装備製作系チートで異世界を自由に生きていきます

tera

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11巻

11-2

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「お前ら! そこまでするくらいなら換気かんきしろよ!」

 何だよこの状況、意味がわからないし笑えない。
 人死んでんねんで! 主にポチが!

「何でガスマスクなんだよ。異常な状態だってことに気づいてんじゃねーか!」

 急いでインベントリから浄水じょうすいを取り出して振りまく。
 バシャバシャバシャ。
 すると、浄水の力によって強烈な臭気が少しずつ収まっていく。
 どんな強烈な臭いでもこの通りスッキリ、浄化の力に関しては天下一品だ。
 もうこの親子まとめて浄水風呂にんでやろうかって感じである。

「何をするトウジ。このマスクが汚染された大気中でも使えるかどうか試していたんだぞ」
「そうそう、大空の上って空気が薄いからね。それを見越して実験中なんだ」

 しれっとそんなことをのたまう髪ボサボサ親子。
 こ、こいつら……!

「それはわかるけど、異臭騒ぎになってるよ……」
「異臭? しっかり密閉していたから大丈夫なはずだが……?」

 オスローはそんな風に言っているが、扉前でポチが気絶したのが何よりの証拠だ。
 今だってずっとピクピクしてるわけで、可哀想かわいそうって思わないのか。
 このまま文句を言ってもらちかない。
 屁理屈へりくつという理論武装において、オスローに勝てないと思った俺は、必殺の呪文じゅもんを唱える。

「オスロー、完全にポチに嫌われたな、これ」
「ぐっ」

 そう言ってやると、オスローは膝をガクッとげた。

「どうしたんだい我が娘!?」
「だ、大丈夫だ、パパ。ちょっと足にきただけさ」
「足!?」

 ふはは、知ってるぞ。
 オスローは無類のモフモフ好きであり、ポチの毛並みをかなり気に入っているってこと。

「オスロー、ポチは臭いに特にうるさいぞ」
「し、知ってるがそれが何か? これは実験だからいたかたない部分も……」
「もう二度と抱っこさせてくれない可能性があるけど、それでいいならいいよ」
「ぐはっ!」

 その言葉でオスローはダウンし、あとは親父のみとなった。

「一つ聞きたいんだけど、お前ら何日間ここにこもってるんだ?」
「うーん、四週間くらいだね。もしくは三十日前後」
「一ヶ月って言えよ……」
「うん一ヶ月。その間ずっと閉鎖空間の空気のよどみをチェックしてたんだよ」

 上空は地上とは大気が違っていて、全員が俺たちみたいに装備で固めた高耐久ではない。
 そんな大気の違いを何とかしようとすると、内部を密閉しなければならない。
 飛行船は何日も空を旅する可能性があり、そんな閉鎖された状況下で、どれだけマスクが空気の淀みに耐えることができるのかを測っていたそうだ。

「外から空気を取り入れて循環させるとしても上空では何が起こるかわからない。不測の事態を考慮して循環装置は必要最小限でなければならないだろう? これはある種のストレスチェックさ」
「もし密室で異臭騒ぎになっても結構耐え切れそうだね!」

 ガスマスクをつけたままのオカロが、ほがらかなテンションで親指を立ててサムズアップ。

「いやまずは空気清浄機作れよ!」

 ガスマスクがあるからってこれだけの異臭だ、服に臭いが移るだろ。

「何を言うトウジ。このガスマスクを元に空気清浄機をこれから作るのだよ」
「そ、そうなんだ?」

 そんなオスローの言葉。
 一応考えていたらしい、馬鹿なのか天才なのかわからんな、この親子。
 ちなみにこの一ヶ月間、風呂にも入らず工房で仕事をしていたそうだ。
 この二人の常軌をいっしたハードワークに引っ張られるように、他の研究者たちも仕事に追われるようになっていったのが、経理の人の疲労の正体である。
 元C.Bファクトリーの代表とその娘である魔導機器の申し子。
 立場が上の存在が帰らず仕事をしていたら、そりゃ他の人も帰りづらい雰囲気にもなる。

「じ、事情はわかったけど……程々にしなよ……」
「命に関わることだよ? 限界値ってそれだけ重要なのさ」

 オカロがしれっとそんなことを言う。
 娘もあかんタイプだが、その父親もやっぱりあかんタイプであった。
 よく働くのは良いことだが何事にも限度ってものがあるわけで、程々に手を抜いて仕事をするような人間を連れてくるべきだな、これは……。


「いやー、浄水の力はすごいね! あっという間に異臭が消えちゃったよ!」

 異臭のパンドラボックス解放からしばらくして、とんでもなかった臭いは完全に消え去った。
 一切の残り香を許さず、浄水を霧状きりじょうにして研究所各所に噴射ふんしゃしたのである。
 火災用に取り付けていた散水装置が、火災ではなく異臭に対して力を発揮していた。

