24 / 106
第一章 暁を之(ゆ)く少年
第十四話 仲直りの証はお日様の匂い
しおりを挟む
「朱昂」
扉の向こうから、くぐもった声が断続的に続いている。
「朱昂。悪かった、謝るから開けてくれ」
寝台の上で書物に顔を埋めるようにしていた朱昂は、つい手元の本を振りかぶろうとして、寸前で腕を下ろした。いつの間にか解いていた髪紐を、代わりに扉へ投げつける。だが、当然扉までは届かずはらはらと中途で床に落ちてしまった。
「腹減っただろう?飯作ったよ、朱昂」
カリカリと恨めしげに扉をひっかく音が混じる。情けない声を延々と聞かされて頭にきた朱昂は、大股で部屋を横切るといきなり扉を引いた。
床に座って扉にもたれかかっていた伯陽が驚いた顔をしている。
「黙れ」
一喝して扉を閉じようとした朱昂だが、閉め切る間際に伯陽の指が戸を掴んだ。渾身の力で閉めようとしていた朱昂の顔から血の気が引く。寸前で開くと、伯陽がほっとした目で見上げてきた。
「この、馬鹿っ!手、挟まなかったか?」
「挟むかよ」
涼しい二重まぶたに囲まれた黒い瞳をくりくりと輝かせながら、伯陽が指を動かす。
自分を心配する主に気を良くしたしもべが、朱昂の足へと手を伸ばす。朱昂は指が届かぬうちにすぐに右足を引いた。まだ床に座ったままの伯陽の眉が下がる。
「朱昂」
「うるさい」
「悪かったって」
何が悪いかも分かっていないくせに、と朱昂は胸中で呟きながら、首を横に振る。主の冷たい視線に、伯陽が弱り切った声を出す。
ずるい声だと、朱昂はほだされぬようにそっぽを向いた。
「悪かったよ、朱昂。機嫌治してくれ」
「しつこい。放っておけ」
「できるかよ……」
黙り込んだしもべを、朱昂は見下ろした。
喧嘩はたまにするが、怒った朱昂に伯陽がしつこく泣きついてくることはほとんどない。じっと怒りが落ち着くのを待ち続け、和らいだ頃合いを見て謝りに来る。ちなみに逆の場合は、しもべを一晩放置し、次の日に朱昂が思い出したように一言詫びてそれで終わりだ。
それなのに今日に限っては、やけにしつこかった。久しぶりだから早く仲直りをしたいのかもしれないが、しつこくするのは逆効果だと伯陽もよく知っている。
伯陽はなおも黙っている。
さすがに不審を覚えた朱昂が屈み込むと、伯陽が伏せていた目を上げた。
二十三で成長を止めた伯陽と今の朱昂は、見た目にほとんど年の差がなかった。人に見つかっても、兄弟のふりはもう厳しいかもしれないと朱昂は思う。
伯陽の頭の上で結った黒髪は、日に晒されて色が抜けていた。蝋燭の火を受けて灰色に光る髪を見て、朱昂はふと胸が痛んだ。そっと指を伸ばす。
「怪我、しなかったか」
「ああ」
怪我をしても治る体だが、痛みは若干弱いながらもある。
口には出さないが、朱昂は伯陽を戦場になど立たせたくなかった。しかし、本音を口に出せば伯陽を困らせる。
『しょうがないだろう、朱昂。金は必要だ』
そんな言葉、言わせたくはない。
人間の世界で生きるならばどうしても金は必要だった。しかし朱昂は目の色のせいで人前に出ると騒がれる。そのため、もっぱら金を稼ぐのは伯陽だった。比較的短期間で収入がある傭兵の真似事をしているのだ。
朱昂は伯陽の鎧の音を聞く度に思う。――もしも俺が成体であったなら、と。
成体であれば、たとえ魔境でも朱昂に簡単に手を出せる者はいない。しかし、朱昂は今、無力な幼体だ。帰ることはできない。だから、伯陽に迷惑をかける。
真血のしもべは肉体の時を止め、主のためだけに生き続ける。故に、子を成すこともできない。
男児たる者、伴侶を得て子を守り育てる。そんな価値観で生きてきた伯陽に、この事実は惨く響いた。打ちひしがれるしもべに掛ける言葉もなく、朱昂は見守ることしかできなかった。
――俺は弱い。いつまで弱くなければならないんだ。
「水の匂いがしないか」
いつの間にか伯陽の隣で膝を抱えていた朱昂は、はっと我に返った。
伯陽が、座る朱昂の二の腕にそっと手をあてる。ぐるりと首を辺りにめぐらして険しい顔をした。
「水の匂い?しないよ」
「そうか?……外でお前を見た時から妙に匂う。水と、金属の匂い。てっきり武器を持っている奴にでも狙われてるんじゃないかと思ってぞっとした」
血相を変えて引っ張られた様子を思い出して、朱昂も落ち着かない気分になる。しかし、いくら注意を配っても水の匂いも剣呑な気配もない。
目の前にある、日焼けした高い鼻を朱昂がつまんだ。
「戦のせいで鼻がばかになったんじゃないのか?」
「ほうかな」
「分からんが、何も感じないよ」
朱昂が手を離すと、伯陽がすんと鼻を鳴らし、すぐにしかめつらになった。
朱昂に手を伸ばしてぎゅっと抱きしめてくる。吐息が首にかかり、朱昂が身震いした。
「どうしたんだ、お前」
「朱昂、俺の留守中に何もなかったか」
妙に真剣な声に、さすがの朱昂も大人しく記憶を探るが、特に何もない。
「変な奴が来たとか」
ない。首を横に振る。
「誰かに見られている気がしたとか」
しばらく考えてから首を横に振った。
そうか、と呟いて伯陽は朱昂を見つめたが、ため息とともにぎゅっと抱きしめられた。こめかみにくちづけるように顔を寄せられ、朱昂の体が緊張する。
軽く咳払いをした朱昂は、伯陽の不安を取り除くように抱きしめたまま背をなでる。すると、より深く腕が回された。伯陽が小さく息を吸う。
「――朱昂……。今晩、一緒に寝ないか?」
囁き声が脳に到達した瞬間、白い肌が真っ赤に染まった。
「へえ!?」
「だめか?お願いだ、朱昂」
ぎゅううっと腕の力が強くなる。朱昂、朱昂と切なげに囁かれて、久しぶりのしもべの匂いに戸惑う主は、頭の芯がくらっと揺れるのを感じた。
「心配なんだよ。少し離れすぎたかもしれん――傍にいたい。だめか」
「分かった。分かったから離れろ」
伯陽が離れた。紅の瞳を見て、ようやく頬が赤くなるのを隠すように、しもべが立ち上がる。
「飯にしよう」
頷きながら、主はしばらく動くことができなかった。
扉の向こうから、くぐもった声が断続的に続いている。
「朱昂。悪かった、謝るから開けてくれ」
寝台の上で書物に顔を埋めるようにしていた朱昂は、つい手元の本を振りかぶろうとして、寸前で腕を下ろした。いつの間にか解いていた髪紐を、代わりに扉へ投げつける。だが、当然扉までは届かずはらはらと中途で床に落ちてしまった。
「腹減っただろう?飯作ったよ、朱昂」
カリカリと恨めしげに扉をひっかく音が混じる。情けない声を延々と聞かされて頭にきた朱昂は、大股で部屋を横切るといきなり扉を引いた。
床に座って扉にもたれかかっていた伯陽が驚いた顔をしている。
「黙れ」
一喝して扉を閉じようとした朱昂だが、閉め切る間際に伯陽の指が戸を掴んだ。渾身の力で閉めようとしていた朱昂の顔から血の気が引く。寸前で開くと、伯陽がほっとした目で見上げてきた。
「この、馬鹿っ!手、挟まなかったか?」
「挟むかよ」
涼しい二重まぶたに囲まれた黒い瞳をくりくりと輝かせながら、伯陽が指を動かす。
自分を心配する主に気を良くしたしもべが、朱昂の足へと手を伸ばす。朱昂は指が届かぬうちにすぐに右足を引いた。まだ床に座ったままの伯陽の眉が下がる。
「朱昂」
「うるさい」
「悪かったって」
何が悪いかも分かっていないくせに、と朱昂は胸中で呟きながら、首を横に振る。主の冷たい視線に、伯陽が弱り切った声を出す。
ずるい声だと、朱昂はほだされぬようにそっぽを向いた。
「悪かったよ、朱昂。機嫌治してくれ」
「しつこい。放っておけ」
「できるかよ……」
黙り込んだしもべを、朱昂は見下ろした。
喧嘩はたまにするが、怒った朱昂に伯陽がしつこく泣きついてくることはほとんどない。じっと怒りが落ち着くのを待ち続け、和らいだ頃合いを見て謝りに来る。ちなみに逆の場合は、しもべを一晩放置し、次の日に朱昂が思い出したように一言詫びてそれで終わりだ。
それなのに今日に限っては、やけにしつこかった。久しぶりだから早く仲直りをしたいのかもしれないが、しつこくするのは逆効果だと伯陽もよく知っている。
伯陽はなおも黙っている。
さすがに不審を覚えた朱昂が屈み込むと、伯陽が伏せていた目を上げた。
二十三で成長を止めた伯陽と今の朱昂は、見た目にほとんど年の差がなかった。人に見つかっても、兄弟のふりはもう厳しいかもしれないと朱昂は思う。
伯陽の頭の上で結った黒髪は、日に晒されて色が抜けていた。蝋燭の火を受けて灰色に光る髪を見て、朱昂はふと胸が痛んだ。そっと指を伸ばす。
「怪我、しなかったか」
「ああ」
怪我をしても治る体だが、痛みは若干弱いながらもある。
口には出さないが、朱昂は伯陽を戦場になど立たせたくなかった。しかし、本音を口に出せば伯陽を困らせる。
『しょうがないだろう、朱昂。金は必要だ』
そんな言葉、言わせたくはない。
人間の世界で生きるならばどうしても金は必要だった。しかし朱昂は目の色のせいで人前に出ると騒がれる。そのため、もっぱら金を稼ぐのは伯陽だった。比較的短期間で収入がある傭兵の真似事をしているのだ。
