闇千夜の系譜・櫻花の理(ことわり)〜鬼は永久(とわ)に最愛の女を探し彷徨う〜

和刀 蓮葵

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※ アフロディーテの雫

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最後までしません

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「くっ・・・・・・・」
嵌められたとしか考えられない・・・・・

あれから、壁の花を貫いていたが、突然の不調で会場を離脱した。
朔耶は薄暗い廊下を、亀よりもゆっくりとした動きで歩く。何かに掴まらないと立っていることもままならず、壁に手をついている。

油断したのかもしれない。あまり参加しない夜会のうえ、響士郎義兄様からのダンスで申し訳ない気持ちもあったが、正直楽しかったのもある。
浮かれたうえ、目の前に突然差し出され、話に聞いていた物珍しい物で興味もあったし、動いて喉も渇いていたせいで躊躇いもなく手に取り、口を付け、胃の中に収めた。

それから、暫くすると、立っているのも辛くなり、心臓は早鐘を打ち、息が苦しい。
全身が鉄火にでもなったように熱い・・・・・
特に、お腹の奥がじくじくとする。腹痛とも違う痛みに戸惑うしかない。

兎に角、早く屋敷に帰らなくては。無様な姿を見られてはまた、何かを言われ、指をさされる。

朔耶の頭の中にあるのは「帰る」の文字が次々に浮かんでいた。自分の体の変化に気を取られ、後ろから付いてきた二人の男には全く気が付かない朔耶は一歩、一歩と歩いていく。
すると、下卑た笑いを浮かべる男の一人が突然、離れた間を詰め、朔耶の肩に手を置き動きを止める。
「おいっ!!」「?!!!」

「お前、壬生の朔耶だよな?」
「・・・・・・・・・」
「黙ってんじゃ、ねぇっ!!」
「つぅ゛・・・・」
無視をしたわけではない。あまりの突然の事に言葉が出なかっただけだ。けど、無視されたと思った男は、腹が立ったのか朔耶の肩に置いた手に力を込め、朔耶を壁に押しつける。

「辛いよなぁ~苦しいよなぁ~・・・・・・お兄さん達が楽にしてあげようか?・・・・・・諦めるんだな。恨むなら自分を恨め」
濁声で耳障りな声を朔耶に投げつける。汗ばんだ手が手袋に覆われた手首を無造作に掴み上げ、動けないように紐で縛り上げる。
「や、めっ!!」
元々、あまり力のない上の、薬で可笑しくなった状態では力など出ず。苦しさと恐怖で体が強張り、声も出せない。されるがままになっていた時に、突然、一人の男が呻き、「ドサッ」と床に倒れる音がした。

「?なっ!うゲッ!」
ドサッと再び重たい音がする。目まぐるしく変わる状況に付いて行けなくて、けど、怖さと薬で立っているのも辛いせいか、ズルズルとその場でへたり込んでしまう。
「君、大丈夫かい?」
「あ・・・・・・・」
「ありがとう」その言葉が言いたいのに上手く声が出せない。舌が恐怖で張り付き動かせない。

「大丈夫だよ。気になって後をついて行ったけどよかった・・・・・・・」
先程の下卑た耳障りな声と比べると、澄んで心地よい声が何故か安心感を与えてくれる。
朔耶の腕に絡まった紐を器用に外していく手つきは優しく、それだけでも恐怖はなくなる。
腕が自由になると、先程から早鐘を打つ心臓を庇うように、胸元を掴んでしまう。
「・・・・・あ、りがとう、ございます・・・・・」
スラスラと言葉が出ず、吃りながらも何とかお礼を伝える。
せめて、顔だけでも見ようと、震える体を動かして後ろにいる相手を見る。

みんなと同じ燕尾服なのにとても似合っている。そして、響士郎義兄様とは違い、鍛え上げられた体はとても逞しく、肩幅や胸板があり、それもあってか西洋の服が似合っている。
穏やかな表情で、高い鼻梁や右目の泣きぼくろが印象的だ。
まじまじと人の顔を見つめることがないせいか、あまりの事に気が動転してか、一瞬で目を奪われる。
いけない事だと分かっているのに、視線が動かせない。

