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第25話 船長との戦い。そして、目的発見!
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甲高い金属音が鳴り響く。
相手は海賊船の船長───そのアンデッド。骸骨のモンスターだ。
キンキンキンと連続するのは、船長が振り落としてくる剣《カットラス》が鳴る音。
俺は、それを素手で捌いている。 幸いにして、無傷だが……
「流石に速いなぁ。無駄な肉が削られて、極限まで軽量化しているのか?」
コメント欄では同時に───
『いや、必要な肉も全部ないだろ!』
───とツッコミが書き込まれた。
「確かに! そりゃそうだ」と前蹴りを放つ。
距離を取る。勝負を仕切り直すためだったが、
「新手? なるほど、距離ができると部下を召喚してくるのか」
船長の足元から召喚されたのは、2体のアンデット。 武器を手に突進してきた。
「あらよっ!」と俺は回避する。 しかし、2体目が時間差攻撃で迫り来る。
俺は、回避しながらもアンデットの手首を掴むと───足払い。
アンデットがバランスを崩した。そのタイミングを狙って、俺は掴んだ腕を大きく振る。
まるで合気道の達人が技を掛けたように、アンデットは空中で一回転。 そのまま頭から地面と衝突した。
「うん。やっぱり配信中は、派手な技が盛り上がって良いぜ」
残った1匹を処理。 再び、船長と1対1に戻る。
船長の表情は見えないが、明らかに狼狽しているのが伝わる。
けど────
「そのは狼狽は演技。 左手に奥の手を隠しているだろ」
「───」と船長の動きがピタッと止まる。
「抜いて良いぜ? 俺とお前のどっちが速いか? スピード勝負だ!」
俺の言葉が決闘の合図になったのだろう。
次の瞬間、船長は隠していた左手を抜いた。
その手には銃───黄金の装飾がされた片手銃《 フリントロック・ピストル》。
火打石が生み出す火花で発射されるレトロな銃だ。
それが発射されるよりも速く、俺は手刀を叩き落した。
だが、それすらフェイント。 銃は囮だった。
本命は剣《カットラス》。高速で振られるソレが俺に向かう。
(───速いッ! でも避ける事なら簡単にできる)
だが、その時だった。 体に異変を感じたのは!
「なっ! 急に動きが鈍くなって───」
目前には船長の斬撃。 既に避けれるタイミングではなくなった。
「わりぃ! 俺死んだわ!」と覚悟を決めた。 その直後、船長の剣を頭部に浴びた。
『え?』
『いや、嘘でしょ?』
『いやいやいや! なんで剣の方が折れてるんだよ!!?!?』
ん~ 視聴者はギリギリの戦いが見たいはずなんだよな。
だから、俺は魔法使いでありながら、素手で殴って戦う配信スタイル───昔のゲームなら殴り魔法使いって感じだ。
「だから、あまり見せたくはない。 俺の防御力の高さを」
一方の船長は───
勝利を確信してた状態から、武器を失って戦意を喪失。
やがて覚悟を決めたように、黒い瘴気が全身を覆って消滅していった。
『はぁ! モンスターの自決!?!?』
『何それ、初めて見た!』
『いや、それよりも宝箱を! 海賊の宝が出現するぞ!』
船長が隠れていた宝箱。 いつの間にか、金貨や宝石が溢れていた。
「おぉ! これで数億の価値は……いや待てよ!」
そんな場合じゃなかった。 俺は船長との戦いを思い出す。
「急に体が重くなったぞ。 あれは、いつかのデバフ攻撃によく似ていた。つまり──船の近くにいるぜ! セイレーンが!」
海賊の金銀財宝は、このまま放置! 俺は、この配信の目的であるセイレーンを目指して、出口に向けて走り出していた。
コメント欄では『もったいねぇ!』と嘆かれていたが……まぁ、仕方がないだろ?
帰り道は、罠を回避する正攻法なんて気にしない。 背後からアンデッドの奇襲なんて無視だ。
無視! 無視! 無視!
全力で疾走する俺に攻撃を与えられるモンスターなんて、そうそう遭遇することはない。
海賊船の内部を走り切り──── 甲板を走り抜け───
登って来た縄梯子を無視して、飛び降りる。
自由の落下中に目を凝らして探すと───
「───いた! あそこにセイレーンだ!」
俺は目標を見つけた。 セイレーンもこちらに気づいたようだ。
歌。 それから楽器の演奏を始めた。
船長との戦いで受けたデバフ攻撃は広範囲で俺を狙ったわけではない。
たぶん、演奏するのは習性。 今度は違う。
今度のデバフ攻撃は、俺を狙っての集中攻撃。 体が重くなる。
眠気や目眩・・・・・・たぶん、耐性がなければ、瞬時に石化していたかもしれない。
しかも、接近したら、接近しただけ効果が増していく。
「うん、強いなぁ。しかも、逃げる準備をしてる」
流石に水中に逃げたセイレーンは追いかけれない。
水系のモンスターは、水中だとマグロ並みの速度で泳ぐ奴がたくさんいる。 セイレーンも、そのタイプだ。
これ以上は近づけれないぜ。逃げられてしまう。
「仕方がない。ちょっと卑怯だとけど、魔法を使わせてもらうぜ」
相手は海賊船の船長───そのアンデッド。骸骨のモンスターだ。
キンキンキンと連続するのは、船長が振り落としてくる剣《カットラス》が鳴る音。
俺は、それを素手で捌いている。 幸いにして、無傷だが……
「流石に速いなぁ。無駄な肉が削られて、極限まで軽量化しているのか?」
コメント欄では同時に───
『いや、必要な肉も全部ないだろ!』
───とツッコミが書き込まれた。
「確かに! そりゃそうだ」と前蹴りを放つ。
距離を取る。勝負を仕切り直すためだったが、
「新手? なるほど、距離ができると部下を召喚してくるのか」
船長の足元から召喚されたのは、2体のアンデット。 武器を手に突進してきた。
「あらよっ!」と俺は回避する。 しかし、2体目が時間差攻撃で迫り来る。
俺は、回避しながらもアンデットの手首を掴むと───足払い。
アンデットがバランスを崩した。そのタイミングを狙って、俺は掴んだ腕を大きく振る。
まるで合気道の達人が技を掛けたように、アンデットは空中で一回転。 そのまま頭から地面と衝突した。
「うん。やっぱり配信中は、派手な技が盛り上がって良いぜ」
残った1匹を処理。 再び、船長と1対1に戻る。
船長の表情は見えないが、明らかに狼狽しているのが伝わる。
けど────
「そのは狼狽は演技。 左手に奥の手を隠しているだろ」
「───」と船長の動きがピタッと止まる。
「抜いて良いぜ? 俺とお前のどっちが速いか? スピード勝負だ!」
俺の言葉が決闘の合図になったのだろう。
次の瞬間、船長は隠していた左手を抜いた。
その手には銃───黄金の装飾がされた片手銃《 フリントロック・ピストル》。
火打石が生み出す火花で発射されるレトロな銃だ。
それが発射されるよりも速く、俺は手刀を叩き落した。
だが、それすらフェイント。 銃は囮だった。
本命は剣《カットラス》。高速で振られるソレが俺に向かう。
(───速いッ! でも避ける事なら簡単にできる)
だが、その時だった。 体に異変を感じたのは!
「なっ! 急に動きが鈍くなって───」
目前には船長の斬撃。 既に避けれるタイミングではなくなった。
「わりぃ! 俺死んだわ!」と覚悟を決めた。 その直後、船長の剣を頭部に浴びた。
『え?』
『いや、嘘でしょ?』
『いやいやいや! なんで剣の方が折れてるんだよ!!?!?』
ん~ 視聴者はギリギリの戦いが見たいはずなんだよな。
だから、俺は魔法使いでありながら、素手で殴って戦う配信スタイル───昔のゲームなら殴り魔法使いって感じだ。
「だから、あまり見せたくはない。 俺の防御力の高さを」
一方の船長は───
勝利を確信してた状態から、武器を失って戦意を喪失。
やがて覚悟を決めたように、黒い瘴気が全身を覆って消滅していった。
『はぁ! モンスターの自決!?!?』
『何それ、初めて見た!』
『いや、それよりも宝箱を! 海賊の宝が出現するぞ!』
船長が隠れていた宝箱。 いつの間にか、金貨や宝石が溢れていた。
「おぉ! これで数億の価値は……いや待てよ!」
そんな場合じゃなかった。 俺は船長との戦いを思い出す。
「急に体が重くなったぞ。 あれは、いつかのデバフ攻撃によく似ていた。つまり──船の近くにいるぜ! セイレーンが!」
海賊の金銀財宝は、このまま放置! 俺は、この配信の目的であるセイレーンを目指して、出口に向けて走り出していた。
コメント欄では『もったいねぇ!』と嘆かれていたが……まぁ、仕方がないだろ?
帰り道は、罠を回避する正攻法なんて気にしない。 背後からアンデッドの奇襲なんて無視だ。
無視! 無視! 無視!
全力で疾走する俺に攻撃を与えられるモンスターなんて、そうそう遭遇することはない。
海賊船の内部を走り切り──── 甲板を走り抜け───
登って来た縄梯子を無視して、飛び降りる。
自由の落下中に目を凝らして探すと───
「───いた! あそこにセイレーンだ!」
俺は目標を見つけた。 セイレーンもこちらに気づいたようだ。
歌。 それから楽器の演奏を始めた。
船長との戦いで受けたデバフ攻撃は広範囲で俺を狙ったわけではない。
たぶん、演奏するのは習性。 今度は違う。
今度のデバフ攻撃は、俺を狙っての集中攻撃。 体が重くなる。
眠気や目眩・・・・・・たぶん、耐性がなければ、瞬時に石化していたかもしれない。
しかも、接近したら、接近しただけ効果が増していく。
「うん、強いなぁ。しかも、逃げる準備をしてる」
流石に水中に逃げたセイレーンは追いかけれない。
水系のモンスターは、水中だとマグロ並みの速度で泳ぐ奴がたくさんいる。 セイレーンも、そのタイプだ。
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