蒼炎の魔法使い

山野

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第二十一話 落ちる時は…一緒だよ~

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ショウ達が三人でお互いの温もりを感じた次の日には国王達の家族は他国へと避難していた。



数日後、貴族街のとある屋敷の一室で密談が行われている。



テーブルを挟んでソファーに男が二人、一人は彫が深く端正な顔立ちで少しウェーブがかったブロンドの髪を真ん中で分けているヴァンパイアの貴族。



もう一人は茶色く切りそろえた髪に、耳には丸いシルバーのピアスを四つけ、ローブを着こんだ人間だった。



「それで計画の方はどうなんだ?」

ヴァンパイアの男が焦ったように聞く



「順調ですよ、西の主とやらは完全に操れております。 ヤツの眷属を攫ってそれを媒体に十カ月かけて術を掛け続けましたからね。」

ローブを着こんだ男がニヤニヤと告げる



「他の二匹が使えなくなってしまったがそれは仕方がない。 あいつらのガキにはたんまり稼がせてもらったしな。 しかしあの黒髪のガキは邪魔だ。 まぁあの蛇一匹でも純分滅ぼす事もできるだろう。 平和だと高をくくり兵士長や屈強な兵士は他に貸し出している今ならたやすい。」



「今が最大のチャンスですねぇ、これを成功させないとボスに叱られてしまいますよ。 こっちも危ない橋を渡ってますからね」



「お前たちはこの森の資源。 俺はこの国とあの女…」

男がいやらしい想像をしゲスな顔で口角を吊り上げる。



「あのリールモルトの至宝ですか? 一度見たことありますがあればいい女でしたねぇ。 泣き叫ぶところを無理やり… ふぇふぇふぇ…」

邪悪な笑いながら腰を振るマネをする。



「あの女は俺の物だ、お前にはやらんぞ」



「味見ぐらいはさせて欲しいものですね、それじゃあ私は最終準備がありますので行きますね。 この国の崩壊が楽しみですね、王族はみんな殺して広場に晒しましょう」

男は席を立ち上がりながら黒い笑みを浮かべる



「この鳥に合図すればいいんだな?」

そう何もない肩を指さした



「ええ、それは私と貴方にしか見えないので遠慮なく合図してください。 その鳥が飛び立ってしばらくすればこの国の崩壊していく様を楽しめるでしょう。 ふぇふぇふぇ」

四つのピアスがキラリと不気味に輝いた。」



「念の為にこれまでの密談内容を話せなくなる魔術を掛けさせてもらいましたので。 それにしても祖国を壊してその国の王女を犯すなんて、貴方、背中に気を付けた方がいいですよ?」

ニタニタと笑った



「誰にも話す事なく終えるだろう、心配いらん。 にしても全く人聞きの悪い事を。 俺はこの国の為を想って作り替えるんだ。 そのおまけに女が付いてくるだけだぞ、お前こそ背中に気をつけろよ?」

こちらもニヤニヤ邪悪な顔で言う。



そうして人間の男は出て行ったのだが、二人だけのはずの部屋に、月明かり差し込む窓の近くをウロチョロする目から生気を感じられないネズミがいたのを二人とも気が付かなった。



「やっぱりクロね。 この国がどうなろうと興味はないけれど、私の妹を弄ぼうとした罪は重いわよ? さてどうしてくれようかしら? うふふふ」

城に用意された一室で紫髪の蒼い目を持つ高貴で美しい女性が先の男達よりも邪悪な笑みを浮かべていた。



◇  ◇  ◇  ◇









ショウが眠りから覚めルーメリアの部屋に向かう途中でブロンドの髪色で背中に糸くずを付け、肩に鳥を乗せた人物に出会った。



何で肩に鳥?ペットか? よく見るとかわいくて背中の方から思わず話しかけてしまう



「その肩に居る鳥可愛いですね」

何気なく伝えた



「鳥?! 貴様わかるのか?お 前は殿下の騎士…」

鳥褒められてめっちゃ嬉しそうだなこの人大事にしてるんだ



「えぇわかりますよ。」

そういうと男はとても驚いた顔をしていた。自分の趣味褒められるの嬉しいよね



「お前、何を知っている?」

種類の話か? 小学生の頃図書室がお友達だったからね図鑑で大体知ってるよ。でも異世界の鳥も一緒なのかな?



「さぁどうでしょうか? 大体は把握してると思いますが。 それと、背中には気を付けた方がいいですよ」

背中についている糸くずを指摘した



「失礼する」

顔面蒼白になり、男はそう言い残し速足でどこかへ行ってしまった。 鳥が突然何処かへ飛んで行ってしまったので後を追うのだろう。



俺のルーの所へ急ごうとしたら、事の成り行きを見ていたのでだろうフララが笑いながら話しかけてきた



「貴方のそれは最早才能ね? 笑いをこらえるの必死だったわよ? それにしても貴方…」

口元を抑え笑いまくっている。何がおかしいんだよ全く



「それと貴方、今日森の方で2人きりで会いましょ? いいわね? 一人で行くるのよ?」

少し黒さを感じるのは気のせいだろうか?



奇跡的に勘違いが絡み合ったせいで事態が急速に動きだす。



◇ ◇ ◇ ◇



クソ、フララめ嵌めたな?! もっと仲良くなったらハメてやる! …え?



今俺は森の中で暗殺者15人と交戦中だ。



気配遮断レベルが高い! 攻撃を感知するまでに時間がかかる。 突然の奇襲によりバフをかけてないので、攻撃も当たりずらい。



攻撃を避けながら密かに不可視の【魔糸】を括り付けていく、今回は振動させてないので切れはしない。



全員に糸を引っ掛けたところで

「【ライトニング】」

糸を伝い15人全員を手加減した雷魔法で感電させ気絶させる。 避けても追ってくる電撃は驚異だろう。



…ふぅ。 違うよ? 賢者にジョブチェンジした訳じゃないからね?



「お疲れ様、それじゃあご褒美よ」

タイミングを見計らったかの様に華麗に現れ、電撃で少し焼けた匂いがする森で、フララは首に手を回し背伸びして口づけをする。



フララに対する怒りを溶かされてしまった。 小悪魔め!



「どうやって黒幕を炙り出そうかと思ってたら貴方がやってしまったのよ。 あの城で私と会う前に話してた男よ」



「え?鳥の人?」



「そうよ、殺すだけなら簡単なのだけれど、それじゃあ家は残るでしょう? やるなら徹底的に身内まで不幸にしないとね。」



見たこともない黒い笑みだった。 残忍で凶悪で美しい笑みに背筋が凍った。



「だから黒幕として裁かせる必要があるのよ。 これらが居れば証人にもなるしね。」

暗殺者達を指差す。



「さて、私は調教しなくちゃいけないから… 貴方はここで帰って。 坊やにはまだ早いわ」

昔の様な、突き放すような言い方だった。



「どうして? 俺もルーを手に出そうとしてるやつに腹が立ってんだけど。 それに殺す訳じゃないんでしょ?」



「…一緒に来れば… きっと貴方は私を嫌いになるわ。 何かの組織が裏に居る。 それを吐かせる為に非人道的な事をするもの。」

彼女は何処か寂しそうに笑っていた



「ここまで深みに嵌めおいて今更?」



「あら? まだハメてないじゃない」

やめろ。 ちょっとシリアスなとこだぞ今!



「それに貴方の前では綺麗なままで居たいのよ。 綺麗な人間としての私。 アンデットとしての私を見たら貴方は私をもう人として見れなくなるかもしれない。」

夜空に輝く月を見上げ、最近冷たくなって来た風でなびく髪を艶やかな所作で抑え、儚げに笑う。 少し触れたら壊れてしまいそうな危うさがある。



不安なんだろう… 彼女が今からやることは人としての道を外れているから…



俺は善行系主人公じゃない。 かと言って悪にもなり切れない。 中途半端なやつだ。



でも彼女達の為なら、この世界で手を汚すことだって厭わない。



「俺はフララが何者でも関係ない。 アンデッドでも人間でも。 フララが外道なら、俺も一緒に落ちる。止めろなんて言わないよ。 落ちる時はとことん最後まで一緒。 俺達が立ってる場所はいつだって一緒だよ」



嘘偽りなく思った事を伝えた。



「…貴方馬鹿ね。 そんこんな事言われたら、貴方から本当に離れられなくなるじゃない…」

フララは嬉しいような悲しいような表情をしていた



「二人とも私を忘れてる。」

ルーが突然現れて話に入ってくる



「ルーどこから?!」

俺は驚いて声をあげた



「そこの木の後ろ。 ショウの様子がちょっと変だと感じたから後をつけて来て、戦いが始まってすぐにお姉さまの考えだってわかって、そこで黙ってみてた。」

何処かの家政婦かな?



そしてフララに向き直る



「私も同じ立ち位置がいい。 もう絶対に誰も一人にしない。 落ちる時はみんな一緒。」

ルーが決意を込めたような口調でフララに伝えた



「貴方達本当にバカで、不器用で…優しくて… 大好きだよ」

フララが俺達二人を力強く抱きしめた。



◇  ◇  ◇  ◇



捕らえた暗殺者達は縛って兵士たちに任せ、今回の首謀者に会いに行く。



俺が【ステルス】【気配遮断】で先に侵入し屋敷の中の警備やら使用人たちを気絶させ無効化させた。



「さぁ行こうか」

そう言ってドアを開けると執務室らしき部屋で、立派な椅子に座り書類を眺めているウェーブがかったブロンドの男。 起きてすぐに会った男だ。



「き、貴様何をしている?! そ、それに王女! お、お前は北のフラミレッラだな!」

突如立ち上がり、後ろの壁に飾ってあった槍を構えた。



「あら、槍を構えるって事は、もうわかってるんじゃないかしら?」



「えぇい、黒髪の貴様、貴様さえいなければ全てうまくいっていたのだ! 長い時間をかけて準備してきたのに貴様のせいで… その女は俺の物だ!」

槍を持って一直線にショウに向かって踏み込み突いた! そこそこ鋭い攻撃ではあるのだがさらっと避け、腹に一発お見舞いした。



「お前のじゃない俺の大事な女だ」

胸倉を捕まれ、怒りと憎しみの籠った目で睨まれ背筋が震えあがる程の冷たい声にブロンドの男が漏らしていた



「さて、聞きたい事があるのだけどいいかしら? 後どれくらいでトライデントスネークが来るのかしら? それと背後にいる組織は何?」



「…」

男は黙っている



刹那、ボトリ… 男の腕が体から離れ、血しぶきが舞う。 鮮血がルーに飛び散る。 ルーの鎌で腕を落とされていた。



「早く答えなさい。 次は反対側を貰う。」

ルーが何の感情もなく伝え男が震えあがる



「お、俺はし、知ら ウギャーー!!!」

知らないといい終わる前にもう一方の腕が飛んでいた。



「答えなさい」

ルーが冷たく言い放つ。



「本当に俺 うわぁぁああー!! もうやめでぐでぇ…ほん…どう”にじらない…んだ」

鎌の先で睾丸をつぶしていた。 俺は思わず内股になってしまう。



「可哀そうだから治してやるよ、【リカバリー】」

男の睾丸に戻った。



「それで答えるの? イエスかノーで。」

ルーが再度問う



「お、俺は ぎゃーーーーー! もうやめでぐだざい…」

もう一度睾丸がつぶされ更に鼻水や涎を垂らしながら懇願する。



「あら? おかしいわね、ここを潰すと男は死ぬほど痛いって聞いたんだけど、まだ元気そうじゃない?ルーメリア次は足を切り落としなさい」



フララが心底楽しそうに男にとっては絶望するような言葉を告げた。



「はいお姉様」

笑顔で答えた



「ち、違うんだ俺は言えな あっぁぁぁああ! 頼むなんでもするからもうやめでぐれぇ…」

左の脚が太ももから下が切断され真っ赤な肉の真ん中から骨が覗いてる。



今なんでもするって…



「あはは、凄い真っ赤だねぇ♪ 何でこんなにきれいな血の色なのかしら?」

フララが恍惚としたような表情で流れ出す血を見ていた



「情報を…っ話ぜっなぃ、魔術を…っ掛げ…っられで…ぃるんです…」

男が泣きながら説明した



「あらそうだったの? 早く言わないからこうなるんじゃない、一本だけ残ってても仕方ないから切っちゃいましょう♪ 切っちゃってルーメリア♪」

フララの蒼色の目が子供がおもちゃで遊んでいる時の様に、キラキラサファイヤの様に輝いていた



「一本だけじゃかえって邪魔だから、切るよ」



ルーが振りかぶり鎌で最後の脚も切り落とす。 三人とも男が噴き出した血で血まみれだ。

絨毯に男の血が染みこみ、絨毯に体重がかかるたびにジュワっと血が浮かび上がってくる



綺麗な女の子二人が返り血まみれで四肢と睾丸を失い泣き喚いている姿をみて、キャッキャウフフしているその姿は狂気。



「どうせ極刑になるんだから大して変わらないでしょ? 前祝だと思って受け取りなさい。 体に聞いてもダメなら精神にならどうかしら?」

顎に人差し指を置き舌なめずりして、悪戯っぽく笑う顔に男は絶望しながらもなんとか声を絞りだす



