12 / 121
第12話 色違いモンスターの料理!
しおりを挟む
モンスターはダンジョンからの過剰な魔力供給によって形状に変化が起きる事が確認されている。
全身が黒く染まった『黒化』が代表的なものではあるが、他にも巨大化や色の変化といった特徴も上げられる。
今回、俺の目の前にいるチョボギョも同じ現象────巨大化して金色に光っている。
通称───色違い。
───とは言え、弱モンスターであるチョボギョである。
強化されたとはいえ、メチャクチャ強いわけではない。 ないのだが・・・・・・
「ぎゃぁぁ! ライガくん、早く何とかして! キモい!」
「そうよ、キモい! キモい! キモい!」
離れて配信をしている2人。同期のオルネとたけし社長はパニックになっている。
そんなにキモいか? コイツ?
ちなみにコメント欄では───
『キモい助かる!』
『いかん、オルネちゃんに罵倒されると、変な感情がムラムラと・・・・・・』
『へ、変態だぁ!』
『これで性癖の新しい扉を開くな!』
『オルネちゃんの罵倒は助かる。 あっ!社長は落ち着いてもろて』
コメントは変な方向に向かっている。 なんとか軌道修正せねば・・・・・・
「さて・・・・・・」と俺はマスクをずらした。
「2人は、どんな魚料理が好きなんだ?」
「え? 寿司」とオルネ。
「刺身?」と社長。
「OK 2人とも期待してて良いぞ」
「え? 私たち、それを食べるの?」と2人はそろって苦そうな顔をしている。
「いや、最初からそういう企画だろよ!」
巨大化した金色チョボギョ。 素早く打撃を与える・。
瞬殺に成功。 よし! 倒したチョボギョの体は霧散しない。
このまま、食用に持って帰れるぞ!
・・・・・それから、エラの辺りに手刀を突き刺した。
血抜き。 ここまで巨大だと、持ち帰っても簡単に調理できない。
ここである程度、捌いて───
「おい! スタジオの2人! 今から持って帰って料理するから待っててな!」
俺の声で正気を取り戻した2人。
「あっ、じゃ続きはライガくんのチャンネルでやるから、1時間後も
見てね!」
「あっ・・・・・・というわけで獅堂ライガ役のたけプロ社長 Go・D・たけしでした!」
「「せーの! また見てオルネ!」」
こうして初めてコラボ配信。1回目は終わった。
それから1時間後。 2回目のコラボ配信が始まった。
1回目はオルネのチャンネル。 2回目は俺のチャンネル。
元々、そういう予定であった。
「よぉ! たけプロ所属1年! 獅堂ライガが配信を始めるぜ!」
俺の配信が始まる。そして、同期を呼び込む。
「今日はゲストがいるぜ。もう知っていると思うが・・・・・・同期の野町オルネがゲストだ!」
「はい! みんな元気!たけプロ4期生 野町オルカです!」
だが、彼女の声は遠くから聞こえてくるように演出している。
ダンジョン産の料理をオルネに振る舞う。
いきなり2人で男女のタイマンコラボはハードルが高い。
そこで1回目は、遠隔コラボ。 2回目で、料理コラボ。
今度は、離れた場所で俺が料理している様子をオルネに実況解説する。
そういう感じで、離れた場所でコラボをする作戦だ!
そして、もう1人が加わる。
「おい、ワタクシを忘れないでもらえるかしら! みなさま!たけプロ社長のGo・D・たけしです!」
たけし社長が乱入してきた。
「はい、今日はこの3人でやっていくぜ!」
「ワタクシを無視しないでくださる!!!」
よし、たけし社長を無視して、食材を見せつける。
「ほい! ダンジョンで取れ立てのチョボギョだ。 色違いもあるぜ!」
どーん! と魚型モンスターをまな板においた。
「社長は刺身。 オルネは寿司だったよな」
「う、うん。本当にソレを食べても大丈夫なの?」
なんかオルネが引いてる。 まぁ大丈夫なんだけどな。
「ちなみに市場で、これを購入するとおいくら万円なのかしら?」
社長は目が$マークになっていた。
「値段かぁ。 えっと通販サイトの価格だと30万か。色違いの金だと・・・・・・値段が出てないなぁ」
「通常で30万! この金色は希少なのよね!」
「お、おう。 金銭的価値は、通常のやつ以上だと思うぜ?」
「すごっ! 食べていいのかしら」と社長は金と食欲を天秤にかけだした。
「いや、食べる企画だから、お金に換算するのは止めて貰っていいか?」
「はい!」とオルネ。 それから遅れて社長が「・・・・・・はい」とテンションが明らかに低く返事をした。
「しかし・・・・・・」と俺は並べた食材を見る。
オーダーは寿司と刺身。 簡単に注文してくれたが、どっちも職人の技術が必須な料理だぞ?
寿司職人は飯炊き3年握り8年・・・・・・何て言うよな?
いや、数ヵ月で寿司職人になれる専門学校ってあるんだっけ?
少し前に話題になった記憶もあるけど・・・・・・
俺は炊飯器で炊いたご飯を木桶に入れ換えた。
熱を冷まさせないと、酢飯が熱いままだとよくないだろ?
