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本編
776 難しいぞ
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うーん、なんと言うことでしょう……。
とてもじゃないが耐えれる状況じゃない。
大迷宮、ダンジョンとは言え。
俺の目には危険なものではなく。
むしろ氷が織りなす摩訶不思議ファンタジー空間。
わりかしその造形を楽しんでいたものなのだが。
「ガアアアアア!」
「プルァアアア!」
現状、悲惨という言葉が似合うとんでも戦場だ。
氷?
だいぶ溶けてるというか、なんというか。
マグマのようなものがドロドロと押し寄せる。
憤怒のスキルは、怒りによる無制限な魔力の上昇。
いや、魔力というより、だ。
MPを含む、ステータス全般が際限なく上がっている。
自我を失うとともに、その身も焼き尽くされてしまう。
と、ラブは少し教えてくれたのだが……。
この世界の生と死を司るHPも上昇しているのだろうか?
それって、このまま不死身路線か?
そうとしか考えられないぞ、この状況を見ると。
憤怒は、キングさんの一撃を受けても平気で立ち上がるのだ。
「目の前から、消えろ! 失せろ!」
「プルゥッ、なかなかやるなではないか!」
無敵時間なんて知ったこっちゃないとばかりにキングさんを責め立てる。
もっとも、そんな特殊効果があるなんて知らないんはずなんだけど。
「トウジ、と、とんでもないし」
「何がだ?」
「まだまだ、どんどん、憤怒の魔力が強くなって行くんだし!」
「まあ、そうだろうな」
「結構落ち着いてるし?」
「その話はラブから聞いてた。だから今更驚くほどでもない」
ただ、と言葉を続ける。
「問題は、そっから先だ」
「そっから先?」
一度ついた炎は、外的要因がない限り、燃えかすになるまで消えない。
「それはすなわち、憤怒の消滅を意味するんだ」
「消滅って……それは絶対ダメだし!」
「ああ、わかってるよ。ラブの父さんだから、必ず止めないと」
でも、それはわかっちゃいるんだが、何をどうすれば正解なのかはわからん。
一番手っ取り早い方法だと思ったのが、キングさんが一撃でぶちのめすこと。
燃えかすになる前に、こっちで一気に鎮火する作戦である。
しかしながら……。
「失せろ! 失せろ! 失せろオオオオオオ!」
キングさんの一撃を耐え、拮抗しようとさらに怒りを燃やす。
現実は、火に油を注ぎまくっている状況だった。
いや、ある意味ではちゃっちゃと燃えかすにしちまう。
それは勝利する方法としては正しいのかも知れない。
致死性の魔力を一瞬で暴走させきって消滅させてしまえば早いのである。
色んな犠牲を伴う可能性もあるけど、一瞬で人が死ぬことはないはずだ。
俺のフルリソースを用いたジュニアシェルターだってあるんだからね。
なんならもう一個余ってるダンジョンコアを使えば、二重の囲いとなる。
だが、その方法は使えない。
勝利条件は、ラブの父さんが生きたままであることだから。
「ガアアアアアアア!」
「プルァアアアアア!」
うーん、このまま行くとよろしくない未来が待ち受けている。
殴り合いによる対話。
勝利条件を鑑みると、圧倒的にこっちが不利。
「やっぱり呼びかけしかないのだろうか……」
幸せの武器を使って強制的に幸せにしちゃった方が良いのだろうか?
やらないより、やってから考えた方が良いんだよな……?
「とにかく、現状確認するからジュノーはどこでも良いからしがみついてろ」
「トウジ!? ──わっ!!」
片足だけでも立ち上がって、俺はキングさんと憤怒の戦いに介入した。
「主!? 何を!!」
「このままだと状況的に不味いからね、キングさん」
「邪魔だ! 退け!」
寄ってきた俺に、敵意を向ける憤怒。
「ぐっ」
改めて近づくと、しこたま熱い。
こうして炎に触れると、よくわかる。
イグニールやイフリート、イフリータの炎がいかに優しいものだったかってな。
目の前にいる憤怒の炎は、全てを蹴散らし拒絶する炎だ。
こんな中を、キングさんは戦っていたのか……。
俺も頑張らないとだな。
「落ち着けよ憤怒」
拒絶する壁のような魔力の熱の中に、俺は右腕を伸ばした。
グループに入れるためである。
死ぬこと、それはHPが全損してしまうことだから、確認するのだ。
リストはすでにフルで6人いる。
誰を省く?
まあ、この場にいるジュノーでいいか。
「私に触れるな! ──ッ!」
「熱っ!」
一瞬だけ憤怒の動きが止まった。
触れた指先から灼け爛れ始めたのですぐに手を放す。
よし、これでグループに入った。
HPは……残り3割。
えっ、3割!?
ともすれば、邪竜の時のようにだいぶ弱まってるはずなのだけど。
一切そんな雰囲気は憤怒から感じ取れず、むしろ強くなっている。
「その右腕……イビルテール……あの邪竜の気配と同じだ……」
「え?」
急に失せろ、消えろ、ガアア以外の言葉を話す憤怒。
ちょっとだけ嫌な予感がした。
左腕にしておけばよかったのだろうか……。
「貴様だけは許さん、貴様だけは!!」
再び爆発的に力が増した。
飛空船の収束砲みたいに、俺に向かって攻撃が放たれる。
「主! 距離を取れ! 危険だ!」
キングさんが庇ってくれたおかげで、助かった。
けど。
「キングさん!? 今キングさんの体の半分くらい蒸発したけど!!」
「無論、我は大丈夫だ」
「本当?」
「うむ、多少水分を失ったが、幸い周りに水分が大量にあるからな」
「なら良いんだけど……」
と、グループリストに目を向けると、あまり宜しくない状況が理解できた。
「こ、これは」
「どうした主よ」
「できるだけ、早期決着をつけた方が良い。じゃないと……もうすぐ憤怒が死ぬ」
さっきの激昂にて、3割残っていた憤怒のHPは残り1割をきった。
怒り状態でもHPは上昇せず、むしろ減ってしまうらしい。
バーサーカーらしい能力っちゃ能力だな、これ。
「確か勝利条件は、みんな死なないことであっているよな? 主よ」
「え? まあだいたいそうだけど」
そもそも、こっちが死んだらその時点で作戦は終わりだからね。
「……少し、難しい」
「え?」
「我には、このまま時間経過で自滅する以外で奴を倒す方法がない」
「その時間経過もやばいんだけど……」
「ならば、他の方法を早く考えて実行することだ。我はこれより凌駕ではなく、奴に合わせる、もしくはクールダウンさせるような戦い方をする」
=====
お腹痛い。
とてもじゃないが耐えれる状況じゃない。
大迷宮、ダンジョンとは言え。
俺の目には危険なものではなく。
むしろ氷が織りなす摩訶不思議ファンタジー空間。
わりかしその造形を楽しんでいたものなのだが。
「ガアアアアア!」
「プルァアアア!」
現状、悲惨という言葉が似合うとんでも戦場だ。
氷?
だいぶ溶けてるというか、なんというか。
マグマのようなものがドロドロと押し寄せる。
憤怒のスキルは、怒りによる無制限な魔力の上昇。
いや、魔力というより、だ。
MPを含む、ステータス全般が際限なく上がっている。
自我を失うとともに、その身も焼き尽くされてしまう。
と、ラブは少し教えてくれたのだが……。
この世界の生と死を司るHPも上昇しているのだろうか?
それって、このまま不死身路線か?
そうとしか考えられないぞ、この状況を見ると。
憤怒は、キングさんの一撃を受けても平気で立ち上がるのだ。
「目の前から、消えろ! 失せろ!」
「プルゥッ、なかなかやるなではないか!」
無敵時間なんて知ったこっちゃないとばかりにキングさんを責め立てる。
もっとも、そんな特殊効果があるなんて知らないんはずなんだけど。
「トウジ、と、とんでもないし」
「何がだ?」
「まだまだ、どんどん、憤怒の魔力が強くなって行くんだし!」
「まあ、そうだろうな」
「結構落ち着いてるし?」
「その話はラブから聞いてた。だから今更驚くほどでもない」
ただ、と言葉を続ける。
「問題は、そっから先だ」
「そっから先?」
一度ついた炎は、外的要因がない限り、燃えかすになるまで消えない。
「それはすなわち、憤怒の消滅を意味するんだ」
「消滅って……それは絶対ダメだし!」
「ああ、わかってるよ。ラブの父さんだから、必ず止めないと」
でも、それはわかっちゃいるんだが、何をどうすれば正解なのかはわからん。
一番手っ取り早い方法だと思ったのが、キングさんが一撃でぶちのめすこと。
燃えかすになる前に、こっちで一気に鎮火する作戦である。
しかしながら……。
「失せろ! 失せろ! 失せろオオオオオオ!」
キングさんの一撃を耐え、拮抗しようとさらに怒りを燃やす。
現実は、火に油を注ぎまくっている状況だった。
いや、ある意味ではちゃっちゃと燃えかすにしちまう。
それは勝利する方法としては正しいのかも知れない。
致死性の魔力を一瞬で暴走させきって消滅させてしまえば早いのである。
色んな犠牲を伴う可能性もあるけど、一瞬で人が死ぬことはないはずだ。
俺のフルリソースを用いたジュニアシェルターだってあるんだからね。
なんならもう一個余ってるダンジョンコアを使えば、二重の囲いとなる。
だが、その方法は使えない。
勝利条件は、ラブの父さんが生きたままであることだから。
「ガアアアアアアア!」
「プルァアアアアア!」
うーん、このまま行くとよろしくない未来が待ち受けている。
殴り合いによる対話。
勝利条件を鑑みると、圧倒的にこっちが不利。
「やっぱり呼びかけしかないのだろうか……」
幸せの武器を使って強制的に幸せにしちゃった方が良いのだろうか?