「?・・・・!!少し、失礼」
私と同じくらい見つめていた人が驚き、白い手袋をした手が私の赤くなった耳を触る。
「ぁっ・・・・・・・・・」
突然の事に驚き、体が跳ねた。触られた耳がカァァッと熱を帯び更に赤くなる。
けど、触られた瞬間、触られた耳を伝い、背中をゾクゾクとする感覚が走る。けど、その、ゾクゾクは悪寒が走るようなものではなく、熱くて苦しい。そして、何故かお腹の奥がさらに、チクチクとジクジクしてくる。
「なぁ、ん、で・・・・・・」

説明の出来ない体の変化に戸惑う。毒のような苦しさは一向にこず、けど、触られた所や、何故か、体を覆うドレスの肌触りからも何かが込み上げてくる。
「・・・・・・最初は毒でも盛られたと思っていたが・・・・・・どうやら違うようだ・・・・・」
眉を顰め、耳を触る手を引っ込める。けど、その手が名残惜しくて、何故か視線はその手を追いかける。
「ち、がう?」
もっと、触って欲しい・・・・・・
その言葉が頭の中で繰り返される。体験したことのないゾクゾクに、何故か体が求めていると分かる。理由は分からないけど凄く求めている。

「・・・・・ごめん。けど、酷いことはしないと誓う」
真剣な表情になったその人は、頭を軽く下げて何かを誓う。
今まで誰かに頭を下げられた事も、謝られたこともないので戸惑い、どう、対応したらいいのか分からなくて固まってしまう。
気の利いた言葉の一つでも言えたらいいのに、こんな時に出ないのが歯痒い。

朔耶が今までされた事のない対応に戸惑っていると、男性は「失礼」と言ってい、朔耶を横抱きに抱き上げる。
「!!!っ」
鍛え上げられた体は朔耶など、簡単に抱き上げ立ち上がる。まるで子供を抱えるているような身のこなし。
それは、相手が鍛えているのか、朔耶が一般人より軽いのか・・・・・・

「え、な、どこに!」
突然、抱き上げられ、自分でも知らぬ屋敷の構造を、まるで家主の様に知っているのか普通に歩き出す。驚きと戸惑いで上手く言葉が紡げない。
見上げたらその人の顔が真剣な表情だけど、どこか、少し焦っているようにも見える。不安で見上げた私を事を安心させるつもりなのか、表情を少しだけ和らげて私を見る。

そして、一つの扉の前まで来ると、朔耶を抱き上げたまま器用に扉を開け、中に入る。
明かりが一つ灯った薄暗い部屋は洋室で、部屋の中に入は話に聞いていた事がある、「ベッド」と言われる大きな寝台や鏡面、簡易的な机があり、主人の寝室と言うより、客人が泊まる一時的な部屋のような簡単な作りにも見えた。

部屋に気を取られ、可笑しくなった体に気を取られていたせいか、相手が扉に鍵を掛けていることさえ気付かないまま、朔耶をベッドまで連れていき、優しくそっとベッドに下ろす。

ギシッ・・・・とベッドが微かに軋む。
朔耶は見ているだけでも分かる程、苦しいのか肩で息をして、胸元辺りをぎゅっと、シワが出来ることも気にする事なく握り込む。
そんな、相手の膝下に男は座り、同じくスカート部分を手が白くなるまで掴んでいる手にそっと、手を重ねる。
「!!」「話を聞いてくれるかい?」
落ち着いた声で聞いてくる声が、何故か心地よくて、聞き惚れてしまう。そして、それを否定する事など考えられなくて、軽く頷いて同意する。

「ありがとう。最初は毒を飲まされたのかと思ったけど、君の状態を見て違うと思った・・・・・君は「アフロディーテの雫」と言う言葉を知っているかい?」
聞いたこともない言葉だ。「アフロディーテの雫」?知らない・・・・・・
朔耶は可笑しくなった頭の中を必死になって動かしたが、記憶にもない言葉だった為、首を軽く左右に振り、相手の言葉に答える。
「・・・・・そうかい。「アフロディーテの雫」は薬なんだ」

・・・・・・薬なら、私が飲んだ飲み物の中に入っていたのか?解毒薬はないの?
「げ、どく薬はな、いの?」
朔耶は熱の籠もった苦しい吐息を吐き出しながら言葉を紡ぐ。
その言葉を聞いて男は少し悔しそうな顔付きになる。
「残念ながら解毒薬はない。時が経てば薬の効果は薄れてなくなる。後は・・・・・・・」

━━━━━━時間が解決してくれるなら大丈夫だ。痛いのも、苦しいのも慣れている。我慢するのはとっくの昔に癖ついている。
「大、丈夫・・・・・我慢、するの、は、慣れて、るから・・・・・・」
「・・・・・そう、なんだ・・・・」
解決策は見つかった。悪いがこの部屋に少しだけいさせてもらって、薬の効果が薄れたら、静かに部屋を出ていけばいい。その後は東雲達に屋敷まで送ってもらえば解決する。
後は、この親切な人の名前を聞いておかなくては・・・・

「親切、な、かた・・・・・あな、たの名前は?」
「!ごめん、名乗ってなかったね。私の名前は火澄 征一郎ひずみ せいいちろうと言います」
「火澄・・・・・」
武の筆頭名門貴族として名高い火澄一族。天皇や貴族、その他主要な人物の警護から、外国から来た要人の身辺警護として重宝される一族だ。
守りは絶対。隙さえ見せず、徹底的に守り抜く。そして、攻撃もまた、同じ。苛烈なのに、洗練されている。けど、あのに残るのは倒れた人の道。
大小の言われはあれど、信頼出来る人物なのは間違いない。なら、あの時の、助けてくれたのも、私を持ち上げたのも、軽々としていた事に納得出来る。

「火澄、殿・・・・・ありがとう、ございます。後は、だい、じょうぶです」
これ以上、一緒ににいては、どんな醜態を晒すのか分からない。失礼かもしれないが、早々に退出してもらわなくては━━━━━━
朔耶は、必死になって理性をかき集め、言葉を吐き出す。
一人なら、誰もいなければ獣のようなうめき声を出して、体を駆け巡るむず痒い辛さを発散させたい。
さっきから、スカートを握る手に置かれた手が熱くて、その手でもっと触って欲しいと、不埒な考えが頭を過る。

あぁ、私の体は一体、どうしたんだろう・・・・・

「・・・・・ごめん。絶対に、酷いことはしないと誓う。だから、その辛さを、私で和らげさせて欲しい・・・・・私なら出来る。駄目、だろうか?辛い状態の朔耶を見ているのは正直、辛いんだ・・・・・・」
相手の必死な懇願・・・・・あれ?私、名乗った?あぁ、そうか。私の醜聞は貴族連中には十二分に伝わっている。なら、名前を知っているのは当たり前か・・・・・
でも、和らげることなんて出来るのだろうか?もし、出来るのならして欲しい。本当に、辛くて、苦しい・・・・・・
「・・・・・苦しい、から、早く、して・・・・・」

