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第30話 逆襲の勇者
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見よ。 あの不吉を────
酷く朧気《おぼろげ》な影。 その輪郭は曖昧で、世界と溶け込んでいるようだ。
ならば、あれは死なのだろう。
────死だ。死が立っている。
全身に巻かれた黒い包帯は、邪悪な物への封印に違いない。
その隙間から、瞳が──── 不気味に赤く輝きが見えている。
ならば、それは人間ではないのだろう。 もはや、人間ではなくなっているのだろう。
手に持った黒い大剣を地面に引きずりながらやってきた。
死を運ぶ黒い鴉の代わりに、黒い龍の残骸を踏み潰しながら、やってきた。
だから、彼は────
きっと、死神に違いないのだ。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あまりにも異形。 その姿、近寄りがたい雰囲気を醸し出していた。
それは、仲間であるはずのリアたちも同じ。 彼女たちも、脳裏に過る。
(あれは、本当に・・・・・・勇者アーサーなのですか?)
キリツは回復を集中する。
(ぐっ! 回復が追い付かない。勇者から奪った力を、放出してでも使わなければ・・・・・・私の存在そのものが消え去っていく・・・・・・)
だが、ゆっくりと黒い影がキリツに近づいてくる。
「その顔、紛れもなく勇者アーサー・・・・・・なぜ? 再起不能にまで追い込んだはずなのですが?」
「あ゛ぁん? ギリツ゛くん、再゛起゛不゛能゛? 知らねぇよ、そんな゛ことはよぉ!」
「お゛ら゛っ!」とアーサーは、倒れたキリツを蹴り上げた。 それも、傷口を狙っての蹴り。
「うっ! がっ!」と地面を転がる。
痛みと衝撃に襲われながら、何が起きたのか脳を回転させる。
キリツが持つ魔剣。
勇者を殺すためだけに作られたソレは、回復が不能な猛毒を纏っている。
(コイツは喉を切り裂かれ、喋る事もできなくなったはずではないのか? それどころか、手の腱を斬り、肺を突き潰したはず……)
「ならば!」とキリツは立ち上がる。
「もう一度・・・・・・いや、何度でも斬り倒して、二度と立ち上がれない体にしてさしあげる」
魔剣を走らせる。
袈裟斬り
確かな手応え。しかし、アーサーは両手を広げて受けていた。
まるで水を浴びるが如く、剣撃を浴びて鮮血を撒き散らしている。
(これで死なない。不死身の怪物にでも堕ちたか? ならば!)
キリツは剣を引いた。 次に狙うのはアーサーの右胸──── 両肺を潰せば、呼吸器官を破壊すれば、生物は死ぬ。
だが、それよりも早く────
「甘゛いぜ」とアーサーは剣を振った。 黒い大剣───それは大剣とは思えない鋭い振りでキリツを襲った。
(防御・・・・・・間に合う。 しかし、これは・・・・・・防御の意味があるのか?)
かろうじて受けが間に合うも、その衝撃に耐えきれない。
キリツの体は、吹き飛ばされた。
「あ゛あ゛? ずいぶんと飛゛んで行゛きやがったなぁ。だが、逃゛がさねぇぞ」
アーサーが飛ぶように駆ける。 大剣を引きずって歩いていたのは、何だったのか?
だが、キリツが落ちた場所で異変が起きていた。
黒い液体。 キリツに向かって地面を走っている。
「あれは!」と最初に気づいたのは聖女リア。
「黒龍の死体。血液を媒体にして呪術を!」
聖職者の彼女だから、理解できたのだろう。 彼女の目には禍々しい力の流れが見えた。
その先、キリツが立っている。
黒い血液のような呪物。 それがキリツの体に纏わり付いているようだ。
治癒が不能だと思われていた傷口が呪物で埋まっている。
「これは禁術の部類。魔族の私にとっても、精神的不安によって押し潰されそうですが・・・・・・これで、あなたに勝たせてもらいますよ」
流れている大量の呪物が加速していく。 そして、キリツの全身を覆い隠す。
黒龍の血液は大量にあった。 その全てがキリツに集まり────
巨大な魔人────ゴーレムのように変形していった。
「この禁術を使えば、あなたがどんな方法で、戦う方法を────」
「う゛るぜぇ! 黙っで吹き飛゛べ!」
大剣を振る。 それだけでゴーレムの片足が吹き飛ぶ。
「この! どうやって、それだけの力を!」
倒れていくゴーレム。 その腕をアーサーに向かって叩きつける。
「鈍゛すぎる゛だろ!」とゴーレムの腕を斬り飛ばす。
「どうぜ弱点゛ば、頭が、胴体に゛決まっているのだろう゛?」
アーサーは宙に浮かぶと同時に回転斬り。 その首を切り捨ててみせた。
魔族ですら禁術とされる黒血の巨人を、処理するように倒す。
黒い液体に戻っていく中、キリツが再び姿を見せた。
「やはり、その剣に秘密が・・・・・・猛毒を無効化する魔剣? 教会の聖遺物を?」
「こ゛れか? い゛い゛や」とアーサーは首を振った。
「だまだま、今日゛開店゛する武器屋゛があってな゛」
「・・・・・・はぁ?」
「ごれは、その看板゛に掲゛げようとしていたのを拝借゛しただけだ」
なぜ、鉄の塊である剣が、物を斬れるのか?
それは、鉄の強度が高められ、刃が研磨される事で鋭さが宿るからだ。
しかし、アーサーが持つ大剣は、剣の形をした鉄塊。 それを示すよう、アーサーは、刃の部分に腕を当てて、素早く引いて見せた。
「傷がない。本当に、剣の形をしただけの鉄の塊・・・・・・ならば、なぜ!」
なぜ、再起不能にしたはずのアーサーが、ここまで動けるのか?
その力の源は何か? それを問う。しかし、アーサーは・・・・・・
「知゛らねぇよ゛。 ごれができるのは、ただ俺゛が勇者゛だからだろよ゛!」
その答え。 しかし、その答えからキリツは、心当たりが浮かんだ。
「まさか、いや、そんな馬鹿な事が・・・・・・」
だが、それは彼にとって、認めたくない答え。
「勇者スキルが発動している・・・・・・とでも言うのか?」
『勇者スキル』
それは300年前、魔王と戦った最初の勇者。
彼が持っていたと言われる力を再現した物・・・・・・
ある意味、キリツはアーサーの事を勇者だと思っていなかった。
ただ、力を持つ若者に、名誉として『勇者』を称号をして与えているだけ。
だから、キリツはどこまでもアーサーの事を舐めきっていたのだ。
「そんな・・・・・・まさか、本当に───勇者だったのか!?」
酷く朧気《おぼろげ》な影。 その輪郭は曖昧で、世界と溶け込んでいるようだ。
ならば、あれは死なのだろう。
────死だ。死が立っている。
全身に巻かれた黒い包帯は、邪悪な物への封印に違いない。
その隙間から、瞳が──── 不気味に赤く輝きが見えている。
ならば、それは人間ではないのだろう。 もはや、人間ではなくなっているのだろう。
手に持った黒い大剣を地面に引きずりながらやってきた。
死を運ぶ黒い鴉の代わりに、黒い龍の残骸を踏み潰しながら、やってきた。
だから、彼は────
きっと、死神に違いないのだ。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あまりにも異形。 その姿、近寄りがたい雰囲気を醸し出していた。
それは、仲間であるはずのリアたちも同じ。 彼女たちも、脳裏に過る。
(あれは、本当に・・・・・・勇者アーサーなのですか?)
キリツは回復を集中する。
(ぐっ! 回復が追い付かない。勇者から奪った力を、放出してでも使わなければ・・・・・・私の存在そのものが消え去っていく・・・・・・)
だが、ゆっくりと黒い影がキリツに近づいてくる。
「その顔、紛れもなく勇者アーサー・・・・・・なぜ? 再起不能にまで追い込んだはずなのですが?」
「あ゛ぁん? ギリツ゛くん、再゛起゛不゛能゛? 知らねぇよ、そんな゛ことはよぉ!」
「お゛ら゛っ!」とアーサーは、倒れたキリツを蹴り上げた。 それも、傷口を狙っての蹴り。
「うっ! がっ!」と地面を転がる。
痛みと衝撃に襲われながら、何が起きたのか脳を回転させる。
キリツが持つ魔剣。
勇者を殺すためだけに作られたソレは、回復が不能な猛毒を纏っている。
(コイツは喉を切り裂かれ、喋る事もできなくなったはずではないのか? それどころか、手の腱を斬り、肺を突き潰したはず……)
「ならば!」とキリツは立ち上がる。
「もう一度・・・・・・いや、何度でも斬り倒して、二度と立ち上がれない体にしてさしあげる」
魔剣を走らせる。
袈裟斬り
確かな手応え。しかし、アーサーは両手を広げて受けていた。
まるで水を浴びるが如く、剣撃を浴びて鮮血を撒き散らしている。
(これで死なない。不死身の怪物にでも堕ちたか? ならば!)
キリツは剣を引いた。 次に狙うのはアーサーの右胸──── 両肺を潰せば、呼吸器官を破壊すれば、生物は死ぬ。
だが、それよりも早く────
「甘゛いぜ」とアーサーは剣を振った。 黒い大剣───それは大剣とは思えない鋭い振りでキリツを襲った。
(防御・・・・・・間に合う。 しかし、これは・・・・・・防御の意味があるのか?)
かろうじて受けが間に合うも、その衝撃に耐えきれない。
キリツの体は、吹き飛ばされた。
「あ゛あ゛? ずいぶんと飛゛んで行゛きやがったなぁ。だが、逃゛がさねぇぞ」
アーサーが飛ぶように駆ける。 大剣を引きずって歩いていたのは、何だったのか?
だが、キリツが落ちた場所で異変が起きていた。
黒い液体。 キリツに向かって地面を走っている。
「あれは!」と最初に気づいたのは聖女リア。
「黒龍の死体。血液を媒体にして呪術を!」
聖職者の彼女だから、理解できたのだろう。 彼女の目には禍々しい力の流れが見えた。
その先、キリツが立っている。
黒い血液のような呪物。 それがキリツの体に纏わり付いているようだ。
治癒が不能だと思われていた傷口が呪物で埋まっている。
「これは禁術の部類。魔族の私にとっても、精神的不安によって押し潰されそうですが・・・・・・これで、あなたに勝たせてもらいますよ」
流れている大量の呪物が加速していく。 そして、キリツの全身を覆い隠す。
黒龍の血液は大量にあった。 その全てがキリツに集まり────
巨大な魔人────ゴーレムのように変形していった。
「この禁術を使えば、あなたがどんな方法で、戦う方法を────」
「う゛るぜぇ! 黙っで吹き飛゛べ!」
大剣を振る。 それだけでゴーレムの片足が吹き飛ぶ。
「この! どうやって、それだけの力を!」
倒れていくゴーレム。 その腕をアーサーに向かって叩きつける。
「鈍゛すぎる゛だろ!」とゴーレムの腕を斬り飛ばす。
「どうぜ弱点゛ば、頭が、胴体に゛決まっているのだろう゛?」
アーサーは宙に浮かぶと同時に回転斬り。 その首を切り捨ててみせた。
魔族ですら禁術とされる黒血の巨人を、処理するように倒す。
黒い液体に戻っていく中、キリツが再び姿を見せた。
「やはり、その剣に秘密が・・・・・・猛毒を無効化する魔剣? 教会の聖遺物を?」
「こ゛れか? い゛い゛や」とアーサーは首を振った。
「だまだま、今日゛開店゛する武器屋゛があってな゛」
「・・・・・・はぁ?」
「ごれは、その看板゛に掲゛げようとしていたのを拝借゛しただけだ」
なぜ、鉄の塊である剣が、物を斬れるのか?
それは、鉄の強度が高められ、刃が研磨される事で鋭さが宿るからだ。
しかし、アーサーが持つ大剣は、剣の形をした鉄塊。 それを示すよう、アーサーは、刃の部分に腕を当てて、素早く引いて見せた。
「傷がない。本当に、剣の形をしただけの鉄の塊・・・・・・ならば、なぜ!」
なぜ、再起不能にしたはずのアーサーが、ここまで動けるのか?
その力の源は何か? それを問う。しかし、アーサーは・・・・・・
「知゛らねぇよ゛。 ごれができるのは、ただ俺゛が勇者゛だからだろよ゛!」
その答え。 しかし、その答えからキリツは、心当たりが浮かんだ。
「まさか、いや、そんな馬鹿な事が・・・・・・」
だが、それは彼にとって、認めたくない答え。
「勇者スキルが発動している・・・・・・とでも言うのか?」
『勇者スキル』
それは300年前、魔王と戦った最初の勇者。
彼が持っていたと言われる力を再現した物・・・・・・
ある意味、キリツはアーサーの事を勇者だと思っていなかった。
ただ、力を持つ若者に、名誉として『勇者』を称号をして与えているだけ。
だから、キリツはどこまでもアーサーの事を舐めきっていたのだ。
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