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「っう・・・・・やめ・・・てぇ・・・・」
体は熱いのに、心は冷たくなる。一体どうするつもりなのか?何をしたいのか?
分からなくなる・・・・・・
「ここでは楽しめないから移動しょうか?歩けるかな?・・・・・・あぁ、無理そうだね。仕方がない。ほらっ」
胸を揉んでいた手は、下まで降ろした寝屋着を、胸辺りまで吊り上げていく。痛いぐらいに尖った二つの桜色の粒が、吊り上げた布に擦られてむず痒さを生まれさせる。
「んぁぁ・・・・・」
「私は凪ちゃんの胸が見えないようにしただけなのに、イヤらしい声を出すんだね?堪え性のない体だ」
ずっと、耳元で囁いてい声にさえ感じてしまう。息が掠める度に、声の振動が鼓膜に触れるたびに、背中がぞくぞくとしてしまう。
声を出すのさえ逡巡する。口を開けば、出てくるのは聞きたくもない声ばかりだからだ。
自分の中で暴れるこの熱を、少しでも治めたくて身動きさえ出来ない夜神をルードヴィッヒは軽々しく抱き上げていく。
「いゃぁ!」
片腕だけで持ち上げられると、ベッドの縁まで移動していく。一度降ろされると今度は横抱きにされる。
「相変わらず軽いね。本当に小鳥みたいだ。私の白い小鳥は」
ルードヴィッヒの笑い声が、何かを愉しむ声が天蓋ベッドの部屋に響く。
その声を残して、夜神を抱き抱えたまま、ルードヴィッヒは部屋を後にした。
コッーン━━━━━
コッーン━━━━━
石で出来た階段を降りるたびに、革靴に鉄の何かを仕込んでいるのか、やけに乾いた甲高い音が出てくる。
何も無いせいか、その音が反響して響く。
ルードヴィッヒに横抱きにされた夜神は、不安と同時に、会いたい感情に苛まれていた。
けど、それを凌駕する程の、体の昂りを少しでも治めたくて体に力を入れて小さくなっていた。
体の中を暴れ狂う熱が怨めしい。歩いている僅かな振動でさえ、体の熱を昂ぶらせる・・・・・
早く、解放されたい
自分の胸を隠すように、ただ覆われただけになってしまった寝屋着を掴んでしまう。
息も荒く、聞いてるだけで苦しそうに感じてしまう。
実際、苦しいのは間違いないが、その、苦しさが果たしてどんな苦しさなのかは本人しか分からない。
「あぁ、見えてきたよ。待たせたね凪ちゃん」
苦しさから目を閉じて、昂ぶる熱を抑え込んでいたせいで、自分が今どのあたりにいるのか分からなかった。
言われて、夜神は目を開く。すると、左右に黒い鉄格子が並べられた廊下がすぐに目に映る。
きっと、この何処かにいるのかもしれない。
「・・・・・・」
声が出ない。言われ続けていた事と、実際、目に見るのでは捉え方が違う。
きっと、この中の何処かにいるのは間違いなくて・・・・
「さぁ、感動の御対面かな?」
揶揄混じりの笑い声が皇帝の口から出てくる。
そして、再び歩き出すと奥に、奥に行く。やがて、行き止まりになるが、抑々見るとそこも鉄格子の部屋だった。
「凪さん!!」
突然の声に、ビクッと体が震える。
その鉄格子越しに、見知った人物が簡素なベッドに座ってこちらを驚いた顔で見ていたからだ。
「?!!っ・・・・かい、と・・・・」
勿論、その人物は知っている。私の愛した人だから。私の大切な人だから。
声が詰まりながらも出てしまう。すると、皇帝が何を思ったのか突然、降ろしていく。
「?!えっ?」
「感動の再会だ・・・・少しだけ時間をあげるよ?」
「色の牙」のせいで、満足に立つのも苦しいのに、歩くのも困難なのに、ここで降ろされるとは思ってもみなかった。
ガクガクと、膝が震えていたが、このままでいるのは嫌で、ゆっくりとだが鉄格子の所まで歩いていく。
その度に、下半身の一番デリケートなところが、布のせいで擦れていく。擦れる度にむず痒い甘い痺れが生まれていく。
自分でもわかるぐらい濡れていて、張り付いている。その張り付きが、このむず痒さを生んでいる。
「っ・・・・・ん・・・・」
聞こえないと思いたいけど、静かすぎる地下牢の空間では聞こえているのかも知れない。
荒い息を繰り返し、震える足を一歩、一歩と進める。
何とかして鉄格子まで辿り着くと、安心したのか座り込んでしまう。