火澄殿は目をまん丸にして、驚いて私を見た。けど、すぐに真剣な顔になって小さな声で「ごめん」と謝った。なぜ、謝るのか分からない。
私の手を握ったまま、立ち上がり、すぐに隣に座る。すると、突然、抱き締められる。
「!!ひ、ず・・・・・・ん!」
熱い、吐息が耳元を掠めたと思ったら、ぬるついた柔らかい何かが耳朶の輪郭を撫であげる。
その部分が異常な程、熱を帯びたと同時に、自分の知らない初めて味わう痺れが耳を伝い、背中をしならせる。
「「アフロディーテの雫」は外国から持ち込まれた催淫剤の一種だ。朔耶はそれを飲まされた。そして、早く、この苦しみから逃げ出すには、沢山「発散」すればいい・・・・・・すぐに終わらせるから、朔耶はただ、流れに身を任せて?大丈夫だよ・・・・・・酷いことはしないと誓うから」
「あっ、ん!や、ぁぁ・・・・・・」
言われていることの半分も分からない。言葉の合間に「ピチャ」と耳の中水音が聞こえる。
その音と共に、温かい柔らかいものが耳を這う。その正体が、火澄殿の舌だと気づくのは少し経ってからだ。

自分の胸元辺りを握りしめていた手は、いつの間にか相手のシャツを握り絞めている。
朔耶の手がなくなったドレスの前の釦を、片手で器用に一つ一つ丁寧に外していく。
ある程度、前を寛げると耳朶を舐めていた舌が段々と下がり始める。
首筋の骨を伝い、鎖骨をゆっくりと舐める。

舐められた箇所が変な熱を持ち始める。それと同時に下腹の奥はツンツンと疼き始める。けど、一番危惧するのは腹の痛みではない。
さっきから股の間が湿ってきているのが気になる。粗相をしたはずもないのに濡れている。
特に、耳を舐められたあたりから、更に濡れて恥ずかしい。

なのに、一番そこが熱を持っているのか、濡れてしまってなのか、分からないけど疼いて、疼いて仕方ない。
「んう、ん!ああっ!!」
僅かな膨らみのある胸がコルセットからいつの間にか出され、固く尖り始めた粒を舌が舐める。
雷が落ちたのかと錯覚してしまう程、痺れが舐められた箇所に生まれる。
「ひ、ずぅ・・・・・ん、やめ!ってぇ・・・・」

座っているのも辛くて、そもそも体を支えるのがきつくなりいつの間にかベッドに横たわっていた。
バッスル・スタイルのドレスだが、朔耶の物は布だけで膨らませているせいか、はあまり膨らみない。おかげで簡単に仰向けになった。
その体に朔耶の倍はある体が覆いかぶさり、桜色の乳房を舐めていく。
舌を尖らせ、下から上に舐める。刺激で更に硬さを増した尖りはツンッとなっていく。

片方の胸も触られてないのに、硬くなり始めた尖りに白い手袋をした手が優しく包み込むと、やわやわと優しく揉み始める。
「ん、ひ、ずみ・・・・どのぉ・・・も、や、め!あぁ!!」
朔耶は最後まで否定の言葉を言えなかった。突然の刺激に言葉が詰まる。
揉んでいた方の胸の尖りが突然、キュッと摘まれる。あまりの刺激に体ごとビクッと震える。

体の変化に怖くなり、逃げ出したいのに、上手く逃げられない。出来ることは相手の肩に手を置いて、押しのけようと力を入れる。けど、いつの間にかそれはなくなり、縋るように燕尾服を掴むだけ。
胸だけの刺激なのに、下腹部が辛い。股の間が更に濡れてきた。全身が感度を増し、相手が触るところ全てが熱い。吐息が掠めただけでも体温が上がる。

朔耶は自分の変化に戸惑っていた。初めての感覚に、どう、対応したらいいのか分からなくて戸惑った。だからといって、対処の仕方も分からない朔耶は相手に委ねるしか無かった。
その相手は、優しい、壊れ物を扱う様な手つきで朔耶の肌を撫であげる。手袋のザラザラとした質感が余計に熱を煽る。

「少し、楽にしてあげるから・・・・・少しだけ我慢して」
「ふぅ、ん、ん~~~ぃやぁ!」
熱が体を犯す。辛くて、嫌がるけど、それを慰めるように火澄殿が優しい諭す。
「大丈夫・・・・・絶対、最後まではしないから。貴方の辛いのを取り除くだけ。だから、強張らないで・・・・・・・」
「・・・・・ほ、んと・・・・?」
その、鳥玉(ぬばたま)色の瞳は真剣で、嘘はついてない。私はその瞳を信じて良いのだろうか?

不安になって、動きが止まる。その隙に二部式になったドレスのスカート部分をゴソゴソとしたと思ったら、スカートを留めていた紐が解かれる。すると、スカートが脱がされた。目の端に薄藍色が見えたような気がしたのは間違いない。
そこから、二枚目のスカートや後ろの膨らみを出していた布の重なりが、次々に脱がされ、残ったのは膝まであるズロースだけだ。

煽られて頭と体は可笑しくなっていたけど、「脱がされている」と心の何処かで警鐘を鳴らしていた。だから、上手く動かない手を使い阻止しようと、相手の手を捕まえようとするのに、上手く躱される。「やめ!いや!」と言葉で否定するのに、どんどんと脱がされて下着だけになると、恥ずかしさや羞恥で動けなくなる。そもそも、動きたくても動けない。朔耶の足の間に体を割り込み、足が閉じられない。自分の足の間に整った顔があり、ぎらぎらと獣のような眼差しが、私を見つめる。

「も、う・・・・や、めてぇ・・・・・・」
いつの間にか涙が溢れて、視界がぼやける。これ以上、何をされるのか分からなくて怖い。
「っぅ・・・・・・ごめん・・・・・・」
火澄殿が眉を寄せ謝ると、白い手袋をした手を片方口に持っていくと、指の部分を咥えて外す。
その仕草が妙にハマっていて、心臓が一つ鼓動を強める。
剥き出しになった手は、私の太腿を下着ごと撫でると、いきなりお腹側から手を入れて、シドシドに濡れた部分を一つ無であげた。
「!!ん、あぁぁ!!」
朔耶の体がビクッと跳ね上げた。今まで感じたことのない刺激にどう、対処したらいいのか分からなくて、体が感じるまま声に出し、動いた。

「凄い・・・・薬のせいだろうね。こんなに濡れている・・・・・・・」
「やぁ、さわら・・・・・ん、ごめ、なさい、あっ、粗相を・・・・・・し、てぇ!」
朔耶の解釈では、この異常な程、股が濡れてしまったのは粗相をしたと勘違いしているらしい。
その解釈が余りにも可愛らしくて、征一郎は笑ってしまった。

聞いていた話と随分違う。なら、本当かどうか確かめないと気がすまない。もし、違っていたら、私は運があるな・・・・・

征一郎は朔耶の困惑し、けど、押し寄せる快楽に戸惑い、身を任せつつある状態に高揚した。
そして、ぐしょぐしょに濡れた秘部の蜜を、自分の指に満面なく塗り込ませると、ぷっくりと膨れ始めてきた蜜粒をくるくると撫で回す。
「~~~!!アアッ!!駄目!!やぁ!!」
一瞬で目の前が真っ白になった。触られた箇所がどくどくと脈打ち始める。触られたところから雷鳴が一気に生まれ、それが体全体に走り、感電する。
「軽く、イッたね・・・・・その調子で沢山イケばいい。そうすれば早く薬が抜けるから」
「・・・・・?ん、ああ!行った?~~~あ゛!!ん、んっ!!ど、こぉに、行くのぉ!!」
必死になって征一郎の手を抜こうと朔耶は、ズロースの中に入った手を掴む。けど、気持ちのいいところを何度も何度も撫で上げられる度に、ビクッ、ビクッと体を戦慄かせ、手を抜こうとするより、縋り付いてしまう。

征一郎は朔耶の「行く」発言を聞いて、益々、愛しさが込み上げてくる。
朔耶の何も知らない、新雪のような穢してはいけない部分を、自分の足跡で穢したいと思った。
「行こうか・・・・・桃源郷に・・・・・」
快楽の桃源郷に導いてあげよう。その先導は勿論私が・・・・・・

