同級生がCEO―クールな彼は夢見るように愛に溺れたい(らしい)【番外編非公開中】

光月海愛(こうつきみあ)

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裏切りと恋と2

期待と羞恥

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 ベッドに並んだまま、まるで砂に埋もれた大事なオモチャを探す子供のように、神城社長はと私の敏感な所を手弄る。

「鈴木さんはクリトリスでイクタイプ?」

 こんな直接的な言葉を彼の口から聞こうとは。
 イッたことないって前に話しちゃったんなら、その質問は一人Hでってことだろうか。
 でも、弄られ過ぎてグッタリきていた私は、「……どうかな……」と曖昧に答えた。

「どうせなら中でイカせたいけど」

 私の花芽を撫でながら、耳元で囁かれる。
 私のスイッチはもしかしたら耳なのかもしれない。熱い吐息にゾクッときて身体をすくめる。

「……い、今までの女性はどうだったの?」

「イッてたんじゃない? 演技でなければ」

「………」

 頭の中で変換されるAV女優たちの喘ぎ声。
 昔、元カレとホテルで観たヤツはタイトルもストーリーも忘れたが、激しい手マンと親の仇でも討つかのような男優の腰の使い方で、女優が叫んで潮吹いていたっけ。

「わ、私は、別にイカなくてもいいんですけど……」

 花芽から秘裂の奥へと中指を差し込まれ、違う刺激に声をくぐもらせる。
 すると、神城社長は私の上に跨り指を根元まで挿入。指の腹で膣壁を押され、つい、

「……あ、ぅ、…………!」
 とAV女優並の声を漏らしてしまった。
 そんな私を神城社長は優しい目で見下ろす。

「イケるならイキたいだろ? 気持ち良くなりたくない?」

 そんなこと改めて聞かれるなんて恥ずかしい。

「そこまでセックスに貪欲じゃ……な、い、… …」

 否定しようとしたら、別の指で花芽を同時にゆっくり擦られ、つい快楽に声を震わせた。

 ……本当に、……そう……?

 今まで男性がイクのを見届けるのが性行為だった。
 でも、そう思うことで逃げ道にしていたのかもしれない。
 私が満足してないように、元カレも満足していなかった。そこにイク、イカないは大きな問題ではなかったことに、浮気されて気がついた。

「このざらついたところが性感帯らしいんだけど、鈴木さんも感じる? てか、感じてるね」

 差し込む指を増やされ、入口の圧と中の刺激で尿意に似た感覚を覚えた私は、また大きな声を漏らした。
 初めてのことで、足まで震えてくる。

「………ア、う、、ふ……」と、口に手を当て声を抑える私。
 社長はその手を排除させ、そのまま自身の下半身を触らせる。

「………あ」

 すっかり復活してる。
 私は何もしてないのに。
 固くなった欲棒にゴムを手早く被せ、すっかり潤んだ内側へ滑りこませる。

「……ごめん、やっぱり鈴木さんイク前に我慢できそうにもない」

 申し訳無さげに言われ、私はイキんでいた脚を自ら開いた。
 イカされる期待よりも、羞恥から解放されたい気持ちがまだ強かったから。

 こんな短い間に二回目の射精を済ませた社長は、私に覆い被さったまま軽い寝息を立てていた。


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