「高コストになるが、飛行船内部で浄水を循環させ空気清浄を行えないだろうか?」
「さすが娘、僕も考えていたよ。同時に飛行船内も一定温度に保つことができるね」
「浄水自体が魔力を蓄積しているし、予備魔力として非常時に使えるかもしれない」
「そこは娘に任せるよ。僕は実際に試作機準備してテストしておくから」

 浄水シャワーを浴びてスッキリとした表情の親子は、さっそく浄水の結果を受けて飛行船内部に組み込もうとしていた。
 転んでもただでは起きないというのは、こういう連中のことである。
 俺の周りって話が進まない連中が多いと思っていたけど、こいつらは逆に話が早いタイプだった。

「で、トウジ、君はいったい何をしにきたんだい?」

 差し入れに持ってきたチョコレートをポリポリとつまみながら、何食わぬ顔をするオスロー。

「竜樹持ってきたから、その報告だよ……」
「おおっ! 竜樹を採ってこれたのかい、トウジくん!」
「苦労しましたけどね」

 深淵樹海ではポチをやられてしまったり、左腕を失ってしまったり、でもお陰で新たな仲間とカカオ、他にも色々とお目当てのものを手に入れることができた。
 まだ詳しく見てないが、特殊強化における費用が30%オフになる星降ほしふりのよるを利用して、イグニールのつえも強化できた。
 スペリオル装備がいったいどれ程の強さになったのか、それは依頼を受けて冒険に出た時にでも語らせてもらおうと思う。

「竜樹はどこにあるんだい?」
「大き過ぎてここでは出せませんが、しっかり量は確保してますんで」
「了解だよ。試作を終えて実際に作り始める段階で使おうか」

 オカロが言うには竜樹の出番は、普通の木材を使って試作やテスト飛行をしてからだそうだ。
 高価な代物しろもので盗難の恐れもあるから引き続き俺が持っておいてくれとのこと。
 確かに5億ケテルはくだらない素材だから、持っているのがバレると色々と厄介ごとを招きかねないので、大事にインベントリに保管しておこう。

「ふむ、量があるとなれば……竜骨りゅうこつ以外にも骨組みから張り板、全てに竜樹を用いて製作できる可能性もあると?」
「娘ちゃんさ、僕の話聞いてた? あの竜樹だよ、そんなの現実的じゃないよ」
「聞いてたさ。だが最高の飛行船を作るのならば、その全てを竜樹にしたいと思わないか?」

 オスローは続ける。

「理論値最強で最高の飛行船を作るには、全てを竜樹にするのが必要不可欠さ」
「おおう……」

 理論値最強という言葉を聞いて、何とも心が動かされそうになってしまう俺がいた。
 大は小を兼ねるというように、最強は全てを兼ねるのだ。
 後でこうしておけばよかった、なんてならないように最初から良いものを作っておくのが鉄則である。

「ああ、トウジくんも……そういうタイプの人間だったね……」

 オカロは、オスローに流される俺を見てひたいを押さえてため息を吐いた。

「引き抜いた研究員から聞いたんだけど、C.Bファクトリーも飛行船作ってるよ」
「そうなんですか?」
「うん、諦めの悪い奴らだからね。竜樹を使った飛行船は僕らの切り札みたいなものだから、無駄遣いは頷けないよ?」

 オカロは、可能な限り竜樹を使う箇所を少なくして俺以外の船にも使おうと思っていたらしい。
 トライアンドエラーで竜樹を無駄に消費する可能性も減るし、竜樹を使っているともなれば安全性や丈夫さをアピールできて、運用する際の強みとなるからだ。

「なるほど。でも足りなかったらまた採りに行ってきますよ」

 足りない分はまた採りに行けば良い。
 もう深淵樹海のダンジョンコアであるグルーリングたちとは繋がりができている。
 苗木だってもらってきたんだからどんどん増やしていけば良いのだ。

「ええ……まあ採ってきた本人がそう言うなら頷くしかないけど大丈夫かい?」
「大丈夫です」

 作ろうじゃないか、最強で最高の飛行船を。
 こればっかりは妥協するな、と俺の心が叫んでいるのだ。
 空の快適空間、是が非にでも欲しいのである。

「クフフフ、私とトウジは飛行船を通して価値観を共有しているからな、まるで心を通わせた夫婦のようにトウジの好みが私にはよくわかるのだよ、パパ」
「何となく父親としては複雑なセリフだけど……トウジくん、そうなのかい?」

