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第二話 監獄の冷たさ
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目を覚ました私はひんやりと冷たいものに触れているのに気がつきました。まだ頭に痛みは残っています。ぼんやりとする意識の中、どうやら私は監獄の中に閉じ込められているようでした。
「ここは罪を犯した者がいれられる場所。私は……なぜここに?」
先ほどの忌まわしい記憶が脳内を駆け巡りました。ロディア様とミリア様とセーラ様が……。私は頬を涙が伝うのを止められませんでした。
「あー、やーっと起きたんだ。お姫様」
いつの間にいらっしゃったのか、格子の向こう側で、ミリア様がにやにやと笑みを浮かべています。
「ミリア様! 流石にあんまりです。ここから出してください!」
私は格子を掴み、顔を出します。
「駄、目。あんたは罪人なんだかは。罪人は監獄に入れられるのがお似合いでしょ」
「罪人なんて……! 私何もしていない!」
「あれ、分かってるじゃん。そう、あんたは何もしていない」
「え……?」
言われている意味が分からず、私はミリア様の顔を眺める。
「あたしたちはね、ずっとロディの傍にいて彼を支えてきたの。強いドラゴンと戦っていたときも、険しい雪山を登って強い武器を見つけたときも、たまたま立ち寄った小さな町の事件を解決したときも……! ずっと彼と一緒にいた……! それなのに……」
そこで一度彼女は言葉に詰まった。
「何にもせずにのうのうと暮らしていたあんたがロディと結ばれるなんてあって良いと思うの!? 顔が良いだけで一人じゃ何にも出来ない役立たずのあんたが!」
「きゃっ」
怒りに震えたミリアの手から炎の球が弾き出され、私の腕を掠めた。
「ほら、自分で、自分の魔法で治癒してみなさいよ! 出来ないんでしょう?」
図星です。私はお父様から魔法も剣術も学ぶことを禁止され、礼儀作法や料理、裁縫などを教えられてきました。町に住む小さな子どもさえも扱える基本的な魔法すら私は知りません。
すると、セーラ様が軽い足取りで階段を下りてきました。
「ミリア、式の日取りが決まったわよ。明日の太陽が真上に登る頃、で良いわよね?」
「し、式……?」
私が思わず口にします。すると、ぷっとミリア様とセーラ様が吹き出します。
「ほんとおめでたい頭しているのね。式は式でも結婚式じゃないわ。あんたの断罪式よ」
「可哀想だけど、剣も魔法も何にも出来ない役立たずはロディアくんの隣にいちゃいけないの。だからね」
死んでよ
二人の声が重なり、監獄内で反響しました。
「そんな……嫌です、私、死にたくない……!!」
「あ、そうそう。このペンダント、あんたのだっけ?」
私の訴えを遮るようにミリア様がペンダントを私の目の前に突き出しました。それはロディア様に初めて貰ったプレゼントで、命よりも大事にしていたもの。魔結晶を加工したペンダントで、光の加減でキラキラと色鮮やかに輝くのです。
「なんであなたがそれを持っていらっしゃるの……!? お願いします、それだけは返して下さい……! 」
「へえ、大切なものなんだー」
「お願いします。お願いします。お願いします。それはロディア様から頂いた大切なものなんです……。他の物はどうなったって良いです。だから、それだけは……」
「ミリア、返してあげなさい。意地悪したら可哀想でしょう」
「はーいはい」
セーラ様に促され、ミリア様がこちらにペンダントを投げます。私は何とかそれを受けとりました。
「ありがとうござ……」
例を言い終わるより先に、それは深紅の炎をあげて燃え尽きました。両手には塵が降り積もっているだけでした。
「ざーんねん」
ミリア様の意地悪な声ももう聞こえません。心も一緒に砕ける音が確かに聞こえた気がしました。
そのとき、誰かに語り掛けられているように感じました。直感的に声の主は魔物であると確信しました。
――憐れな姫君よ、救いが欲しいか?
救い? 救いとは何なのでしょうか。
――我が妻となれば助けてやっても良い
妻? 私はロディア様の妻です。他の誰かの妻になるつもりはありません。
――そうか、救いが欲しければいつでも我の名を呼べ。我はいつでもお前を見ている
「私は魔の者の言いなりになるつもりはありません!!」
思わず口をついて言葉が溢れました。ミリア様とセーラ様が驚いたように目を見開きましたが、すぐにくすくすと笑い始めました。
「可哀想な姫様は気でも狂ってしまわれたのね」
もう何と言われても気になりませんでした。
◇◇◇
私は一睡も出来ないまま朝を迎えました。何を考えて夜を過ごしたのかもはや覚えていません。あの声はもう聞こえていなかった気がします。
そして時間になると私はゴミのように無理矢理監獄から引きずり出され、民衆の前に放り出されました。あんなに優しかった民たちは今や私に憎悪の感情をぶつけます。
「魔物に惑わされた卑しい女め!」
「勇者様たちを傷つけた罪人!」
根も葉もない言葉のナイフがぐさぐさと突き刺さります。しかし、もはや弁解する気力は私にはありませんでした。
「我が娘ミリアとセーラを傷つけた罪は重いぞイブマリー」
「お父様……」
ミリア様の魔法でおかしくなっているのでしょう。お父様とお母様は今まで見たことないような冷たい目で私を見下ろします。ロディア様の姿はないようでした。 どこかに隠れているのでしょうか?
「判決は審議する必要もございませんわ。死刑。その命をもって罪を償いなさい」
セーラ様の言葉で民衆がワアッと沸き上がりました。おかしい、皆おかしくなっている。よく目を凝らすと、民やお父様たちを、ピンク色の霧のようなものが包み込んでいるのが分かりました。
おそらくそれがミリア様の魔法なのでしょうがだからといってどうなるという訳ではありません。
もう正直なところ、このまま死んでも良いかなと思い始めているところでした。ロディア様に嫌われ、思い出は砕け散ったこの世界で生きている意味を見出だせなくなっていました。
――生きたくないのか?
またあの声が頭に響きます。
「大丈夫! あたし魔法の天才だからさ~、一瞬で殺してあげる!」
ミリア様の振り上げた手に大きな炎の球が生成されていきます。きっとこれが直撃すれば私はただでは済まないでしょう。
「さぁ! 憐れな罪人に神の祈りを!」
セーラ様の合図と共に、私に吸い込まれるようにして火炎球が迫ってきます。
――もう一度聞く、我と生きていくつもりはないか?
「私は……」
「私は……生きたい!!」
バチンと何かが弾けた音がして、反射的に私は目をつぶりました。民衆の動揺で、空気が震えるのを感じます。
ゆっくりと目を開けると、そこには一人の長身の青年が立っていました。
女性とも見間違うほど美しい顔立ちに、透けるような白い肌。腰まで伸ばした白髪は絹のよう。しかしその耳は鋭く尖り、頭にはドラゴンを思わせるような角が生えていた。
黒いローブを纏った彼が腰が抜けた私を優しく立たせてくれました。
「よくぞ了承してくれた。歓迎するぞ、我が妻よ」
状況がよく飲み込めず、あんぐりと口を開けている私に彼はあぁ、と付け加えます。
「申し遅れた。我が名は魔王アルベルト、お前の夫となる者の名だ」
「魔王……アルベルト……?」
魔王……?
魔王は勇者に倒されたはずでは……?
「魔王だ! 魔王の復活だ!」
誰かが叫んだその言葉を皮切りに、蜘蛛の子を散らしたように人々が逃げ惑う。
ちらりと横を見ると、ミリア様やセーラ様も真っ青な顔をして腰を抜かしていらっしゃいました。
「これからよろしく頼むぞ、イブマリー!」
魔王とは似つかわしくない爽やかな笑顔。
私は、どうやらとんでもない人と勢いで結婚してしまったようです。
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先ほどの忌まわしい記憶が脳内を駆け巡りました。ロディア様とミリア様とセーラ様が……。私は頬を涙が伝うのを止められませんでした。
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私は格子を掴み、顔を出します。
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「きゃっ」
怒りに震えたミリアの手から炎の球が弾き出され、私の腕を掠めた。
「ほら、自分で、自分の魔法で治癒してみなさいよ! 出来ないんでしょう?」
図星です。私はお父様から魔法も剣術も学ぶことを禁止され、礼儀作法や料理、裁縫などを教えられてきました。町に住む小さな子どもさえも扱える基本的な魔法すら私は知りません。
すると、セーラ様が軽い足取りで階段を下りてきました。
「ミリア、式の日取りが決まったわよ。明日の太陽が真上に登る頃、で良いわよね?」
「し、式……?」
私が思わず口にします。すると、ぷっとミリア様とセーラ様が吹き出します。