朔耶の蜜で滑りのよくなった蜜粒を撫で回していく。膨らみ始めた粒は段々と大きくなり始めた。
すると、指の腹同士でキュッと摘み、ググッと力を込めて圧迫する。
すると、朔耶の口からは一段と強い嬌声が生まれ、部屋全体に響いた。
「ひぅ!あ、ああぁ!!~~~~!!アアッ━━━━━━━━━━!!」

先程よりも強く視界が真っ白になった。チカチカと目の前が瞬いた。
体は弓なりにのけ反り、震えた。一段と強い雷が触られた箇所から生まれ、下腹部の奥がキュぅぅとなり、疼く。雷は稲妻の様に空を光、走るように体を走る。
「イケたね・・・・・桃源郷に。でも、まだまだ、入り口だよ。もっと奥まで深く、更に深い所まで案内してあげるから」

ズロースから指を引き抜き、征一郎は朔耶の蜜で濡れた指を舐める。
その光景を、熱と快楽で犯された瞳で見た朔耶は信じられなかった。けど、それ以上に信じられないことが身に起こる。
征一郎がズロースを脱がしたのだ。そして、太腿の裏を掴み、広げる。誰にも見せた事のない部分を、初めて会った、それも異性に見られ朔耶は悲鳴をあげた。
「いやぁぁぁ!!見ないで!!」
両手を必死になって、征一郎の頭に置いて動かそうとする。けど、既に力のなくなった朔耶の力では、意味がない。

蜜でテラテラに濡れ、引くつく秘部に興奮した眼差しで見つめると、なんの躊躇いもなく征一郎は口を近づけて舐めあげる。
「いっっ!!」
征一郎の口の中に甘い蜜が広がると、その蜜で理性が溶けていくのが分かった。

「もっと欲しい」単純にそれしかない。なら、口をもっと近づけ、むしゃぶるように、啜るようにすればこの蜜はもっと溢れる。
気が付いた時は舌を何度も往復し、媚肉を舐め、蜜口に舌を差し込み、時にはぷっくりと膨れた蜜粒を押し上げる。
その度に朔耶からは悲鳴のような嬌声や、陸に打ち上げられた魚の様に体をビクつかせる。

征一郎の舌が動く度に体をしならせてしまう。先程、体験した雷鳴が再び鎌首をもたげる。
「い!アァァ!!やぁ!!ま、たくるのぉぉ!!こわい!こわいのぉ!!」
頭の中が白く霞み始める。先程、体験した事が再び起こると思うと怖くて涙が溢れてくる。

嫌々と、頭を左右振り、征一郎の顔を退かそうと手に力を込めてる。
けど、舌が段々と激しく、ピチャ、ビチャと湿った水音が聞こえる度に、その手は征一郎の頭からシーツに移り、震えながらシーツを掴む。

立てた足の裏が段々と痺れてくる。それが下から上に伝い、熱い舌が掠める蜜粒も段々と痺れてくる。追い詰めるように舌を尖らせチロチロと弾くように舐めたと思ったら、突然、口全体で覆い、ジュッと吸い上げた。
「ひ、あ゛゛ぁぁ━━━━━━━━━━」
ジンジンと来る痺れが突然、痛く苦しい刺激にかわる。
あまりの刺激に耐えきれず一気に爆ぜた。シーツに押さえつけていた体は浮いて弓形に歪む。頭は真っ白に再びなった。けど、違ったのは真っ白になったまま、ふわふわと意識が遠くに行ったことだ。

「あ、ぁ・・・・・・・・」
浮いた体が力なくシーツに倒れた時、朔耶はそのまま意識を手放していた。
閉じた眦から一筋の涙が伝い、流れ落ちる。けど、その涙は髪の中に入り込み消えた。まるでなかったかのように消えていった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とうとう、出てきました。
けど、この状態はよく見ると、弱みに付け込んで・・・・・的な感じですよね。いいのか、それで?
・・・・・いかんやろ!!犯罪じゃん!
まぁ、当人達は当人達の言い訳がある筈・・・・
あるのか?いや、あると信じたい(笑)

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