 振り返って俺に視線を向けるオカロに断言しておく。

「いや、わかんないです。パンダと心通わせたことないし」
「パッ――失礼だな君は! シャワーを浴びたからマシになってるだろう!」
「どう、ポチ?」

 俺の足元で行儀良く話を聞いていたポチにたずねると、無言でプイッとそっぽを向いた。

「ぐふっ! 思ったよりメンタルにくる……」

 オスロー、完全に嫌われたな。
 俺と心を通わせたいなら、まずはポチと通わせろってことだ。


「……まあ良い、前置きが長くなってしまったが一応全体的な設計図と模型は完成している」

 オスローは、自分の実績をポチへ誇示こじするように、厚紙で作られた模型を取り出す。
 精巧に作られた模型は、飛行船の全形だった。
 長く大きな気嚢きのうの後部に昇降舵しょうこうかじ、方向舵を取り付けたテールフィンがあり、その下に細長い搭乗スペースがペッと取り付けられていた。
 搭乗スペースの両脇にも翼のようなものが存在し、こいつも舵の役割を果たしつつ筒状のスラスターが取り付けられていて推進力を得ている。

「これが設計図をもとにして作った模型さ」
「おお……」

 搭乗スペースから察するに、気嚢はかなり大きなものになりそうだった。
 ある程度は予測していたのだが、空を飛ぶためには致し方ないのだろう。

「もう少し軽量化しようと思えばできるが、四六時中ロックちょうを出して飛行船を引けるわけじゃないだろう?」
「そうだね」
「大方想像はついてるだろうが、急制動はまったくかない。しかし何の障害もない空を飛ぶのだから基本的には直線距離での飛行になるだろう。目的地が近くなれば大きく旋回せんかいしてスピードを落として、徐々にその場に止まるような構造とする。垂直に下りることも、気嚢や船の昇降舵を連動させて走らせながら高度を落とすことも可能だ」
「なるほど……ってことは、ワシタカくんの腕の見せ所ってことか」

 面倒な操作を覚えるつもりはない。
 上昇、下降、それだけできれば十分なのである。
 浮かぶことができれば、あとはワシタカくんが運んでくれて、目的地に着いたら止まって地面に下降する。
 それでも操作が必要な場合は、サモンモンスターに任せようと思っていた。

「従魔を訓練するのは君の役目じゃないのか?」
「あ、うん……そうなんだけど……うん……」

 何故なぜかは知らないが、サモンモンスターは俺よりずっと器用なパターンが多いのである。

「マニュアルとかあったらもらえるかな?」
「詳しい説明は全てが出来上がってから渡そう」
「ありがとう」

 マニュアルを読んでる振りをして、俺の目を通してサモンモンスターに読ませよう。
 手っ取り早くて簡単だ。

「さて、ここまでが今までの案だったのだが……実はもう一つあるのさ」
「ん? もう一つ?」

 首をかしげる俺に、オスローはもう一つ精巧な模型をテーブルにせる。
 その模型は巨大な気嚢は付いておらず、至って普通の船のような見た目をしていた。

「今までは気嚢に特殊な気体を込めて空に浮かぶ、というコンセプトだった。実際にそれはコスト的にもかなり現実的なアイデアだと私は思っている」

 しかし、とオスローは首を横に振りながら言葉を続ける。

「突き詰めて考えた結果なのだが、実はこの気嚢がそこはかとなく邪魔なんじゃないか……という結論に至ったのだよ」
「ええ……?」
「何だろうか……最初はこれで浮かぶぞ、とテンションを上げていたのだが、改めてよく考えてみた結果、ふと思ったのだよ……弱い、と」

 もし気嚢が破裂してしまった場合、どうすることもできない。
 オスローは直感で弱いと思ったのだそうだ。
 理論上最高、最強だと確信して素材も厳選したのに、彼女は弱いと思ってしまったらしい。
 その言葉が頭の中でちらついて我慢ならなくなったオスローは、模型製作の合間をって考えに考え抜いた。

「もっとスマートにできないかと試行錯誤した結果、いっそのこと船の内部に気嚢を収納してしまうことを考えた」
「ほうほう」

 魚の浮き袋のような構造なのだろうか?

「しかし、それも何となくスマートじゃなく、そもそも浮力が足りないと思った結果……ついに私はこんなものを作り出してしまったのさ」
「こんなもの?」

 回りくどい口調の後で新たに見せられたのは、内部に淡いオレンジ色の光を宿した小さな結晶だった。

「綺麗ね」
「綺麗だし」

 今の今まで黙って話を聞いていたイグニールとジュノーが、宝石のような結晶を見て、そんな感想を口にする。

「クエックエックエッ!!」

 コレクトはひたすら騒がしかった。
 その興奮度合いから、目の前にある結晶はかなり価値の高い代物だってことがわかる。

「パパも知らないんだけど、娘ちゃん何それ?」
「これはおそらく私史上、稀代きたいの大発明と言える代物さ」

 全員が首を傾げる中で、そう言いながらオスローは結晶に魔力を流し込んだ。
 オレンジ色が強く輝き始めた瞬間、すぐ側にあった飛行船の模型がふわりと浮き始める。
 浮かぶところまで再現されているのかなんて思っていると、室内にある資料やら備品やらも一緒にふわふわと浮かび始めたのだ。