「ほんとおめでたい頭しているのね。式は式でも結婚式じゃないわ。あんたの断罪式よ」
「可哀想だけど、剣も魔法も何にも出来ない役立たずはロディアくんの隣にいちゃいけないの。だからね」
死んでよ
二人の声が重なり、監獄内で反響しました。
「そんな……嫌です、私、死にたくない……!!」
「あ、そうそう。このペンダント、あんたのだっけ?」
私の訴えを遮るようにミリア様がペンダントを私の目の前に突き出しました。それはロディア様に初めて貰ったプレゼントで、命よりも大事にしていたもの。魔結晶を加工したペンダントで、光の加減でキラキラと色鮮やかに輝くのです。
「なんであなたがそれを持っていらっしゃるの……!? お願いします、それだけは返して下さい……! 」
「へえ、大切なものなんだー」
「お願いします。お願いします。お願いします。それはロディア様から頂いた大切なものなんです……。他の物はどうなったって良いです。だから、それだけは……」
「ミリア、返してあげなさい。意地悪したら可哀想でしょう」
「はーいはい」
セーラ様に促され、ミリア様がこちらにペンダントを投げます。私は何とかそれを受けとりました。
「ありがとうござ……」
例を言い終わるより先に、それは深紅の炎をあげて燃え尽きました。両手には塵が降り積もっているだけでした。
「ざーんねん」
ミリア様の意地悪な声ももう聞こえません。心も一緒に砕ける音が確かに聞こえた気がしました。
そのとき、誰かに語り掛けられているように感じました。直感的に声の主は魔物であると確信しました。
――憐れな姫君よ、救いが欲しいか?
救い? 救いとは何なのでしょうか。
――我が妻となれば助けてやっても良い
妻? 私はロディア様の妻です。他の誰かの妻になるつもりはありません。
――そうか、救いが欲しければいつでも我の名を呼べ。我はいつでもお前を見ている
「私は魔の者の言いなりになるつもりはありません!!」
思わず口をついて言葉が溢れました。ミリア様とセーラ様が驚いたように目を見開きましたが、すぐにくすくすと笑い始めました。
「可哀想な姫様は気でも狂ってしまわれたのね」
もう何と言われても気になりませんでした。
◇◇◇
私は一睡も出来ないまま朝を迎えました。何を考えて夜を過ごしたのかもはや覚えていません。あの声はもう聞こえていなかった気がします。
そして時間になると私はゴミのように無理矢理監獄から引きずり出され、民衆の前に放り出されました。あんなに優しかった民たちは今や私に憎悪の感情をぶつけます。
「魔物に惑わされた卑しい女め!」
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根も葉もない言葉のナイフがぐさぐさと突き刺さります。しかし、もはや弁解する気力は私にはありませんでした。
「我が娘ミリアとセーラを傷つけた罪は重いぞイブマリー」
「お父様……」
ミリア様の魔法でおかしくなっているのでしょう。お父様とお母様は今まで見たことないような冷たい目で私を見下ろします。ロディア様の姿はないようでした。 どこかに隠れているのでしょうか?
「判決は審議する必要もございませんわ。死刑。その命をもって罪を償いなさい」
セーラ様の言葉で民衆がワアッと沸き上がりました。おかしい、皆おかしくなっている。よく目を凝らすと、民やお父様たちを、ピンク色の霧のようなものが包み込んでいるのが分かりました。
おそらくそれがミリア様の魔法なのでしょうがだからといってどうなるという訳ではありません。
もう正直なところ、このまま死んでも良いかなと思い始めているところでした。ロディア様に嫌われ、思い出は砕け散ったこの世界で生きている意味を見出だせなくなっていました。
――生きたくないのか?
またあの声が頭に響きます。
「大丈夫! あたし魔法の天才だからさ~、一瞬で殺してあげる!」
ミリア様の振り上げた手に大きな炎の球が生成されていきます。きっとこれが直撃すれば私はただでは済まないでしょう。
「さぁ! 憐れな罪人に神の祈りを!」
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――もう一度聞く、我と生きていくつもりはないか?
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「私は……生きたい!!」
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ゆっくりと目を開けると、そこには一人の長身の青年が立っていました。
女性とも見間違うほど美しい顔立ちに、透けるような白い肌。腰まで伸ばした白髪は絹のよう。しかしその耳は鋭く尖り、頭にはドラゴンを思わせるような角が生えていた。
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