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声が詰まる・・・・・
息苦しい・・・・・・
「・・・・・・真剣で、本気の勝負をしましょう。そして、私が勝利したら庵海斗を元の世界に帰して」
「はっ!やはりそうか・・・・で、凪ちゃんが負けたら?」
肩を震わせて嗤う。楽しんでいるのが分かる。
「私が負けたとしても庵海斗は元の世界に返してもらう」
「・・・・・話にならない。寝ぼけているなら、一度顔を洗っておいで」
勝っても負けても庵海斗は元の世界に戻るのに、何の意味があるのか。これなら勝負にならない事ぐらい誰でもわかる。
「但し、負けたとしたら私は皇帝の言っている人形や小鳥になるわ。死ぬまで服従を誓い、側にいる」
「ほぅ?なら、凪ちゃんが勝者なら?」
「同じく、死ぬまで皇帝の側にいる。けど、今まで通り反発し、拒絶を続ける」
これが、私が導き出した答えだ。何があろうと庵君は帰れる。
私が服従を誓うか、否かの二極になるだけ。
皇帝にとっては自分の利しかない話だ。邪魔者は消え、私は残る。
ただ、私の気持ちのあり方が変わるのみ。
「ふっはははは・・・・それは、それは・・・・・なんとも楽しい勝負事だ・・・・・大人しくなるか、反骨し続けるかの違いかな?」
可笑しいのだろう。可笑しいから笑い続けている皇帝の喉元から、ペーパーナイフを離し、一歩、二歩と下がる。
ある程度下がると、椅子ごと回転して座っている皇帝と目が合う。
眼差しは本当に楽しいと語っている。愉悦し、それに合わせて唇も上に向かい笑い歪む。
「皇帝には利しかない。但し心はあげない。私の心は庵君だけ。愛しているのも庵君だけ。皇帝に請われて「愛している」と言っても、心は庵君を愛している・・・・・」
そう。心は、心だけは絶対に差し出さない。体を求められ、いくら繋げようと絶対に差し出さない。
「心はあげないか・・・・・いいだろう。その勝負確かに受け取った。けど、凪ちゃん?私はいずれ心も奪うよ?何があろうとね・・・・・」
笑う顔が何かを確信している。どんな手を使っても、心身ともに服従させると語っている。
「凪ちゃんのお願いを聞いてあげるよ。場所と日時は改めて連絡しょう。他に御要望はあるかな?私の可愛い白い小鳥?」
「・・・・・服装は、動きやすいズボンにして欲しい。武器は日本刀で」
一番好ましいのは愛刀だった「蒼月」・「紅月」だか、既に契約は打ち消している。
この世界で手に入るかは分からないが、出来ることなら慣れ親しんだ武器がいい。
それは、服装もだ。以前のようにドレスでの戦いは御免被りたい。やはり、こちらも動きやすいズボンが好ましい。
「分かった。用意しとこう。他に要望がなければお部屋にお帰り。私は意外と忙しくてね・・・・予定が詰まっているんだよ。遅くなれば遅くなるほど夜、凪ちゃんと遊ぶ時間がなくなる」
「私は一向に構わない。むしろ仕事が遅くなってくれたほうが私の身のためだ」
「皇帝」と呼ばれる人物なのだから、忙しいとは思うが、夜神にとっては関係ない。
話の中にも出てきたが、私と遊ぶ時間などなくなってしまえばいいのに。
「手厳しいね・・・・まぁ、いい。話は終わりだ。早々に去れ」
心から楽しんでいる顔で、手を一振りする。
夜神はその動作を確認すると、ペーパーナイフをもう一度袖の中に隠すと踵を返す。
互いに条件をのみ、了承した。なら、これ以上この部屋にいる必要はない。
夜神は振り返ることなくに部屋を出て行く。
廊下には先程、押し問答を繰り返した近衛兵と、部屋にいた人達、そして、ローレンツがいた。
何かを言う気分でもなく、かと言って無視をするのを違うような気がして、軽く会釈してもと来た道を戻る。
驚いた顔と、苛立った顔を向けられたが気にする事はなかった。
ローレンツ達が見えなくなるまでは意地なのか、矜持なのかゆっくりと歩いていたが、見えなくなった途端、少々小走りになって部屋に戻る。
勢いよく部屋の扉を開けて部屋を横切り、ソファに座る。
ようやく落ち着いたと思ったら、体が震え始めてきた。
人の目がないことに安心する。
夜神は、自分で自分抱き締める。
「ふっふふ・・・・」
無意識に声が漏れ出す。
これで、いいんだ・・・・・
後悔も何もかもない。散々悩んで悩み抜いた結果、自分を差し出して、庵君を助け出す。
私は既に体を書き換えられた。吸血鬼になった私は元の世界にいてはいけない存在。
忌まわしい存在
罪の存在
なら、自ずと答えは導き出された。だから、最後の一押しが欲しくて、愛した人を体に、記憶に、心に残したくて血を啜った。
「庵君・・・・・あなたはここにいてはいけない。必ずみんなの元に帰すから・・・・」
静かに、自分の心に誓った。
「陛下・・・・白いお嬢さんの話を受けるつもりですか?」
夜神が部屋を退出していった後、廊下で待たされていた、ローレンツを始めとした大臣達が部屋に戻る。
口々に文句を言っていたが、目の前の仕事を早々に終わらしてしまいたい方が勝ち、集中して仕事を終わらしていった。
そして、本日の業務終了となり、大臣達は自分の屋敷に戻って行く。
きっと本日の酒の肴は、夜神に対しての悪口、罵詈雑言だろう。
部屋に残ったのは、ローレンツとルードヴィッヒの二人だけだった。
そして、面白可笑しくルードヴィッヒは夜神とのやり取りを話す。
ローレンツは呆れながらも、話を全て聞き終わると口を開いていた。
口の端を歪めながら楽しんでいたルードヴィッヒは、ローレンツの疑問に答える。
「勿論、話は受けるよ。凪ちゃんの最後の悪足掻き・・・・・受けない理由はないよ」
勝っても、負けても庵海斗の解放
勝っても、負けても夜神凪はルードヴィッヒの手の中に残る
但し、従順な人形になるか、反発する人になるかの違い
これ程楽しい勝負などきっと来ないだろう。なら、是非とも受けて立とうじゃないか・・・・
「これから準備をしないとね・・・・ローレンツには悪いけど、また、仕事を増やすね・・・・私の文句は受け付けないけど、凪ちゃんの文句は凪ちゃんに言ってね。言い出したのは凪ちゃんだからね」
本当に悪いと思っているのか不明な顔で、ルードヴィッヒはローレンツを眺める。
「はぁ~・・・・全くトラブルメーカーなのか何なのか・・・・予想外の事ですが完璧に準備しましょう。白いお嬢さんの最後の我儘だと思ってね」
呆れ顔ながらも、楽しんている声にルードヴィッヒもつられて笑う。
「助かるよ。流石ローレンツだね。では、私もそれに合わせて色々と準備していかないと・・・・」
二人だけしかいない、広い執務室には、和やかだけど色々と渦巻いた思考で満たされていった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
賭け事になるのか?となりますがルードヴィッヒがOKしているならいいんです。
このあと、色々ゴチャゴチャあっての話はのあと、きっと、長ぁ~~~い戦闘シーンが待ってます。
楽しみにしていて下さい!