それから、まな板のチョボギョを寿司用と刺身用に分けて捌いていった。
「はい、どーぞ!」と俺は2人の前にできた寿司と刺身を用意した。
それを社長が自ら運んでオルネの前に並べる。
「おぉ! 本物の寿司職人みたいだよライガくん! かっこいい!」
「それじゃ、食べていきましょう。本当に美味しそう。あのモンスターとは思えないほどに・・・・・・」
「ちょっと、たけし社長! 思い出させないでくださいよ!」
そうして、2人は最初に寿司を口に運んだ。
全身が黒く染まった『黒化』が代表的なものではあるが、他にも巨大化や色の変化といった特徴も上げられる。
今回、俺の目の前にいるチョボギョも同じ現象────巨大化して金色に光っている。
通称───色違い。
───とは言え、弱モンスターであるチョボギョである。
強化されたとはいえ、メチャクチャ強いわけではない。 ないのだが・・・・・・
「ぎゃぁぁ! ライガくん、早く何とかして! キモい!」
「そうよ、キモい! キモい! キモい!」
離れて配信をしている2人。同期のオルネとたけし社長はパニックになっている。
そんなにキモいか? コイツ?
ちなみにコメント欄では───
『キモい助かる!』
『いかん、オルネちゃんに罵倒されると、変な感情がムラムラと・・・・・・』
『へ、変態だぁ!』
『これで性癖の新しい扉を開くな!』
『オルネちゃんの罵倒は助かる。 あっ!社長は落ち着いてもろて』
コメントは変な方向に向かっている。 なんとか軌道修正せねば・・・・・・
「さて・・・・・・」と俺はマスクをずらした。
「2人は、どんな魚料理が好きなんだ?」
「え? 寿司」とオルネ。
「刺身?」と社長。
「OK 2人とも期待してて良いぞ」
「え? 私たち、それを食べるの?」と2人はそろって苦そうな顔をしている。
「いや、最初からそういう企画だろよ!」
巨大化した金色チョボギョ。 素早く打撃を与える・。
瞬殺に成功。 よし! 倒したチョボギョの体は霧散しない。
このまま、食用に持って帰れるぞ!
・・・・・それから、エラの辺りに手刀を突き刺した。
血抜き。 ここまで巨大だと、持ち帰っても簡単に調理できない。
ここである程度、捌いて───
「おい! スタジオの2人! 今から持って帰って料理するから待っててな!」
俺の声で正気を取り戻した2人。
「あっ、じゃ続きはライガくんのチャンネルでやるから、1時間後も
見てね!」
「あっ・・・・・・というわけで獅堂ライガ役のたけプロ社長 Go・D・たけしでした!」
「「せーの! また見てオルネ!」」
こうして初めてコラボ配信。1回目は終わった。
それから1時間後。 2回目のコラボ配信が始まった。
1回目はオルネのチャンネル。 2回目は俺のチャンネル。
元々、そういう予定であった。
「よぉ! たけプロ所属1年! 獅堂ライガが配信を始めるぜ!」
俺の配信が始まる。そして、同期を呼び込む。
「今日はゲストがいるぜ。もう知っていると思うが・・・・・・同期の野町オルネがゲストだ!」
「はい! みんな元気!たけプロ4期生 野町オルカです!」
だが、彼女の声は遠くから聞こえてくるように演出している。
ダンジョン産の料理をオルネに振る舞う。
いきなり2人で男女のタイマンコラボはハードルが高い。
そこで1回目は、遠隔コラボ。 2回目で、料理コラボ。
今度は、離れた場所で俺が料理している様子をオルネに実況解説する。
そういう感じで、離れた場所でコラボをする作戦だ!
そして、もう1人が加わる。
「おい、ワタクシを忘れないでもらえるかしら! みなさま!たけプロ社長のGo・D・たけしです!」
たけし社長が乱入してきた。
「はい、今日はこの3人でやっていくぜ!」
「ワタクシを無視しないでくださる!!!」
よし、たけし社長を無視して、食材を見せつける。
「ほい! ダンジョンで取れ立てのチョボギョだ。 色違いもあるぜ!」
どーん! と魚型モンスターをまな板においた。
「社長は刺身。 オルネは寿司だったよな」
「う、うん。本当にソレを食べても大丈夫なの?」
なんかオルネが引いてる。 まぁ大丈夫なんだけどな。
「ちなみに市場で、これを購入するとおいくら万円なのかしら?」
社長は目が$マークになっていた。
「値段かぁ。 えっと通販サイトの価格だと30万か。色違いの金だと・・・・・・値段が出てないなぁ」
「通常で30万! この金色は希少なのよね!」
「お、おう。 金銭的価値は、通常のやつ以上だと思うぜ?」
「すごっ! 食べていいのかしら」と社長は金と食欲を天秤にかけだした。
「いや、食べる企画だから、お金に換算するのは止めて貰っていいか?」
「はい!」とオルネ。 それから遅れて社長が「・・・・・・はい」とテンションが明らかに低く返事をした。
「しかし・・・・・・」と俺は並べた食材を見る。
オーダーは寿司と刺身。 簡単に注文してくれたが、どっちも職人の技術が必須な料理だぞ?
寿司職人は飯炊き3年握り8年・・・・・・何て言うよな?
いや、数ヵ月で寿司職人になれる専門学校ってあるんだっけ?
少し前に話題になった記憶もあるけど・・・・・・
俺は炊飯器で炊いたご飯を木桶に入れ換えた。
熱を冷まさせないと、酢飯が熱いままだとよくないだろ?
それから、まな板のチョボギョを寿司用と刺身用に分けて捌いていった。
「はい、どーぞ!」と俺は2人の前にできた寿司と刺身を用意した。
それを社長が自ら運んでオルネの前に並べる。
「おぉ! 本物の寿司職人みたいだよライガくん! かっこいい!」
「それじゃ、食べていきましょう。本当に美味しそう。あのモンスターとは思えないほどに・・・・・・」
「ちょっと、たけし社長! 思い出させないでくださいよ!」
そうして、2人は最初に寿司を口に運んだ。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について
沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。
クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる