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本編
10話 side・ハルコス
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ぽやぽやと微睡んでいた頭が、だんだんとハッキリしていく。ふいと首を回せば、そこにあるのはぼやんと暗い部屋。僕の自室。僅かな明かりは、窓から差し込む仄暗い月明かりだけ。
今、僕の部屋の前には、人の気配──おそらく護衛騎士だろう──がある。今頃はアイゼン兄上の十五の誕生日のための夜会が開かれてるはずだ。体調が良くなかった僕は挨拶すら出来なかったけど、気配からしてアイゼン兄上が張り切っていたことを知っている。
だけど、何かがおかしい。
何だか……王宮全体が、ざわついている気がする。
それに、今日に限って僕の部屋を守る護衛の数が多い気がした。いつもは一人か二人なのに、探った気配によると五人もいる。それも、近衛騎士じゃない……気がする。ちょっと荒々しいから、レド兄上の部下のひとかもしれない。
「一体、何が、起きてるんだろ……?」
僕は、急に兄上姉上たちが心配でたまらなくなった。
僕──ハルコス=レーグルス=ベースティアは、ベースティア王国の第五王子で、現国王の末の子どもだ。
生まれつき病弱だった僕は、他の兄弟と違いもうすぐ十三歳になるのにも関わらず、黒の森に魔獣狩りに行ったことがない。……というより、王宮から出たことがなかった。
だからかな、僕は王族としての役目をしっかりとこなしている兄上姉上たちに憧れていたし、とても誇らしかった。
特にすぐ上の兄のアイゼン兄上は凄かった。
アイゼン兄上は、僕ら兄弟姉妹の中で一人だけ髪が黒かった。
僕や他の兄上たちはかっこいいと思っていたし、姉上たちも決して嫌いではなかったと思う。でも、周りの大人たちは「呪われた子だ」なんて言ってた。……いまだに、その口で僕のことを「かわいい」なんて言う侍女もいる。僕はそういう人たちが嫌いだ。
その上、僕の看病をするのは専ら側妃様──つまりアイゼン兄上の母だった。側妃様は、元子爵令嬢でありながら大変優秀な“医療特化”の白魔法使いだ。だから、序列的に上にあたる正妃の子の僕の専属医師のようなものになったみたいだ。……それも、まだ、三歳になったばかりのアイゼン兄上を捨て置いて。
後で知ったのだが、側妃様はアイゼン兄上の黒髪が、嫌いだった自分の母を彷彿とさせるために、アイゼン兄上を敬遠しがちだったようだ。
アイゼン兄上も僕も、ずっと部屋に引き篭もっているという点に置いては、似た者同士だった。
ただ、僕の部屋には常に他の人がいたけど、兄上はひとりぼっちだった。
それを僕が知ったのは、僕が七歳になったときだ。
その日、僕はすこぶる体調が良かった。側妃様のお墨付きで、「城内でなら散歩も可」となったので、数人の侍女と護衛を連れて城の中を散策していた。
ふいに渡り廊下に差し掛かったとき、庭の方から何かぶつかり合う激しい音が聞こえた。気になって覗いてみると、そこには──
「踏み込みが甘いっ!そんなんじゃ届かねぇぞ!」
「う、うおぉぉぉっ!」
「まだまだぁっ!────ふんっ!」
「ギャア!」
魔法で染めた焦げ茶色の髪をした騎士服の男──レド兄上と、今しがた剣戟で吹き飛ばされたアイゼン兄上の姿があった。
当時はレド兄上が騎士見習いになったばかりで、騎士団に所属していることは王家のみの秘密事項だった。レド兄上が騎士団に入っても白金=王族の傾向が近かったからか、気づかれていない。
「ね、あれリード様じゃない?」
「あー!あの“轟雷”のっ!?ウソ~、カッコイイー。
じゃあ、お相手してるのは……?」
「あれは第四王子ね、例の引き篭り王子」
「ふーん、あれが噂の“穀潰し様”ねぇ。忙しい騎士様にお相手していただくなんて、本当に良いご身分だわ」
「ほんとほんと、やな奴よ」
そのとき聞いた侍女たちの会話に僕は耳を疑いたくなった。
以前、レド兄上やシュタール兄上は、最近アイゼン兄上が変わろうと──現状を脱しようと努力し始めていると、感心していた。何から脱しようとしているのか……理由はよく分からなかったけど、だからこそ僕はプライベートではほとんど顔を会わせたことのないアイゼン兄上をすごい人だと思った。
なのに、なんで皆否定するの?