息苦しい・・・・・・
「・・・・・・真剣で、本気の勝負をしましょう。そして、私が勝利したら庵海斗を元の世界に帰して」
「はっ!やはりそうか・・・・で、凪ちゃんが負けたら?」
肩を震わせて嗤う。楽しんでいるのが分かる。
「私が負けたとしても庵海斗は元の世界に返してもらう」
「・・・・・話にならない。寝ぼけているなら、一度顔を洗っておいで」
勝っても負けても庵海斗は元の世界に戻るのに、何の意味があるのか。これなら勝負にならない事ぐらい誰でもわかる。
「但し、負けたとしたら私は皇帝の言っている人形や小鳥になるわ。死ぬまで服従を誓い、側にいる」
「ほぅ?なら、凪ちゃんが勝者なら?」
「同じく、死ぬまで皇帝の側にいる。けど、今まで通り反発し、拒絶を続ける」
これが、私が導き出した答えだ。何があろうと庵君は帰れる。
私が服従を誓うか、否かの二極になるだけ。
皇帝にとっては自分の利しかない話だ。邪魔者は消え、私は残る。
ただ、私の気持ちのあり方が変わるのみ。
「ふっはははは・・・・それは、それは・・・・・なんとも楽しい勝負事だ・・・・・大人しくなるか、反骨し続けるかの違いかな?」
可笑しいのだろう。可笑しいから笑い続けている皇帝の喉元から、ペーパーナイフを離し、一歩、二歩と下がる。
ある程度下がると、椅子ごと回転して座っている皇帝と目が合う。
眼差しは本当に楽しいと語っている。愉悦し、それに合わせて唇も上に向かい笑い歪む。
「皇帝には利しかない。但し心はあげない。私の心は庵君だけ。愛しているのも庵君だけ。皇帝に請われて「愛している」と言っても、心は庵君を愛している・・・・・」
そう。心は、心だけは絶対に差し出さない。体を求められ、いくら繋げようと絶対に差し出さない。
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「皇帝」と呼ばれる人物なのだから、忙しいとは思うが、夜神にとっては関係ない。
話の中にも出てきたが、私と遊ぶ時間などなくなってしまえばいいのに。
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心から楽しんでいる顔で、手を一振りする。
夜神はその動作を確認すると、ペーパーナイフをもう一度袖の中に隠すと踵を返す。
互いに条件をのみ、了承した。なら、これ以上この部屋にいる必要はない。
夜神は振り返ることなくに部屋を出て行く。
廊下には先程、押し問答を繰り返した近衛兵と、部屋にいた人達、そして、ローレンツがいた。
何かを言う気分でもなく、かと言って無視をするのを違うような気がして、軽く会釈してもと来た道を戻る。
驚いた顔と、苛立った顔を向けられたが気にする事はなかった。
ローレンツ達が見えなくなるまでは意地なのか、矜持なのかゆっくりと歩いていたが、見えなくなった途端、少々小走りになって部屋に戻る。
勢いよく部屋の扉を開けて部屋を横切り、ソファに座る。
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夜神は、自分で自分抱き締める。
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そして、面白可笑しくルードヴィッヒは夜神とのやり取りを話す。
ローレンツは呆れながらも、話を全て聞き終わると口を開いていた。
口の端を歪めながら楽しんでいたルードヴィッヒは、ローレンツの疑問に答える。
「勿論、話は受けるよ。凪ちゃんの最後の悪足掻き・・・・・受けない理由はないよ」
勝っても、負けても庵海斗の解放
勝っても、負けても夜神凪はルードヴィッヒの手の中に残る
但し、従順な人形になるか、反発する人になるかの違い
これ程楽しい勝負などきっと来ないだろう。なら、是非とも受けて立とうじゃないか・・・・
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本当に悪いと思っているのか不明な顔で、ルードヴィッヒはローレンツを眺める。
「はぁ~・・・・全くトラブルメーカーなのか何なのか・・・・予想外の事ですが完璧に準備しましょう。白いお嬢さんの最後の我儘だと思ってね」
呆れ顔ながらも、楽しんている声にルードヴィッヒもつられて笑う。
「助かるよ。流石ローレンツだね。では、私もそれに合わせて色々と準備していかないと・・・・」
二人だけしかいない、広い執務室には、和やかだけど色々と渦巻いた思考で満たされていった。
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