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第二十八話 主人公覚醒?
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俺達一行は今ブレシーナの領主の屋敷の目が痛くなるような、無駄に贅を凝らした部屋にいた
「ルーメリア様、フラミレッラ様お久しぶりでございます。 いやー相変わらずお美しいですなぁ それにそちらの淑女達も負けていませんね。」
完全に俺の事は無視である、むしろ目の前にいるのによく無視できるな! 引くぐらい気持ち悪い顔で舐め回すように女性陣をみていた。
「ルーメリア様今回来ていただいたのは… もしや結婚の話受けてくれる気になったのでしょうか?」
いかにも貴族らしい服と、ずんぐりむっくりなわがままボディで、40代だろうか?汗がうっすら滲んでる。 正直見た目だけで凄く不快だ、喋り方もねちょねちょして気持ち悪い。
ルーも明らかに不快な表情を浮かべていた。
「領主様、門の兵士がこちらの方々に失礼をしてしまい、私共ではどうしようもないので連れて来た次第です」
ここまで連れてきてくれた ジェレマンが説明をする
「それは大変失礼いたしました、長旅でしたでしょう? 今日はこちらで休んで下さい。」
下心満載な顔である
「いいえ結構よ、ここに泊まる気はないわ」
顔に出さないようにはしているが俺はわかる、これは間違いなく不機嫌だ。 ルーは話したくもないのだろう黙っている。
「いえいえそうおっしゃらずに!」
どうしても引き留めたいようだ、少しでも話すチャンスが欲しいのか?
「あのー」
俺が恐る恐る声を出す
「従者は引っ込んでおれ、何故貴様は座っている? 従者として失格ではないのか?」
いや完全にメイドのイレスティさんも座らせたよなお前、正直かちんと来たぞ
「いやですね」
「だからしゃしゃり出るなと言っておる! ルーメリア様達も何か言って下され!」
何故こんなバカを従者に?といいたげな顔だ
ルーとフララをみると、同じ様にムッとしていた。 ここで言い返さないのは婚約者の二人に失礼だ
「おい豚、ピーピーとうるせぇぞ! お前の出来損ないの部下が俺達に無礼な事をしたからわざわざこんな趣味の悪い所にまで来たんだろうが!」
使い慣れない言葉遣いで正直何回も噛みそうになっていた
「な、なんだと貴様ぁ! 俺が誰だかわかっているのか?! 俺は ウスターレ子爵だぞ!」
「子爵風情が偉そうに! 俺はリールモルト王国の伯爵だ。 そう言って授与式の時にもらったメダルを見せる」
「な?!」
豚は大層驚いていた。
「俺はお前みたいな豚よりも身分が上の貴族で、更にリールモルトの王女であるルーメリアとカルターノの女王であるフラミレッラは俺の婚約者だ。」
二人もどこか誇らしそうだ
「嘘だ! お前みたいなやつ俺は知らんぞ! お前みたいな奴なんて聞いた事もない!」
「そりゃそうだ、伯爵になったのはさっきだからな! それにこのエメは樹の大精霊で俺の妻だ。」
エメが両手で頬を包み込み顔を赤くしクネクネさせながら嬉しそうに俺をみる。 妹萌えの気持ちが今なら凄くわかる。 今すぐ抱きしめたい!
イレスティさんは良く言った、もっと行けっといった顔だ。 ※個人的感想です
豚貴族がジョレマンの方をみると、ゆっくり頷いたのを確認すると顔から血の気が一気に引き、汚い脂汗が大量に噴き出していた
「お前の部下だけなら穏便に済ませるつもりだったが、お前みたいな豚がこんなんじゃなぁ?! 俺達がお前の国の国王様に直接今回の事を伝えてもいいんだぞ? 今度この町に来た時はお前みたいな汚い豚が領主じゃない方が俺達も気分がいいしな、それに子爵程度でルーと結婚だ? 笑わせるな、こちとらどれだけ大変だったと思ってんだ!」
最後はただの愚痴である
領主は驚きのあまり口をパクパクさせていた。
「た、大変失礼致しました、まさか貴方様がそのような方とは知らなかったのです」
必死に土下座をしている、この世界にも土下座文化あるのか?
「知らなければ何をしてもいいと? じゃあ俺もお前がこんなにも嫌な豚だと知らなかったから何してもいいんだよね?」
「ど、どうぞお許し下さい! この通りです、なんでもします! どうぞなんなりと」
ん?
「そうだな先ず、宿を用意しろ、こんな豚小屋には二度と来たくないし、さっさとおさらばしたい。 最高級の部屋な。 滞在期間は決めていない。 俺達がいる間はずっとだ、それと今後も俺達がここに滞在する時は用意しろ」
「…はい」
床に頭をつけながら、少しほっとしたようだ。 っと思うじゃん?
「何を安心している? まだあるぞ。」
「え?」
「俺達は冒険者登録をする。 ギルドマスターとの顔を繋げ」
色々情報を知るにはやっぱりギルマスっていう存在は大きいはずだ
「アラトラス、ブライケルというのに聞き覚えはあるか?」
一瞬だが動揺したように見えた。 これは鎌でもかけるか
「おい豚貴族、何で俺達がワザワザここまで来たと思う? 何も知らないと思っているのか?」
完全なるブラフだ
「わ、私はただブライケルという男が持ってくる素材を市場に流す手伝いをしただけです!」
「ほう? 大方仲介料でも取っていたのだろう? たんまり儲けたな?」
「……」
豚貴族が下を向いて黙る
「もう一つお前の国の国王に土産話が出来たようだな」
もうちょっと押してみると、豚貴族のゴクリとつばを飲み込む音が聞こえそうな位喉ぼとけが動いた。
「く、詳しい事は本当に何も知りません、ただ出所不明だったのですが物がよく、需要が尽きなかったので街の為になればと思いまして…」
「そういう事にしておいてやろう、お前ブライケルと連絡は取れるのか?」
「こちらかは一切接触できません。」
俺が魔力を少しだし威圧して鋭くにらむ。 日本でケンカとかしたことないから多分怖くないけどね
男が恐怖で漏らしてしまったようだ、原因は顔ではなく魔力での威圧だろう。
「し、市場に流した時に商人と頻繁に話して居たので何か知っているかもしれません」
「ならその商人と話がしたい。 それとお前の方でも探せ」
「は、はい…」
「それと」
まだあるのか?! という顔になった。
「誠意を見せろ、以上だ。」
日本でこれをいう奴にろくなやつはいないと俺は思っている。 ここは異世界だから関係ないよね?!
豚貴族の覇気がなくなり完全に項垂れてしまった。 ざまぁ! 女性陣も心なしかすっきりした顔をしていた。
「では宿の準備をしておけ、俺達は食事もとってないからな」
「ど、どちらに?」
「何故いちいちお前に言わなければいけない?」
「宿の場所などをお伝え出来ないので…」
「そんなのはお前の都合だろ、知らん。 後誰かつけるのも無しな目ざわりだから。 自分で探して伝えろ」
「…わかりました…」
豚が力なく答えた
「それじゃあな」
俺は背を向けて扉の方に向かう
「…もう二度と話しかけないで。」
俺も言われたことあるけど、効果は抜群だよこれ! ルーさんも死体蹴りするタイプでしたか…
「もしどこかでたまたま会って、さっきみたいないやらしい目でみたら殺すわよ」
やっぱり気付いてた?! 利用できるうちはだめだぞ
