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第五話 『山姥』
【義守】
椀と灯明皿を盆に載せ、納屋に向かう。
開け放たれた納屋の前で、足を痛めたはずの姫が、所在なさげに立っていた。
が、おれの姿を見るなり、
「あれほどの薪が必要なのですか」と、尋ねてきた。
返事を後回しにして納屋に入り、木箱の上に盆を下ろした。
「どこでもいい。早く座れ」と、促し、問いに答える。
「毎日使う物だ」
いくらあっても困ることはない。ましてや年老いた身である。
とは言え、大量には使うまい。
煙が出ぬよう気を配っているはずだ。
「都の周りの山々は禿山同然でした。この様子では、冬になる前には国中の木が無くなってしまうのではありませんか?」
「薪を買う銭がない民が、勝手に山に入って伐採するのだ」
都は、それほどに荒れている。
大通りは都としての威厳を保っているものの、一歩路地に入れば物乞いがあふれ、板をはがされた廃屋が続き、その庭には屍が放置されている。
薪を採るにも規則がある。
山が、村の持ち物であれば、村の住人に限り、手折れる枝であることを条件に持ち帰ることが許される。
だが、村の住人であっても道具を使って切り出せば盗みとみなされる。
当然、村人ではないおれには資格がない。
おばばは、薪を調達するにあたって、山の場所や木の種類まで指定してきた。
この家は、明らかに隠れ家である。
近場から調達を繰り返せば存在を知られてしまう。
目立たぬよう気を配っているのだ。
とはいえ、村人に何十年も知られずに来たとは思えない。
先ほどの山賊に対する言い回しからしても、微妙な関係にあるのだろう。
灯明皿の灯が、小屋の中を照らし出す。
この灯は、おばばから借りてきた。
むろん無償ではない。山鳥一羽と引き換えた。
素焼の皿に魚の油を使ったものだ。
貴族の使っている椿や胡麻の油に比べ匂いも強い。
姫は、その匂いに顔をしかめながらも、藁の敷かれた納屋の中を物珍しげに見回している。
その前を横切って、納屋の隅にあった木箱の上に盆を置いた。
姫は、市女笠こそはずしたものの、袿は着たままだ。
椀のひとつを、姫の鼻先に突き出した。
銀器か漆の塗られた椀しか知らぬであろう姫が、かびたような色目の椀に、眉をしかめた。
受け取ろうともせず、扇越しに椀と中身を見ている。
「これは?」
「見ればわかろう」
粥からは湯気が立っている。
「わからないから訊いているのです!」
姫というものは、おっとりしているものだと思っていたが、必ずしもそうではないようだ。
「粥じゃ」と、言うと、
「これが……」と、絶句した。
貴族も正月に七草粥を口にすると聞いていたが、納得がいかないようだ。
貴族や分限者は白米しか食べぬようだが、百姓や貧しい民は、粟や稗などの雑穀しか口にできない。
さらには、腹を満たすために粥にして嵩増しする。
確かに、この粥は見た目が悪い。
様々なものが混じり合い濁ってさえ見える。
穀類、山菜だけではないようだ。
「なにが入っているのです?」
「食ってみればわかる」
「答えになっていません!」
「飯をつけるという約定は、なかったのだ。しかも、おまえの分まである。おばばにしてみれば大盤振舞であろう」
その回答も癇に障ったらしく、柳眉を逆立てたが、何かに気がついたように扇をおろした。
口を開いたものの、言葉にするのをためらうようなそぶりを見せる。
言いたいことがあるなら言え、と促す目つきにようやく、
「かえって怪しいではありませんか」
と、戸口をうかがい、声を潜めた。
「もしかすると、山姥なのでは……」
確かに、風貌だけを見ればその通りである。
「かの者は、人を太らせてから食べるのだと聞いたことがあります。それではありませんか?」
やはり世間を知らない。
そんな手間をかける山姥はいない。
人間の悪党であれば、もっと分かりやすい。
二人を殺し、反物の入った葛籠を奪うだろう。
少なくとも、あのおばばは山賊に恨みを抱いているようだ。
