【R18】転生したら王子の性教育係に任命されました 〜婚期を逃した私が、年下殿下に快楽を教え教え込まれるまで〜

いろは杏⛄️

文字の大きさ
4 / 14

指先の実技と、理性の侵食 後編

しおりを挟む
 ──やめなくては。
 これ以上、深入りすれば取り返しがつかなくなる。
 わかっているのに、私は……彼の指を止めることができなかった。
 

 エリアスの指先は、胸元からゆっくりと滑り降り、肋骨のあたりをなぞっていた。
 服越しのその動きは、もはや「実技」ではなく、明確な愛撫になりつつある。

 けれど彼はまだ、勉強しているつもりなのだ。
 教本にあることを一つずつ実践している、それだけ。

「……先生、もっと、学びたいです」

 伏せられた睫毛の影が、私の鼓動を煽る。
 その声音には邪気がない。けれど、その熱はたしかに本物だった。

「どこに触れたら、女性は一番……心地よくなるんでしょうか?」

 質問はあまりに真っ直ぐで、かえっていやらしかった。

 その問いに、どう答えればいいのか。
 羞恥に頬を染めながら、私は口を開く。

「……場所にも、感度にも個人差があるの。だけど……女性は、触れられることで、そこが潤んでくるのよ」

「潤む……?」

「ええ。たとえば、下腹部の奥のあたり。……子宮に近いところ。そこに、血が集まって……熱く、なるの」

 言葉にするだけで、呼吸が浅くなる。
 説明するふりをして、私は自分の体の反応を認めさせられていた。

 

 エリアスの手が、スカートの上から私の腿に触れる。

「ここ、ですか?」

「……っ、ちが……でも……近い……」

 太腿の内側をなぞる指。
 膝から少しずつ、徐々に股へと向かってくる動き。

「このあたりを撫でていると……先生、さっきより息が速くなってきました」

 彼の観察は、鋭い。

 私の脚の内側は、服の上からでもすでに熱を帯び、じんわりと湿ってきていた。
 ショーツの奥が、意識しなくても潤んでしまっている。
 そうと悟られるのが怖くて、足を閉じようとした。けれど、それを遮るように、エリアスの手が私の膝にそっと置かれた。

「先生。逃げないでください」

 低く囁かれたその声に、背筋が震えた。

 ──この子は、無垢の仮面の下で、私を理解しようとしている。
 私の反応を観察し、的確に学び、そして導いている。

「先生の反応を見てると、僕も……変な気分になります」

「へ、変……って……」

「下腹部が、熱くて、疼いて。自分のものが硬くなるのがわかります」

 その告白に、私は息をのんだ。

 まだ少年のような顔をしているのに。
 けれど、その身体はすでに、立派に男の反応を示している。

 クラウディア先生としての私は、ここで止めなければならない。
 けれど、女の私が──熱を帯びた心と身体が、どうしても彼を拒めない。

 

 私は震える手で、彼の指を取り、自分の太腿の内側──スカートの上から、秘所の近くへと導いてしまった。

「……ここよ。ここに、触れられると……女は、感じるの」

 教えている。導いている。
 けれど、それは言い訳でしかなかった。

 

 彼の指が、ショーツ越しに私の中心をなぞった。
 布地の上からでもはっきりと伝わる湿気に、私は絶句した。

「……もう、濡れてます」

「いわないでっ……!」

 情けなく掠れた声。
 その恥辱と同時に、内側から何かがとろけていくような感覚があった。

 

「クラウディア先生。もっと触れていいですか?」

「……好きにして」

 答えてしまったのは、私だった。

 先生という仮面が、いま、音もなく剥がれ落ちていく。

     * * *

 指先が、秘所をなぞる。
 布一枚を隔てているはずなのに、そこはあまりにも敏感で、やわらかく、そして濡れていた。

「……ここが、感じる場所なんですね」

 エリアスの声は、どこまでも穏やかだった。
 けれど、淡々としたその口調が、返って羞恥を煽る。
 快楽という現実と、学びという建前の間で、私は理性の支えを失いつつあった。

「ん……っ、そこ……つつかないで……っ」

 ショーツ越しに押し込まれる指。布が沈み、蜜がじんわりと滲む。
 くちゅ、と微かな水音が、私自身の淫らさを知らしめてくる。

「先生のここ、すごく熱い。脈打ってるみたいに……」

「や、だめ、そんなふうに……観察しないで……」

 腰が引けそうになるのを、スカートの上からエリアスの手がしっかりと押さえていた。
 拒もうとしても、動けない。
 いや、もう本当は──動きたくないのかもしれなかった。

 

「布の上からだと、感覚は鈍いんでしょうか?」

「……っ、なに……を……」

「もし、もっと勉強したいって言ったら……クラウディア先生は、怒りますか?」

 彼の瞳が、真正面から私を見つめる。
 純粋に、真剣に、女性としての私を見ていた。

 私は答えられなかった。
 ただ、かすかに首を横に振る。
 それだけで、彼の指が──ショーツの縁を、そっとすくい上げた。

 

 生肌に触れた指が、秘所を滑った瞬間、私は息を呑んだ。

「──っ、ああ……っ!」

 反射的に脚が閉じようとしたが、エリアスの身体がそれを遮るように、私の膝の間に入り込んでいた。
 細い身体が、しかし意外なほどに力強く、私のすべてを受け止めてくる。

