いたずらはため息と共に

常森 楽

文字の大きさ
380 / 595
6.さんにん

379.ふたり

しおりを挟む
手についた潮をペロペロ舐める。
穂が息を切らして、体を跳ねさせていた。
「穂、ほら」
彼女は私の手を見た後、眉間にシワを寄せて私を見つめた。
「ハァ、ハァ」と呼吸を整えた後、穂にもっとよく見せようと四つん這いになる私の腕を彼女が掴む。
「…な、なに?」
「潮吹きだよ」
「し、潮…吹き?」
「そう。潮吹くとか吹かないとか、気持ち良さに関係ないとは思うんだけど…やっぱ出ると嬉しいよね。私、この前初めて見たから、めっちゃ嬉しい」
穂は首を傾げながら頷く。
「永那ちゃんが」
咳払いをする。
「永那ちゃんが、嬉しいなら…良かった」
優しく微笑まれて、大好きが止まらなくなる。
穂に抱きついて、舐め回して、キスしまくった。
…めっちゃ嫌がられた…ショック。

「もー!穂ばっかりずるいから、私も気持ち良くして!」
「うん」
…はぁ、だめだ。可愛い。
“うん”って…さっきまで舐め回されるのすごい嫌がってたのに、“うん”って…。
パンツとショーツを同時に脱ぐ。
彼女の口元に跨って、腰を下ろす。
まだ荒い呼吸を必死に繰り返しながら、彼女が私の割れ目を舐めてくれる。
「あぁ…最高…」
手についている穂の潮を舐めながら、穂に舐めてもらう。
これって、すごくすごーく素敵なんじゃない?(語彙力皆無)
ああ…マジで良い。
「んっ…」
穂にクリトリスを舐められる。
「ぁぁッ」
本当、上手になった…。
前は気持ち良いところからズレちゃってばっかりだったけど、今はピンポイントで気持ち良いところに触れてくれる。
私が自分で自分のをさわらなくてもイけるから嬉しい。
ビクッと体を震わせて、果てる。
「穂、ありがと」
「もう、いいの?」
「うん。満足度、かなり高いですよ?」
「そうですか。良かったです」

パンツとショーツを穿いて、裸の穂を抱きしめる。
「穂、好き」
「私も、永那ちゃん大好き」

翌日から、学校が始まった。
学校なんてサボって、お母さんが帰ってくるまでずっと2人でいたい。
でも、穂がそんなことを許してくれるわけもなく(そういうことを簡単に許さない穂が好きなんだけど)、学校生活は冬休み前と同じように送った。
休み時間になったら穂のそばに行って千陽と3人で話して、授業中は寝る。
昼休みは、千陽、優里、森山さんの5人で食べるのが定番になった。
優里は予備校に通い始めたらしく、部活と両立するのは大変そうだった。
…そろそろ私も、大学受験のことを考えなきゃいけない。
おじいちゃんに相談すべきか…それとも、まずはお姉ちゃんか?
もしくは、お母さん…?
誰に相談すべきか、全然わからない。

穂はいろんな予備校の資料を取り寄せたり、オンライン予備校を検討したりと、忙しそうにしていた。
穂に相談しても仕方ないと、ひとりで悶々としていたら、見事に「何悩んでるの?」と見抜かれてしまった。
そういうところも、好き。
とりあえずお姉ちゃんに相談してみて、ダメそうだったら直接じいちゃんに連絡してみる…ということで決まった。
お母さんはきっと“ダメ”とは言わないだろうから。
“良い”と言ったところで、お母さんが私に出来ることはない。
大学受験することが決まったら、事後報告でも問題ないだろう。
私は相変わらずやりたいことが見つからなくて、穂と同じ法学部を目指す予定。
でも穂は“もっとよく考えて”って言う。
考えても、わかんないよ。
…今までずっと、いろんなことを諦めてきたんだ。
今更“何したい?”って聞かれても、わからない。
お金が稼げれば、それが1番かな?
だとすれば、法学部って、けっこう良いんじゃないの?

千陽と3人で帰って、千陽を家まで送って、2人でスーパーに寄って、家に帰る。
ご飯を作る時間まで勉強。
平日は穂が作ってくれるから、私は邪魔する係。
後ろから抱きしめて、胸とかお尻を揉んだり、ほっぺとかうなじにキスしたりする。
大体、ペシッと叩かれるけど、気にしない。
ご飯を食べ終えたら、私が洗い物をする。
仕返しとばかりに穂にくっつかれるけど、私はウェルカムだから全然仕返しになっていない。
とてつもなく可愛いし、襲いたくなるから逆効果なのでは?とも思う。
洗い物が終わったら、また勉強。
11時半になったらお風呂の時間だ。

穂の体を洗うのは、もう日課になった。
彼女も慣れて、必ず最後に壁に手をついて、背を向ける。
最初はあんなに恥ずかしがっていたのに、今ではこれ・・が当たり前になってるんだから、ニヤけてしまう。
ゆっくり、彼女のお尻の穴に中指を挿れる。
「んっ」
子宮側を刺激するように指を動かす。
「ハァッぁっ」
ポルチオ開発が進んでから、彼女はアナルでもイくようになった。
ホント、頑張って開発した甲斐があるね!
クイ、クイと動かしていると、「ぁぁッ、んぅっ…ぅッ」とビクビクと体を揺らした。
指を抜くと、彼女は床にへたり込む。
手を洗って、自分の体も洗う。
へたり込んだ彼女を立ち上がらせて、浴室を出る。
しおりを挟む
感想 56

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合短編集

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...