蒼炎の魔法使い

山野

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第十七話 バトルより、ラブコメ中心生活(願望)

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俺達は今、異様に広いジメジメとした空気が満ちている洞窟の中を進んでいた。


「これは発光鉱石よ、ただ光るだけでそれ以外にば別に使い道のない物ね。この位の大きさじゃないいとここの主は住めないわ」


「やっぱりでかいんですか、あそこの子と比べると何倍位ありますか?」

洞窟の中では結構な数の狼達とすれ違い、威嚇されたりするが、フラミレッラを見るとそのまま何もせずにどこかに行く。


「ざっと三倍って所かしら?9メートルはあるか…相当でかいですね…」


「怖気づいたの坊や?ママがいるだから大丈夫ですよー」

完全にバカにされてる。だが貴方はわかっていない。それは俺に取ってはご褒美だという事を…はぁ…はぁ…


「ここの子達はフラミレッラ様を認識してるんですね」


「まぁ顔見知りではあるわね、私は見分けつかないけど」

そう話して居ると3メートル程あるであろう、黒毛並みを持つブラッティーウルフが現れフラミレッラの前で伏せの体勢になる。


「フラミレッラさん久しぶりです!お母さんに会いに来たの?ちょっと今ご機嫌斜めなんだけど…?とりあえず、この先迷路みたいになってて迷うから乗って乗って!」


「それは助かるわ、遠慮なく乗せてもらうわね」

そして俺の方を見る。


「…何ですか?」


「こういう場合は男性が先に乗って女性をエスコートするものじゃなくって?」


「はいはい失礼しましたお姫様」

そういって狼にまたがり、手を差し出す。


「私はお姫様じゃなくて女王様よ?

色んな意味でね!

手を握って横乗りに座る。横乗りはデフォなのね…


「それじゃあダッシュで行くんでしっかり捕まってて下さいね!」

フラミレッラが俺に抱き着くような形になり背中に彼女の感触を感じる。

何故なのかフラミレッラ様ってアンデッドなのに体温あるんだよぁ


「何かご不満?」


「いいえ、ありがたき幸せ。」

おどけて言う


「うふふふ」

うんいい雰囲気だ!浮気では決してない。

狼が凄い勢いで走り出したので体がよろめいた。


彼女も落ちないように先程よりも強く抱き締める。締める。締める…うっ苦しい…い、息が…

女性経験ない男が初体験時、エロ動画脳で激しくしてしまいすぎ痛いと言われる事がよくあると言われるが、あれと一緒だなこの現象は。

フラミレッラ様マジ接触童貞


「ねぇ今失礼な事考えてなかったかしら?」


「そ、そ、そんな事ありますせん!」


「どっちよ、ふふふ」

背中から楽しそうな声が聞こえてくる。なんか満たされるなぁ…


10分程ジメジメとした風を感じていると更に開けた場所に、バカでかい灰色モフモフ毛並みの狼が目を閉じて寝そべっているのが見えて来た!


「お母さんお客さんさん連れて来たよ!」


「おぉフラミレッラか久しいのぉ?元気にしておるか?おぬし少し雰囲気がかわったかえ?」

片目を開けて尻尾が揺れる


「ええ、アンデッドだから調子が悪くなるなんて事もないのだけれど。雰囲気は…どうかしら?ね?」

俺の方をみて聞くように、ね?と言ってくるがなんだ?


「そっちはあまりよさそうじゃないわね?」


「我が子らが近頃いなくなる事が多くてのぉ。強気者が生き残るのは森では仕方ないがのぉ。私利私欲の為に我が子を殺めるとあらばわらわも腹の虫の居所も悪くなる。」

ゆっくり揺れていた尻尾がシュンと垂れ下がる。かわいいモフモフしてぇー!


「それで、ね?そこのは誰じゃ?お主の新しい眷属かえ?」

俺の方を片目だけ開いた目の眼球だけを動かしてこちらを見る。


「いいえ、私の眷属にこんな冴えない男はいないわよ。」

俺を挑発するような表情で煽る。俺の煽り耐性を知らないな?それぐらい何とも思わないんだよ!!あれ?目から汗が…


「この男はリールモルトの男よ」

広い洞窟の湿った空気をかき消してしまう様な張り詰めた緊張感が漂い。


「何の用だ小僧。」

さっきまでの優しい話し方ではなく、明らかに怒っている声だ。圧が凄い


「はい、我々の国のヴァンパイアと外の世界の人間が貴方の子供達に失礼を働きました…亡骸です…」

男が付けていた簡易版アイテムボッスから子供狼の死体を数体出す。


「そうか…それはすまなんだなぁ…」

悲しそうにそして怒りも混じっている。明らかに怒りを抑えている。正直かなり怖い。


「だが小僧。もうわらわは我慢の限界なのじゃ…わらわは貴様らの国滅ぼすぞ」

両目をぱちりと開き立ち上がると、洞窟全体が揺れる遠吠えを行うがそれはどこか悲しみを帯びている。心がギュッと締め付けられるように感じた。


「お待ちください東の主様!怒りを収めてください!今回寸前のところで不可侵の領域の手前で殲滅しました!なので今行けば貴方が他の所から標的にされます!」


「そうよ、私もそれは見てるから、報復しても後で手痛いしっぺ返しが来るわ」


「そんなことは知らぬわ!わらわは愛おしい我が子を私利私欲の為にされておるのだぞ?!矛を収めろだと、貴様から殺してくれるわ!」

瞬間体を包む圧倒的な重圧感。強者と対峙した時にだけ起こる体の震え。


「ここで止めるしかない…のか…」


「坊や、ここは加勢出来ない。トップ同士がやり合うとなるとそれそこ拗れるわ」

ゲッ!マジか!魔法もここじゃ制限されるし…


「やっぱりフラグは建てるべきじゃなかったか…」


「貴方が死にそうになったら無理やりにでも連れて逃げる。だから出来る限り全力で行きなさい。」


「わかりました。これが終わった…」


「やめなさい。今回は冗談じゃすまないわよ?」

ともーじゃん?立ちかけたフラグをへし折る事によってあえて生存率を高めるという高等技術なのだよ!


「ありがとうございます!」

よくわからないといった顔をした彼女を後ろに下げ戦闘準備をする。


とりあえず【身体強化】【思考加速】【反応強化】【オーラ】の同人誌即売会バフをかける。

他にも魔法をかけ、下準備。今回本当に死ぬかもな…保険の為にも再生魔法の傷ついた所を常時再生していく【リジェネーション】をかける。再生魔法の【リカバリー】程の即効性はないが徐々に回復しする常時発動型魔法。がしかし魔力を常時減っていくので長期戦には向かないがデメリットだが。


「グルルルルルル」

低く唸り、こちらを威嚇している。改めてめっちゃでかい!体格差ありすぎだろ!

完全にやる気だ、それなら俺も遠慮せず先制攻撃!卑怯とは言うまいね?


刀は鞘に入ったままで属性剣も使えないとなれば、やっぱりあの技。とりあえず【電光石火】かけてからの

「 雪月風花流 …【三日月】」

雪月風花流の踏み込みで抜刀と同時に速度重視の鮮やかな 右薙ぎ。師匠がやると音もなく非常に静かな剣さばきで綺麗な三日月を描き即死させる。

師匠の剣には音がない静の剣だ。俺も目指すところはそこ。とんでもない技術が必要なのだが…

抜刀術に憧れて懇願し、教えて貰ったのがこれ


『抜刀術ですか?あんなのお遊びみたいなもんじゃないですか、初手しか使えないし』


『え?だって抜刀術って最速の剣なんじゃ…』


『何いってんすか?別に抜刀術は大して早くないですよ?それに毎回忙しい戦闘中に鞘にしまうんですか?バカですか?抜刀術はあくまで奇襲攻撃ですよ』


『何かイメージと全然違ってちょっと悲しいです…じゃあ構え教えて下さい。』


『構えですか?はぁおれっちの弟子はダメダメですねぇ!奇襲攻撃っていったじゃないっすか、構えたら今から行きますよって言ってるようなもんでしょ?バカなの?死ぬの?』


『抜刀術覚えなくていいです…』


そんな修業の風景を思い出した…

キィーン!甲高い金属音の衝突音と共に長刀が爪に受け止められる。衝突した場所から衝撃が円形に広がり、フラミレッラの髪が靡く。かてぇ…

小太刀を鞘から抜き放ち、前足を切りつける。浅い!


