32 / 62
許し
しおりを挟む目が覚めたのはベッドの上だった。
眠りから覚める様に静かに目が明いた。
堅牢な石造りの梁と、年季が入ってもいまだ頑丈そうな木材を使った天井を見て、城の客間に居るのがなんとなくわかる。
すぐに、透き通る青い瞳で顔を覗き込む少女の心配気な顔で、その天井は遮られた。
「イーノイ…」
「ナオヤさん」
「僕…、気を失ったのか…」
腕に暖かい感覚が優しく触れ、彼女の温もりが伝わる。
「エレジア王と謁見中に倒れたと聞いたぞ」
後ろにはヴィータも控えている。
「そっか…」
そう言うと、ナオヤはイーノイの顔を暫くの間、黙って見つめて。
「イーノイ」
そう言って起き上がろうとするナオヤを、イーノイが覆いかぶさるように止める。
不意にイーノイの華奢な体に密着され少し戸惑う様子のナオヤ。
「だめ、ちゃんと休まないと」
「イーノイ…。僕は、君に謝らなくちゃいけないんだ」
ナオヤの手を両手に抱える様にして、横たわるナオヤの胸の辺りに顔を寄せるイーノイ。
特徴的なテスカ族の耳をナオヤへ向け、イーノイはそれでもやさしく諭すように言う。
「今は、そういう事考えちゃだめ…、心も、ちゃんと休ませないと。ね?」
イーノイの優しさで心が痛くなる、こんなにも華憐な表情が、これから言う事で掻き消えてしまうと感じ、ナオヤはその痛みを堪える様に、一度きつく目を閉じて言った。
「あの山の事なんだ、君のお母さんが眠る、あの静かな…」
イーノイはそう聞いても落ち着いた表情のまま。
「うん」
そう言ってイーノイは頷き、ナオヤの話を全て黙って聞いた。
多くの森の木々が倒されていた事。イギスト帝国兵に蹂躙され、その後の戦闘で敵側に沢山の死者を出し、レールガンで更に森を痛めつけた事。
その後のフロンティア号の離陸であの山がどうなってしまったのか、全て隠さずにナオヤは伝えた。
押しとどめるイーノイに構わず上半身を起こしてナオヤは続けた。
「イーノイ。全部僕が、僕の考えでやった、取り戻す為とはいえ、僕が君のお母さんが眠る山を… 森を滅茶苦茶にしてしまった… どうやっても贖いきれない事を… した…」
頭を下げるナオヤは、彼女の悲しんだ表情を見ることが出来ない。
黒い前髪が顔に下がりナオヤの目を隠す、形よく通った鼻筋に雫が流れ、シーツにポトリと一粒の染みを作った。
「イーノイ、すまない」
彼女は悲しむだろう。なんの落ち度もなく、ただそこで静かに暮らしていただけなのに、28番機の着陸で家を壊され、一度は猛烈な怒りを露わにしたほどだ。
その後その場所に居座ったナオヤに王都に迄連れ出され、その隙に、船を狙う隣国を引き寄せた、彼女は一人、土地勘のない王都に残され、結果がこの様だ。
「僕は、君のまわりの全てを、壊してしまったんだ」
ナオヤは意を決して彼女の顔を見た、逃げずにしっかり目を見て謝らなければと。
だが、彼女は最初と変わらぬ表情で、母が子供を慈しむ様な、そんな表情のままナオヤを見つめていた。
不意にイーノイが近寄ると、そのまま彼女の胸に包まれる様にナオヤは抱きしめられた。暖かく、柔らかく、イーノイの静かな鼓動がナオヤに伝わる。
「死んだ人は悲しみません。森はいつか必ず再生します。母はいつも私の心の中に居て、そして、ナオヤさんを守ってここに帰してくれました。ナオヤさんは私を守ると、初めて会った時、言ってくれましたね?」
聞き心地の良い澄んだ声で話すイーノイの胸の中で、ナオヤは何度も何度も頷いている。
その頭を抱え込んだイーノイは、子供をあやす様にナオヤの頭を撫でている、彼女の胸の中で鼻をすすり、どう考えても情けない声色のナオヤが振るえる声で言った。
「僕が… 君を守る…」
「はい」
その後、ヴィータが二人を気遣うようにその場から消え、日差しが差し込む窓辺のベッドで、二人は静かに語り合った。
「本当にこれ、僕が持っててもいいの?」
ナオヤは首元に下げられた角の無い黒曜石を摘まんでいる。
「もちろん! きっとまた守ってくれます」
「…イーノイ、僕はね、時々自分の事が分からなくなるんだ」
「どんなふうに?」
話し始めたナオヤを、落ち着いた表情で見つめるイーノイ、自分より大分年下の、まだあどけなさを残す少女にナオヤは大きな母性を感じたのか、秘めた心の内を話し始める。
「今の僕は、本当の僕なのか、記憶を失う前の僕が今の僕を消してしまうような、そんな風に感じて…」
「記憶が蘇る事が、怖い?」
ひとつ頷くナオヤ。
「ナオヤさん」
「ん?」
「ありがとう」
お礼を言われるような事を何時したのかと、キョトンとするナオヤ。
「わたしは、ナオヤさんの恐怖を拭う事は、出来ないかもしれない、けど、その気持ちに寄り添う事は出来るよ、わたしも解決できない悩みはあるけど、でも一人で耐えるより、一緒に乗り越えて行きたいの、だから。話してくれてありがとう」
やはり彼女の笑顔はナオヤにとって万能薬だった。
放心する様な顔のままだったナオヤが、言い終えて下から覗き込むその笑顔をみて、口角を少し上げて、一つ息を吐きつつ言った。
「優しすぎだろ…」
「子供みたく泣かれちゃったら、厳しくなんてできないもん」
「んがッ… な…、泣いてないよ?」
「ほんとに~?」
「泣くわけないじゃん! 良い大人がさ」
「そっか~ フフ~ん」
「イーノイさん。忘れてください」
「一生忘れませんッ」
首都エルダニア。エルダニア城を浮かべるウル湖は大小三つの小島がある。
湖の外周は、一周約40キロメートル程あり面積は70平方キロメートルに及ぶ。
その綺麗な水を湛える湖面に浮かぶ一番大きな島に、フロンティア号が静かに鎮座していた。
湖の畔にある展望台には、この流星と呼ばれる宇宙船を見物するため、毎日のように人だかりが出来ていた。
1キロ以上離れた場所ではあるが、その雄々しくも悠然たる姿を眺める王都の市民。
一目でこの流星招来を歓迎している事が、その人々の表情で物語っていた。
流星の周りには大抵、一人無いし二人の人影が動く様子が分かる、顔までは見えないが、あの人影が、かの有名なレジア伝承に語られる太陽神アラマズドの使者だと認識され、朧気ではあるがそのシルエットを見つけると、湖岸からは歓声が上がり、手を振る物すら居た。
貸しボートは範囲を大きく変更されることを余儀なくされたが、それでもその島に展望台より多少近づけるという事もあり、晴れの日は大盛況だ。
現在も、その流星周辺には3人の人影が、なんと流星の横っ腹を開くようにして中に入っていく。
貨物を見分するナオヤとイーノイ、そしてヴィータだ。
「見て驚くなよそこのお二人さん」
「なんだろう、何が出てくるのかな?」
「ジャーーン! これよ!」
「重量が偏った原因はこれか」
「おぉ~? ナオヤさんこれは… なに?」
ヴィータは腕を組み、ナオヤが紹介する様に両手で示したその物体を無表情で見ている。
貨物室には一見すると円筒形で、素人目に見ても草臥れたそれは偵察衛星だった。
「ナオヤ…。どうする気で持ってきたこんな粗大ごみ」
「は!? ゴミ!? 資源だろ資源! 偵察衛星だぞ!?」
「よく見ろ、どれだけ宇宙を漂っていたか君だって分かるだろう、外装を見ても劣化が著しいし、死んだラジオアイソトープを搭載してるから、資源ゴミとしても最悪だ」
「そこまで酷評する!? お宝だと思って拾ってきたのに… 骨董品としての価値もないのー?」
「ナオヤ、私は燃料サイクルの点検をするので、操舵室に戻る、それと後で、二人の健康診断をするから、準備が出来たらメディカルルームまで来るように」
「血も涙もない奴だな」
「ニューロンオイルが血で、洗浄液が涙だ」
ナオヤの悪態に背中で言い返しつつヴィータは去っていった。
しゅんと項垂れるナオヤに、寄り添うように近づいたイーノイが顔を見上げてにっこりと微笑みかけた。
「ナオヤさん? 気にする事、ないよ?」
わざとらしく唇を捻じ曲げたナオヤも、彼女の表情につられる様に穏やかな顔つきに戻り、そのあとイーノイの小さな整った鼻をチョンと一つ触った。