やらないより、やってから考えた方が良いんだよな……?
「とにかく、現状確認するからジュノーはどこでも良いからしがみついてろ」
「トウジ!? ──わっ!!」
片足だけでも立ち上がって、俺はキングさんと憤怒の戦いに介入した。
「主!? 何を!!」
「このままだと状況的に不味いからね、キングさん」
「邪魔だ! 退け!」
寄ってきた俺に、敵意を向ける憤怒。
「ぐっ」
改めて近づくと、しこたま熱い。
こうして炎に触れると、よくわかる。
イグニールやイフリート、イフリータの炎がいかに優しいものだったかってな。
目の前にいる憤怒の炎は、全てを蹴散らし拒絶する炎だ。
こんな中を、キングさんは戦っていたのか……。
俺も頑張らないとだな。
「落ち着けよ憤怒」
拒絶する壁のような魔力の熱の中に、俺は右腕を伸ばした。
グループに入れるためである。
死ぬこと、それはHPが全損してしまうことだから、確認するのだ。
リストはすでにフルで6人いる。
誰を省く?
まあ、この場にいるジュノーでいいか。
「私に触れるな! ──ッ!」
「熱っ!」
一瞬だけ憤怒の動きが止まった。
触れた指先から灼け爛れ始めたのですぐに手を放す。
よし、これでグループに入った。
HPは……残り3割。
えっ、3割!?
ともすれば、邪竜の時のようにだいぶ弱まってるはずなのだけど。
一切そんな雰囲気は憤怒から感じ取れず、むしろ強くなっている。
「その右腕……イビルテール……あの邪竜の気配と同じだ……」
「え?」
急に失せろ、消えろ、ガアア以外の言葉を話す憤怒。
ちょっとだけ嫌な予感がした。
左腕にしておけばよかったのだろうか……。
「貴様だけは許さん、貴様だけは!!」
再び爆発的に力が増した。
飛空船の収束砲みたいに、俺に向かって攻撃が放たれる。
「主! 距離を取れ! 危険だ!」
キングさんが庇ってくれたおかげで、助かった。
けど。
「キングさん!? 今キングさんの体の半分くらい蒸発したけど!!」
「無論、我は大丈夫だ」
「本当?」
「うむ、多少水分を失ったが、幸い周りに水分が大量にあるからな」
「なら良いんだけど……」
と、グループリストに目を向けると、あまり宜しくない状況が理解できた。
「こ、これは」
「どうした主よ」
「できるだけ、早期決着をつけた方が良い。じゃないと……もうすぐ憤怒が死ぬ」
さっきの激昂にて、3割残っていた憤怒のHPは残り1割をきった。
怒り状態でもHPは上昇せず、むしろ減ってしまうらしい。
バーサーカーらしい能力っちゃ能力だな、これ。
「確か勝利条件は、みんな死なないことであっているよな? 主よ」
「え? まあだいたいそうだけど」
そもそも、こっちが死んだらその時点で作戦は終わりだからね。
「……少し、難しい」
「え?」
「我には、このまま時間経過で自滅する以外で奴を倒す方法がない」
「その時間経過もやばいんだけど……」
「ならば、他の方法を早く考えて実行することだ。我はこれより凌駕ではなく、奴に合わせる、もしくはクールダウンさせるような戦い方をする」
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お腹痛い。
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