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一章 鬼に繞乱(じょうらん)されしは
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御所へ来てから丸二日、早朝と陽が落ちた頃に小鬼たちが現れたが、あの鬼はまだ姿を現していない。しかし、いずれやって来るだろう。これだけ頻繁に鬼が御所に現れることはこれまでなかったことで、陰陽寮が言うとおりあの鬼が現れるのも近い。
(あの鬼の次は、鬼の王がやって来るんだろうか)
ふとそんなことを考えた。もし鬼の王が現れれば金花はどうなるんだろうか。物思いに耽る俺の耳に「どうした」と明るい声が聞こえてきた。
「ぼんやりした顔なんかして。そんなに奥方が恋しいかァ?」
「師匠はいつも元気ですね」
「俺もまだ若かったってことだなァ」
アハハと笑う師匠は、御所の警備が始まって以来誰よりも鬼を斬っている。それなのに腕自慢の若い武士たちよりもずっと元気だ。体力といい胆力といい、相変わらずだなと無茶をさせられた昔を思い出した。
(師匠がいてくれてよかった。これならあの鬼にも勝てる)
師匠の胆力には正直俺も驚かされていた。緊張と警戒心から誰もが食欲を失っているなか、師匠は人一倍夕餉を食べた。そうして汗を流すのだと言ってどこかへ行ってしまった。豪快な様子に呆気にとられる者もいるが心強く感じる者のほうが多いだろう。
そんな師匠はさっぱりした顔で笑っている。髪が濡れているということは汗を流せたのだろうが……いや、また頭からざぶりと水を被っただけのような気がする。夏が近いとはいえ夜はまだ冷えるというのに師匠は相変わらずだ。これで元は帝室に繋がる貴族の出だというのだから、俺よりよほどおかしな人だと思われてきたに違いない。
「ま、おまえが奥方を恋しく思う気持ちもよぉくわかる。あんな美人は都にだって滅多にいないからなァ」
「そういうことじゃありませんよ。いつ例の鬼が現れるのかと考えていただけです」
「陰陽寮が間もなくって言ってんだ、間もなくだろうよ」
師匠の口調が気になり、「本当に陰陽寮の言うことを信じているんですか?」と訊けば「ふふん」と鼻で笑われた。
「俺は昔から自分の勘を一番に信じている。俺が思うに、今夜か明日あたりだろう」
「勘、ですか」
「おまえも感じたんじゃないか? 今朝現れた鬼どもは、まるで我を忘れたかのように見境なく暴れ回っていた。あれじゃあ仲間の腹に穴が空くってのにおかまいなしだった。あんな暴れ方はいくら鬼とはいえ尋常じゃない」
「たしかに今朝の鬼はおかしいと思いました」
「あれだけ暴れるってのは、何かしらで追い詰められているってことだ。腹が減っているのか、もしくは大物に脅かされているのか」
「大物というのは……」
「おまえが言う例の鬼だろうなァ」
師匠の返事に、思わず鴉丸をぐっと握り締めた。やはりあの鬼を退けるまでは何も終わらないのだ。そう思うとますます柄を握る手に力が入る。
「そういや水浴びに行ったところで、おもしろい奴を拾ったぞ」
「おもしろい奴?」
「おぉい、こっちだ」
師匠が庭の奥に声をかけた。すでに外は暗くなり庭の奥は黒一色になっている。何も見えないなか目を凝らしていると、暗闇の中から真っ黒な塊が近づいてきた。誰だろうとさらに目をこらす。そうして見えた姿に俺は驚きのあまり声を失った。
「おま、……っ!」
思わず大声を出しそうになり、慌てて口をつぐんた。
(なぜここに……!?)
庭の奥から現れたのは狩衣、いや直垂姿という身軽な格好をした男だった。いや、着ているものなどどうでもいい。それを着て現れたのは金花だった。
「ちょっと見ない美形だろう? 暗闇でもお綺麗な顔だとわかるくらいだから、こりゃどこの公達かって驚いたのなんのって」
「わたしは公達ではありませんよ」
「わかってるって。公達がそんな格好して鬼退治の場にいたら、それこそおかしいだろうよ」
公達よりも鬼が鬼退治をする場にいるほうが余程おかしい。いや、そんなことを冷静に考えている場合じゃない。なぜ金花がここにいるんだと目を剥いた。
「師匠、その人は……」
「庭の奥で水を被っていたら、ひょいと目の前に現れてなァ。鬼とは何度か遭遇したことがあるとかで、手伝わせてほしいと言われたんだ。まァ、人手はいくらあっても足りないくらいだ、ちょうど例の鬼も現れそうだから手伝ってもらおうと思ってな。それで連れて来たってわけだ」
「手伝うって……」
それでは鬼が鬼退治を手伝うということになってしまう。それよりも、こんな場所にいては金花が鬼だと知られてしまうのではないだろうか。そうなれば、あの鬼より先に対峙されることになってしまう。
(金花もそのことはわかっているだろうに!)
まずは金花に真相を尋ねなければ。そのためにも師匠には一旦この場を離れてもらわなくてはいけない。
「師匠、また頭から水を被りましたね? 着物まで濡れてるじゃないですか。奥で着替えてきてください。いま風邪を引かれでもしたら困ります。あぁ、髪もしっかり拭ってきてくださいよ」
「おー、そうするかぁ。しかしおまえは昔っから細かいなァ。きっといい奥方になれるぞ。あぁ、もう奥方を頂戴したんだったなァ」
アハハと大きな声で笑いながら師匠が奥のほうへと消えた。気配が遠のいたのを確認した俺は、庭先に立ったままの金花の腕をむんずと掴み物陰へと引っ張る。
「さすがに御所で致すのは問題があるのでは? それに、夜更けには鬼が現れるに違いないとお師匠から聞きましたよ?」
「……っ、おまえという奴は!」
金花の言葉にカッとなった。こんな状況で、しかも勝手に御所まで来ておいて淫らなことを口にするとはどういうことだ。
「おまえは……! 俺は待っていろと言っただろう!?」
「はい、それは聞きました。でも屋敷で待てとは言わなかったでしょう?」
「なんだと?」
「だから、わたしはここで待つことにしたのです。あなたのそばで待ちます」
「……ッ」
たしかに「屋敷で待て」とは言わなかった。しかし、そんなことは言わなくともわかることだ。何もこんな危ないところで待つ必要はない。そう思ってぎろりと睨めば、金花がにこりと微笑み返す。
「屁理屈を……」
「大丈夫ですよ。お師匠も許可してくれたじゃないですか。決して邪魔はしません」
「しかしここには陰陽寮の奴らもいるのだ。鬼だと知られたらどうする!」
「それこそ大丈夫だと思いますよ? だって、あの髭切を持つお師匠が『ここにいてもよい』と言ったのですから」
金花の返事に俺はぐぅと唸ることしかできなかった。たしかに鬼退治では右に出る者がいない師匠が許可したのであれば、師匠も金花が鬼だとは気づいていないということになる。それなら陰陽寮に気づかれないかもしれない。しかし絶対に気づかれないという保証はどこにもないのだ。
「ね、大丈夫ですよ。それよりわたしはカラギのほうが心配なのです。あの鬼は何をしてくるかわからない。もしカラギが怪我をしたらと思うと、屋敷でじっとしていることなどできません」
音もなくすぅと近づき俺を覗き込む金花の目は、暗闇の中でも黒々と輝きしっとりと濡れていた。その目はたまらなく心配なのだと訴えているようで、これ以上帰れとは言えなくなってしまう。
心配事は多々あるが、ここで追い返したとしても素直に帰るとは思えない。それどころか勝手に御所のどこかに紛れ込みかねず、そうなるとますます厄介だ。
「……わかった。だが、決して俺から離れるなよ。とくに陰陽寮の奴らがいるときは十分に注意するんだ。いつ鬼だと知られてしまうかわからないからな」
「わかっていますよ」
暗闇でも金花がニィと笑うのが気配でわかった。直後、ぴたりと身を寄せてきた金花が俺の唇に柔らかなそれをぎゅうと押しつけた。慌てて肩を押し返そうとしたものの、俺より強い力で口を吸い始める。それどころか唇をちろりと舌で舐められ、俺のほうもつい受け入れるように口を開けてしまった。
暗闇に包まれた御所の片隅で何をやっているんだと頭ではわかっているのに、くちゅくちゅと濡れた音に気分も体もじわりと熱くなっていく。これではいけない、離れなければ、何度もそう思いようやく金花の肩をぐっと押し返すことができた。
「御所にいる間はこういうことはするな」
これは本心から出た言葉だが、咎める気持ちとは裏腹に体は昂ぶってしまっている。身を寄せていた金花には股座の変化も気づかれてしまっているだろう。なんと情けないことかと思い、顔を見られないようにふいと横を向いた。
「ふふっ、本当にかわいい方。あなたの邪魔になるようなことは決してしません」
「当然だ」
ぶっきらぼうに返事をすれば、またもや金花がふふっと笑った。
「それに、帰ったら逞しいこれをたっぷり味わいたいですからね」
「!」
金花の手がゆっくりと股座を撫で上げた。たったそれだけで俺の体はカッと熱くなり、よからぬ熱が股座に集まり始める。
「おまえは!」
「ふふっ、カラギはどこもかしこもかわいいこと」
慌てて金花から身を離しぎろりと睨んだ。直後に人が近づいて来る気配に気づきハッとする。現れたのは着替えを終えた師匠で、危うくとんでもない状況を見られるところだった。再び金花をぎろりと睨みつけるが美しい顔に笑みを浮かべるだけで効果はなかった。