(アイゼン兄上が、一体、何をしたって言うの……?)
心の奥底で激しい憤りを覚えると同時に、こんな状況下でもしっかりと自分を持って戦おうとしているアイゼン兄上を尊敬した。
その後も同じような光景をよく見かけた。
剣を振るうときも、勉学に励むときも、魔法を習うときも、公務を勤めるときも……いつだって周りはアイゼン兄上を認めなかった。
どんなに優秀でも、王族だから当たり前だと。
どんなに努力しても、権力の横暴だと。
いっそ、おかしいほど皆が皆、“アイゼン=レーグルス=ベースティア”という存在を貶めていた。
蔑みと嫉妬、嘲笑に塗れた日々。それでもアイゼン兄上はひたすらに真っ直ぐ立っていた。
(アイゼン兄上は、なんて、強いのか……)
僕は出来ることなら、庇うものも守るものもないその背を任せられるものが現れてほしいと思った。……虚弱な自分には、その広い背を追いかけることすら叶わないから。
そう、アイゼン兄上は独りだった。
実の両親からは関心を持たれず、心では大切に想っている兄弟からは物理的に離され、真実を知らない人々からは暴言を吐かれる。
一人で良い。アイゼン兄上には、その鉄のような固く脆い心を守る誰かが必要なのだ。
……騒動が終わったらしい。
というのも、僕の部屋にかけられた結界が弱まったからだ。
部屋の前にいた騎士たちも交代したらしく、そっとドアを開けるといつもの近衛が一人ポツンと立っていた。
「ハルコス殿下……?もう、お身体はよろしいのですか!?」
「うん、僕は大丈夫。
実は、大分前から起きてたんだ。何か起きてたみたいだけど、もう終わったでしょ?」
「っ!……それは」
最近気づいたんだけど、どうやら僕は少しおかしいらしい。
超感覚──なのかな?意識しないでも気配を過剰に察知するきらいがあるし、たまにだけど変わったものを見つけることがある。
まぁ、誰にも言ってないんだけどね。
「……殿下、少しお下がり下さい。誰か来ます」
真面目な近衛騎士が急に剣を構えた。まぁ、別に警戒することもないと思う。
「剣を納めた方がいいよ?今から来るの、アイゼン兄上だし。不敬にあたるって」
「えっ?」
そうこうしているうちに、アイゼン兄上が姿を現した。やっぱりね。足音と気配がそうだと思ったんだ。でも、何か変だな……?
「アイゼン兄上、申し訳ありませんが少々よろしいでしょうか?」
「……ハルコスか、身体はもういいのか?」
「はい、寝過ぎで少し怠いくらいかと。
それより、兄上が抱えてらっしゃるその方は?」
「……後で、説明する。だが、こいつは……」
礼服はどす黒い帰り血に塗れ、その身から魔獣独特の鼻につく臭いを振り撒いている。さながら、“黒い死神”といった風体だ。それでもアイゼン兄上は腕の中にあるものを、まるで壊れ物を扱うかの如く大事に大事に抱えている。
「────オレの、大切な人なのだ」
その表情は初めて見るほど、穏やかなもので。淡くも美しい宝石──木翡翠のような瞳は、僅かに切なく揺れた。
(……あぁ、アイゼン兄上は、見つけたのかもしれない)
分かりました、と答えるとアイゼン兄上はさっさと自室に行ってしまった。
僕は、いつになく充足感を得ていた。
人より多く長く苦境に立たされ続けたアイゼン兄上に、「大切」と公言できるほどの人が現れたのだ。僕は、嬉しくてたまらなかった。
(────よかった、ね)
どこからともなく聞こえてきた囁くような祝福の言葉と共に、なぜか心がほわりと暖かくなった気がした。
今、僕の部屋の前には、人の気配──おそらく護衛騎士だろう──がある。今頃はアイゼン兄上の十五の誕生日のための夜会が開かれてるはずだ。体調が良くなかった僕は挨拶すら出来なかったけど、気配からしてアイゼン兄上が張り切っていたことを知っている。
だけど、何かがおかしい。
何だか……王宮全体が、ざわついている気がする。
それに、今日に限って僕の部屋を守る護衛の数が多い気がした。いつもは一人か二人なのに、探った気配によると五人もいる。それも、近衛騎士じゃない……気がする。ちょっと荒々しいから、レド兄上の部下のひとかもしれない。
「一体、何が、起きてるんだろ……?」
僕は、急に兄上姉上たちが心配でたまらなくなった。
僕──ハルコス=レーグルス=ベースティアは、ベースティア王国の第五王子で、現国王の末の子どもだ。
生まれつき病弱だった僕は、他の兄弟と違いもうすぐ十三歳になるのにも関わらず、黒の森に魔獣狩りに行ったことがない。……というより、王宮から出たことがなかった。
だからかな、僕は王族としての役目をしっかりとこなしている兄上姉上たちに憧れていたし、とても誇らしかった。
特にすぐ上の兄のアイゼン兄上は凄かった。
アイゼン兄上は、僕ら兄弟姉妹の中で一人だけ髪が黒かった。
僕や他の兄上たちはかっこいいと思っていたし、姉上たちも決して嫌いではなかったと思う。でも、周りの大人たちは「呪われた子だ」なんて言ってた。……いまだに、その口で僕のことを「かわいい」なんて言う侍女もいる。僕はそういう人たちが嫌いだ。
その上、僕の看病をするのは専ら側妃様──つまりアイゼン兄上の母だった。側妃様は、元子爵令嬢でありながら大変優秀な“医療特化”の白魔法使いだ。だから、序列的に上にあたる正妃の子の僕の専属医師のようなものになったみたいだ。……それも、まだ、三歳になったばかりのアイゼン兄上を捨て置いて。
後で知ったのだが、側妃様はアイゼン兄上の黒髪が、嫌いだった自分の母を彷彿とさせるために、アイゼン兄上を敬遠しがちだったようだ。
アイゼン兄上も僕も、ずっと部屋に引き篭もっているという点に置いては、似た者同士だった。
ただ、僕の部屋には常に他の人がいたけど、兄上はひとりぼっちだった。
それを僕が知ったのは、僕が七歳になったときだ。
その日、僕はすこぶる体調が良かった。側妃様のお墨付きで、「城内でなら散歩も可」となったので、数人の侍女と護衛を連れて城の中を散策していた。
ふいに渡り廊下に差し掛かったとき、庭の方から何かぶつかり合う激しい音が聞こえた。気になって覗いてみると、そこには──
「踏み込みが甘いっ!そんなんじゃ届かねぇぞ!」
「う、うおぉぉぉっ!」
「まだまだぁっ!────ふんっ!」
「ギャア!」
魔法で染めた焦げ茶色の髪をした騎士服の男──レド兄上と、今しがた剣戟で吹き飛ばされたアイゼン兄上の姿があった。
当時はレド兄上が騎士見習いになったばかりで、騎士団に所属していることは王家のみの秘密事項だった。レド兄上が騎士団に入っても白金=王族の傾向が近かったからか、気づかれていない。
「ね、あれリード様じゃない?」
「あー!あの“轟雷”のっ!?ウソ~、カッコイイー。
じゃあ、お相手してるのは……?」
「あれは第四王子ね、例の引き篭り王子」
「ふーん、あれが噂の“穀潰し様”ねぇ。忙しい騎士様にお相手していただくなんて、本当に良いご身分だわ」
「ほんとほんと、やな奴よ」
そのとき聞いた侍女たちの会話に僕は耳を疑いたくなった。
以前、レド兄上やシュタール兄上は、最近アイゼン兄上が変わろうと──現状を脱しようと努力し始めていると、感心していた。何から脱しようとしているのか……理由はよく分からなかったけど、だからこそ僕はプライベートではほとんど顔を会わせたことのないアイゼン兄上をすごい人だと思った。
なのに、なんで皆否定するの?