山賊を追い出したことを証明して見せれば、出て行けとは言うまい。
「油断させておいて、今夜ということも……」
姫の言葉に応じるように梟が鳴いた。
息を飲み、身をこわばらせた姫が、恐る恐る外を見た。
「納屋の戸は外から閉めるのでしょう?」
太るまで、ここに閉じ込められるのではないか、あるいは、火でもかけられるのではないかと心配していたのだろう。
一方で、戸を開け放しておけばおいたで、獣に襲われる可能性に思いあたったのだろう。
だが、自然の要害に加え、何者かが造った深い堀や柵の防壁を越えてくる獣はおるまい。
姫の一番の懸念であろう――男と同じ屋根の下で一夜を明かした――を晴らしてやろうと、
「おれが、戸の前で寝る」
そう答えると口を噤んだ。
助けてくれた男を酷使することに気がとがめたのかと見ると、眉をひそめ口を開けた。まだ文句があったらしい。
だが、急に照れたように目をそらし、慌てて扇をあげた。
灯明皿の弱々しい灯一つでは、納屋の隅まで照らし出せぬと思っていたのだろう。
が、闇の中ではない。
双眸はおろか、口もとまで露わになっていることにようやく気づいたのだ。
だが、それぐらいで恥じ入ってしまう姫ではなかった。
近寄ってきた挙句、叱るように口にした。
「そのようなもの、口にしてはなりません」
かまわず、おばばがつけてくれた匙で湯気の立つ粥を口にする。
姫が、あっ、と小さく声を上げた。
二口目を口にしようとすると、袖でおれの手を押さえてきた。
「なりません」
と、今にも泣きだしそうな表情で心配げに様子をうかがってきた。
なかなか忙しい姫だ。
「毒は入っておらん」
ここに持ってくるまでに少し舐めてみた。
「見も知らぬ者が出す、何が入っているかもわからぬ怪しげなものを口にするなど」
苦しむ様子がないのを見て、安心したのだろう。
あきれたような口調になった。
「粟に稗、なによりわずかとはいえ米も入っておる。赤米ではあるがな。ほかにも何やら入っている」
口の中から小さな骨を取り出し教えてやった。
「なかなかうまいぞ。蝦蟇蛙(がまがえる)の肉が入っておった」
皮は取り除いてあるが、足の骨はついたままだ。
蛙や蛇は、そのあたりにはえている山菜よりもよほど滋養がある。
だが、姫の喉は、蛇が鳥の卵を丸呑みしたかのように上下した。
「食わぬのか?」
返事もせず、顔をそむけた。
蝦蟇蛙は美味い。
貴族も食べるという鴨肉のような臭みもない。
「出されたものは、すべて平らげるのが礼儀だと……」
と口にして、昔、訊いたことを思い出した。
貴族の食卓には食べきれぬほどの物が並び、少しずつ手を付け、残すことが礼儀なのだと。
姫は相変わらず顔をそむけている。
考えてみれば自分の供が皆殺しにされた後である。
食事などする気になれまい。
しかも、生き物が入っていたのだ。
貴族のなかには仏教に入れ込んでいる者も多い。
挙句に極楽浄土とやらに行きたいと、殺生を嫌い、獣の肉を口にしない者さえいると。
おれには理解できぬ教えだった。
貧しい者に死ねと言っているに等しい。
残りを掻きこみ、椀を小屋の中にあった箱の上に載せ、自分は藁の上に座った。
姫が、いらついた様子で聞いてきた。
「……わたしはどこに座ればよいのです」
「好きなところに座れ」
と、口にして姫に目をやると足が震えていた。
「座るところなど無いではありませんか」
痛みのためだけではあるまい。それ以上に恐ろしいのだ。
かと言って何をしてやれるわけでもない。
どこの馬の骨ともわからぬ男が何を言っても無駄だろう。
「そこに筵(むしろ)がある」
小屋の隅に乾いた藁が積みあがり。その上に筵が置いてある。
「座る場所を聞いているのです」
庶民の暮らしには無関心と見える。
「このあたりで床がある家に住んでいる者は珍しかろう」
と答えると目を見開き、檜扇を下げた。
口も開いたままだ。
「……それでは寝ることができないではありませんか」
「藁にくるまればよいではないか」
土間の上に籾を敷き、藁を積み、筵を敷いて藁にくるまって寝る。
夏は涼しく、冬は暖かい。
それが一般的な百姓家である。