(あの鬼の次は、鬼の王がやって来るんだろうか)
ふとそんなことを考えた。もし鬼の王が現れれば金花はどうなるんだろうか。物思いに耽る俺の耳に「どうした」と明るい声が聞こえてきた。
「ぼんやりした顔なんかして。そんなに奥方が恋しいかァ?」
「師匠はいつも元気ですね」
「俺もまだ若かったってことだなァ」
アハハと笑う師匠は、御所の警備が始まって以来誰よりも鬼を斬っている。それなのに腕自慢の若い武士たちよりもずっと元気だ。体力といい胆力といい、相変わらずだなと無茶をさせられた昔を思い出した。
(師匠がいてくれてよかった。これならあの鬼にも勝てる)
師匠の胆力には正直俺も驚かされていた。緊張と警戒心から誰もが食欲を失っているなか、師匠は人一倍夕餉を食べた。そうして汗を流すのだと言ってどこかへ行ってしまった。豪快な様子に呆気にとられる者もいるが心強く感じる者のほうが多いだろう。
そんな師匠はさっぱりした顔で笑っている。髪が濡れているということは汗を流せたのだろうが……いや、また頭からざぶりと水を被っただけのような気がする。夏が近いとはいえ夜はまだ冷えるというのに師匠は相変わらずだ。これで元は帝室に繋がる貴族の出だというのだから、俺よりよほどおかしな人だと思われてきたに違いない。
「ま、おまえが奥方を恋しく思う気持ちもよぉくわかる。あんな美人は都にだって滅多にいないからなァ」
「そういうことじゃありませんよ。いつ例の鬼が現れるのかと考えていただけです」
「陰陽寮が間もなくって言ってんだ、間もなくだろうよ」
師匠の口調が気になり、「本当に陰陽寮の言うことを信じているんですか?」と訊けば「ふふん」と鼻で笑われた。
「俺は昔から自分の勘を一番に信じている。俺が思うに、今夜か明日あたりだろう」
「勘、ですか」
「おまえも感じたんじゃないか? 今朝現れた鬼どもは、まるで我を忘れたかのように見境なく暴れ回っていた。あれじゃあ仲間の腹に穴が空くってのにおかまいなしだった。あんな暴れ方はいくら鬼とはいえ尋常じゃない」
「たしかに今朝の鬼はおかしいと思いました」
「あれだけ暴れるってのは、何かしらで追い詰められているってことだ。腹が減っているのか、もしくは大物に脅かされているのか」
「大物というのは……」
「おまえが言う例の鬼だろうなァ」
師匠の返事に、思わず鴉丸をぐっと握り締めた。やはりあの鬼を退けるまでは何も終わらないのだ。そう思うとますます柄を握る手に力が入る。
「そういや水浴びに行ったところで、おもしろい奴を拾ったぞ」
「おもしろい奴?」
「おぉい、こっちだ」
師匠が庭の奥に声をかけた。すでに外は暗くなり庭の奥は黒一色になっている。何も見えないなか目を凝らしていると、暗闇の中から真っ黒な塊が近づいてきた。誰だろうとさらに目をこらす。そうして見えた姿に俺は驚きのあまり声を失った。
「おま、……っ!」
思わず大声を出しそうになり、慌てて口をつぐんた。
(なぜここに……!?)
庭の奥から現れたのは狩衣、いや直垂姿という身軽な格好をした男だった。いや、着ているものなどどうでもいい。それを着て現れたのは金花だった。
「ちょっと見ない美形だろう? 暗闇でもお綺麗な顔だとわかるくらいだから、こりゃどこの公達かって驚いたのなんのって」
「わたしは公達ではありませんよ」
「わかってるって。公達がそんな格好して鬼退治の場にいたら、それこそおかしいだろうよ」
公達よりも鬼が鬼退治をする場にいるほうが余程おかしい。いや、そんなことを冷静に考えている場合じゃない。なぜ金花がここにいるんだと目を剥いた。
「師匠、その人は……」
「庭の奥で水を被っていたら、ひょいと目の前に現れてなァ。鬼とは何度か遭遇したことがあるとかで、手伝わせてほしいと言われたんだ。まァ、人手はいくらあっても足りないくらいだ、ちょうど例の鬼も現れそうだから手伝ってもらおうと思ってな。それで連れて来たってわけだ」
「手伝うって……」
それでは鬼が鬼退治を手伝うということになってしまう。それよりも、こんな場所にいては金花が鬼だと知られてしまうのではないだろうか。そうなれば、あの鬼より先に対峙されることになってしまう。
(金花もそのことはわかっているだろうに!)
まずは金花に真相を尋ねなければ。そのためにも師匠には一旦この場を離れてもらわなくてはいけない。
「師匠、また頭から水を被りましたね? 着物まで濡れてるじゃないですか。奥で着替えてきてください。いま風邪を引かれでもしたら困ります。あぁ、髪もしっかり拭ってきてくださいよ」
「おー、そうするかぁ。しかしおまえは昔っから細かいなァ。きっといい奥方になれるぞ。あぁ、もう奥方を頂戴したんだったなァ」
アハハと大きな声で笑いながら師匠が奥のほうへと消えた。気配が遠のいたのを確認した俺は、庭先に立ったままの金花の腕をむんずと掴み物陰へと引っ張る。
「さすがに御所で致すのは問題があるのでは? それに、夜更けには鬼が現れるに違いないとお師匠から聞きましたよ?」
「……っ、おまえという奴は!」
金花の言葉にカッとなった。こんな状況で、しかも勝手に御所まで来ておいて淫らなことを口にするとはどういうことだ。
「おまえは……! 俺は待っていろと言っただろう!?」
「はい、それは聞きました。でも屋敷で待てとは言わなかったでしょう?」
「なんだと?」
「だから、わたしはここで待つことにしたのです。あなたのそばで待ちます」
「……ッ」
たしかに「屋敷で待て」とは言わなかった。しかし、そんなことは言わなくともわかることだ。何もこんな危ないところで待つ必要はない。そう思ってぎろりと睨めば、金花がにこりと微笑み返す。
「屁理屈を……」
「大丈夫ですよ。お師匠も許可してくれたじゃないですか。決して邪魔はしません」
「しかしここには陰陽寮の奴らもいるのだ。鬼だと知られたらどうする!」
「それこそ大丈夫だと思いますよ? だって、あの髭切を持つお師匠が『ここにいてもよい』と言ったのですから」
金花の返事に俺はぐぅと唸ることしかできなかった。たしかに鬼退治では右に出る者がいない師匠が許可したのであれば、師匠も金花が鬼だとは気づいていないということになる。それなら陰陽寮に気づかれないかもしれない。しかし絶対に気づかれないという保証はどこにもないのだ。
「ね、大丈夫ですよ。それよりわたしはカラギのほうが心配なのです。あの鬼は何をしてくるかわからない。もしカラギが怪我をしたらと思うと、屋敷でじっとしていることなどできません」
音もなくすぅと近づき俺を覗き込む金花の目は、暗闇の中でも黒々と輝きしっとりと濡れていた。その目はたまらなく心配なのだと訴えているようで、これ以上帰れとは言えなくなってしまう。
心配事は多々あるが、ここで追い返したとしても素直に帰るとは思えない。それどころか勝手に御所のどこかに紛れ込みかねず、そうなるとますます厄介だ。
「……わかった。だが、決して俺から離れるなよ。とくに陰陽寮の奴らがいるときは十分に注意するんだ。いつ鬼だと知られてしまうかわからないからな」
「わかっていますよ」
暗闇でも金花がニィと笑うのが気配でわかった。直後、ぴたりと身を寄せてきた金花が俺の唇に柔らかなそれをぎゅうと押しつけた。慌てて肩を押し返そうとしたものの、俺より強い力で口を吸い始める。それどころか唇をちろりと舌で舐められ、俺のほうもつい受け入れるように口を開けてしまった。
暗闇に包まれた御所の片隅で何をやっているんだと頭ではわかっているのに、くちゅくちゅと濡れた音に気分も体もじわりと熱くなっていく。これではいけない、離れなければ、何度もそう思いようやく金花の肩をぐっと押し返すことができた。
「御所にいる間はこういうことはするな」
これは本心から出た言葉だが、咎める気持ちとは裏腹に体は昂ぶってしまっている。身を寄せていた金花には股座の変化も気づかれてしまっているだろう。なんと情けないことかと思い、顔を見られないようにふいと横を向いた。
「ふふっ、本当にかわいい方。あなたの邪魔になるようなことは決してしません」
「当然だ」
ぶっきらぼうに返事をすれば、またもや金花がふふっと笑った。
「それに、帰ったら逞しいこれをたっぷり味わいたいですからね」
「!」
金花の手がゆっくりと股座を撫で上げた。たったそれだけで俺の体はカッと熱くなり、よからぬ熱が股座に集まり始める。
「おまえは!」
「ふふっ、カラギはどこもかしこもかわいいこと」
慌てて金花から身を離しぎろりと睨んだ。直後に人が近づいて来る気配に気づきハッとする。現れたのは着替えを終えた師匠で、危うくとんでもない状況を見られるところだった。再び金花をぎろりと睨みつけるが美しい顔に笑みを浮かべるだけで効果はなかった。
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