(アイゼン兄上が、一体、何をしたって言うの……?)
心の奥底で激しい憤りを覚えると同時に、こんな状況下でもしっかりと自分を持って戦おうとしているアイゼン兄上を尊敬した。
その後も同じような光景をよく見かけた。
剣を振るうときも、勉学に励むときも、魔法を習うときも、公務を勤めるときも……いつだって周りはアイゼン兄上を認めなかった。
どんなに優秀でも、王族だから当たり前だと。
どんなに努力しても、権力の横暴だと。
いっそ、おかしいほど皆が皆、“アイゼン=レーグルス=ベースティア”という存在を貶めていた。
蔑みと嫉妬、嘲笑に塗れた日々。それでもアイゼン兄上はひたすらに真っ直ぐ立っていた。
(アイゼン兄上は、なんて、強いのか……)
僕は出来ることなら、庇うものも守るものもないその背を任せられるものが現れてほしいと思った。……虚弱な自分には、その広い背を追いかけることすら叶わないから。
そう、アイゼン兄上は独りだった。
実の両親からは関心を持たれず、心では大切に想っている兄弟からは物理的に離され、真実を知らない人々からは暴言を吐かれる。
一人で良い。アイゼン兄上には、その鉄のような固く脆い心を守る誰かが必要なのだ。
……騒動が終わったらしい。
というのも、僕の部屋にかけられた結界が弱まったからだ。
部屋の前にいた騎士たちも交代したらしく、そっとドアを開けるといつもの近衛が一人ポツンと立っていた。
「ハルコス殿下……?もう、お身体はよろしいのですか!?」
「うん、僕は大丈夫。
実は、大分前から起きてたんだ。何か起きてたみたいだけど、もう終わったでしょ?」
「っ!……それは」
最近気づいたんだけど、どうやら僕は少しおかしいらしい。
超感覚──なのかな?意識しないでも気配を過剰に察知するきらいがあるし、たまにだけど変わったものを見つけることがある。
まぁ、誰にも言ってないんだけどね。
「……殿下、少しお下がり下さい。誰か来ます」
真面目な近衛騎士が急に剣を構えた。まぁ、別に警戒することもないと思う。
「剣を納めた方がいいよ?今から来るの、アイゼン兄上だし。不敬にあたるって」
「えっ?」
そうこうしているうちに、アイゼン兄上が姿を現した。やっぱりね。足音と気配がそうだと思ったんだ。でも、何か変だな……?
「アイゼン兄上、申し訳ありませんが少々よろしいでしょうか?」
「……ハルコスか、身体はもういいのか?」
「はい、寝過ぎで少し怠いくらいかと。
それより、兄上が抱えてらっしゃるその方は?」
「……後で、説明する。だが、こいつは……」
礼服はどす黒い帰り血に塗れ、その身から魔獣独特の鼻につく臭いを振り撒いている。さながら、“黒い死神”といった風体だ。それでもアイゼン兄上は腕の中にあるものを、まるで壊れ物を扱うかの如く大事に大事に抱えている。
「────オレの、大切な人なのだ」
その表情は初めて見るほど、穏やかなもので。淡くも美しい宝石──木翡翠のような瞳は、僅かに切なく揺れた。
(……あぁ、アイゼン兄上は、見つけたのかもしれない)
分かりました、と答えるとアイゼン兄上はさっさと自室に行ってしまった。
僕は、いつになく充足感を得ていた。
人より多く長く苦境に立たされ続けたアイゼン兄上に、「大切」と公言できるほどの人が現れたのだ。僕は、嬉しくてたまらなかった。
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