朱昂は伯陽の鎧の音を聞く度に思う。――もしも俺が成体であったなら、と。
成体であれば、たとえ魔境でも朱昂に簡単に手を出せる者はいない。しかし、朱昂は今、無力な幼体だ。帰ることはできない。だから、伯陽に迷惑をかける。
真血のしもべは肉体の時を止め、主のためだけに生き続ける。故に、子を成すこともできない。
男児たる者、伴侶を得て子を守り育てる。そんな価値観で生きてきた伯陽に、この事実は惨く響いた。打ちひしがれるしもべに掛ける言葉もなく、朱昂は見守ることしかできなかった。
――俺は弱い。いつまで弱くなければならないんだ。
「水の匂いがしないか」
いつの間にか伯陽の隣で膝を抱えていた朱昂は、はっと我に返った。
伯陽が、座る朱昂の二の腕にそっと手をあてる。ぐるりと首を辺りにめぐらして険しい顔をした。
「水の匂い?しないよ」
「そうか?……外でお前を見た時から妙に匂う。水と、金属の匂い。てっきり武器を持っている奴にでも狙われてるんじゃないかと思ってぞっとした」
血相を変えて引っ張られた様子を思い出して、朱昂も落ち着かない気分になる。しかし、いくら注意を配っても水の匂いも剣呑な気配もない。
目の前にある、日焼けした高い鼻を朱昂がつまんだ。
「戦のせいで鼻がばかになったんじゃないのか?」
「ほうかな」
「分からんが、何も感じないよ」
朱昂が手を離すと、伯陽がすんと鼻を鳴らし、すぐにしかめつらになった。
朱昂に手を伸ばしてぎゅっと抱きしめてくる。吐息が首にかかり、朱昂が身震いした。
「どうしたんだ、お前」
「朱昂、俺の留守中に何もなかったか」
妙に真剣な声に、さすがの朱昂も大人しく記憶を探るが、特に何もない。
「変な奴が来たとか」
ない。首を横に振る。
「誰かに見られている気がしたとか」
しばらく考えてから首を横に振った。
そうか、と呟いて伯陽は朱昂を見つめたが、ため息とともにぎゅっと抱きしめられた。こめかみにくちづけるように顔を寄せられ、朱昂の体が緊張する。
軽く咳払いをした朱昂は、伯陽の不安を取り除くように抱きしめたまま背をなでる。すると、より深く腕が回された。伯陽が小さく息を吸う。
「――朱昂……。今晩、一緒に寝ないか?」
囁き声が脳に到達した瞬間、白い肌が真っ赤に染まった。
「へえ!?」
「だめか?お願いだ、朱昂」
ぎゅううっと腕の力が強くなる。朱昂、朱昂と切なげに囁かれて、久しぶりのしもべの匂いに戸惑う主は、頭の芯がくらっと揺れるのを感じた。
「心配なんだよ。少し離れすぎたかもしれん――傍にいたい。だめか」
「分かった。分かったから離れろ」
伯陽が離れた。紅の瞳を見て、ようやく頬が赤くなるのを隠すように、しもべが立ち上がる。
「飯にしよう」
頷きながら、主はしばらく動くことができなかった。
0
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
入社1ヶ月のワンコ系男子が、知らずのうちに射止めたのはイケメン社長!?
monteri
BL
CM制作会社の新入社員、藤白純太は入社1ヶ月で教育係の先輩が過労で倒れたため、特別なクライアントの担当を引き継ぐことになる。
そのクライアントは、女子禁制ミーハー厳禁の芸能事務所だった。
主人公の無知で純なところに、翻弄されたり、骨抜きにされるイケメン社長と、何も知らない純太がドキドキするお話です。
※今回の表紙はAI生成です
※小説家になろうにも公開してます
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
素直に同棲したいって言えよ、負けず嫌いめ!ー平凡で勉強が苦手な子が王子様みたいなイケメンと恋する話ー
美絢
BL
勉強が苦手な桜水は、王子様系ハイスペックイケメン幼馴染である理人に振られてしまう。にも関わらず、ハワイ旅行に誘われて彼の家でハウスキーパーのアルバイトをすることになった。
そこで結婚情報雑誌を見つけてしまい、ライバルの姫野と結婚することを知る。しかし理人は性的な知識に疎く、初夜の方法が分からないと告白される。
ライフイベントやすれ違いが生じる中、二人は同棲する事ができるのだろうか。【番外はじめました→ https://www.alphapolis.co.jp/novel/622597198/277961906】
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる