14 / 18
第十三話 謎の少年 ジュード
しおりを挟む
すると途端にぱっと拘束が解かれ、私はぺたりとその場に座り込みました。
ミリア様が不思議そうな顔をして辺りをキョロキョロ見回しています。すぐ近くに私はいるのに、まるで透明人間になってしまったようです。
また地面に放り出されたはずのアルベルトの姿がありません。
すぐさま姿を隠したのでしょうか……?
何が起きたのか分からず、私は後ろを振り返りました。
「ごめんなさい、何だかピンチみたいだったから無理矢理引っ張り込んじゃいました」
そこにいたのは金色の髪に碧眼、 物語に出てくる王子様のように整った顔立ちの少年でした。年は十才ぐらいでしょうか?
ゆったりとして穏やかな声ですが、アルベルトに少し似た雰囲気を纏っています。
「あの、ありがとうございます。助かりました。でもこれは一体……? 」
「ここは僕の魔法で作った異空間。ふふふ、あの人たちからしたらお姉ちゃんが煙のように消えたように見えてるよ」
異空間?
私より遥かに年下に見える少年ですが、とんでもないことをやってのけています。
「僕の名前はジュード、お姉ちゃんは?」
「あっ、私はイブマリーです。よろしくお願いします」
「そんなに警戒しないで、僕はちょっと魔法が得意なだけの一般人だよ。あの人たちの手下なんかじゃない」
その瞳は嘘をついているようには見えませんのでミリアたちの手先ではないのは確かなようです。ですが一般人にしては何というか、落ち着きすぎている気がします。
「ジュードくんは一人なの? 親御さんは? 」
ジュードは「んー」としばらく首を捻った後、こう言った。
「洗脳が解けたとか何とか言われてどこかに連れていかれちゃった。僕も悪い人に捕まりそうになったんだけど、この異空間に身を隠して何とか助かったってわけ」
「そんな……」
こんなあどけない少年の親さえも奪うなんて……信じられない気持ちでいっぱいでした。
「ただまだ見せしめと称して処刑はされていないんだ。おそらく城の牢に閉じ込められているんだろうね」
力なく睫毛を伏せるジュード。その顔に笑みはありません。私は思わずこう提案してしまいました。
「私、城の宝物庫まで行かなければいかないんです。宝物庫と監獄は近いですから、親御さん助けに行きますよ! 」
するとジュードはぱっと花開いたような笑みを浮かべます。
「本当? それは嬉しいな。でもお姉ちゃんだけじゃ不安だから僕もついてって良い? 」
「え、でも……子どもを危険な場所に連れていくわけには行きません」
「大丈夫、僕魔法は得意なんだ。きっと役に立つよ。それにお姉ちゃんは僕のパパとママの顔分からないでしょ」
しばらく私は反対したのですが、彼に言いくるめられる形で私は彼の同行を許可しました。
「それじゃあしばらくよろしくお願いします」
「うん! 僕頑張るよ」
ふふっと子どもらしく笑うジュードですが、時折覗かせる彼の表情は子どものそれではありません。
不思議な男の子だな……と私は心のなかで呟きました。
「あ、私の仲間がまだ外にいるのですが、連れてきても良いですか? 」
首なしの青年と子猫とは言えませんでした。
「仲間? ちょっと待ってね……」
ジュードが目を閉じてしばらく微動だにしなくなりました。すると不意に口を開きました。
「んー、魔力で探知してみたけどこの辺りにそれらしい人はいないね。もしかしたらもう移動したのかも」
「そうですか……」
もしかしたら先に宝物庫に向かっているのかもしれません。
それを察してか、ジュードはこう続けます。
「大通りはおっかないお姉ちゃんたちが見張ってるから僕の異空間を渡ってお城まで行こう。きっとその方が安全だよ」
「そうですね、ありがとうございます」
お安いご用だよ、と笑うジュードの背中を追うようにして、私は城へと向かいました。
アルベルトはおそらくカイウスのところに行ったのでしょう、宝物庫で合流出来ると良いのですが。