「じゃ、船の点検でもするか、しっかり船の事把握しておかないとな」
「はーい!」
ヴィータとの通信途絶中に28番機を一人で操ったナオヤは、この船の性能その物もよく把握していなかった、その為、時間が空いた今になってヴィータに丸投げせずに、自分の目で備品や装備、そして重要機能の再チェックを始める事にした。
後ろに付いて回るイーノイに自分が何を見ているか、何を点検してしてどういう状態が最適かを手に持ったタブレットのチェックシートを見ながら説明し、自分でも再確認する。イーノイも興味津々と言った具合についてまわり、ナオヤを真似たイーノイの指さし呼称でダブルチェック。
それをチェックシートが表示されたタブレットに記していった。
粗方外部の点検を終え、次は居住空間の項目を見た時、個人の備品がある事にナオヤは気が付いた。
「なぁ、この欄外に書いてるこれって、僕の?」
「そうだな、記憶を失う前の君の物だ、約2キロ分の個人の備品を積み込んでいるが、私は中身を把握していない、個人の物だからな」
「まじかよ… 僕の過去の秘密が隠されているかもしれないじゃないか!」
「そうかもしれないが、中身を知らない私を責めないでほしい」
「いや、そうだけど…」
「ナオヤさん…」
記憶が蘇るのを怖がっていたナオヤが、昔使っていた遺物を見た時どうなってしまうのか、イーノイの表情は硬く、二人のやり取りを見守る。
「開けてみると良い。R-18番のロッカーだ」
ナオヤはロッカーのその位置を、首が折れんばかりの勢いで振り向き、睨みつけている。
イーノイはそんなナオヤから無言でタブレットを渡され、受け取りながら彼を見つめている。
ナオヤはそのロッカーを開け、中から一抱えの箱を出し、床に置いた。
固唾を飲んで箱を見下ろす二人。
意を決したようにナオヤが床にどっかりと腰を据えた、イーノイもつられてタブレットを胸に抱いたまましゃがみ、その後ろにヴィータが現れた。
ナオヤはイーノイの目を見て、意味ありげに一つ頷く。イーノイが黙って首肯で返す。
蓋に手をかけナオヤは開けた。
「これは…」
中は無造作に物が詰められている、一つ一つ取り出していくナオヤ。
「これは、ポータブルゲーム機か」
「これは、デジタルカメラ…? メモリーは… 無い」
「これはゲームソフトか」
「これはなんですか?」
イーノイが聞いたのは雑誌だ、お色気たっぷりの女性が、面積の少ない水着を付けて、四つん這いのポーズで指をくわえている。
「男性用雑誌だな、5冊もある」
ヴィータが冷静に答え、イーノイはキョトンとしている。
ナオヤは一掴みある柔らかそうなピンク色の円筒形を片手に握り、プルプルと震えたまま黙って居るが、その表情は見えず、震える声で誰にともなく言った。
「これは… なんだ…」
「オナニーグッ」
「おいいいッ!!」
ヴィータの答えを遮り叫ぶナオヤは、思わず手に持ったそれを叩きつける。
ボインボインとソフトシリコンのそれは壁や床でバウンドし、イーノイは猫の様な動体視力でそのピンクの行方を追うように見ていた。
「聞いたのはナオヤだ」
「ストレート過ぎィィ!!」
「なんですか? オナニーぐって」
ナオヤは、イーノイが手に持って中を開きかけたエロ本をひったくる様に奪い、床に転がるソフトシリコンを掻っ攫い、全部詰め込んで蓋をして、顔を真っ赤に汗を流し。
「イーノイさん。これは本当に忘れた方が、身のためです」
「どうして?」
「18歳未満はダメぜったい!」
「どうして?」
「ヴィータァァ!」
「それを持ってきたのはナオヤだ」
「どうして18にならないとダメぜったい?」
「未成年だからね? だから… ね?」
「レジア法では16歳から大人と定義されているぞ」
「ナオヤさん、わたしはもう大人だよ?」
「余計なことを言うなヴィータ!」
「ナオヤさん、何か思い出せた?」
「今この事を忘れたい…」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる