【R18】転生したら王子の性教育係に任命されました 〜婚期を逃した私が、年下殿下に快楽を教え教え込まれるまで〜

いろは杏⛄️

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理性の言い訳――崩落 後編

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 脚の間に這いつくばる彼の舌が、私の秘所をなぞるたび、全身の神経がそこに集まっていくのがわかる。

 吸われるたびに震える。
 舌が触れるたびに、身体が跳ねる。
 すでに一度達していたというのに、まだ──もっと、もっとと欲してしまっていた。



「先生……ここ、舌を入れると、先生の奥が吸いついてくるんです」

 甘い声で囁かれる。
 下腹の奥にぞわぞわとした熱が広がり、背筋が波打つように撫でられていく。

「……そんな、こと……いわないで……っ」

 言葉を紡ごうとするたび、吐息が洩れてしまう。

 私の中はすでに彼の熱を受け入れる準備が整っていて、蜜がとろりと流れ落ちている。
 けれど、彼は挿れようとせず、ただ、舌と唇と指先で、私を壊しにかかる。

 

「先生も……もっと感じてください」

 その一言で、私は崩れた。

 

「感じてるわよ……ずっと、感じて……るっ……!」

 理性の仮面が、とうとう剥がれる。

 恥ずかしい、いけない、女としての矜持が……全部、快楽の波に流されていく。

「もっと……して……エリアス……」

 名前を呼んだとき、彼の瞳がわずかに揺れた。

 

「もう、先生じゃないんですか?」

「先生よ……でも……女でも、あるの……」

「だったら……女として、感じてほしい。もっと深く、もっと……奥まで知りたいです」

 

 彼がふたたび顔を埋め、今度はより深く、舌を蜜壺へと差し入れてくる。
 くちゅ、くちゅと卑猥な水音が静寂を破り、ソファの上で私は脚を震わせる。

 

「あぁ、あっ、やっ、そこっ……そんなに、奥、舐めないでぇ……っ!」

 ぬるりとした舌が、膣壁をなぞるたび、視界が白く霞んでいく。

 彼の舌は、私の弱い場所を、的確に、ゆっくりと、飽きることなく愛撫してくる。
 時折、花芯の突起に舌先をはじくように触れ、じんじんと残る甘い刺激を繰り返す。

「っ……くる、また、きちゃう……イッ……あぁあっ!」

 脚を閉じることもできず、両手で口を押さえて声を殺す。
 けれど、漏れる嬌声と、震える身体は、快楽の渦中にあることを隠せなかった。

 

 呼吸は荒く、胸は波打つように上下し、膝は崩れ、力が抜ける。
 でも──それでも、彼の頭を押さえる手は離れなかった。

 

「エリアス……もっと、私に……触れて……」

「……はい。触れます。もっと、深く、ちゃんと……先生のこと、覚えます」

 その返事が、どうしようもなく優しくて。
 私の胸に残っていた最後の「教師としての理性」が、溶けて消えていった。

 

 私は、彼に感じさせられていたんじゃない。
 自分から、感じたかったのだ。
 教えるためではなく、求められたかった。
 彼の舌で。彼の唇で。彼のすべてで──女として、愛されたかった。

 

 そう自覚したとき、胸の奥がぐつぐつと沸騰するような熱に満たされていった。

     * * *

 ぐったりと脱力した身体を、彼の腕がそっと抱き上げる。
 柔らかな絨毯の上、足元に沈む午後の光。
 まどろみと余韻の中、私は彼の胸元に額を預けたまま、動けずにいた。

 

 蜜を垂らしきった身体が、ゆっくりと鎮まりはじめていく。
 でも、快楽の火は、まだ完全には消えていなかった。
 痺れた脚の奥で、まだ秘所が熱を持って脈打っている。

 

 エリアスの指が、私の頬をなぞる。

「クラウディア先生、いま……どういう気持ちですか?」

 問いかけは、穏やかで、まるで授業後の振り返りのようだった。
 けれど私の心は、あまりにも混乱していた。

 

 羞恥、甘さ、蕩ける余韻、そして……名状しがたい悦び。

「わからない……」

 私はそう呟くしかなかった。

「自分がいま、何なのかも……もう、わからないわ」

 先生としていた私。
 導く側として保とうとした理性。
 それらが崩れていく音が、身体の内側でまだ微かに響いている。

 

「でも、一つだけ……確かに言えることがあるの」

 私はそっと彼の顔を見上げる。
 白銀の髪。涼やかな瞳。なのに、あたたかな熱を帯びたその表情。

 私の生徒であるはずの彼は──
 いまや、私のすべてを知る男になりかけている。

 

「私……あなたに、感じさせられるのが、好きよ」

 その言葉が、私の中の最後の防壁を打ち砕いた。

 

 エリアスの瞳が揺れる。
 嬉しさ、驚き、そして、喜びと欲望が混ざったような艶を帯びて──彼は、静かに口元を緩めた。

 

「ありがとうございます。クラウディア先生。……でも、そろそろ先生って呼ぶのをやめたいんです」

「……え?」

「あなたを、先生としてじゃなく……ひとりの女性として、ちゃんと抱きたい。僕だけの女として、これからも、知っていきたいんです」

 

 その一言に、心の奥がじゅわりと溶けた。
 喉の奥が熱くなり、涙すら浮かびかける。
 嬉しい、と素直に言えない私の不器用さが、口元をわずかに歪ませた。

 

「……勝手ね。教育係として来たのに……気づけば、私が学んでる」

「ええ。僕も、先生に教わるだけじゃなくて……先生をどうやって気持ちよくするか、身体で、学んでるところです」

 

 言葉は、どこまでも礼儀正しく──
 けれど、そこに宿る男の色は、すでに私の脚の奥を疼かせるには十分だった。

 

「……また、すぐに続きをしたいです」

「今じゃ……ダメ?」

 意識より先に口が動いていた。
 彼に触れてほしい。
 また快楽の奥に沈めてほしい──女としての声が、もう私を支配していた。

 

 エリアスは、ほんの少しだけ微笑みながら、私の耳元で囁いた。

「今夜は、先生じゃなくて、クラウディアとして、学び合いましょう」

 

 その言葉が、私の中でくちゅりと甘い音を立てた。
 理性のふりをした誤魔化しが、すべて終わる音だった。
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