「先生……ここ、濡れてます。指が……すぐに沈むくらい」

 そう囁きながら、彼の指が浅く沈み込む。
 蜜壺の入り口をなぞるように、ゆっくりと指が円を描くたびに、奥からとろりと蜜があふれ出す。

「うあっ……、や、だめ、そんな……っ」

「先生、気持ちよくなってますね。……顔が、熱い」

 片手で髪をそっと耳にかけられ、唇が頬に触れた。
 淡い口づけ。それだけなのに、脳が痺れたようにふわりと霞む。

 

「僕、今……男として見てもらえてますか?」

 真っ直ぐに問われた言葉に、私は全身が固まった。

 教師と生徒
 年上と年下
 その境界線が、今まさに──とろけていく。

 私は、はっきりと頷いた。
 それが、自分を裏切る行為だと知っていても。
 それでも、私はもう彼を「ただの王子」としては見られなかった。

 

 指が、深く沈む。
 くちゅ、ぬぷ、と水音が生々しく響く。
 浅く、深く、そしてまた浅く──彼の指先は、まるで私のすべてを理解しようとするかのように動き続けた。

「は、あっ、ん、そこ、だめ……っ、イッ、ちゃ……っ」

 快楽の波が、一気に押し寄せた。

 両脚が震え、腰が抜け、クラウディアという存在の核までが、彼の指一本に溶かされていく感覚。
 自分でも信じられないほど、大きく、深く、イッてしまった。

 

 ぐったりとした私を、エリアスが優しく支える。
 彼の手が、汗ばんだ額を撫でて、静かに微笑んだ。

「……ありがとうございました、先生。今日の授業、とても勉強になりました」

 その無垢な笑顔に、私は息を呑む。

 これは教育じゃない。
 愛撫だった。
 そして、私が女として求めてしまった、最初の敗北。

 

「先生、次の授業も……楽しみにしています」

 優しく囁かれた声に、私は何も言い返せなかった。

 ただ、まだ疼きが残る秘所をそっと押さえながら──彼が去った扉の先を、ぼうっと見つめていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

【完結】女当主は義弟の手で花開く

はるみさ
恋愛
シャノンは若干25歳でありながら、プレスコット伯爵家の女当主。男勝りな彼女は、由緒ある伯爵家の当主として男性と互角に渡り合っていた。しかし、そんな彼女には結婚という大きな悩みが。伯爵家の血筋を残すためにも結婚しなくてはと思うが、全く相手が見つからない。途方に暮れていたその時……「義姉さん、それ僕でいいんじゃない?」昔拾ってあげた血の繋がりのない美しく成長した義弟からまさかの提案……!? 恋に臆病な姉と、一途に義姉を想い続けてきた義弟の大人の恋物語。 ※他サイトにも掲載しています。

世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない

二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。 ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。 当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。 だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。 ――君の××××、触らせてもらえないだろうか?

【短編完結】元聖女は聖騎士の執着から逃げられない 聖女を辞めた夜、幼馴染の聖騎士に初めてを奪われました

えびのおすし
恋愛
瘴気を祓う任務を終え、聖女の務めから解放されたミヤ。 同じく役目を終えた聖女たちと最後の女子会を開くことに。 聖女セレフィーナが王子との婚約を決めたと知り、彼女たちはお互いの新たな門出を祝い合う。 ミヤには、ずっと心に秘めていた想いがあった。 相手は、幼馴染であり専属聖騎士だったカイル。 けれど、その気持ちを告げるつもりはなかった。 女子会を終え、自室へ戻ったミヤを待っていたのはカイルだった。 いつも通り無邪気に振る舞うミヤに、彼は思いがけない熱を向けてくる。 ――きっとこれが、カイルと過ごす最後の夜になる。 彼の真意が分からないまま、ミヤはカイルを受け入れた。 元聖女と幼馴染聖騎士の、鈍感すれ違いラブ。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

秘密を隠した護衛騎士は、お嬢様への溺愛を抑えきれない

はるみさ
恋愛
伯爵家の令嬢であるアメリアは、少し男性が苦手。ゆくゆくはローゼンタール伯爵を継ぐ立場なだけに結婚を考えなければならないが、気持ちは重くなるばかり。このままでは私の代でローゼンタール家が途絶えてしまうかもしれない……。そう落ち込んでいる時、友人に「あなたの護衛のセドリックで試してみればいいじゃない?」と提案される。 男性に慣れるため、セドリックの力を借りることにしたアメリア。やがて二人の距離は徐々に縮まり、セドリックに惹かれていくアメリア。でも、セドリックには秘密があって…… 男性が苦手な令嬢と、秘密を隠し持った護衛の秘密の恋物語。 ※こちらの作品は来春までの期間限定公開となります。 ※毎日4話ずつ更新予定です。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

日常的に罠にかかるうさぎが、とうとう逃げられない罠に絡め取られるお話

下菊みこと
恋愛
ヤンデレっていうほど病んでないけど、機を見て主人公を捕獲する彼。 そんな彼に見事に捕まる主人公。 そんなお話です。 ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。

処理中です...