「ジュードくんのご両親はどんな方なの? 」
歩き続けながら私たちは他愛ない話を続けます。
「うーん、ママは料理が上手くて優しいよ、でも怒ると怖いんだ。パパは……すっごく強いんだ」
「そうなんだ。早くご両親に会えると良いね」
「んー、そうかもね」
何だか気のない返事です。
「お姉ちゃんのパパとママは? どんは人なの? 」
私の両親か……最後に見たのは私を娘と認識出来ず、冷たい目をしていた二人。
でも本当は優しくて頼りになる自慢の両親だったのです。
私も早くミリア様の魔法を解いて二人に会いたいな、アルベルトを紹介してあげたい。そんな気持ちでいっぱいでした。
「……二人とも優しい人よ。大好きなの」
「そうなんだー! お姉ちゃんも優しいし、良い両親なんだろうね」
「ええ」
するといつの間にか城の目の前まで辿り着いていました。見張りは二人。辺りを警戒してる様子です。
「うーん見張りがいるなぁ、どうやって城の中に入ろう? この異空間は残念だけど建物はすり抜けられないんだ」
「ジュードくん一度私だけこの空間から出して」
「え? 良いの? 」
私はこくりと頷く。するとジュードが分かったと答え、一回だけ指を鳴らします。
これが魔法解除の合図なのでしょう。
「!? 何者だ貴様」
「魔王の手先だな!? ここは通さぬぞ! 」
突然現れた私に狼狽する見張りたち。私はその隙を突いて二人の鳩尾に鋭い蹴りを入れます。
悶絶する二人はぱったりと意識を失いました。
これもカイウス先生直伝の万が一剣がなくても戦える護身術の一つです。こんなところで役に立つとは思いませんでした。
「おー、お姉ちゃん強いねえ」
「実戦は初めてでしたが……上手くいったようですね」
するとジュードが何の素振りもなく二人に燃え盛る火球を放ちました。間一髪、私がその火球の軌道を変えます。
逸れた火球は庭の草花を真っ黒に焦がしました。もし人間に直撃していたら? ……想像したくありません。
「何をするの!? 」
私は悲鳴にも似た怒号を彼に放ちます。
「え、だってトドメ刺してなかったから僕がやってあげようと思って……」
躊躇なく見張りを始末しようとしたジュードに私は少なからず恐怖を覚えてしまいました。
「そんな……駄目です! この人たちは操られているだけ、殺すなんてとんでもない」
「えー、なんでー? もしこの悪い人たちの目が覚めて襲われたら大変だよ! 」
ジュードは拗ねたように頬を膨らませています。
「それでも人殺しなんて駄目です。私たちは人を殺しに来たんじゃありません、あなたの両親を助けに来たんです」
「むー、分かったよ」
渋々といった風に彼は頷きました。子どもですよね……? でも先ほどの火球を放とうとした彼の顔は……悪魔のようでした。
「わーいお城だ! お姉ちゃーん行こうよー! 僕先に入っちゃうよー! 」
一足先に城門をくぐる無邪気なジュードの笑顔。しかし、私のなかでは、嫌な予感がぐるぐると渦巻いていました。
ミリア様が不思議そうな顔をして辺りをキョロキョロ見回しています。すぐ近くに私はいるのに、まるで透明人間になってしまったようです。
また地面に放り出されたはずのアルベルトの姿がありません。
すぐさま姿を隠したのでしょうか……?
何が起きたのか分からず、私は後ろを振り返りました。
「ごめんなさい、何だかピンチみたいだったから無理矢理引っ張り込んじゃいました」
そこにいたのは金色の髪に碧眼、 物語に出てくる王子様のように整った顔立ちの少年でした。年は十才ぐらいでしょうか?
ゆったりとして穏やかな声ですが、アルベルトに少し似た雰囲気を纏っています。
「あの、ありがとうございます。助かりました。でもこれは一体……? 」
「ここは僕の魔法で作った異空間。ふふふ、あの人たちからしたらお姉ちゃんが煙のように消えたように見えてるよ」
異空間?
私より遥かに年下に見える少年ですが、とんでもないことをやってのけています。
「僕の名前はジュード、お姉ちゃんは?」
「あっ、私はイブマリーです。よろしくお願いします」
「そんなに警戒しないで、僕はちょっと魔法が得意なだけの一般人だよ。あの人たちの手下なんかじゃない」
その瞳は嘘をついているようには見えませんのでミリアたちの手先ではないのは確かなようです。ですが一般人にしては何というか、落ち着きすぎている気がします。
「ジュードくんは一人なの? 親御さんは? 」
ジュードは「んー」としばらく首を捻った後、こう言った。
「洗脳が解けたとか何とか言われてどこかに連れていかれちゃった。僕も悪い人に捕まりそうになったんだけど、この異空間に身を隠して何とか助かったってわけ」
「そんな……」
こんなあどけない少年の親さえも奪うなんて……信じられない気持ちでいっぱいでした。
「ただまだ見せしめと称して処刑はされていないんだ。おそらく城の牢に閉じ込められているんだろうね」
力なく睫毛を伏せるジュード。その顔に笑みはありません。私は思わずこう提案してしまいました。
「私、城の宝物庫まで行かなければいかないんです。宝物庫と監獄は近いですから、親御さん助けに行きますよ! 」
するとジュードはぱっと花開いたような笑みを浮かべます。
「本当? それは嬉しいな。でもお姉ちゃんだけじゃ不安だから僕もついてって良い? 」
「え、でも……子どもを危険な場所に連れていくわけには行きません」
「大丈夫、僕魔法は得意なんだ。きっと役に立つよ。それにお姉ちゃんは僕のパパとママの顔分からないでしょ」
しばらく私は反対したのですが、彼に言いくるめられる形で私は彼の同行を許可しました。
「それじゃあしばらくよろしくお願いします」
「うん! 僕頑張るよ」
ふふっと子どもらしく笑うジュードですが、時折覗かせる彼の表情は子どものそれではありません。
不思議な男の子だな……と私は心のなかで呟きました。
「あ、私の仲間がまだ外にいるのですが、連れてきても良いですか? 」
首なしの青年と子猫とは言えませんでした。
「仲間? ちょっと待ってね……」
ジュードが目を閉じてしばらく微動だにしなくなりました。すると不意に口を開きました。
「んー、魔力で探知してみたけどこの辺りにそれらしい人はいないね。もしかしたらもう移動したのかも」
「そうですか……」
もしかしたら先に宝物庫に向かっているのかもしれません。
それを察してか、ジュードはこう続けます。
「大通りはおっかないお姉ちゃんたちが見張ってるから僕の異空間を渡ってお城まで行こう。きっとその方が安全だよ」
「そうですね、ありがとうございます」
お安いご用だよ、と笑うジュードの背中を追うようにして、私は城へと向かいました。
アルベルトはおそらくカイウスのところに行ったのでしょう、宝物庫で合流出来ると良いのですが。
「ジュードくんのご両親はどんな方なの? 」
歩き続けながら私たちは他愛ない話を続けます。
「うーん、ママは料理が上手くて優しいよ、でも怒ると怖いんだ。パパは……すっごく強いんだ」
「そうなんだ。早くご両親に会えると良いね」
「んー、そうかもね」
何だか気のない返事です。
「お姉ちゃんのパパとママは? どんは人なの? 」
私の両親か……最後に見たのは私を娘と認識出来ず、冷たい目をしていた二人。
でも本当は優しくて頼りになる自慢の両親だったのです。
私も早くミリア様の魔法を解いて二人に会いたいな、アルベルトを紹介してあげたい。そんな気持ちでいっぱいでした。
「……二人とも優しい人よ。大好きなの」
「そうなんだー! お姉ちゃんも優しいし、良い両親なんだろうね」
「ええ」
するといつの間にか城の目の前まで辿り着いていました。見張りは二人。辺りを警戒してる様子です。
「うーん見張りがいるなぁ、どうやって城の中に入ろう? この異空間は残念だけど建物はすり抜けられないんだ」
「ジュードくん一度私だけこの空間から出して」
「え? 良いの? 」
私はこくりと頷く。するとジュードが分かったと答え、一回だけ指を鳴らします。
これが魔法解除の合図なのでしょう。
「!? 何者だ貴様」
「魔王の手先だな!? ここは通さぬぞ! 」
突然現れた私に狼狽する見張りたち。私はその隙を突いて二人の鳩尾に鋭い蹴りを入れます。
悶絶する二人はぱったりと意識を失いました。
これもカイウス先生直伝の万が一剣がなくても戦える護身術の一つです。こんなところで役に立つとは思いませんでした。
「おー、お姉ちゃん強いねえ」
「実戦は初めてでしたが……上手くいったようですね」
するとジュードが何の素振りもなく二人に燃え盛る火球を放ちました。間一髪、私がその火球の軌道を変えます。
逸れた火球は庭の草花を真っ黒に焦がしました。もし人間に直撃していたら? ……想像したくありません。
「何をするの!? 」
私は悲鳴にも似た怒号を彼に放ちます。
「え、だってトドメ刺してなかったから僕がやってあげようと思って……」
躊躇なく見張りを始末しようとしたジュードに私は少なからず恐怖を覚えてしまいました。
「そんな……駄目です! この人たちは操られているだけ、殺すなんてとんでもない」
「えー、なんでー? もしこの悪い人たちの目が覚めて襲われたら大変だよ! 」
ジュードは拗ねたように頬を膨らませています。
「それでも人殺しなんて駄目です。私たちは人を殺しに来たんじゃありません、あなたの両親を助けに来たんです」
「むー、分かったよ」
渋々といった風に彼は頷きました。子どもですよね……? でも先ほどの火球を放とうとした彼の顔は……悪魔のようでした。
「わーいお城だ! お姉ちゃーん行こうよー! 僕先に入っちゃうよー! 」
一足先に城門をくぐる無邪気なジュードの笑顔。しかし、私のなかでは、嫌な予感がぐるぐると渦巻いていました。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる