専属契約 ~俺はおまえの愛玩奴隷~

黒巻雷鳴

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chapter.03

獣たちの夜(2)

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 絨毯の床の上に脱ぎ散らかされたワイシャツとネクタイ、そして黒のTバック。
 キングサイズのベッド上には、頭の後ろで手を組み横たわる拝島の姿が、そして、その股間では背中を丸めた航が入念に口淫の奉仕活動を続けていた。
 睾丸を吸いつつ、片方の手は緩やかな前後運動でペニスを刺激する。ときたま握る手の指先で鈴口も撫でさするが、ずっと萎えたままで勃起には至らなかった。

「アオイ、そんなフェラじゃ俺を勃たせることなんて出来ないぞ。時間は有限だ、こっちに尻を向けろ」

 この男がなぜ自分の源氏名を知っているのか──少々疑問には思ったが、「はい」とだけ短く返し、顔に跨がってシックスナインの体勢になる。
 本来ならば他人に見せるはずのない秘部。こうしてさらけ出すのはこれで何度目になるのだろう。その答えを知ったところで、なにがどう変わるわけでもないのだが、ふと、そんな考えが頭を過った。

「ほう、使い込まれているわりには、綺麗な色艶と形をしているじゃないか」

 拝島は尻肉を広げてしばらく見つめ、舌先を尖らせる。そして、肛門アヌスにそって小さな円を描いてから侵入を開始する。
 冷たかった感触が徐々に熱を帯びて腸内を蝕み、奥へ奥へと蠢きながら突き進む。ペニスや指とも違う、この独特の感覚が航は苦手だった。

「うっ……」

 舌の動きに応えるかのように、声を洩らした航も亀頭を口に含む。
 やがて、両者の股間に血液が集まってゆく。それに気づいた拝島は、尻穴責めを舌から指先に切り替えて目の前の半勃ちにしゃぶりついた。

「んん!」

 強気なだけはあり、拝島のテクニックは最高水準だった。亀頭を中心に爆ぜるようにして舌が暴れたかと思えば、今度は腹を空かせた子牛のように、絶妙な力加減で頬を窄めて吸引してくるのだ。
 拝島の妙技によって、十秒も経過しないうちに航は完全に勃起を終えた。

「ジュルル……味のほうはまあまあだな。それじゃあ、こっちの感度はどうか……いい声を聞かせてくれよ……!」

 怒張を頬張りながら、拝島は挿入する指を一本から二本、二本から三本へと瞬く間に増やし、それと平行して指責めのスピードを速める。

「んぐッ……! あっ、ああああああ!」

 高速度で迫り来る快楽の波に、航は思わず怒張させたばかりのペニスを吐き出して喘ぎ声を上げるが、それでも続けようとする意思がわずかに勝り、無意識に掴むと口内に戻した。 

「フッ……なんだ、アオイは御主人様よりも先に尻アクメする早漏だったのか? おまえの評判は聞いていたが、こんな様子じゃ期待外れで残念だよ」

 拝島はフェラチオをやめて指責めだけに専念する。絡み合う三本指が四本指へと変わったとき、航もたまらずふたたび怒張を吐き出した。

「ぷはっ……うっ、ううう……あああああ! ッ……ぐっ、ハァアアアアアア!」

 瞼を閉じて悶える航。
 その手には拝島のペニスが握られたままだ。 
 淫猥な旋律を奏でながら、激しく出し入れされる四本指の疑似ペニス。絶頂が近いのか、指がちぎれそうなほど強く締めつけられていた。

「いい締まり具合だ。このあとは堤も来るし、今回は最高の夜会になりそうだ…………ほら、いけ! いけよ、アオイ!」
「──ッ! アッ、アッ、ア……が……あぁああああぁぁああああああ!!」

 何度も容赦なく肛門アヌスと尻肉に叩きつけられる高速指ピストン。
 ついにドライオーガズムに達した航は、身も心も震わせて失神した。

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