椀と灯明皿を盆に載せ、納屋に向かう。
開け放たれた納屋の前で、足を痛めたはずの姫が、所在なさげに立っていた。
が、おれの姿を見るなり、
「あれほどの薪が必要なのですか」と、尋ねてきた。
返事を後回しにして納屋に入り、木箱の上に盆を下ろした。
「どこでもいい。早く座れ」と、促し、問いに答える。
「毎日使う物だ」
いくらあっても困ることはない。ましてや年老いた身である。
とは言え、大量には使うまい。
煙が出ぬよう気を配っているはずだ。
「都の周りの山々は禿山同然でした。この様子では、冬になる前には国中の木が無くなってしまうのではありませんか?」
「薪を買う銭がない民が、勝手に山に入って伐採するのだ」
都は、それほどに荒れている。
大通りは都としての威厳を保っているものの、一歩路地に入れば物乞いがあふれ、板をはがされた廃屋が続き、その庭には屍が放置されている。
薪を採るにも規則がある。
山が、村の持ち物であれば、村の住人に限り、手折れる枝であることを条件に持ち帰ることが許される。
だが、村の住人であっても道具を使って切り出せば盗みとみなされる。
当然、村人ではないおれには資格がない。
おばばは、薪を調達するにあたって、山の場所や木の種類まで指定してきた。
この家は、明らかに隠れ家である。
近場から調達を繰り返せば存在を知られてしまう。
目立たぬよう気を配っているのだ。
とはいえ、村人に何十年も知られずに来たとは思えない。
先ほどの山賊に対する言い回しからしても、微妙な関係にあるのだろう。
灯明皿の灯が、小屋の中を照らし出す。
この灯は、おばばから借りてきた。
むろん無償ではない。山鳥一羽と引き換えた。
素焼の皿に魚の油を使ったものだ。
貴族の使っている椿や胡麻の油に比べ匂いも強い。
姫は、その匂いに顔をしかめながらも、藁の敷かれた納屋の中を物珍しげに見回している。
その前を横切って、納屋の隅にあった木箱の上に盆を置いた。
姫は、市女笠こそはずしたものの、袿は着たままだ。
椀のひとつを、姫の鼻先に突き出した。
銀器か漆の塗られた椀しか知らぬであろう姫が、かびたような色目の椀に、眉をしかめた。
受け取ろうともせず、扇越しに椀と中身を見ている。
「これは?」
「見ればわかろう」
粥からは湯気が立っている。
「わからないから訊いているのです!」
姫というものは、おっとりしているものだと思っていたが、必ずしもそうではないようだ。
「粥じゃ」と、言うと、
「これが……」と、絶句した。
貴族も正月に七草粥を口にすると聞いていたが、納得がいかないようだ。
貴族や分限者は白米しか食べぬようだが、百姓や貧しい民は、粟や稗などの雑穀しか口にできない。
さらには、腹を満たすために粥にして嵩増しする。
確かに、この粥は見た目が悪い。
様々なものが混じり合い濁ってさえ見える。
穀類、山菜だけではないようだ。
「なにが入っているのです?」
「食ってみればわかる」
「答えになっていません!」
「飯をつけるという約定は、なかったのだ。しかも、おまえの分まである。おばばにしてみれば大盤振舞であろう」
その回答も癇に障ったらしく、柳眉を逆立てたが、何かに気がついたように扇をおろした。
口を開いたものの、言葉にするのをためらうようなそぶりを見せる。
言いたいことがあるなら言え、と促す目つきにようやく、
「かえって怪しいではありませんか」
と、戸口をうかがい、声を潜めた。
「もしかすると、山姥なのでは……」
確かに、風貌だけを見ればその通りである。
「かの者は、人を太らせてから食べるのだと聞いたことがあります。それではありませんか?」
やはり世間を知らない。
そんな手間をかける山姥はいない。
人間の悪党であれば、もっと分かりやすい。
二人を殺し、反物の入った葛籠を奪うだろう。
少なくとも、あのおばばは山賊に恨みを抱いているようだ。
山賊を追い出したことを証明して見せれば、出て行けとは言うまい。
「油断させておいて、今夜ということも……」
姫の言葉に応じるように梟が鳴いた。