「うわっ!?」

 今度は俺たちまで浮かび始め、まるで無重力空間に来てしまったかのようだった。

「ォン!?」
「な、何よこれ!?」
「わあ! みんなあたしみたいに浮いてるし! なにこれー!」
「む、娘よ! パパこんなの知らないんだけど!?」

 慌てふためく俺たちに、オスローはニヤリと口角を上げながら言った。

「――浮遊結晶ふゆうけっしょう。我ながらとんでもないものを作り出してしまったものさ」
「浮遊結晶!?」

 その名の通り、とんでもない効果だった。
 オスローを起点として、全てがふわふわと浮かんでしまう光景は圧巻である。

「しかし、一つ懸念点がある」

 オスローの言葉の後、結晶にピキッとひびが入った。

「魔力の消費量が膨大ぼうだいかつ、結晶自体が非常にもろく、すぐに割れてしまうのだ」

 パリン。
 オレンジ色の浮遊結晶が割れた瞬間、重力が戻ってみんな床に落ちる。

「きゃっ!?」
「ふげ」

 俺の顔の上には、イグニールのケツが降ってきた。
 柔らかい、役得だ、なんて思うじゃん?
 違うんだな、ていこつが当たって痛いんだ。

「ご、ごめん、トウジ」
「いや、大丈夫……」

 つぶされた鼻を押さえながら何とか立ち上がる。
 しかし、浮遊結晶すごいな……周りにいる人数とか物の量関係なしに浮かんでいた。
 無重力空間を発生させるようなものなのだろうか?

「娘ちゃんさ、それ……どうやって作ったんだい?」
「液状化した魔力ガスがあっただろう?」

 俺がファントムバルンを倒した時に渡したタンクのことだな。

「アレの作り方を調べていて、強い圧力を加えると気体は液体になることが判明した」
「そうだね。気嚢の予備ガスとして飛行船に積んでおこうかって話になってたね」

 オスローの言葉にオカロが反応する。

「その液体化したものとアマルガムをどうしても組み合わせたい衝動に駆られてしまってな」

 オカロが扱いは危険だと俺が旅立つ前にくぎを刺していたにもかかわらず、オスローは小さな液体化ガスを作り出して実験してみたそうだ。
 稀少鉱石のアマルガムと液体化したガスでは何の反応もみられないのだが、そこに触媒しょくばいとなる鉱石を加えることでアマルガムが反応して小さな結晶が生成されたらしい。
 それをかき集めて固形化したものがオレンジ色の結晶だってわけだ。

「色々試したのだが、基本的には金、もしくは白金はっきんが適していた」

 生成された結晶はどれも浮遊の効果を持つのだが、その中でも魔力と反応して周りを浮かせるほどの力を持っていた触媒は金と白金だったらしい。
 これらの素材は魔力との親和性が高く、ロスが少ない魔導体まどうたいとしての役割を果たすそうな。

「もう、話についていけないわね……」
「俺も」

 素直に両手を上げるイグニールに同意しておく。
 俺もその辺はまったくわからない。
 精密機器などに使われているものだと捉えれば良いのかな?

「私はかねて開発していた巨大バッテリーとこの浮遊結晶を巨大化したものを組み合わせることによって、邪魔な気嚢なんていらずに船は浮くと考えたのだよ。そっちの方が軽量化にも成功するし、馬鹿デカくしなくて良いだろう?」
「でも、まとめて浮いちゃってたら意味ないし?」

 スッと疑問に思ったことを口にしたと思うのだが、珍しくジュノーから鋭い指摘が出た。

「フフフ、その辺は心配ないさ。魔力の方向性や対象を選別する仕組みは、長年のアーティファクト研究にて大いに発展を遂げているわけだから」
「んー、よくわかんないし?」
「つまり、物を冷やす魔導機器だってそういった応用がなければ周りのありとあらゆる物を冷やしてしまうことになるだろう? 火をおこす携帯コンロだって制御しなければ周りが大火事になるとは思わないか? 他にも、バッテリーだって魔力を放出する方向性を決めなければただ魔力を垂れ流すゴミと化す。古代の賢者が作り出したアーティファクトの何が、どうして、どうなっているのか、それを考えるのがアーティファクト研究、そしてそこから生まれたのが魔導機器。日進月歩にっしんげっぽする技術力の前に、細かな疑問なんて障害ではなく解明されるべきなぞでしかないのだよ!」

 すごい勢いで語り出すオスローだったが、ジュノーは一言こう言った。

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