円と河童の髪隠し

刻命

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特殊ボーリング

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ボーリング
だが通常のボーリングルールと比べるかなり単純にしてる。
なにせ、ここにいる誰もが正確なルールを
知らないからだ。
なのでオリジナルルールでやる事が決まった。 

ピン(水の入ったペットボトル)を10本並べたものを30メートル離れたところ(白線を引いてる)からボールを転がしピンを倒した数だけ点数になる。
これを10回行ない合計の得点が多い方が勝ちという単純なルールだ。

そして準備は整った。
妻を困惑しながらも見守ってくれている。


ゲ「勝負開始の宣言をしてくれル!」
ル「はっ!」
ル「これよりゲと河童によるボーリングを行う。ルールは~(略)~ゲが勝利した場合、河童は髪の返却。河童が勝った場合はゲはきゅうりを30本支払う」
そしてルは右手を天高く揚げて
ル「試合開始~!」
こうして試合が始まった。

どちらが先にやるかはジャンケンで決まりゲが先になった。
そして俺はボールを転がす。
ゲ「いけぇええええ!!!!」
ボールは勢いよくそして真っすぐ転がった。
そして
パァン!

凄い衝撃でピンに当たりピンは弾け飛ぶ。
全てのピンは大きく弾け飛びその内4本はペットボトルが潰れ破れ水が弾け飛んだ。

ゲ「さすがにペットボトルに本物のボーリング玉当てるのは無理があったか、、」

河童「さずかに玉が強すぎて駄目だノーカン!ノーカン!」

この試合はノーカンとなった。

急遽、玉はサッカーボールに変更となった。
更にペットボトルは強化され中に砂鉄を満杯まで入れている。
ピン同士の距離はサッカーボールが普通に通れるよう調整を重ねようやく準備が整った。
ルールは10試合から3試合となった。
この準備で日は暗くなりもう夜6時となった。

ル「試合開始~!」
ゲ「今度こそ!!どりゃーー!!」
サッカーはボールを強く掴みそして華麗に転がす。
ゲ「なぁ!?」
ボールはカーブを描きピンをかすりともしなかった。
くそっ!貴重な一投目が!!!
河童は大爆笑していた。
次は河童の番だ。
河童はサッカーボールを右手だけで鷲掴みしていた。
そして右手をぶんぶんと縦回転させボールを猛スピードで解き放った。
河童「いけぇぇぇぇ!!!!」
凄まじい回転より土煙が舞う。
ゲ「ま、前が見えない。」
土煙で前が見えない。
そして段々と視界は回復した。
ゲ「ピンはどうなった!?」
全てのピンは倒れていた。
ル「河童一投目10点獲得!!!」

こうして0対10という絶望的な結果で1試合目を終えた。
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