息を飲み、身をこわばらせた姫が、恐る恐る外を見た。
「納屋の戸は外から閉めるのでしょう?」
太るまで、ここに閉じ込められるのではないか、あるいは、火でもかけられるのではないかと心配していたのだろう。
一方で、戸を開け放しておけばおいたで、獣に襲われる可能性に思いあたったのだろう。
だが、自然の要害に加え、何者かが造った深い堀や柵の防壁を越えてくる獣はおるまい。
姫の一番の懸念であろう――男と同じ屋根の下で一夜を明かした――を晴らしてやろうと、
「おれが、戸の前で寝る」
そう答えると口を噤んだ。
助けてくれた男を酷使することに気がとがめたのかと見ると、眉をひそめ口を開けた。まだ文句があったらしい。
だが、急に照れたように目をそらし、慌てて扇をあげた。
灯明皿の弱々しい灯一つでは、納屋の隅まで照らし出せぬと思っていたのだろう。
が、闇の中ではない。
双眸はおろか、口もとまで露わになっていることにようやく気づいたのだ。
だが、それぐらいで恥じ入ってしまう姫ではなかった。
近寄ってきた挙句、叱るように口にした。
「そのようなもの、口にしてはなりません」
かまわず、おばばがつけてくれた匙で湯気の立つ粥を口にする。
姫が、あっ、と小さく声を上げた。
二口目を口にしようとすると、袖でおれの手を押さえてきた。
「なりません」
と、今にも泣きだしそうな表情で心配げに様子をうかがってきた。
なかなか忙しい姫だ。
「毒は入っておらん」
ここに持ってくるまでに少し舐めてみた。
「見も知らぬ者が出す、何が入っているかもわからぬ怪しげなものを口にするなど」
苦しむ様子がないのを見て、安心したのだろう。
あきれたような口調になった。
「粟に稗、なによりわずかとはいえ米も入っておる。赤米ではあるがな。ほかにも何やら入っている」
口の中から小さな骨を取り出し教えてやった。
「なかなかうまいぞ。蝦蟇蛙(がまがえる)の肉が入っておった」
皮は取り除いてあるが、足の骨はついたままだ。
蛙や蛇は、そのあたりにはえている山菜よりもよほど滋養がある。
だが、姫の喉は、蛇が鳥の卵を丸呑みしたかのように上下した。
「食わぬのか?」
返事もせず、顔をそむけた。
蝦蟇蛙は美味い。
貴族も食べるという鴨肉のような臭みもない。
「出されたものは、すべて平らげるのが礼儀だと……」
と口にして、昔、訊いたことを思い出した。
貴族の食卓には食べきれぬほどの物が並び、少しずつ手を付け、残すことが礼儀なのだと。
姫は相変わらず顔をそむけている。
考えてみれば自分の供が皆殺しにされた後である。
食事などする気になれまい。
しかも、生き物が入っていたのだ。
貴族のなかには仏教に入れ込んでいる者も多い。
挙句に極楽浄土とやらに行きたいと、殺生を嫌い、獣の肉を口にしない者さえいると。
おれには理解できぬ教えだった。
貧しい者に死ねと言っているに等しい。
残りを掻きこみ、椀を小屋の中にあった箱の上に載せ、自分は藁の上に座った。
姫が、いらついた様子で聞いてきた。
「……わたしはどこに座ればよいのです」
「好きなところに座れ」
と、口にして姫に目をやると足が震えていた。
「座るところなど無いではありませんか」
痛みのためだけではあるまい。それ以上に恐ろしいのだ。
かと言って何をしてやれるわけでもない。
どこの馬の骨ともわからぬ男が何を言っても無駄だろう。
「そこに筵(むしろ)がある」
小屋の隅に乾いた藁が積みあがり。その上に筵が置いてある。
「座る場所を聞いているのです」
庶民の暮らしには無関心と見える。
「このあたりで床がある家に住んでいる者は珍しかろう」
と答えると目を見開き、檜扇を下げた。
口も開いたままだ。
「……それでは寝ることができないではありませんか」
「藁にくるまればよいではないか」
土間の上に籾を敷き、藁を積み、筵を敷いて藁にくるまって寝る。
夏は涼しく、冬は暖かい。
それが一般的な百姓家である。
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