【R18】その手で触れて――ご主人様に見せる淫らな一人遊びは、やがて本物で躾けられました

いろは杏⛄️

文字の大きさ
10 / 10

本物 後編

しおりを挟む
「……見せてやる。お前がこれから、受け入れるものを」

 ご主人様の手が、腰のベルトを外す音が聞こえた。
 カチリ――金属の音が、やけに耳に残る。

 その音だけで、私の奥がぴくりと跳ねる。

 ご主人様は無言のまま、下衣を脱ぎ捨て、静かに私の方へと歩み寄ってくる。
 そして――。

 視線の先に、それはあった。

「……っ……」

 思わず、息を呑んだ。
 熱を帯びて膨らみ、怒張したそれは、ご主人様の端整な身体の中で唯一、野性と支配の象徴だった。

 大きくて、硬そうで、鼓動しているようにすら見えた。
 目が離せない。
 なのに、自然と、脚がわずかに開いてしまう。

 私の中に――これが、入るのだ。

 そう思った瞬間、胸の奥がぎゅうっと締めつけられる。
 怖さは……あった。
 けれどそれよりも強かったのは、「欲しい」という渇望。

 身体の奥を、あの熱で満たしてほしい。
 今まで、指でも、舌でも、道具でも届かなかった最奥まで、ご主人様の本物で――貫いてほしい。

「……ご主人様、ください。わたしの中に……そのすべてを……」

 震える声でそう願ったとき、ご主人様はわずかに目を細め、私の太腿のあいだへと身体を沈めた。

「よく言えたな、リリア。……では、入れるぞ」

 その言葉と同時に、熱が触れた。
 尖った先端が、私の入り口に押し当てられる。

「っ、くぅ……っ」

 まだ入っていないのに、膣が意思を持つように収縮し、ご主人様を迎え入れようとする。
 蜜が溢れて止まらない。
 身体の奥で、「入れて」と懇願している。

 そして――

「……ぁ……っ……!」

 圧が走る。
 押し広げられる感覚。
 これまで味わったことのない、異物感と熱と疼きが一度に押し寄せてくる。

 ご主人様は一切の焦りもなく、ゆっくりと、確実に、私の中へと入り込んでくる。

「奥まで、しっかり咥えろ。……すべてを受け入れるのだ」

 その声に導かれるように、私は腰を揺らし、ご主人様を奥へと導く。
 熱が、どんどん深くに降りてくる。
 膣が勝手に収縮し、ぴったりと吸い付くように、ご主人様の形を記憶していく。

「んっ、あぁ……っ、はい……っ、ご主人様……すごい、すごいです……っ」

 重なる肉と肉の温度。
 ずっと空いていた空洞が、ようやく誰かで埋められたという実感。
 それが、ご主人様の身体――そのものなのだと、骨の奥まで理解する。

「お前の奥は、私のものだ。もう逃がさん」

 低い声が耳元で響く。

 その言葉に、胸が、心が、膣の奥が――同時に反応する。
 涙が浮かぶ。幸福と快楽と、すべてを受け入れた充足が、私を満たしていく。

「ありがとうございます……ご主人様。わたし、全部……あなたのものになれて、幸せです……」

 私の奥には、ご主人様がいる。
 もう、誰も入り込めない場所に。
 これが、私の躾の終着点。
 そして、ご主人様との始まり。


     * * *


 打ちつけられるたび、私の奥が、ご主人様の形を刻みつけていく。
 熱くて、硬くて、圧倒的な存在が、膣の内壁を擦りながら、深く、深く……その奥へと沈んでいく。

「っあ……っ、ご、ご主人様っ……! そこ、そこは……っ!」

 膣の一番奥。今まで誰も触れたことのないそこに、ご主人様が届くたび、思考が真っ白になる。
 奥が疼く、きゅうっと締まる、熱が満ちていく――。
 感覚が押し寄せ、境界が曖昧になっていく。

 ご主人様の手が、私の脚を大きく持ち上げ、もっと深く繋がれるように腰を押し込んでくる。
 ガクン、と身体が跳ねるたびに、快楽が背骨を走り抜けた。

「お前の奥……この熱に慣れて、形を覚えていけ。……忘れられないように」

 その声が、低く、甘く、意地悪に響く。

「はっ、ぁ、んっ……もう……もう、忘れられませんっ……ご主人様の、全部が、わたしの奥に……!」

 ご主人様の動きが、だんだんと速く、激しくなる。
 肌と肌がぶつかる音、蜜がはじける水音、くちゅ、ぬちゅ、と濡れた音が耳の奥で響き続ける。

 息が、喉が、うまく回らない。
 でも、それが快感の証で――苦しくて、気持ちよくて、どうしようもないほど幸せだった。

「ほら……締めろ。お前の奥で、私を喰らえ」

「はいっ、はいっ……! 奥で、ご主人様を感じたいのっ……っ、もっとっ、もっとぉ……っ!」

 肉がぶつかり、膣がねじれ、熱が深くまで届くたびに、意識の端がぼやけていく。
 何度も、何度も、小さな絶頂を繰り返しながら、私は――ひとつの極みに近づいていた。

「注ぎ込んでやる。お前の奥に、全部、私の痕を……」

 その言葉と同時に、奥の奥まで、ご主人様が深く突き立ててきた。

「あああああっっっ!! ご主人様っ、ご主人様ぁっ……っ!!!」

 びくびくと震える身体。
 内側で弾けるような快楽の爆発。
 奥からあふれる熱が、全身へと広がっていく――

 蜜が混ざる。ご主人様の体温と、私の震えが絡み合う。
 どこからどこまでが私で、どこからがご主人様なのか、わからなくなる。

 気がつけば、涙が溢れていた。

「ご主人様……ありがとうございます……。私、ようやく、全部……満たされました……」

 私は、今――
 ご主人様に、貫かれ、染められ、刻み込まれている。

 この奥にいるのは、ご主人様だけ。
 誰にも、届かない場所。
 誰にも、踏み入れさせたくない場所。

 私の最奥は、ご主人様のもの。
 それが、なによりも幸福だった。

 【完】
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

ドSな彼からの溺愛は蜜の味

鳴宮鶉子
恋愛
ドSな彼からの溺愛は蜜の味

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...