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Knife ♡
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あんまりえっちではないですがそういう描写があるので♡がついています。
――――――――――――――――――――
目が覚めて、真っ先にイケメンの顔が目の前にあるというのはなかなか悪い気分ではなかった。抱き枕にされているのも温かくて良い。すやすや眠るウィリウスをしばらく鑑賞して、それから、2人で被った毛布の下に何も来ていないことに気が付いた。どうりでちょっと肌寒いと思った。
「……腹減ったな」
昨日そのまま寝てしまったので何も食べていない。そもそも昨日後半の記憶がない。本当に眠かったから全部ウィリウスに任せてうとうとしてたな……悪いことした。
「飯……いや力強いな」
先に起きたのだから飯くらい作ろうかと思ったのだけど、思いの外がっしり抱き込まれている。力で敵うわけもないので上下から抜けられないか身を捩ってみたけれど、どうも離れてくれる気はないようだ。
「ウィリウスー? 俺飯作りたいんだけど」
「……んー」
あっ駄目だ、これ起きないわ。昨日は完全にキャリーしてもらったもんな、お疲れだよな。
……あれだけ運動して、帰宅後もセックスして、一晩明けてちゃんと朝勃ちしているのはマジで強いと思う。頑張らないと体力で押し負けちゃう。
「……ムスコは元気に早起きしてんのになー」
お互い全裸なので、抱き合っていると腹あたりに硬いものが当たる。このままシコったら起きないかな……なんかそんなことばっかりやってるけど。
「ウィリウスー、ウィリにいさーん。離してくれるだけで良いからさー……」
この男、ほっぺもつるつるぷにぷにである。羨ましいことだ。なんとか手を伸ばしてサイドボードの水を飲んだりしつつ、大人しく彼が起きるのを待つ。疲れさせた自覚はあるので、あんまり無理矢理起こすことはしたくない。こんだけ気を抜いて寝ているのだから今日は休日なのだろう。事前に、1度ダンジョンに潜った後は休日を取るとも聞いていた。起きないからといって予定をすっぽかす心配はない。
「んんー……もうちょっとこっち」
「あ、起きた?」
ぐい、と明確に腰を引っ張られた。肩越しに、眩しそうに目を細める顔が見える。毛布の中に抱き込まれるのと同時、足に硬い肉棒が当たった。本当に元気だなウィリウス。
「おはよう、ウィリウス」
「はよ……」
「俺腹減ったんだけど離してくんない? その前に朝勃ち処理する?」
「んや……ねる……。おこして」
「どっちだよ」
一旦腕を離してくれたので、そのままベッドを出た。ウィリウスは1人で改めて毛布にくるまり直している。
「じゃあ飯出来たら起こすからな、ゆっくり寝ててくれ」
「ん……おやすみ……」
毛布の上からぽんぽん叩いて、寝息を立て始めたのを見届けた。ひとまず服を着て、倉庫から食材を取り出す。朝だし適当にホットサンドでも作るか。この世界、食えるモンスターがダンジョンから沸く影響なのか、食材は非常に安価だ。ひと山いくらで売られていて、マジックバッグに入れておけばほぼ永久保存できる。最高では。
薄く切ったパンを軽く焼いて、切った葉野菜と肉を乗せる。適当に塩と胡椒で味付けして焼き目を付けて完成。飲み物も用意して、さてと思ったところで調整部屋のドアが開いた。
「おはよう、ウィリウス」
「おはよう。腹減った」
「はいホットサンド。今日何する?」
リビングの椅子に腰かけ、2人で遅い朝食を食べる。普段端正なお顔で颯爽とした印象のウィリウスが、寝ぐせの付いた頭で眠そうに目を擦っているのはなんだか愉快だ。かわいいなこの男。
「昨日のアイテムやら装備やらの確認だな。今日は屋敷で作業だ。お前は……まあ、手伝いくらいするか?」
「はーい。お手伝いしまーす」
「あ、そうだ。倉庫に金庫増設しようぜ。エリクサー素で置いとくの怖ぇよ」
「そうだねー。いくらセキュリティーがしっかりしてても直置きはちょっとね」
ウィリウスによるとかなりの高級アイテムらしいので、しっかりした場所に入れておいて損はないだろう。皮算用によればあと4つくらいは隠し場所を覚えているので余計に。それに、他にも希少なアイテムはたくさんある。これから拠点を大きくするためにも、貴重品入れは作っておいて損ないはずだ。
「どのくらいのデカさかはまた相談するとして……今日はアイテムの整理だな。ほら、お前の拾ったナイフとか、見てもらわねぇと」
「それはそう」
あのナイフだけは、ゲーム内アイテムとして似たような物を思い出せない。そもそもあそこにはセーブがあるはずだった……とは、ウィリウスには言わないけれど。慎重に扱っておくに越したことないと思う。
「じゃあ俺、倉庫で成果確認してるから」
「うん。片付けたら行く」
そうこうするうちに、作ったホットサンドは全部胃の中に消えた。ごちそうさま、と手を合わせて、皿を片付ける。とは言っても皿洗いは全部使い魔がやってくれるから、所定の場所に置きに行くだけだ。とても便利。
簡単な片付けと、使い魔への指示を終えてウィリウスを追い掛ける。昨日アイテムの元モンスターが討伐され解体されるのを見てしまっているので、またアレを見るのかと思うとちょっと気が重い。ただ、これから絶対に慣れなければならないことだ。頑張ろう。
臭いとグロ画像があることを覚悟して倉庫の扉に手をかける。その時だ。
「うわっ!?」
倉庫の中から、焦ったようなウィリウスの悲鳴が聞こえた。
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目が覚めて、真っ先にイケメンの顔が目の前にあるというのはなかなか悪い気分ではなかった。抱き枕にされているのも温かくて良い。すやすや眠るウィリウスをしばらく鑑賞して、それから、2人で被った毛布の下に何も来ていないことに気が付いた。どうりでちょっと肌寒いと思った。
「……腹減ったな」
昨日そのまま寝てしまったので何も食べていない。そもそも昨日後半の記憶がない。本当に眠かったから全部ウィリウスに任せてうとうとしてたな……悪いことした。
「飯……いや力強いな」
先に起きたのだから飯くらい作ろうかと思ったのだけど、思いの外がっしり抱き込まれている。力で敵うわけもないので上下から抜けられないか身を捩ってみたけれど、どうも離れてくれる気はないようだ。
「ウィリウスー? 俺飯作りたいんだけど」
「……んー」
あっ駄目だ、これ起きないわ。昨日は完全にキャリーしてもらったもんな、お疲れだよな。
……あれだけ運動して、帰宅後もセックスして、一晩明けてちゃんと朝勃ちしているのはマジで強いと思う。頑張らないと体力で押し負けちゃう。
「……ムスコは元気に早起きしてんのになー」
お互い全裸なので、抱き合っていると腹あたりに硬いものが当たる。このままシコったら起きないかな……なんかそんなことばっかりやってるけど。
「ウィリウスー、ウィリにいさーん。離してくれるだけで良いからさー……」
この男、ほっぺもつるつるぷにぷにである。羨ましいことだ。なんとか手を伸ばしてサイドボードの水を飲んだりしつつ、大人しく彼が起きるのを待つ。疲れさせた自覚はあるので、あんまり無理矢理起こすことはしたくない。こんだけ気を抜いて寝ているのだから今日は休日なのだろう。事前に、1度ダンジョンに潜った後は休日を取るとも聞いていた。起きないからといって予定をすっぽかす心配はない。
「んんー……もうちょっとこっち」
「あ、起きた?」
ぐい、と明確に腰を引っ張られた。肩越しに、眩しそうに目を細める顔が見える。毛布の中に抱き込まれるのと同時、足に硬い肉棒が当たった。本当に元気だなウィリウス。
「おはよう、ウィリウス」
「はよ……」
「俺腹減ったんだけど離してくんない? その前に朝勃ち処理する?」
「んや……ねる……。おこして」
「どっちだよ」
一旦腕を離してくれたので、そのままベッドを出た。ウィリウスは1人で改めて毛布にくるまり直している。
「じゃあ飯出来たら起こすからな、ゆっくり寝ててくれ」
「ん……おやすみ……」
毛布の上からぽんぽん叩いて、寝息を立て始めたのを見届けた。ひとまず服を着て、倉庫から食材を取り出す。朝だし適当にホットサンドでも作るか。この世界、食えるモンスターがダンジョンから沸く影響なのか、食材は非常に安価だ。ひと山いくらで売られていて、マジックバッグに入れておけばほぼ永久保存できる。最高では。
薄く切ったパンを軽く焼いて、切った葉野菜と肉を乗せる。適当に塩と胡椒で味付けして焼き目を付けて完成。飲み物も用意して、さてと思ったところで調整部屋のドアが開いた。
「おはよう、ウィリウス」
「おはよう。腹減った」
「はいホットサンド。今日何する?」
リビングの椅子に腰かけ、2人で遅い朝食を食べる。普段端正なお顔で颯爽とした印象のウィリウスが、寝ぐせの付いた頭で眠そうに目を擦っているのはなんだか愉快だ。かわいいなこの男。
「昨日のアイテムやら装備やらの確認だな。今日は屋敷で作業だ。お前は……まあ、手伝いくらいするか?」
「はーい。お手伝いしまーす」
「あ、そうだ。倉庫に金庫増設しようぜ。エリクサー素で置いとくの怖ぇよ」
「そうだねー。いくらセキュリティーがしっかりしてても直置きはちょっとね」
ウィリウスによるとかなりの高級アイテムらしいので、しっかりした場所に入れておいて損はないだろう。皮算用によればあと4つくらいは隠し場所を覚えているので余計に。それに、他にも希少なアイテムはたくさんある。これから拠点を大きくするためにも、貴重品入れは作っておいて損ないはずだ。
「どのくらいのデカさかはまた相談するとして……今日はアイテムの整理だな。ほら、お前の拾ったナイフとか、見てもらわねぇと」
「それはそう」
あのナイフだけは、ゲーム内アイテムとして似たような物を思い出せない。そもそもあそこにはセーブがあるはずだった……とは、ウィリウスには言わないけれど。慎重に扱っておくに越したことないと思う。
「じゃあ俺、倉庫で成果確認してるから」
「うん。片付けたら行く」
そうこうするうちに、作ったホットサンドは全部胃の中に消えた。ごちそうさま、と手を合わせて、皿を片付ける。とは言っても皿洗いは全部使い魔がやってくれるから、所定の場所に置きに行くだけだ。とても便利。
簡単な片付けと、使い魔への指示を終えてウィリウスを追い掛ける。昨日アイテムの元モンスターが討伐され解体されるのを見てしまっているので、またアレを見るのかと思うとちょっと気が重い。ただ、これから絶対に慣れなければならないことだ。頑張ろう。
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「うわっ!?」
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