84 / 325
※※ 72
しおりを挟む
ジャラ、ガンガン!金属音とそれが何かにぶつかる音が聞こえる。その音の原因を作っているのは二人の男女だった。
「あっ、もう、や、めてぇ━━━」
夜神の両手は一つに拘束されて、上から釣り上げられている。膝をつくことを許されない体勢で、自分の部屋に繋がる扉にすがりつく。足元には先程着ていた寝夜着が無造作に落ちていた。
ルードヴィッヒに背中を向けて、項や背中にチリリと痛みが走る。そのたびにチュと水音が聞こえる。
後ろから回された手は、夜神の胸の色づいた桜色の先端を捏ねたり、柔らかい胸を、形が変わるまで揉みしだく。そのたびに背中がしなり、感じた声を出す。
「やめて、お願、い、ん、いっっ━━━!!」
「ねえ、凪ちゃん。この背中の傷は誰に付けられたの?そいつはどうなったの」
夜神の体は所々肉が盛り上がった傷跡がある。それは軍人として戦って出来た傷だ。
その中でも背中の左肩から、肩甲骨の下ぐらいまで剣でつけられた深い傷跡がある。
ルードヴィッヒはその傷跡が気に入らなくて、傷の上から強く唇を落として鬱血の跡を順に付けていく。
その間も両手は固くなった胸の粒を、爪でカリカリと掻いたり、摘んで引っ張ったりする。
「んっ━━━!あっ、む、昔のぉ・・・Aクラ、スにぃつけ、ら、た・・・・」
舌足らずな言葉で応える。ルードヴィッヒは更に確認する。
「そいつはどうなったの?凪ちゃんが屠ったの?」
「も、いなぁ、んぁぁ!とうば・・・つした、からぁぁ!」
「そうなんだ。生きていたら、私の手で始末しようかと思ったけど。凪ちゃんが既に始末していたのならもういいか」
ルードヴィッヒはそのまま下に向かって、赤い跡を残していく。胸を揉みしだいていた手も徐々に下に向かって、汗ばんだ肌を楽しむように、撫でながら落ちていく。ルードヴィッヒは膝たちになり、もう一つ気になった場所に唇を落とす。
そこには剣に刺された薔薇と、その周りを蔦薔薇と雷が囲むタトゥーが、腰から臀部にかけての所にあった。
「このマークはなに?なんでこんなものが体にあるの?」
何の意図があるのか分からないが、薔薇は帝国を意味するのだろう。そしてそれを剣が刺す。まさに我々と軍の関係を表すものだ。
それがまるで軍の所有物のように、体に刻み込んでいるのだからルードヴィッヒは面白くない。
それを消していくように強めに吸って鬱血の跡を残していく。
それと同時に、秘粒にも手を伸びし、胸と同じように爪でカリカリと搔いていく。余りの刺激に雷にでも打たれた衝撃が全身を駆け巡る。
「あぁぁ━━━━!!だめ!そこだめなの!あっ、ん━━」
「凪ちゃん教えて。このタトゥーは何なのかい?」
「あっ、あっ、そ、れは軍には、いると、ちゅーせーの、ためぇに、するのぉ!」
搔いていた指は、すっかり固く摘めるぐらいに、プックリした秘粒の皮を剥いて捏ねていく。
余りの快楽に飲まれそうになる。足が震えて、立っているの難しくなって、カクンと崩れる。
だが手首の鎖がそれを許さず、体重を総て両手首で支える。
「後から来た奴らに、所有物の証を付けられるとか、面白くないなぁー凪ちゃんは既に「スティグマ」を授けていたのに。面白くないよ。凪ちゃん」
赤い跡を残すための吸い付きが強まると同時に、秘粒を捏ねている指の動きも強まっていく。
「だめ!!もう、あっ、いっちゃう!!」
頭の中が真っ白になって弾ける。背中は雷にでも打たれたような衝撃が広がり、腰から下は甘いしびれが広がる。
蜜口からは、感じていた証拠の蜜が、次から次へと溢れ出ては太腿を伝う。
「あっ、はぁ、はぁ、ら、めなのぉ・・・だめ、ゆるし、てぇ・・・・」
「言われたとおりにイクときはイクと、言えるようになったね。偉いよ凪ちゃん。ご褒美をあげるね」