瞬間もう一方の前足でわずかなスキをつかれ俺の脇腹に一撃入入る、パリンとガラスが割れるような音が5回程聞こえると同時に壁までぶっ飛び倒れる。

死んだ。普通なら。


「いてぇ、【魔力障壁】五枚持ってかれた…」

【魔力障壁】まんま魔力の壁を張るだけ。十枚張ってるが、おそらく全力じゃない攻撃で5枚も行かれたので張りなおす

結構ヤバイかもなぁ…全身から汗がジワリと湧き出す


「坊や!」

心配そうに俺に声をかける。


「何とか大丈夫ですよ!」

嘘だ!

近づくのは勝負決める時以外は難しいか。

なら本来の俺の領分でやらせてもらう!


「土魔法【ロックバレッド!】

大きな岩が前現れ、高速で回転しながら敵に向かっていく


「小賢しいぞ小僧!」

爪で岩を砕く!

誉め言葉をどうも!掛かったな馬鹿め!


岩で前をふさいでいるスキに横に移動して魔力を練りぶつける

【エアカッター】

威力は魔力を練りだ分【梅風】より高い、全身を不可視の風の刃が切りつけ鮮血が舞う


「ほうそうくるか!」

爪で宙を切る


「坊や避けなさい!」

彼女が大きな声が俺に届くころにはもう遅く障壁が全部破れ腹が裂かれた。

障壁のおかげで真っ二つではなかったが深手を負った


「ぐうわぁ!」

腹から血がだらだらと流れ落ちるがすぐに止まり徐々にだが再生していく。

斬撃飛ばす技もってるのかよ!早いとこ勝負つけないとまずい!


【蒼炎弾】

手の平から圧縮した蒼い炎を作り出し高速で打ち出しまくる、すべてが一撃必殺の熱量を持つ


「遅いわ小僧!」

一個一個を素早く華麗なステップでよけながら斬撃も飛ばしてくる、お互い飛び道具を避けては撃ち合うがいつか俺の魔力が底を尽きるだろう…

洞窟内に着弾した爆発音が、斬撃が壁にぶつかる音が鳴り響き洞窟の天井から砂が落ちる。【蒼炎弾】のせいでかなり熱い


敵が避ける為に大きくジャンプした、巨体なのに非常に身軽だ!

チャンス!【陥没 サブサイデンス!】

敵の着地地点に陥没が起こり、敵が落ちる。

【蒼炎弾】を穴に向かって撃ちまくる


「はぁはぁ…やった…」


「ダメ!」

彼女が叫んだ!

は?!危ない所だった、復活フラグが立つところだったぞ…。

魔力が枯渇しかけているので魔素を魔力にいくらか変換しておく


「マジかよ…」

シューっと音が聞こえてきそうな煙を纏い、そこら中焼け焦げただれた狼が穴から飛び出しこちらを睨んだやっぱり魔力を運用してる分魔法防御も高いな。


「人間の小僧、やるではないか最後の勝負と行こう、わらわらのすべてをお前にぶつけよう」

そういうと焼け焦げた体からバチバチと放電現象が起こる。


「雷魔法…」

俺の【エレクトロ】の様に全身放電させていた。この世界に雷の魔術はないはずだ、なぜ…


「坊や気をつけて!それが東の主たるゆえん。種族は雷狼よさっきとはまるで別物よ!近づくだけでその雷に焼かれるわ!」

解説乙!雷はエレクトロで俺も雷纏えば多分大丈夫


「どこの魔王だよ…後何回か変身控えてんの?」


「いやこれだけじゃ、遠慮はせんからな」

俺の前から巨体が消えた、師匠並みに早い!


【エレクトロ】

知覚したときには鋭い牙でかみ砕かれる寸前だった、【反応強化】だけじゃ避けられない、【電光石火】もかけ危機を脱した

カンッ!もう誰もいなくなった場所をかみ砕いた音が響いた。


「何?今のを避けるか?!」


「小回りは効くんでね!」


大振りの攻撃のスキを【電光石化】の勢いそのままに攻撃にうつる。


「氷二刀嘯風弄月流…【寒椿】」冷気を纏った刀を胸に差し氷の華が雷狼の中で咲き乱れ内部破壊する。体から突き出た氷の華が血で染まり椿の様だ


「ギャオーーー」

口から血を出し、痛みに耐えかね雷狼の声が漏れる


このまま押し切る!


「雷二刀嘯風弄月流…【雷雲】」雷同士で属性効果はないだろうが単純な斬撃ダメージを期待する。目にも止まらぬ神速の剣で10.20…50回以上【電光石火】が切れるまで舞い散る血を浴びながら切りまくった。


ついに脚を折る!が、尻尾で壁までぶっ飛ばされた


「ぶはぁ!」

内臓が破裂…魔力も減り回復スピードが遅い…意識も朦朧としてる…立っているのがやっとだ…

敵が必死に立ってこちらを見つめている。お互い次が最後の一撃だろう…


敵は無意識に魔力を運用しオーラを纏っていて防御力が高い…

修業で身に着けたもう一つの力【マナ】


魔素と魔力を融合してできる新しい力。オーラや魔力を貫通する。はじめ融合できるかどうか試したのだが何度も失敗して気絶した。

何度も試す内に微調整に少しずつなれ、うまく融合した所を出力しようとしたらまた気絶した。今でもうまく扱う事はできない、確率は融合半々出力半々といった所だろう。また出力する前に気絶するかもしれないが倒すにはこれしかないだろう。


「死にそうになったらお願いしますね、フラミレッラ様」


「泣き言、言ってんじゃないわよ、でもそうね、勝てたら何かご褒美上げるから考えておきなさい」


「そりゃ勝たないとですねぇ」

ボロボロになった体をご褒美目当てに奮い立たせる。今なんでもするって…言ってなかったですね…

頼むから気絶しないでくれよ…


「蒼炎二刀嘯風弄月流…【月夜見】」

始めて自分の魔法と剣の技術だけで作った技


魔力に魔素を混ぜマナで作った燃え上がる蒼炎は静かに煌めいた。いつもの激しい蒼い炎ではなく優しい静かな炎を纏った刀で、目にも止まらぬ速さで走ってくる雷狼を切り抜ける。音はない


静寂が広がり


少しすると俺の左腕から血が噴き出し…ボトリ、腕が落ち、刀を落として前に倒れた。

それと同時に相手の前足二本が体から離れ全身蒼炎に包まれて気絶していた。。

まずい!殺してはいけない!目的は止める事!何とか魔力を操作して炎を消した。


「うふふふ、ボロボロね」

満面の笑みで倒れた俺の頬をつつき、ねぎらってくれる。


「ボロボロになっても頑張る位、ご褒美の権利が魅力的でしたからね。」

呆れた顔をしていた。


「それで坊やは私に何してほしいのかしら?」

挑発的に笑いかけ問いかけてくる。


「あーじゃあもう動けないんで膝枕して下さい。」


「あら?そんな事でいいの?てっきりキスの一つでもねだられるのかと思ったわ」


「願望としてはありますけど、大事な人いますんでね」

ポリポリと頭を掻こうとしたら腕がなかった…


「それは残念ね。それじゃあ」

頭を優しく膝の上に乗せ頭を撫ででくれる


「今は休みなさい。傷にはポーションかけておいてあげるから。」


「もう意識保つの限界でしたよ、ありがとうございます。」

ゆっくり瞼が閉じていく


「…バトルより、ラブコメしてぇ」

消え入るような声でつぶやいで意識を手放した。


「うふふふ、無理しちゃって。」

ショウの顔を優しく見つめる


「…よく頑張ったね、しょう。かっこよかったよ。」

ショウの唇を暫く見つめる


「私の方が期待しちゃってるみたい」

クスっと笑って。疲れて眠った顔を見つめていた。


無意識に高貴な女性ではなく可愛い女の子に戻っていた。

その人間的で心がこもった表情の可憐な姿を、誰も見ることはできず、その姿を知るのは静寂だけだった。
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