夜神の姿をみた途端驚いた。けど、様子が可笑しい。顔が薄っすらと赤く、吐く息も荒く、時々、何かを耐えるようなくぐもった声がする。
皇帝に、横抱きにされながら、連れてこられた夜神を見て、名前を叫ぶと立ち上がってしまう。
そして、フラフラとしながらゆっくりと来る夜神を見てしまう。
明らかに様子が可笑しい。例えるなら体が昂られる何かを使用したような。例えるなら媚薬のようなモノを・・・・・
そして、鉄格子に阻まれその場で座り込み、鉄格子を握りながら俺の顔を心配そう見つめる。
けど、その顔は蒸気していて赤く、潤んだ赤い瞳に、僅かに開いた赤い唇から漏れる吐息は切ない。
居ても立ってもいられなく、駆け寄り冷たい鉄格子を握っている手を包み込む。荒い吐息と一緒でこの手も熱い・・・・・
「凪さん・・・・・大丈夫ですか!!何か薬でも飲まされたのですか?」
「っ・・・・・大、丈夫・・・・庵君こそ、大丈夫な、の?」
「大丈夫です。怪我はしてないです。凪さんも怪我は大丈夫なのですか?」
庵の心配は尽きない。背中の怪我に今の状況、そして、これからの事・・・果たして自分は、自分達はどうなるのかと。
体の熱を抑え込みながら何とかたどり着くと、力が抜け出て座り込んでしまう。握った冷たい鉄格子がやけに心地いい。
私のおかしな状況を察して、庵君が駆け寄って心配してくれる。
握ってくれる手が嬉しい。刀を握る豆が出来た剣士の手が懐かしい。
嬉しいのに、それを上回る体の変化に戸惑ってしまう。
私を心配して色々聞いてくれる。けど、私も庵君の今の状況が気になる。
怪我は?食事は?何か酷いことをされてないか?言われてないか?そんな事が頭を過っていく。
何か言わないと・・・・そう、思っていたのに、そんな事さえも消え去る程の事が私を襲う。
「感動の再会は楽しめたかな?なら、次は、「お仕置き」の時間だよ?」
いつの間にか私の後ろにいた皇帝が、私の後ろから抱き締める。
耳元で囁いたと思ったら、さっきと反対の首筋に痛みが走る。
「っぅ!・・・・・あ、んぁ!」
いきなり牙を埋め込まれ、ぢゅるぢゅると血を吸われる。けど、痛いのは最初だけ。痛みを凌駕する感覚が、疼きが、痺れが再び沸き起こる。
辛くて、顔を大好きな人の顔を見てしまった。
その人は驚いた顔をしていた。そして、怒りに満ちた顔をして、歯ぎしりをしていた。
「皇帝ぃぃ!!」
「はははっ!いい顔だな!王弟の末裔よ・・・・さぁ、始めようか?」
「ぁああっ!・・・・・み、ないで・・・・・」
両手は万歳の状態で鉄格子に貼り付けられて、手首には皇帝の鎖が雁字搦めになっている。
見せたくないのに、体の正面は庵君の方を無理矢理、向かされている。
酒屋格子のせいで座り込むことも許されず、けど、立つのには困難で、その為か自分の腕に体重を預ける形になる。
ただ胸を隠していただけの寝屋着など、手首の拘束と共に下に落ちてしまい、それどころか己の足で踏みつけている。
下着だけの姿で、その下着も紐パンの形だから、簡単に脱がされてしまう状態だ。
感じて欲にまみれた顔が、感じて色づいた体が、撫で回させて感じてしまう声が、全てを曝け出して、その全てを見られてしまう。
顔を背けて欲しいのに、耳を塞いで欲しいのに、それらを一切禁じられてしまった庵君が、悔しそうな顔をして、私を見ている・・・・・・
「や、めてぇ・・・・・・」
後ろから皇帝の愛撫が止まらない。邪魔をする手も、相手もいないから自分の好き勝手に動く。勿論、夜神の体の官能を煽るように。
痛いぐらい尖った桜色の粒を、指の腹同士で摘み、捏ねていく。
「っ・・・・・ゔぅ・・・・・」
少しでも声を出したくなくて、歯を食いしばり声を出さないようにする。
けど、それを嘲笑うよう摘まれた所から、快楽の痺れが生まれ、体全体を駆け巡る。
「いつまで持つか・・・・・・何に対してか分からないけど頑張ろうか?」
笑いながら更に乳首を引っ張りはじめる。
「あぁぁ!!」
背中が仰け反る。脊髄がぞくぞくとする。
「私だけが堪能していても駄目だよね?・・・・おい、庵海斗!こっちに来て凪ちゃんのこの愛らしい粒を、いつもしているように愛撫してみろ」
「?!!っ!」「?!!いやぁぁ!!」
皇帝の言葉に戸惑う。この状況で一体何を言っているの?庵君に何をさせたいの?やめて!いや!
瞬時に庵君の顔を見てしまう。
ずっと変わらない、悔しそうな、悲しそうな、何かを溜め込んだ顔だ。
握りこぶしを作り、ずっと震えている。爪が皮膚を突き破っているのかと心配するほどグッと握り込んでいる。
目を閉じるな、耳を塞ぐな、何があっても言う事聞け・・・・・そうしなければ人間を、餌を目の前で殺す。
そう、脅された。だから、見続けた。声を聞いた。なのに、これ以上の苦しみを味合わないといけないのか!!
「色の牙」のせいで可笑しくなった体。感度の高まった体。ほんの少しの刺激で甘い痺れが襲う。声を堪えらえる事も、体を捩らないようにする事も出来なくて、けど、何とかしょうと懸命に堪えている。
ほんのり赤く色づいた体は、顔は蕩けそうなほどの壮絶な色香をまとい、淫らに誘う。
甘い声が赤い唇から漏れ出てくる度に自分の「雄」が反応する。
これ以上ないほどの屈辱を、お互い味わっているのに更に追い詰めるのか!!
・・・・・・・けど、命令は絶対だ。人が犠牲になるのだけは避けたい・・・・・
すみません・・・・・貴女の心を傷付けてしまう事を許して下さい。
恨むなら恨んで下さい。けど、凪さんもきっと人を犠牲にするなら、自分が犠牲になればいいと思っています。
貴女は優しい人だから・・・・・
だから・・・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
え~と・・・・・次回3P?なのか?どうなのか?
取り敢えず、ルードヴィッヒは何を考えているのか分からん男なのだと言う事です。
体は熱いのに、心は冷たくなる。一体どうするつもりなのか?何をしたいのか?
分からなくなる・・・・・・
「ここでは楽しめないから移動しょうか?歩けるかな?・・・・・・あぁ、無理そうだね。仕方がない。ほらっ」
胸を揉んでいた手は、下まで降ろした寝屋着を、胸辺りまで吊り上げていく。痛いぐらいに尖った二つの桜色の粒が、吊り上げた布に擦られてむず痒さを生まれさせる。
「んぁぁ・・・・・」
「私は凪ちゃんの胸が見えないようにしただけなのに、イヤらしい声を出すんだね?堪え性のない体だ」
ずっと、耳元で囁いてい声にさえ感じてしまう。息が掠める度に、声の振動が鼓膜に触れるたびに、背中がぞくぞくとしてしまう。
声を出すのさえ逡巡する。口を開けば、出てくるのは聞きたくもない声ばかりだからだ。
自分の中で暴れるこの熱を、少しでも治めたくて身動きさえ出来ない夜神をルードヴィッヒは軽々しく抱き上げていく。
「いゃぁ!」
片腕だけで持ち上げられると、ベッドの縁まで移動していく。一度降ろされると今度は横抱きにされる。
「相変わらず軽いね。本当に小鳥みたいだ。私の白い小鳥は」
ルードヴィッヒの笑い声が、何かを愉しむ声が天蓋ベッドの部屋に響く。
その声を残して、夜神を抱き抱えたまま、ルードヴィッヒは部屋を後にした。
コッーン━━━━━
コッーン━━━━━
石で出来た階段を降りるたびに、革靴に鉄の何かを仕込んでいるのか、やけに乾いた甲高い音が出てくる。
何も無いせいか、その音が反響して響く。
ルードヴィッヒに横抱きにされた夜神は、不安と同時に、会いたい感情に苛まれていた。
けど、それを凌駕する程の、体の昂りを少しでも治めたくて体に力を入れて小さくなっていた。
体の中を暴れ狂う熱が怨めしい。歩いている僅かな振動でさえ、体の熱を昂ぶらせる・・・・・
早く、解放されたい
自分の胸を隠すように、ただ覆われただけになってしまった寝屋着を掴んでしまう。
息も荒く、聞いてるだけで苦しそうに感じてしまう。
実際、苦しいのは間違いないが、その、苦しさが果たしてどんな苦しさなのかは本人しか分からない。
「あぁ、見えてきたよ。待たせたね凪ちゃん」
苦しさから目を閉じて、昂ぶる熱を抑え込んでいたせいで、自分が今どのあたりにいるのか分からなかった。
言われて、夜神は目を開く。すると、左右に黒い鉄格子が並べられた廊下がすぐに目に映る。
きっと、この何処かにいるのかもしれない。
「・・・・・・」
声が出ない。言われ続けていた事と、実際、目に見るのでは捉え方が違う。
きっと、この中の何処かにいるのは間違いなくて・・・・
「さぁ、感動の御対面かな?」
揶揄混じりの笑い声が皇帝の口から出てくる。
そして、再び歩き出すと奥に、奥に行く。やがて、行き止まりになるが、抑々見るとそこも鉄格子の部屋だった。
「凪さん!!」
突然の声に、ビクッと体が震える。
その鉄格子越しに、見知った人物が簡素なベッドに座ってこちらを驚いた顔で見ていたからだ。
「?!!っ・・・・かい、と・・・・」
勿論、その人物は知っている。私の愛した人だから。私の大切な人だから。
声が詰まりながらも出てしまう。すると、皇帝が何を思ったのか突然、降ろしていく。
「?!えっ?」
「感動の再会だ・・・・少しだけ時間をあげるよ?」
「色の牙」のせいで、満足に立つのも苦しいのに、歩くのも困難なのに、ここで降ろされるとは思ってもみなかった。
ガクガクと、膝が震えていたが、このままでいるのは嫌で、ゆっくりとだが鉄格子の所まで歩いていく。
その度に、下半身の一番デリケートなところが、布のせいで擦れていく。擦れる度にむず痒い甘い痺れが生まれていく。
自分でもわかるぐらい濡れていて、張り付いている。その張り付きが、このむず痒さを生んでいる。
「っ・・・・・ん・・・・」
聞こえないと思いたいけど、静かすぎる地下牢の空間では聞こえているのかも知れない。
荒い息を繰り返し、震える足を一歩、一歩と進める。
何とかして鉄格子まで辿り着くと、安心したのか座り込んでしまう。
夜神の姿をみた途端驚いた。けど、様子が可笑しい。顔が薄っすらと赤く、吐く息も荒く、時々、何かを耐えるようなくぐもった声がする。
皇帝に、横抱きにされながら、連れてこられた夜神を見て、名前を叫ぶと立ち上がってしまう。
そして、フラフラとしながらゆっくりと来る夜神を見てしまう。
明らかに様子が可笑しい。例えるなら体が昂られる何かを使用したような。例えるなら媚薬のようなモノを・・・・・
そして、鉄格子に阻まれその場で座り込み、鉄格子を握りながら俺の顔を心配そう見つめる。
けど、その顔は蒸気していて赤く、潤んだ赤い瞳に、僅かに開いた赤い唇から漏れる吐息は切ない。
居ても立ってもいられなく、駆け寄り冷たい鉄格子を握っている手を包み込む。荒い吐息と一緒でこの手も熱い・・・・・
「凪さん・・・・・大丈夫ですか!!何か薬でも飲まされたのですか?」
「っ・・・・・大、丈夫・・・・庵君こそ、大丈夫な、の?」
「大丈夫です。怪我はしてないです。凪さんも怪我は大丈夫なのですか?」
庵の心配は尽きない。背中の怪我に今の状況、そして、これからの事・・・果たして自分は、自分達はどうなるのかと。
体の熱を抑え込みながら何とかたどり着くと、力が抜け出て座り込んでしまう。握った冷たい鉄格子がやけに心地いい。
私のおかしな状況を察して、庵君が駆け寄って心配してくれる。
握ってくれる手が嬉しい。刀を握る豆が出来た剣士の手が懐かしい。
嬉しいのに、それを上回る体の変化に戸惑ってしまう。
私を心配して色々聞いてくれる。けど、私も庵君の今の状況が気になる。
怪我は?食事は?何か酷いことをされてないか?言われてないか?そんな事が頭を過っていく。
何か言わないと・・・・そう、思っていたのに、そんな事さえも消え去る程の事が私を襲う。
「感動の再会は楽しめたかな?なら、次は、「お仕置き」の時間だよ?」
いつの間にか私の後ろにいた皇帝が、私の後ろから抱き締める。
耳元で囁いたと思ったら、さっきと反対の首筋に痛みが走る。
「っぅ!・・・・・あ、んぁ!」
いきなり牙を埋め込まれ、ぢゅるぢゅると血を吸われる。けど、痛いのは最初だけ。痛みを凌駕する感覚が、疼きが、痺れが再び沸き起こる。
辛くて、顔を大好きな人の顔を見てしまった。
その人は驚いた顔をしていた。そして、怒りに満ちた顔をして、歯ぎしりをしていた。
「皇帝ぃぃ!!」
「はははっ!いい顔だな!王弟の末裔よ・・・・さぁ、始めようか?」
「ぁああっ!・・・・・み、ないで・・・・・」
両手は万歳の状態で鉄格子に貼り付けられて、手首には皇帝の鎖が雁字搦めになっている。
見せたくないのに、体の正面は庵君の方を無理矢理、向かされている。
酒屋格子のせいで座り込むことも許されず、けど、立つのには困難で、その為か自分の腕に体重を預ける形になる。
ただ胸を隠していただけの寝屋着など、手首の拘束と共に下に落ちてしまい、それどころか己の足で踏みつけている。
下着だけの姿で、その下着も紐パンの形だから、簡単に脱がされてしまう状態だ。
感じて欲にまみれた顔が、感じて色づいた体が、撫で回させて感じてしまう声が、全てを曝け出して、その全てを見られてしまう。
顔を背けて欲しいのに、耳を塞いで欲しいのに、それらを一切禁じられてしまった庵君が、悔しそうな顔をして、私を見ている・・・・・・
「や、めてぇ・・・・・・」
後ろから皇帝の愛撫が止まらない。邪魔をする手も、相手もいないから自分の好き勝手に動く。勿論、夜神の体の官能を煽るように。
痛いぐらい尖った桜色の粒を、指の腹同士で摘み、捏ねていく。
「っ・・・・・ゔぅ・・・・・」
少しでも声を出したくなくて、歯を食いしばり声を出さないようにする。
けど、それを嘲笑うよう摘まれた所から、快楽の痺れが生まれ、体全体を駆け巡る。
「いつまで持つか・・・・・・何に対してか分からないけど頑張ろうか?」
笑いながら更に乳首を引っ張りはじめる。
「あぁぁ!!」
背中が仰け反る。脊髄がぞくぞくとする。
「私だけが堪能していても駄目だよね?・・・・おい、庵海斗!こっちに来て凪ちゃんのこの愛らしい粒を、いつもしているように愛撫してみろ」
「?!!っ!」「?!!いやぁぁ!!」
皇帝の言葉に戸惑う。この状況で一体何を言っているの?庵君に何をさせたいの?やめて!いや!
瞬時に庵君の顔を見てしまう。
ずっと変わらない、悔しそうな、悲しそうな、何かを溜め込んだ顔だ。
握りこぶしを作り、ずっと震えている。爪が皮膚を突き破っているのかと心配するほどグッと握り込んでいる。
目を閉じるな、耳を塞ぐな、何があっても言う事聞け・・・・・そうしなければ人間を、餌を目の前で殺す。
そう、脅された。だから、見続けた。声を聞いた。なのに、これ以上の苦しみを味合わないといけないのか!!
「色の牙」のせいで可笑しくなった体。感度の高まった体。ほんの少しの刺激で甘い痺れが襲う。声を堪えらえる事も、体を捩らないようにする事も出来なくて、けど、何とかしょうと懸命に堪えている。
ほんのり赤く色づいた体は、顔は蕩けそうなほどの壮絶な色香をまとい、淫らに誘う。
甘い声が赤い唇から漏れ出てくる度に自分の「雄」が反応する。
これ以上ないほどの屈辱を、お互い味わっているのに更に追い詰めるのか!!
・・・・・・・けど、命令は絶対だ。人が犠牲になるのだけは避けたい・・・・・
すみません・・・・・貴女の心を傷付けてしまう事を許して下さい。
恨むなら恨んで下さい。けど、凪さんもきっと人を犠牲にするなら、自分が犠牲になればいいと思っています。
貴女は優しい人だから・・・・・
だから・・・・・
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え~と・・・・・次回3P?なのか?どうなのか?
取り敢えず、ルードヴィッヒは何を考えているのか分からん男なのだと言う事です。
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