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第53話『重大発表』の悩み……
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「う~ん、どうするか?」と俺は悩んでいる。
『重大発表』
そのサムネ作りについてだ。 VTuberとして活動していれば、そこそこの頻度であるのが『重大発表』だ。
この重大発表が行われるパターンとして考えられるのは───
『新衣装公開!』
『新3D公開』or『ライブ2Dの更新!』
『記念ライブ!』
『チャンネル登録●●万人記念配信!』
『超大型コラボ企画始動!』
───なんて、ポジティブな発表として使われる。
しかし、逆に『大切なお知らせ』と書かれたサムネを使って配信を始めるとネガティブな内容が多い。 例えば───
『卒業』or『引退』
『活動休止』
『契約解除』
……いや、契約解除は、「何やったんだ!お前っ!」ってファンから怒られてしまう。
要するにVTuber界隈では、
『重要なお知らせ』は良い発表。
『大切なお知らせ』は悪い発表。
───そんな感じで視聴者たちから認識されているわけだ。
「ここで、サムネ作りに失敗すると配信前から『悲報! 獅堂ライガ引退!』なんて、信じてしまう人が出てしまうからな」
そうなってしまうと、数年後でも「あれ? 獅堂ライガって引退したはずじゃん!」って言われてしまう。 それはブランディング的にも良くない。
非情に良くない!
企業案件とか「広告にVTuberさんを起用したいです!」ってなっても、俺だけ自然に候補から外されるって事もあり得るからね。
だから、俺は慎重に『重大発表』のサムネを作った。
ど~ん!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「……その結果がコレなわけよ」
『派手過ぎだ』
『赤背景に金色で文字を書くな!』
『目がチカチカするわ!』
コメントに書かれている通り、ド派手なサムネにしてみた。
その結果、視聴者から不満が爆発してしまったようだ。 失敗、失敗、たはははは……
「まぁ、そんな事より、重大発表をしていくぜ! 来いッ! ドラムロール!」
ドドドドドドドドドドド……ジャン! と、盛り上げる音と共に俺は───
「獅堂ライガ! 公式切り抜きチャンネル解説決定!」
『切り抜き』ってのは、VTuberのライブ配信を面白く編集した動画の事だ。
主に、ファンが推しを宣伝するため、純粋な好意で投稿する場合が多い。
ただし……残念な事に、動画の収益が目的となっているチャンネルも一部存在している。
それどころか、盛り上げるためには悪質な切り抜き。偏向報道をするチャンネルもある。
「……以上の理由で、たけプロは切り抜きの収益化を禁止していたのだけど、条件付きで解禁。その1号に俺が選ばれました。はい、拍手拍手!」
『お、おう……?』
『わ~888888』
『888888』
『凄い!(重大発表することか?)』
『チャンネル登録しようと思ったが、既にしていた。何を言っているのか(略』
ん~ 『重大発表』のハードルを上げ過ぎたか? 少し、視聴者が萎え始めている。
ならば、ここで───
「それじゃ、ここで特別ゲストを紹介します! ど~ぞ!」
配信画面に、立ち絵が映し出された。 VTuberではなく、ただの一枚絵ではあるが……すぐに気づく視聴者も現れた。
『え? このイラストの作者って、るなママ?』
『マジじゃん! るなママの新規イラスト!?』
『おぉ! ライガにそっくりな女の子だ!』
ざわざわと視聴者も盛り上がって来た。さすが、お母様……ほしなぎるな先生のイラストだ。 絵に求心力があるぞ!
「では、自己紹介をお願いします」
「は、はい! このたびは、獅堂ライガの公式切り抜きチャンネルの運営を任される事になった花峰ココロです。よろしくお願いします!」
『え!?』
『あのブロガーの???』
『公式ブログから、公式切り抜き師まで任されるようになったのか!』
『これはVtuberドリームだわ!』
「知ってる人もいると思いますが、公式ブログを担当してくれていたココロさんに、俺の切り抜きチャンネルの運営もお任せすることになりました」
「はい、こんな素敵なイメージ図も作っていただいてありがとうございます」
「こちらのイラスト。花峰ココロさんのイメージイラストとして、俺のお母様であるほしなぎるな先生にご依頼したぜ!」
ここで、ココロが編集した動画の同時視聴になる事になった。
「さて、ココロのお勧め動画は?」
「えっと……」と彼女が上げた動画は、
『黒オーク×3』
『煌牙鰐エリュシオン戦』
『大ケンタウロスの騎士戦線』
『大天使グラディエル大乱闘』
『機神オメガアルファの暴走』
「───ここら辺ですかね?」
「なるほど、良いチョイスだ。 この中で同時視聴するなら────いや、視聴者アンケートで、人気だった3つを見ようか?」
俺の提案で、どれを見るか視聴者に委ねる事にした。 さて……アンケートの結果は?
『重大発表』
そのサムネ作りについてだ。 VTuberとして活動していれば、そこそこの頻度であるのが『重大発表』だ。
この重大発表が行われるパターンとして考えられるのは───
『新衣装公開!』
『新3D公開』or『ライブ2Dの更新!』
『記念ライブ!』
『チャンネル登録●●万人記念配信!』
『超大型コラボ企画始動!』
───なんて、ポジティブな発表として使われる。
しかし、逆に『大切なお知らせ』と書かれたサムネを使って配信を始めるとネガティブな内容が多い。 例えば───
『卒業』or『引退』
『活動休止』
『契約解除』
……いや、契約解除は、「何やったんだ!お前っ!」ってファンから怒られてしまう。
要するにVTuber界隈では、
『重要なお知らせ』は良い発表。
『大切なお知らせ』は悪い発表。
───そんな感じで視聴者たちから認識されているわけだ。
「ここで、サムネ作りに失敗すると配信前から『悲報! 獅堂ライガ引退!』なんて、信じてしまう人が出てしまうからな」
そうなってしまうと、数年後でも「あれ? 獅堂ライガって引退したはずじゃん!」って言われてしまう。 それはブランディング的にも良くない。
非情に良くない!
企業案件とか「広告にVTuberさんを起用したいです!」ってなっても、俺だけ自然に候補から外されるって事もあり得るからね。
だから、俺は慎重に『重大発表』のサムネを作った。
ど~ん!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「……その結果がコレなわけよ」
『派手過ぎだ』
『赤背景に金色で文字を書くな!』
『目がチカチカするわ!』
コメントに書かれている通り、ド派手なサムネにしてみた。
その結果、視聴者から不満が爆発してしまったようだ。 失敗、失敗、たはははは……
「まぁ、そんな事より、重大発表をしていくぜ! 来いッ! ドラムロール!」
ドドドドドドドドドドド……ジャン! と、盛り上げる音と共に俺は───
「獅堂ライガ! 公式切り抜きチャンネル解説決定!」
『切り抜き』ってのは、VTuberのライブ配信を面白く編集した動画の事だ。
主に、ファンが推しを宣伝するため、純粋な好意で投稿する場合が多い。
ただし……残念な事に、動画の収益が目的となっているチャンネルも一部存在している。
それどころか、盛り上げるためには悪質な切り抜き。偏向報道をするチャンネルもある。
「……以上の理由で、たけプロは切り抜きの収益化を禁止していたのだけど、条件付きで解禁。その1号に俺が選ばれました。はい、拍手拍手!」
『お、おう……?』
『わ~888888』
『888888』
『凄い!(重大発表することか?)』
『チャンネル登録しようと思ったが、既にしていた。何を言っているのか(略』
ん~ 『重大発表』のハードルを上げ過ぎたか? 少し、視聴者が萎え始めている。
ならば、ここで───
「それじゃ、ここで特別ゲストを紹介します! ど~ぞ!」
配信画面に、立ち絵が映し出された。 VTuberではなく、ただの一枚絵ではあるが……すぐに気づく視聴者も現れた。
『え? このイラストの作者って、るなママ?』
『マジじゃん! るなママの新規イラスト!?』
『おぉ! ライガにそっくりな女の子だ!』
ざわざわと視聴者も盛り上がって来た。さすが、お母様……ほしなぎるな先生のイラストだ。 絵に求心力があるぞ!
「では、自己紹介をお願いします」
「は、はい! このたびは、獅堂ライガの公式切り抜きチャンネルの運営を任される事になった花峰ココロです。よろしくお願いします!」
『え!?』
『あのブロガーの???』
『公式ブログから、公式切り抜き師まで任されるようになったのか!』
『これはVtuberドリームだわ!』
「知ってる人もいると思いますが、公式ブログを担当してくれていたココロさんに、俺の切り抜きチャンネルの運営もお任せすることになりました」
「はい、こんな素敵なイメージ図も作っていただいてありがとうございます」
「こちらのイラスト。花峰ココロさんのイメージイラストとして、俺のお母様であるほしなぎるな先生にご依頼したぜ!」
ここで、ココロが編集した動画の同時視聴になる事になった。
「さて、ココロのお勧め動画は?」
「えっと……」と彼女が上げた動画は、
『黒オーク×3』
『煌牙鰐エリュシオン戦』
『大ケンタウロスの騎士戦線』
『大天使グラディエル大乱闘』
『機神オメガアルファの暴走』
「───ここら辺ですかね?」
「なるほど、良いチョイスだ。 この中で同時視聴するなら────いや、視聴者アンケートで、人気だった3つを見ようか?」
俺の提案で、どれを見るか視聴者に委ねる事にした。 さて……アンケートの結果は?
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