「おじさん気持ち悪い、痩せた方がいいよー」
子供の純粋な言葉って時には刃物よりも鋭いよね
「ルーメリア様もああいっていますので、もし近づくことがあれば… 覚悟してくださいね? それではごきげんよう」
確実にナイフで暗殺しますよね?! 短刀術習ってたのしってるんだからね?! メイドとダガーはロマンなのである
他の四人の追撃でオーバーキルされた豚を部屋に残して豚小屋を出た。
◇ ◇ ◇ ◇
今俺達は街の小奇麗な個室でテーブルを囲み、美味しい料理に舌鼓を打っていた。
リールモルトの料理もおいしかったがやはり海産物が少なかった。
ここは海は近いわけではないがそれなりには入ってくるみたいで魚介類中心のオーダーをしたのだが大正解だったみたいだ。
「はぁぁぁぁーーーーーー めっちゃ緊張した! 俺は主人公みたいに突然覚醒できるタイプじゃないんだよ!」
大きなため息の後思っていた事が自然と漏れてしまっていた
「…よく頑張りました、ヨシヨシ」
はぁ幸せ… ルーの愛に昇天しそうになる
「ああいうのは慣れないなぁ、できれば争いは避けるタイプだしねー」
ヨシヨシにとろけそうだらしない顔になっている事だろう。 ちょいぶさフェイスのこれは絵的にきつい事でしょうね
「貴方にしては無理したわね? 所々しどろもどろになっていたのは笑えたわ」
フララは俺の普段慣れていない口調や態度に思い出し笑いをしているみたいだった
「は、初めてだったんだよああいうのは!」
「あら、始めてだとああなるの? じゃあ私との初めての時は期待できないかしら? あ、でも私は二番目になるから期待できるのかしらね?」
何の話してんだよ… 飯食べてんだよ、そっちのオカズじゃねぇんだよ!
「でも旦那様かっこよかったよ、エメを妻って言ってくれた時はドキっとしたもんね」
やっちまったか?
「いやーあれは勢いっていうか… 俺的には妹的な存在で大事というか…」
「妹? じゃあお兄ちゃん?」
「エメ…もう一回」
「お兄ちゃん」
「もう一度」
「しょうお兄ちゃん」
何だこれ?! なんなんだこれ?! 完全に新たな扉開いちゃったよ! めちゃくちゃ可愛いよ! メンバーの気持ちわかっちゃったよ! 一緒に村作ろうぜ!
………皆のジト目が痛い…
「嬉しそうだからこれからはお兄ちゃんって呼ぶね、いいでしょお兄ちゃん?」
うるうるした目で下から覗かれてそんなオネダリをされる 何この破壊力?! こいつ本当は妹の大精霊なんじゃないのか?! ……いやなんだよ妹の大精霊ってわけわかんねぇよ!
「いいよ! いや是非頼む! というかお願いします!」
最後には知らぬ間に懇願していた
「じゃあお兄ちゃんで旦那様だね!」
「そこは譲らないんだね」
「だってエメはお兄ちゃんの妻だもん!」
テーブルに両手で頬杖を突いてニコニコ頭を揺らす姿は天使! い、妹でも愛さえあれば関係ないよね?! はっ!いかんいかん…
「とんでもない偏愛が今ここに誕生したわ。 貴方血まみれの女でも、妹の様に可愛がる女にも、はたまた骨だけの女剣士にも欲情する特殊性癖者よね?」
前の二つはまだしも、最後のは違うぞ! あり得えないだろ特殊過ぎるだろ!
「それにしても流石ショウ様ですね、相手の態度を逆手に取ってこちらの要求を無理やり通すなんて。 どんな宿になるか楽しみですね?」
イレスティさんが楽しそうに会話に入ってくる
「自分でも思ったより交渉が捗りましたね、フララにばかりそういうのをやってもらうわけにもいかないですし」
「流石ルーメリア様の婚約者です、私としても鼻が高いです。 そういえばワインを出してもらえるらしいですよ、もう領主は私達を見つけたみたいですね」
「意外と優秀なのかもしれないな、ちょっとびっくりですよ、そういえばお酒って何歳から飲めるんですか?」
「特に決まりはありませんね、種族によって大人になる年齢も違いますし。 特に定める法律などはありませんよ、というかショウ様いつまでその口調なのですか? 他人行儀は辞めてください。」
「あーじゃあ普通に行くね、それと少し飲んでみようかな?」
「…ショウが飲むなら私も飲む」
「私はワインには少しうるさいわよ?」
「エメも飲むぞー!」
「それじゃあ私も少しいただきましょうか。それじゃあ貰ってきますね」
そう言ってお酒を貰って飲んだのだが…
「…ショウ早く宿に行こう…私…もう…ねぇ早く…今までどれだけ私を待たせてると思ってるの」
ルーが俺の首に舌を添わせ纏わりついている、耳にかかる吐息と鼻孔を刺激するルーから香る甘い花の様な香り、腕に当たる柔らかい物。
「しょうお兄ちゃん…なんだかエメね、ゴローンしたくなってきちゃった…一緒に…寝よ?」
耳を優しく甘噛みしながらルーとは反対側に抱き着き、妹力を使い理性を壊しに来る。 まだ熟れる前の果実の様な爽やかな香りが、俺に絡みつくたびに仄かに香る。
腕に当たる感触で大人バージョンの豊満で柔らかくも張りがありそうな胸を思い浮かべてしまう。
ローブ越しに感じる二人の体温に喘ぐような艶のある吐息… 耳元で聞こえる、口を開く時に漏れる唾液が糸を引く音… 大きく股を開いて座る俺の太ももの左右に座る二人の脚が、モゾモゾ動くと極自然に俺の中心に触れそれの存在を確認した…
すると二人の動きが耳元で吐息を漏らし一瞬止まった
「「……………いいよ…………」」
冷静な判断力を奪い、理性で物を考えられなくさせ男を何処までも堕とす悪魔の言葉… 音の麻薬。 今すぐこの悪魔に魂を売ってしまおう…
「貴方達宿まで我慢できないないのかしら?」
フララがグラスを回しながら少しお酒で頬が赤くなった顔で飽きれたようにいった。
かなり危ない所だった!! 危うく店内だというのに致してしまう所だった…
「お、お二人ともすごいです。ルーメリア様お酒を飲むとあんな事に… 今度二人の時に…」
なんかイレスティさんも危ない方向に向かっているような気がする。
「フララありがとう、危なかったよ」
「私だって一緒よ? ただ我慢できるってだけ。 別にここでもいいのだけど、大事な初めをここでってなるとルーメリアは気にしそうだからね」
ここでもいいのかよ! 揺さぶるなよ!
「そ、それじゃあ支払いも済んでいるようなのでそのままで宿に向かいましょうか、場所は先程聞いたので問題ありません。それとこれを頂きました」
イレスティが袋を取り出した。 中には白金貨で50枚入っている、現在の貨幣価値に換算して5000万円である
「まぁこの位が妥当ね、口止め料込みで悪くないんじゃないかしら?」
「しばらく楽できそうだね」
思わず悪い笑いを浮かべていた
「…ショウ早くベッド…行こう」
「お兄ちゃん…エメ我慢できないよ…早く…」
「わ、わかったから!」
絡みつく二人を何とかほどく。 この子達に飲ませるのは… 俺の理性のストッパーが破壊されるな…
そうして全員がほろ酔いで店を出てイレスティさんの案内で着いた宿は、本当に立派で部屋もキッチン付きで、お風呂も広く何個も部屋があった。
そして… 変に気を使ったのかベッドは、五人で使ってもまだまだ余裕のある大きいベッドが一つしかなかった…
仄かに酔った俺達はすぐにベッドへと潜り込みルーとフララとエメにキスを何度も何度もねだられお酒のせいか何もできず寝落ちした。
少し離れた場所でイレスティさんが寝ていたのだが、俺達の絡みを耳にしながら吐息を漏らしモゾモゾしていたのは気のせいではないだろう。 正直それを見た時が一番やばかった。
そうして色々あった一日は終わりを迎える。
「ルーメリア様、フラミレッラ様お久しぶりでございます。 いやー相変わらずお美しいですなぁ それにそちらの淑女達も負けていませんね。」
完全に俺の事は無視である、むしろ目の前にいるのによく無視できるな! 引くぐらい気持ち悪い顔で舐め回すように女性陣をみていた。
「ルーメリア様今回来ていただいたのは… もしや結婚の話受けてくれる気になったのでしょうか?」
いかにも貴族らしい服と、ずんぐりむっくりなわがままボディで、40代だろうか?汗がうっすら滲んでる。 正直見た目だけで凄く不快だ、喋り方もねちょねちょして気持ち悪い。
ルーも明らかに不快な表情を浮かべていた。
「領主様、門の兵士がこちらの方々に失礼をしてしまい、私共ではどうしようもないので連れて来た次第です」
ここまで連れてきてくれた ジェレマンが説明をする
「それは大変失礼いたしました、長旅でしたでしょう? 今日はこちらで休んで下さい。」
下心満載な顔である
「いいえ結構よ、ここに泊まる気はないわ」
顔に出さないようにはしているが俺はわかる、これは間違いなく不機嫌だ。 ルーは話したくもないのだろう黙っている。
「いえいえそうおっしゃらずに!」
どうしても引き留めたいようだ、少しでも話すチャンスが欲しいのか?
「あのー」
俺が恐る恐る声を出す
「従者は引っ込んでおれ、何故貴様は座っている? 従者として失格ではないのか?」
いや完全にメイドのイレスティさんも座らせたよなお前、正直かちんと来たぞ
「いやですね」
「だからしゃしゃり出るなと言っておる! ルーメリア様達も何か言って下され!」
何故こんなバカを従者に?といいたげな顔だ
ルーとフララをみると、同じ様にムッとしていた。 ここで言い返さないのは婚約者の二人に失礼だ
「おい豚、ピーピーとうるせぇぞ! お前の出来損ないの部下が俺達に無礼な事をしたからわざわざこんな趣味の悪い所にまで来たんだろうが!」
使い慣れない言葉遣いで正直何回も噛みそうになっていた
「な、なんだと貴様ぁ! 俺が誰だかわかっているのか?! 俺は ウスターレ子爵だぞ!」
「子爵風情が偉そうに! 俺はリールモルト王国の伯爵だ。 そう言って授与式の時にもらったメダルを見せる」
「な?!」
豚は大層驚いていた。
「俺はお前みたいな豚よりも身分が上の貴族で、更にリールモルトの王女であるルーメリアとカルターノの女王であるフラミレッラは俺の婚約者だ。」
二人もどこか誇らしそうだ
「嘘だ! お前みたいなやつ俺は知らんぞ! お前みたいな奴なんて聞いた事もない!」
「そりゃそうだ、伯爵になったのはさっきだからな! それにこのエメは樹の大精霊で俺の妻だ。」
エメが両手で頬を包み込み顔を赤くしクネクネさせながら嬉しそうに俺をみる。 妹萌えの気持ちが今なら凄くわかる。 今すぐ抱きしめたい!
イレスティさんは良く言った、もっと行けっといった顔だ。 ※個人的感想です
豚貴族がジョレマンの方をみると、ゆっくり頷いたのを確認すると顔から血の気が一気に引き、汚い脂汗が大量に噴き出していた
「お前の部下だけなら穏便に済ませるつもりだったが、お前みたいな豚がこんなんじゃなぁ?! 俺達がお前の国の国王様に直接今回の事を伝えてもいいんだぞ? 今度この町に来た時はお前みたいな汚い豚が領主じゃない方が俺達も気分がいいしな、それに子爵程度でルーと結婚だ? 笑わせるな、こちとらどれだけ大変だったと思ってんだ!」
最後はただの愚痴である
領主は驚きのあまり口をパクパクさせていた。
「た、大変失礼致しました、まさか貴方様がそのような方とは知らなかったのです」
必死に土下座をしている、この世界にも土下座文化あるのか?
「知らなければ何をしてもいいと? じゃあ俺もお前がこんなにも嫌な豚だと知らなかったから何してもいいんだよね?」
「ど、どうぞお許し下さい! この通りです、なんでもします! どうぞなんなりと」
ん?
「そうだな先ず、宿を用意しろ、こんな豚小屋には二度と来たくないし、さっさとおさらばしたい。 最高級の部屋な。 滞在期間は決めていない。 俺達がいる間はずっとだ、それと今後も俺達がここに滞在する時は用意しろ」
「…はい」
床に頭をつけながら、少しほっとしたようだ。 っと思うじゃん?
「何を安心している? まだあるぞ。」
「え?」
「俺達は冒険者登録をする。 ギルドマスターとの顔を繋げ」
色々情報を知るにはやっぱりギルマスっていう存在は大きいはずだ
「アラトラス、ブライケルというのに聞き覚えはあるか?」
一瞬だが動揺したように見えた。 これは鎌でもかけるか
「おい豚貴族、何で俺達がワザワザここまで来たと思う? 何も知らないと思っているのか?」
完全なるブラフだ
「わ、私はただブライケルという男が持ってくる素材を市場に流す手伝いをしただけです!」
「ほう? 大方仲介料でも取っていたのだろう? たんまり儲けたな?」
「……」
豚貴族が下を向いて黙る
「もう一つお前の国の国王に土産話が出来たようだな」
もうちょっと押してみると、豚貴族のゴクリとつばを飲み込む音が聞こえそうな位喉ぼとけが動いた。
「く、詳しい事は本当に何も知りません、ただ出所不明だったのですが物がよく、需要が尽きなかったので街の為になればと思いまして…」
「そういう事にしておいてやろう、お前ブライケルと連絡は取れるのか?」
「こちらかは一切接触できません。」
俺が魔力を少しだし威圧して鋭くにらむ。 日本でケンカとかしたことないから多分怖くないけどね
男が恐怖で漏らしてしまったようだ、原因は顔ではなく魔力での威圧だろう。
「し、市場に流した時に商人と頻繁に話して居たので何か知っているかもしれません」
「ならその商人と話がしたい。 それとお前の方でも探せ」
「は、はい…」
「それと」
まだあるのか?! という顔になった。
「誠意を見せろ、以上だ。」
日本でこれをいう奴にろくなやつはいないと俺は思っている。 ここは異世界だから関係ないよね?!
豚貴族の覇気がなくなり完全に項垂れてしまった。 ざまぁ! 女性陣も心なしかすっきりした顔をしていた。
「では宿の準備をしておけ、俺達は食事もとってないからな」
「ど、どちらに?」
「何故いちいちお前に言わなければいけない?」
「宿の場所などをお伝え出来ないので…」
「そんなのはお前の都合だろ、知らん。 後誰かつけるのも無しな目ざわりだから。 自分で探して伝えろ」
「…わかりました…」
豚が力なく答えた
「それじゃあな」
俺は背を向けて扉の方に向かう
「…もう二度と話しかけないで。」
俺も言われたことあるけど、効果は抜群だよこれ! ルーさんも死体蹴りするタイプでしたか…
「もしどこかでたまたま会って、さっきみたいないやらしい目でみたら殺すわよ」
やっぱり気付いてた?! 利用できるうちはだめだぞ
「おじさん気持ち悪い、痩せた方がいいよー」
子供の純粋な言葉って時には刃物よりも鋭いよね
「ルーメリア様もああいっていますので、もし近づくことがあれば… 覚悟してくださいね? それではごきげんよう」
確実にナイフで暗殺しますよね?! 短刀術習ってたのしってるんだからね?! メイドとダガーはロマンなのである
他の四人の追撃でオーバーキルされた豚を部屋に残して豚小屋を出た。
◇ ◇ ◇ ◇
今俺達は街の小奇麗な個室でテーブルを囲み、美味しい料理に舌鼓を打っていた。
リールモルトの料理もおいしかったがやはり海産物が少なかった。
ここは海は近いわけではないがそれなりには入ってくるみたいで魚介類中心のオーダーをしたのだが大正解だったみたいだ。
「はぁぁぁぁーーーーーー めっちゃ緊張した! 俺は主人公みたいに突然覚醒できるタイプじゃないんだよ!」
大きなため息の後思っていた事が自然と漏れてしまっていた
「…よく頑張りました、ヨシヨシ」
はぁ幸せ… ルーの愛に昇天しそうになる
「ああいうのは慣れないなぁ、できれば争いは避けるタイプだしねー」
ヨシヨシにとろけそうだらしない顔になっている事だろう。 ちょいぶさフェイスのこれは絵的にきつい事でしょうね
「貴方にしては無理したわね? 所々しどろもどろになっていたのは笑えたわ」
フララは俺の普段慣れていない口調や態度に思い出し笑いをしているみたいだった
「は、初めてだったんだよああいうのは!」
「あら、始めてだとああなるの? じゃあ私との初めての時は期待できないかしら? あ、でも私は二番目になるから期待できるのかしらね?」
何の話してんだよ… 飯食べてんだよ、そっちのオカズじゃねぇんだよ!
「でも旦那様かっこよかったよ、エメを妻って言ってくれた時はドキっとしたもんね」
やっちまったか?
「いやーあれは勢いっていうか… 俺的には妹的な存在で大事というか…」
「妹? じゃあお兄ちゃん?」
「エメ…もう一回」
「お兄ちゃん」
「もう一度」
「しょうお兄ちゃん」
何だこれ?! なんなんだこれ?! 完全に新たな扉開いちゃったよ! めちゃくちゃ可愛いよ! メンバーの気持ちわかっちゃったよ! 一緒に村作ろうぜ!
………皆のジト目が痛い…
「嬉しそうだからこれからはお兄ちゃんって呼ぶね、いいでしょお兄ちゃん?」
うるうるした目で下から覗かれてそんなオネダリをされる 何この破壊力?! こいつ本当は妹の大精霊なんじゃないのか?! ……いやなんだよ妹の大精霊ってわけわかんねぇよ!
「いいよ! いや是非頼む! というかお願いします!」
最後には知らぬ間に懇願していた
「じゃあお兄ちゃんで旦那様だね!」
「そこは譲らないんだね」
「だってエメはお兄ちゃんの妻だもん!」
テーブルに両手で頬杖を突いてニコニコ頭を揺らす姿は天使! い、妹でも愛さえあれば関係ないよね?! はっ!いかんいかん…
「とんでもない偏愛が今ここに誕生したわ。 貴方血まみれの女でも、妹の様に可愛がる女にも、はたまた骨だけの女剣士にも欲情する特殊性癖者よね?」
前の二つはまだしも、最後のは違うぞ! あり得えないだろ特殊過ぎるだろ!