「殺じで…下さい…殺じ…で下…ぃ…」

男はもう耐えれずに死にたがっていた。



「残念ねぇ~そんなにお人良しじゃないのよ? もっと長生きして? ね? うふふふ」

その笑い見惚れる程美しいのだが、はもはや人間の物ではなかった。 人を人を思わぬ鬼畜。



「【黄泉の口づけ】」

そうフララが言うと薄い霧が部屋中に充満して、冷ややかな空気が漂った。



その霧が集まり半透明な女性の姿になり、切られて骨がむき出しで四肢のない男の頬を両手で包み込み優しくキスをして霧と共に消えた。



すると男の綺麗だったブロンドが一瞬で白髪に代わり8割以上が抜け落ち項垂れてしまう。



「フララ何したの?」



「さっきの体験を凝縮して一週間何度も体験させたの、準備に時間かかるうえに使い勝手悪いのよねこれ。」



そうウインクしながら恐ろしい事を告げた。



「…て…ださい…こ……だ…さい…ろし…だ…い」

言葉にならない言葉を誰に聞いてもらいたいわけでもなく、こ機械的に口ずさんでいるようだ



「やりすぎたかしら? これじゃあ情報が聞き出せないわね?」

おもちゃが壊れて興味がないといった様子だ



「お姉さま張り切り過ぎだった。」



二人ともどうしようと言った顔だ、血まみれだけど可愛い、ペロペロ



「じゃあ俺が記憶覗いてみるよ。【サイコメトリー】」

闇魔法のサイコメトリーは記憶を読みだせるのだが相手の精神状態による。 不安定であればあるほど読み取り安い。 今は最高の状態と言える。



…………読めた。



「今から二時間後にトライデントスネークがくる。 その前に逃げるように他の魔物が多分、大量に出てくるから早めに西門近くで待機してたほうがいい。 組織の名前はアラトラス、今回加担してるヤツの名はブライケル。 人間の集まりで、金の為なら略奪、誘拐、強姦、殺人、何でもやる。耳に四つのシルバーピアスをてるのが特徴」



「アラトラスね。 覚えたわ。 うふふ楽しみね」

ふららはとてつもなく邪悪で見惚れる笑顔を浮かべていた



「ショウ、みんな四つピアスしてるの?」

何で?っと言わんばかりに首をかしげている。可憐だ…



「流石にみんなじゃないと思うよ、みんなやってたらバカの集まりだろ?」



「確かに。」



「よし、じゃあ西門に向かおうか」

急いで部屋を出ようとした所ローブの袖を二人から捕まれる。



二人ともとても真面目な顔だ



「…ショウ、私達の事どう思った?」



「貴方にとって私達は何になったかしら?」



ルーとフララが俺の目を真っすぐ見つめ、答えを不安そうに待っている。



ゆっくり首を振る

「何も変わらないよ、二人共俺の大事な人。 ちょっと見くびりすぎじゃない?」



「…そう。」

ルーが嬉しそうに血まみれの顔を笑顔にして、俺に抱き着き顔に付いた固まり始める血を舐めとる



「こんな血だらけの女二人を大事な人なんて、貴方特殊性癖でも持ってるのかしら?」

いつもの様に憎まれ口を叩き、クスっと一笑いして、ルーと反対側に抱き着き、頬から首筋に優しく唇を添わせる



満足したのか、二人とも血で赤いのか、感情が高まり赤いのかわからない顔を上げて、下から俺をルビーとサファイヤの様な綺麗な瞳をうるうるさせ、オネダリしてきた。美しい…



彼女達二人の前では返り血などは、ただの彩りに過ぎない

彼女達は血で育った華なのだから



俺は血だまりをびちゃびちゃさせ、四肢を失った男が壊れたレコードの様に呟く言葉をBGMに、二人の桜色の唇を奪い、改めて自分たちの居場所を確認する。



そこら中血しぶきで汚れ、腕や脚が転がっており四肢欠損した断面は時間と共に赤黒く固まりつつある。男の精神は完全に崩壊し、次期に叶う願いを誰にでもなく懇願している。



そんな空間で場違いにお互いの愛を確かめ合い、恍惚とした表情を浮かべる全身血まみれの男女が三人。その光景は他人が見れば狂気。



そんな猟奇的な三人は狂気的に愛し合って行く。 滴る血液の深紅の赤より更に深く、更に官能的で、更に情熱的に… 激しく…



例え誰の手がどれだけの血に染まろうとも…



「愛してる…。」
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