VTuberでもできるダンジョン配信!

チョーカ-

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第88話 アカウントBANされたので新配信します!

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 前回までのあらすじ

 俺、獅堂ライガ! YouTubeのチャンネルが凍結《BAN》されました。

 世界が壊れたので……ぴょ~ん!

 なんて発狂してる場合じゃない。 チャンネル復活のために動いているスタッフさんを信じて、俺は活動を続けるだけだ。

 それじゃ、俺が悩んでいるYouTubeに代わる配信プラットフォーム───

 全選手入場!

 でかいあぁぁい! 説明不要! 月間アクティブユーザー数 2億5000万人!!! 

 『Twitch』


 なんでもありなら、コイツが怖い! 暗黒街で鍛えた超実戦配信 デンジャラスライオン

『 Kick』 


弾幕を千切っては投げ、千切っては投げ! 達人の奥義ネットミームが実戦で爆発! 

『ニコ生』


 VTuber配信は、ここが完成させた。 身バレ対策は完ぺきだ!

『IRIAM』


 中国4000年の配信が、今ベールを脱ぐ! 
 

『bilibili動画』

ありがとう! ありがとうおぉぉぉ!  最高だ!

~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~

「と言うわけで、今日からYouTubeのチャンネル復活まで、ここで配信していく事になった。よろしくな!」

『う~ん 妥当! 無難!』

『OK把握!』

『初見です よろしく』

 ん~ 新しい場所だからか? 普段よりも見に来てくれる人の数───同時接続者数が低いなぁ。 

 それとも、これが普通《デフォ》なのか? 

「それじゃ、しばらくはIRL配信ってのに挑戦してみようと思う」

 IRLってのは、イン・リアル・ライフの略だ。 世界的人気な配信スタイルなんだぜ?

 観光地を生配信しながら歩いたり、逆に日常的な町中を雑談をしながら、のんびり散歩する。  

 生活を共有するって意味なら、毎日24時間配信を垂れ流している猛者もいるそうだ。

 24/7ライフスタイル配信って言うらしい。

『そうか、当たり前になってたけど、街中を自由に歩き回れるVTuberって珍しいもんな』

『アキバとか海外需要ありそう』

『富士山とか? あと、京都?』

「おぉ、いいアイデアだ。 面白いのがあったら、採用するからな!」

 そんなやり取りをしながら、俺が最初のIRL配信に選んだ場所は───

「もちろん、ここだ!」

『ダンジョンじゃねぇか!』

『いつもと同じじゃんか』

『俺らは普段からIRL配信を見てたって……コト!?!?』

「でもでも、お前らが見たい俺の配信スタイルは?」

『ダンジョン配信です!』

『ちくしょう! 言い返せれない!』

『事実陳列罪!』

 ───と言うわけでいつも通りのダンジョン配信を始めていく。

「まぁ、せめて普段とは趣向を変えてダンジョン内を案内していくスタイルに挑戦してみるぜ!」

 この世界にダンジョンが発生して25年。 あまりにも当たり前にあるダンジョン……

 今回は、改めてダンジョンはどうなっているのか説明&解説していこうと思う。

「と言うわけで、まずはダンジョンの入り口だ」

 ダンジョンは、オフィス街のど真ん中に存在している。

 仕事終わりのOLやサラリーマンが周囲に歩き回ってる。 その中でも、スーツ姿のままダンジョンに入って行く者も…… きっと、仕事帰りにストレス発散に来て居るのだろう。 

「ここがダンジョンの入り口だぜ! 武骨な警備員さんが立っているだろ? ダンジョン庁の職員さんで、元冒険者の方々だ。ちなみに胸にかけてる機関銃は本物だから注意な!」

 俺は、頭を下げて身分証明書を提示した。 

 機械に通して、身分証明書が本物だと確認。 それから、本人か顔がチェックされる。

「まぁ、冒険者の中には他人に変身できたり、姿を消したりする奴がいるけど……ここでやったら、実刑は確実だから絶対にするなよ」

『はい!』

『先生わかりました!』

「誰が引率の先生だよ! 次に行くぞ!」

 近代的なダンジョンの入り口から少し進むだけで、天然の洞窟のように変わる。

「ここからがダンジョンの本番だ。 当然、モンスターも出て来るぞ」

 事実、前方にモンスターの気配を感じ取った。 さて───

「最初に出て来るモンスターは何かな?」

 だが、出てきたモンスターはスライムだった。 

 まるで、「僕は悪いスライムじゃないよ!」とぴよ~ん! ぴよ~ん! と飛び跳ねているが、躊躇なく倒す。

『な ぜ 殺 し た !』

『突然の死!』

『死は何者にも平等。仕方ないね』

「いやいや、無害に見えてもモンスターだぞ。放置していたら特殊個体になる可能性もあるから、駆除するのがダンジョン配信者の義務に───あ~ 出てきたわ。特殊個体のスライムが!」

『え?』

『ん! どこどこ?』

『わからねぇ!』

 視聴者は、まだ気づいていない。 だが、俺の目には巨大なスライムを捉えていた。
 
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