「それにしても流石ショウ様ですね、相手の態度を逆手に取ってこちらの要求を無理やり通すなんて。 どんな宿になるか楽しみですね?」
イレスティさんが楽しそうに会話に入ってくる
「自分でも思ったより交渉が捗りましたね、フララにばかりそういうのをやってもらうわけにもいかないですし」
「流石ルーメリア様の婚約者です、私としても鼻が高いです。 そういえばワインを出してもらえるらしいですよ、もう領主は私達を見つけたみたいですね」
「意外と優秀なのかもしれないな、ちょっとびっくりですよ、そういえばお酒って何歳から飲めるんですか?」
「特に決まりはありませんね、種族によって大人になる年齢も違いますし。 特に定める法律などはありませんよ、というかショウ様いつまでその口調なのですか? 他人行儀は辞めてください。」
「あーじゃあ普通に行くね、それと少し飲んでみようかな?」
「…ショウが飲むなら私も飲む」
「私はワインには少しうるさいわよ?」
「エメも飲むぞー!」
「それじゃあ私も少しいただきましょうか。それじゃあ貰ってきますね」
そう言ってお酒を貰って飲んだのだが…
「…ショウ早く宿に行こう…私…もう…ねぇ早く…今までどれだけ私を待たせてると思ってるの」
ルーが俺の首に舌を添わせ纏わりついている、耳にかかる吐息と鼻孔を刺激するルーから香る甘い花の様な香り、腕に当たる柔らかい物。
「しょうお兄ちゃん…なんだかエメね、ゴローンしたくなってきちゃった…一緒に…寝よ?」
耳を優しく甘噛みしながらルーとは反対側に抱き着き、妹力を使い理性を壊しに来る。 まだ熟れる前の果実の様な爽やかな香りが、俺に絡みつくたびに仄かに香る。
腕に当たる感触で大人バージョンの豊満で柔らかくも張りがありそうな胸を思い浮かべてしまう。
ローブ越しに感じる二人の体温に喘ぐような艶のある吐息… 耳元で聞こえる、口を開く時に漏れる唾液が糸を引く音… 大きく股を開いて座る俺の太ももの左右に座る二人の脚が、モゾモゾ動くと極自然に俺の中心に触れそれの存在を確認した…
すると二人の動きが耳元で吐息を漏らし一瞬止まった
「「……………いいよ…………」」
冷静な判断力を奪い、理性で物を考えられなくさせ男を何処までも堕とす悪魔の言葉… 音の麻薬。 今すぐこの悪魔に魂を売ってしまおう…
「貴方達宿まで我慢できないないのかしら?」
フララがグラスを回しながら少しお酒で頬が赤くなった顔で飽きれたようにいった。
かなり危ない所だった!! 危うく店内だというのに致してしまう所だった…
「お、お二人ともすごいです。ルーメリア様お酒を飲むとあんな事に… 今度二人の時に…」
なんかイレスティさんも危ない方向に向かっているような気がする。
「フララありがとう、危なかったよ」
「私だって一緒よ? ただ我慢できるってだけ。 別にここでもいいのだけど、大事な初めをここでってなるとルーメリアは気にしそうだからね」
ここでもいいのかよ! 揺さぶるなよ!
「そ、それじゃあ支払いも済んでいるようなのでそのままで宿に向かいましょうか、場所は先程聞いたので問題ありません。それとこれを頂きました」
イレスティが袋を取り出した。 中には白金貨で50枚入っている、現在の貨幣価値に換算して5000万円である
「まぁこの位が妥当ね、口止め料込みで悪くないんじゃないかしら?」
「しばらく楽できそうだね」
思わず悪い笑いを浮かべていた
「…ショウ早くベッド…行こう」
「お兄ちゃん…エメ我慢できないよ…早く…」
「わ、わかったから!」
絡みつく二人を何とかほどく。 この子達に飲ませるのは… 俺の理性のストッパーが破壊されるな…
そうして全員がほろ酔いで店を出てイレスティさんの案内で着いた宿は、本当に立派で部屋もキッチン付きで、お風呂も広く何個も部屋があった。
そして… 変に気を使ったのかベッドは、五人で使ってもまだまだ余裕のある大きいベッドが一つしかなかった…
仄かに酔った俺達はすぐにベッドへと潜り込みルーとフララとエメにキスを何度も何度もねだられお酒のせいか何もできず寝落ちした。
少し離れた場所でイレスティさんが寝ていたのだが、俺達の絡みを耳にしながら吐息を漏らしモゾモゾしていたのは気のせいではないだろう。 正直それを見た時が一番やばかった。
そうして色々あった一日は終わりを迎える。
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
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