夜神の片膝の裏を持ち上げて、片足立ちにさせると、前だけを寛げたトラウザーズから、既に腹に付きそうなほど反り返った楔を、夜神のシドシドに濡れた蜜口に充てがう。
「や、やめて!もう、無理なの。ゆるして、だ、め━━━!!」
熱く脈打つ肉茎を半分ほど突き立てると、浅く律動を始める。
浅い所を何度も何度も抜き差しされていると、夜神の体は甘い痺れが腰から全身を伝い、頭の中まで痺れるぐらい、何にも考えられなくなってしまった。
そして無意識に肉茎を蜜壁がギュウギュウに締め付ける
「すごいね。まるで食べられているみたいだ。美味しい?」
余りの卑猥な言葉に夜神は喘ぎながらも首を左右に振った。
「ここが気持ちよくなれば、中でイクことも出来るからね。けど、今日は限界。また今度ね」
「いたっい!ああぁぁぁぁ!!」
悲鳴を上げて顎をあげる。ルードヴィッヒの肉茎が奥までねじ込められたのだ。
昨日、純潔を奪われたばかりのそこはまだ、熱い楔に慣れていなくて、少しだけ鈍い痛みが残る。
「痛い?まだ、一晩しか経ってないから痛いかもね。でも大丈夫だよ。そのうち痛みが取れて快楽だけで満たさせるから。そしたら気持ちよくなれるからね」
夜神のなだらかな白い双丘が、ルードヴィッヒの鼠径部に音を立ててをぶつかる。その音が、部屋に響く。
「あっ、あ、ん、ん━━━」
深く打ち込む度に、夜神の蜜壁はルードヴィッヒの楔を締め付けていく。
そして奥に楔の先端が当たるたびに、夜神の声がどんどん上擦っていく。それに呼応するように、奥から蜜がトロリと溢れては楔の太いところで、掻き出されて繋がった処を濡らしていく。
「あぁぁぁ、だ、めっ、もう、む、り・・・・い、くっの!」
「いいよ。一緒に気持ちよくなろう。中に沢山あげる」
限界がそこまで来ている夜神を更に追い詰めるため、律動を早くする。
強めに打ち付けるたびに、ぶつかる双丘が波を打つ。
何度か奥に穿たれた衝撃に、夜神の蜜壁が肉茎をギュウと食らいついて決壊した。
「あぁぁぁぁぁ━━━━━!」
背中をそらし、片足立ちの足をガクガクと震わす。
それと同時にルードヴィッヒの怒張も弾けて蜜壁の奥に、熱い飛沫をを放った。
「な、んで、いやっ!こわいのぉ・・・・」
胎内の奥に広がる熱を感じて、夜神は涙する。
こんな事を続けていたら、本当に孕んでしまうかもしれない。そんな恐ろしい事やめてほしいのに。
ルードヴィッヒは嫌がる夜神の掴んでいた足を下ろすと、腰を掴み、残っていた残滓を胎内に放つため、ゆっくりと抜き差しをする。
「怖いのかい?大丈夫だよ。そのうちここで、受け止めることが喜びに変わるから」
ね、だから怖くないよ?
ルードヴィッヒは震える背中を見つめて、ゆっくりと楔を抜いていく。
すると沢山注がれた白濁が、ポタポタと床に落ちていく。
「凪ちゃん、こぼしたら駄目じゃないか。悪い子だ。悪い子はお仕置きをしないとね」
ルードヴィッヒは繋いでいた鎖に触れて、吊り下げられていた体勢から解き放つ。
夜神は立っていることも出来ないほど、足がガクガクと震えて、そのまま床に座り込んでしまった。
その衝撃で更に床に水溜りのように、白濁を溢れさす。
「っう・・・・・」
胎内から伝う感覚が気持ち悪くて、声を漏らす夜神をルードヴィッヒは横抱きにして、ベッドに連れて行く
「下ろして!もう、嫌なの。止めて!」
「凪ちゃんは満足したの?私は満足してないよ。夜は長いんだから、もっと可愛がってあげなきゃね。もっと気持ちよくなろうね」
愉悦を浮かべて、夜神を見下ろし、ベッドにドサッと下ろす。いまだに拘束されている手首を頭上に固定すると、口と片手で胸の尖った先端を愛撫し始めた。
「もう、む、りなの、ゆるしてぇ・・・・」
懇願は、ルードヴィッヒのわざとたてた音にかき消される。
そして、最後は喘ぎ声しか出ないほどになるまで、何度も絶頂を繰り返し、気を失うように気絶した。
「あっ、もう、や、めてぇ━━━」
夜神の両手は一つに拘束されて、上から釣り上げられている。膝をつくことを許されない体勢で、自分の部屋に繋がる扉にすがりつく。足元には先程着ていた寝夜着が無造作に落ちていた。
ルードヴィッヒに背中を向けて、項や背中にチリリと痛みが走る。そのたびにチュと水音が聞こえる。
後ろから回された手は、夜神の胸の色づいた桜色の先端を捏ねたり、柔らかい胸を、形が変わるまで揉みしだく。そのたびに背中がしなり、感じた声を出す。
「やめて、お願、い、ん、いっっ━━━!!」
「ねえ、凪ちゃん。この背中の傷は誰に付けられたの?そいつはどうなったの」
夜神の体は所々肉が盛り上がった傷跡がある。それは軍人として戦って出来た傷だ。
その中でも背中の左肩から、肩甲骨の下ぐらいまで剣でつけられた深い傷跡がある。
ルードヴィッヒはその傷跡が気に入らなくて、傷の上から強く唇を落として鬱血の跡を順に付けていく。
その間も両手は固くなった胸の粒を、爪でカリカリと掻いたり、摘んで引っ張ったりする。
「んっ━━━!あっ、む、昔のぉ・・・Aクラ、スにぃつけ、ら、た・・・・」
舌足らずな言葉で応える。ルードヴィッヒは更に確認する。
「そいつはどうなったの?凪ちゃんが屠ったの?」
「も、いなぁ、んぁぁ!とうば・・・つした、からぁぁ!」
「そうなんだ。生きていたら、私の手で始末しようかと思ったけど。凪ちゃんが既に始末していたのならもういいか」
ルードヴィッヒはそのまま下に向かって、赤い跡を残していく。胸を揉みしだいていた手も徐々に下に向かって、汗ばんだ肌を楽しむように、撫でながら落ちていく。ルードヴィッヒは膝たちになり、もう一つ気になった場所に唇を落とす。
そこには剣に刺された薔薇と、その周りを蔦薔薇と雷が囲むタトゥーが、腰から臀部にかけての所にあった。
「このマークはなに?なんでこんなものが体にあるの?」
何の意図があるのか分からないが、薔薇は帝国を意味するのだろう。そしてそれを剣が刺す。まさに我々と軍の関係を表すものだ。
それがまるで軍の所有物のように、体に刻み込んでいるのだからルードヴィッヒは面白くない。
それを消していくように強めに吸って鬱血の跡を残していく。
それと同時に、秘粒にも手を伸びし、胸と同じように爪でカリカリと搔いていく。余りの刺激に雷にでも打たれた衝撃が全身を駆け巡る。
「あぁぁ━━━━!!だめ!そこだめなの!あっ、ん━━」
「凪ちゃん教えて。このタトゥーは何なのかい?」
「あっ、あっ、そ、れは軍には、いると、ちゅーせーの、ためぇに、するのぉ!」
搔いていた指は、すっかり固く摘めるぐらいに、プックリした秘粒の皮を剥いて捏ねていく。
余りの快楽に飲まれそうになる。足が震えて、立っているの難しくなって、カクンと崩れる。
だが手首の鎖がそれを許さず、体重を総て両手首で支える。
「後から来た奴らに、所有物の証を付けられるとか、面白くないなぁー凪ちゃんは既に「スティグマ」を授けていたのに。面白くないよ。凪ちゃん」
赤い跡を残すための吸い付きが強まると同時に、秘粒を捏ねている指の動きも強まっていく。
「だめ!!もう、あっ、いっちゃう!!」
頭の中が真っ白になって弾ける。背中は雷にでも打たれたような衝撃が広がり、腰から下は甘いしびれが広がる。
蜜口からは、感じていた証拠の蜜が、次から次へと溢れ出ては太腿を伝う。
「あっ、はぁ、はぁ、ら、めなのぉ・・・だめ、ゆるし、てぇ・・・・」
「言われたとおりにイクときはイクと、言えるようになったね。偉いよ凪ちゃん。ご褒美をあげるね」
夜神の片膝の裏を持ち上げて、片足立ちにさせると、前だけを寛げたトラウザーズから、既に腹に付きそうなほど反り返った楔を、夜神のシドシドに濡れた蜜口に充てがう。
「や、やめて!もう、無理なの。ゆるして、だ、め━━━!!」
