の子じゃ……えええ、ああ、えええええっ!
私、やっと意味を理解し叫びそうになる。慌てて口を押さえ、赤面する。
「やっとわかったか」
香苗が満足そうにパンケーキを頬張った。
「それって、あの、つまり…そういうこと……なんだよね?」
いくら鈍い私だって一応の知識はあるわけで。
「そうだよ。結ばれてくるの」
「ひゃぁぁぁ、香苗がぁぁ」
ただの可愛い子だとばかり思っていたのに。
「みっくんといるとね、もっともっとって思っちゃうんだ。好きが溢れて止まらなくなっちゃう。旅行もね、最初はちょっと迷ったりしたんだけど、これからみっくん受験もあるし、今しかないかな、って」
「そ……っかぁ」
「親には、みずきんちで、志穂と三人のお泊り会って言うから、協力してね」
ああ、アリバイ作りか。そんなのいくらでもやってあげるわよっ! でもなんか複雑!
優しく、撫でている。
頭が…冷たいのはなんでだろう?
フッと、意識がはっきりする。私、頭にボールが当たって倒れたっ?
「……天井、白いな」
どうでもいいことを口にした。
「有野さんっ?」
ガタッ、と音がして、タケルが椅子から立ち上がる。
「大丈夫っ? どこか痛む? 気持ち悪くないっ?」
矢継ぎ早に聞いてくる。
「大丈夫だから落ち着いてよ」
半身を起こそうと頭をもたげると、タケルが私の肩を支えた。
「起きても大丈夫? グラグラしない?」
「うん、平気。ここ、保健室でしょ? 先生いないの?」
養護教諭の先生がいつもいるのに。
「ああ、今お昼食べに行ってる」
お昼……?
「ええっ!? もうお昼なのっ?」
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「先生は、軽い脳震盪だろうって。だから寝かせておけば大丈夫って。でも、あまりにも起きないからちょっと心配したよ」
タケルが苦笑した。
「なんだか……、」
ふふ、と思わず笑ってしまう。不謹慎かな。
「え? なに?」
タケルはいつも真剣なのに。
「ううん、ごめんね。なんだかいつも心配かけちゃってるなぁって思って」
「それでなんで笑うんだよっ?」
心外、とばかり、タケル。
「そうだよね、ほんとごめん」
「マジで、心臓止まるかと思ったんだから」
「大袈裟だなぁ」
「ほんとだよ」
そう言うとベッドのへりに座り、私の頭を胸に押し当てた。
「わっ、」
「よく聞いて、俺の心臓の音」
ぎゅ、と抱きしめられる。心臓の音……確かに少し早いかな。それともこの早い音は、自分から発せられている音だろうか。
「わかったっ! よくわかりましたっ」
私は恥ずかしくなってタケルを押しのけた。
「じゃ、俺、川原さんたちに知らせてくる。着替えとかお昼とか、あるでしょ?」
「あ……りがと」
タケルは私の頭をクシャッと撫でて、保健室を出て行った。ほぼ入れ替わるように、養護教諭の谷口先生が戻る。去年新任で来た若い女の先生なのだが、男勝りで生徒からの人気も高いのだ。
「ああ、目が覚めた?」
「あ、はい。すみませんでした」
「眩暈とか頭痛、吐き気はないよね?」
「ないです」
「うん、大丈夫だとは思うんだけど、お宅の旦那が……」
「は? 旦那??」
「あれ、旦那だろ? 血相変えて飛び込んできて、泣きそうな顔で『助けてください』ってさぁ、どこかで見た映画かと思ったわ」
ケラケラと笑う。
「大丈夫だって言っても教室戻らんし、あんたはなかなか起きないし。思わず『キスすりゃ起きるんじゃない?』って言ってやったぞ」
「はぁぁぁ?」
教諭が生徒に何を言ってるんだっ。
「もちろん、冗談だよ。キスはさせてないから。……あ、でもあんた達って文化祭に舞台でしてたよね? じゃ、別によかったのか」
ポン、と手を叩き、しれっと言う。
「よくないっ!」
私の反応を見て楽しんでいるようだった。
「しかし面倒見のいい、面倒な旦那だな」
言い方!
「旦那じゃないですってば」
「色んな子が代わるがわる様子見に来てたけど、誰も寄せ付けなかったぞ。目が覚めた時に自分以外の誰かを見たらそいつに取られるとでも思ってるのか?」
「……知りませんよ、そんなの」
段々恥ずかしくなってきた。
「ずーっと手ぇ握っちゃってさ。じーっと寝顔見つめてさ。時々ほっぺとか触ったりして」
「……ああ、あの、もういい…デス」
「可愛いな、好きだよ、早く目を覚まして、」
「うわぁぁぁ!」
私は耳を塞いだ。
「ま、途中からは嘘だ」
「むぅぅ……でしょうねっ!」
私は、ニヤつく谷口先生に怒鳴り返す。
「随分元気みたい」
保健室にやってきたのはみずきと香苗。
「志穂、大丈夫なの?」
香苗が私の荷物を差し出し、言った。
「あ、うん大丈夫。すごい、寝ちゃった」
「みたいだね。一応休み時間ごとに様子見に来たんだけど、ずっと寝てたから」
「起こしてくれればよかったのに」
私がふてくされると、みずきと香苗が顔を見合わせる。
「あんな硬いガード、私たちには突破できないよ。ねぇ?」
みずきが言うと、香苗も大きく頷く。
「だぁれも近付けなかったよねぇ?」
「あ、私、動画あるよ」
みずきが携帯を取り出し、動画を再生して見せる。私はそれを十秒と直視することが出来ず、もう一度ベッドに潜り込んだのだった。
「な? 私が言ってたの、まんざら嘘でもないだろう?」
谷口先生の楽しそうな声が布団の向こうから聞こえてきた。
*****
結局、私はお昼を食べ、午後の授業だけを受けた。昼過ぎだというのに、今までにないほどしっかりと授業内容が頭に入ってくる。あれだけ寝ていたのだから、当然か。
今日は珍しく香苗と一緒に下校。みっくんは塾なんだとか。せっかくなので、どこかでお茶でも、と最近出来たカフェに行くことになった。
「うわぁ、ケーキもあるよぉ? 美味しそうだねぇ。志穂は何食べる?」
もう、食べること前提である。でも、確かにメニューの写真はどれも魅力的なのだ。
「これは迷うね」
私も真剣になってしまう。
なんだかんだでパンケーキに落ち着いた私と香苗は、ホイップクリームをたっぷりめにつけてパンケーキを頬張った。
「みずきには話したんだけどね、」
香苗がもじもじしながら話し始める。
「ん?」
「今度、私、みっくんとお泊り行くことになったんだ」
「へぇ、どこに?」
私があまりにも普通に返したので、香苗、肩透かしを食らう。そして大きく溜息をつく。
「志穂さぁ」
「え? あれ? 私、変なこと言った?」
香苗の態度から、なにかを間違ったのであろうことは察した。それが何かはわかっていないのだが。
「ねぇ、私思うんだけど」
香苗が少しとんがった声で言う。
「はっ、はい、」
「志穂は大和君と付き合ったほうがいいと思うよ? そしたらもう少し、その鈍いの治るんじゃないかなぁ?」
「えええ、」
「だってあまりにも酷いんだもん。同じ年とは思えないよ」
そこまでぇぇぇ?
私、少し焦る。
「アクシデントみたいなキスしてたって、それはキスをしたことにならないんだよ、志穂」
なにその難しい話っ。
「意味わかんない……」
「はぁぁ…あのね、私は今、結構重大な秘密を打ち明けたんだよ?」
「え? そうなの?」
みっくんとの旅行、内緒なんだろうか?
などと考えていると、業を煮やした香苗がそのものずばりを告げた。
「私、女になってくる、っていう話をしてるんだけど?」
ぷぅ、と頬を膨らませて、香苗。
女にって、香苗は女の子じゃ……えええ、ああ、えええええっ!
私、やっと意味を理解し叫びそうになる。慌てて口を押さえ、赤面する。
「やっとわかったか」
香苗が満足そうにパンケーキを頬張った。
「それって、あの、つまり…そういうこと……なんだよね?」
いくら鈍い私だって一応の知識はあるわけで。
「そうだよ。結ばれてくるの」
「ひゃぁぁぁ、香苗がぁぁ」
ただの可愛い子だとばかり思っていたのに。
「みっくんといるとね、もっともっとって思っちゃうんだ。好きが溢れて止まらなくなっちゃう。旅行もね、最初はちょっと迷ったりしたんだけど、これからみっくん受験もあるし、今しかないかな、って」
「そ……っかぁ」
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