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第百六十七話『投擲』
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「はい、決定!」
と僕に言われたとおりに、サラが決定ボタンを押すと、サラの体がオートで動きだし、ターゲットの風船にしびれ薬を投げた!!
すると、シュッと手元から放たれて、風船に当たった。
「おおお!すごい!必ず当たるんだ!!」
とサラが喜ぶ。
普段ならピョンピョン飛び跳ねるところだが、オート操作のサラはおとなしく喜んだ。
「そう、それが『オート操作』のメリットだ!」
と僕は微笑んだ。
「じゃ、戻してみて!」
と、オート操作でギクシャク動いているサラに言った。
「はーい!」
と言いながら、カーソルを操作し、元に戻して、いつもどおりにピョンピョン飛び跳ねるサラ。
「おお、戻った戻った!」
とサラが喜ぶ。
「自分の体が思い通りに動かせないと、不安になるねー!よしよし、もどってきたぞぉ!」
とマニュアル操作に戻して、ピョンピョン動き続けるサラ。
そして、今度はマニュアル操作のまま、カーソルをコントロールしている。
「アイテム選択!しびれ薬!とりゃー!!」
と、しびれ薬をセレクトして、手のひらに現れた『しびれ薬』をそのまま風船に向かって投げる。
そのしびれ薬は、結構な速度で風船に向かっていってしっかり当たった。
「うんうん!やっぱり『マニュアル操作』の方が楽ちんだね!!」
と、サラが満面の笑みで言った。
「うん、サラはね!普通はものを狙ったところに当てるって難しいんだけどね。ダーツだけで、十分ゲームになるくらいには、簡単なことではない」
「へー、そういうものなの??」
と僕が投擲の難しさを説明しサラが聞く。
「うん、重力が働くからね。どうしてもどこかで重力の影響を受けてしまい、放物軌道を描いてしまう。だから物理学の基礎でもあるよね、狙ったところに当てるために力と強さを制御するのが、現代工学の基本と言え・・・」
と僕が言いかけたところで、サラが遮った。
「わかった!わかった!ジュンがそこに興味があるのはわかった!」
とサラは笑った。
「うん、つまり絶対に外せないときは、『オート操作』に切り替えるという選択肢があるってこと!」
と、僕がサラに言った。
基本を覚えているとどこかで役に立つかもしれない。
そう思って、今回ここに来たのだった。
「なるほどね!それを伝えたかったのね!うん理解した!ありがと!」
とサラが満面の笑みで言った。
と言いながら、また別の道具を投げているサラ、ものを投げるのも得意なようだった。
「さて、僕もマニュアル操作で試してみよう!」
と、いつもは『セミオート』つまり自分の動きを補正して動くモードで体を動かしている僕もマニュアル操作に変更した。
「とう!」
と僕はショップで見ていた棍棒をセレクトして、風船に斬りかかった。確かに当たったが、サラがいつもやるような鋭さは当然ない。
「もっと脇をしめないとダメだよ!ジュン!」
と、師範代のようなサラがアドバイスをくれた。
「なるほどですね!」
と、営業マンのような返事をしながら僕は、マニュアル操作の練習を続けた。
と僕に言われたとおりに、サラが決定ボタンを押すと、サラの体がオートで動きだし、ターゲットの風船にしびれ薬を投げた!!
すると、シュッと手元から放たれて、風船に当たった。
「おおお!すごい!必ず当たるんだ!!」
とサラが喜ぶ。
普段ならピョンピョン飛び跳ねるところだが、オート操作のサラはおとなしく喜んだ。
「そう、それが『オート操作』のメリットだ!」
と僕は微笑んだ。
「じゃ、戻してみて!」
と、オート操作でギクシャク動いているサラに言った。
「はーい!」
と言いながら、カーソルを操作し、元に戻して、いつもどおりにピョンピョン飛び跳ねるサラ。
「おお、戻った戻った!」
とサラが喜ぶ。
「自分の体が思い通りに動かせないと、不安になるねー!よしよし、もどってきたぞぉ!」
とマニュアル操作に戻して、ピョンピョン動き続けるサラ。
そして、今度はマニュアル操作のまま、カーソルをコントロールしている。
「アイテム選択!しびれ薬!とりゃー!!」
と、しびれ薬をセレクトして、手のひらに現れた『しびれ薬』をそのまま風船に向かって投げる。
そのしびれ薬は、結構な速度で風船に向かっていってしっかり当たった。
「うんうん!やっぱり『マニュアル操作』の方が楽ちんだね!!」
と、サラが満面の笑みで言った。
「うん、サラはね!普通はものを狙ったところに当てるって難しいんだけどね。ダーツだけで、十分ゲームになるくらいには、簡単なことではない」
「へー、そういうものなの??」
と僕が投擲の難しさを説明しサラが聞く。
「うん、重力が働くからね。どうしてもどこかで重力の影響を受けてしまい、放物軌道を描いてしまう。だから物理学の基礎でもあるよね、狙ったところに当てるために力と強さを制御するのが、現代工学の基本と言え・・・」
と僕が言いかけたところで、サラが遮った。
「わかった!わかった!ジュンがそこに興味があるのはわかった!」
とサラは笑った。
「うん、つまり絶対に外せないときは、『オート操作』に切り替えるという選択肢があるってこと!」
と、僕がサラに言った。
基本を覚えているとどこかで役に立つかもしれない。
そう思って、今回ここに来たのだった。
「なるほどね!それを伝えたかったのね!うん理解した!ありがと!」
とサラが満面の笑みで言った。
と言いながら、また別の道具を投げているサラ、ものを投げるのも得意なようだった。
「さて、僕もマニュアル操作で試してみよう!」
と、いつもは『セミオート』つまり自分の動きを補正して動くモードで体を動かしている僕もマニュアル操作に変更した。
「とう!」
と僕はショップで見ていた棍棒をセレクトして、風船に斬りかかった。確かに当たったが、サラがいつもやるような鋭さは当然ない。
「もっと脇をしめないとダメだよ!ジュン!」
と、師範代のようなサラがアドバイスをくれた。
「なるほどですね!」
と、営業マンのような返事をしながら僕は、マニュアル操作の練習を続けた。
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