熱く脈打つ肉茎を半分ほど突き立てると、浅く律動を始める。
浅い所を何度も何度も抜き差しされていると、夜神の体は甘い痺れが腰から全身を伝い、頭の中まで痺れるぐらい、何にも考えられなくなってしまった。
そして無意識に肉茎を蜜壁がギュウギュウに締め付ける
「すごいね。まるで食べられているみたいだ。美味しい?」
余りの卑猥な言葉に夜神は喘ぎながらも首を左右に振った。
「ここが気持ちよくなれば、中でイクことも出来るからね。けど、今日は限界。また今度ね」
「いたっい!ああぁぁぁぁ!!」
悲鳴を上げて顎をあげる。ルードヴィッヒの肉茎が奥までねじ込められたのだ。
昨日、純潔を奪われたばかりのそこはまだ、熱い楔に慣れていなくて、少しだけ鈍い痛みが残る。
「痛い?まだ、一晩しか経ってないから痛いかもね。でも大丈夫だよ。そのうち痛みが取れて快楽だけで満たさせるから。そしたら気持ちよくなれるからね」
夜神のなだらかな白い双丘が、ルードヴィッヒの鼠径部に音を立ててをぶつかる。その音が、部屋に響く。
「あっ、あ、ん、ん━━━」
深く打ち込む度に、夜神の蜜壁はルードヴィッヒの楔を締め付けていく。
そして奥に楔の先端が当たるたびに、夜神の声がどんどん上擦っていく。それに呼応するように、奥から蜜がトロリと溢れては楔の太いところで、掻き出されて繋がった処を濡らしていく。
「あぁぁぁ、だ、めっ、もう、む、り・・・・い、くっの!」
「いいよ。一緒に気持ちよくなろう。中に沢山あげる」
限界がそこまで来ている夜神を更に追い詰めるため、律動を早くする。
強めに打ち付けるたびに、ぶつかる双丘が波を打つ。
何度か奥に穿たれた衝撃に、夜神の蜜壁が肉茎をギュウと食らいついて決壊した。
「あぁぁぁぁぁ━━━━━!」
背中をそらし、片足立ちの足をガクガクと震わす。
それと同時にルードヴィッヒの怒張も弾けて蜜壁の奥に、熱い飛沫をを放った。
「な、んで、いやっ!こわいのぉ・・・・」
胎内の奥に広がる熱を感じて、夜神は涙する。
こんな事を続けていたら、本当に孕んでしまうかもしれない。そんな恐ろしい事やめてほしいのに。
ルードヴィッヒは嫌がる夜神の掴んでいた足を下ろすと、腰を掴み、残っていた残滓を胎内に放つため、ゆっくりと抜き差しをする。
「怖いのかい?大丈夫だよ。そのうちここで、受け止めることが喜びに変わるから」
ね、だから怖くないよ?
ルードヴィッヒは震える背中を見つめて、ゆっくりと楔を抜いていく。
すると沢山注がれた白濁が、ポタポタと床に落ちていく。
「凪ちゃん、こぼしたら駄目じゃないか。悪い子だ。悪い子はお仕置きをしないとね」
ルードヴィッヒは繋いでいた鎖に触れて、吊り下げられていた体勢から解き放つ。
夜神は立っていることも出来ないほど、足がガクガクと震えて、そのまま床に座り込んでしまった。
その衝撃で更に床に水溜りのように、白濁を溢れさす。
「っう・・・・・」
胎内から伝う感覚が気持ち悪くて、声を漏らす夜神をルードヴィッヒは横抱きにして、ベッドに連れて行く
「下ろして!もう、嫌なの。止めて!」
「凪ちゃんは満足したの?私は満足してないよ。夜は長いんだから、もっと可愛がってあげなきゃね。もっと気持ちよくなろうね」
愉悦を浮かべて、夜神を見下ろし、ベッドにドサッと下ろす。いまだに拘束されている手首を頭上に固定すると、口と片手で胸の尖った先端を愛撫し始めた。
「もう、む、りなの、ゆるしてぇ・・・・」
懇願は、ルードヴィッヒのわざとたてた音にかき消される。
そして、最後は喘ぎ声しか出ないほどになるまで、何度も絶頂を繰り返し、気を失うように気絶した。
0
あなたにおすすめの小説
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる