蒼炎の魔法使い

山野

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第五十七話 デニールとデニーロは似て非なるものなり

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ランプから漏れる優しい光がショウと盗賊のボスのいる部屋を満たし、滾った肉欲を満たすべく二つの影は重なっていた

ショウは女盗賊にベットに引きずり込まれ、押し倒されて馬乗りになれながら情欲的な体を惜しみなく披露する女の下着に手を伸ばしたその時

『ねぇ貴方今何をしてるの? ルーメリアがいやな予感がするって言ってるんだけど』
は?! フララからの念話!

『べ、別に何もしてないよ! 今盗賊の女ボスと話してる所!』

『女ボス? それに何か怪しいわね?』

『な、何言ってんだよ! そんなに俺が信用できないの?』

『そんな事いう男は大体信用ならない男よ、帰ったらゆーっくり聞くから早く帰ってらっしゃい』
フララの笑っているようで笑っていない顔が頭をよぎり、血が上っていた頭が一気に冷えた

『はい…』

「【バインド】」

「おや、女のその気にさせておいでひどいじゃないか」
女は特に慌てた様子もなく余裕の表情だ、さっきの速さといい、本気出せば破れるのだろう

「危うく殺られる所でしたよ」

「後ちょっとでヤれる所だったってのにねぇ」
意味が決定的に違うがそれはいい

「仕方がないから仕事の話と行こうじゃないか、ただこれは収まるのかい?」
跨っている場所に丁度当たっているのだ

「…追々何とかします…」

「それでどんな提案なんだい?」
女は【バインド】で縛られながら腰を動かし俺を弄ぶ

「うっ… 年金です」

「年金? それはどんな物だい?」

「毎月一定額徴収して、働けなくなった老後に最低限生活できるだけのお金を渡すシステムですよ」

「確かにそれなら老後も安心って訳かい、でもどうやって金を返すんだい? 徴収額より多く返さないといけないんだろ?」

「ええ勿論です、まず貨幣を廃止します」

「何? 物々交換でもしようってのかい?」

「いいえ、そうではなくてこの国だけで使える紙を使った紙幣という物を発行します。」

「…なるほど、つまり紙幣という物を作れば貨幣に使っていた金や銀が余るという事か」

「ええそういう事です、その余った金や銀を使って、ここの市場で行っているような取引を出来る場所を提供し、一般開放し、取引を仲介する代わりに手数料を取ります」

「…ふふふ、お前の頭の中はどうなってるのだ? 全くとんでもない事を思いつくな。」
女は瞬時にどれだけの利益が生まれるか想像出来たようだ。 現代知識がやっと役に立ったぞ!

「国と取引所がアライアンスを組んで取引所の利益にもコミットしてウィンウィンの関係を作ればマーケットからもコンセンサンスを得られより活発に取引されシナジー効果がウェイウェイ…」

「おい、お前何を言ってるんだ? それに無性に腹が立つのは何故だ?」

「すみません自分でもよくわかりません…」
ついつい調子に乗ってしまっていたようだ。 しかし意識高い系も楽じゃないな、はっきり言って何を話しているか自分でもわからん!

「にしても噂通りだね、ただ強いだけでなく頭が切れるっていうのは嘘ではなかったようだ、そりゃ大きな野望も抱いても仕方がないね」
女が満足げに笑う 俺の野望はダラダラハーレムライフを送るとかなんですが…

「あんたが目を付けた子供達もメキメキを頭角を現してるみたいだし、あたしも一口乗ったよ」
ん? ストフ達の話か?何故そんな事迄調べてる?? お前が乗ってるのは俺の上やろがい

「は、はぁ… 一先ずこちらは良い物が提供できたと思っていいですか?」

「ああいいよ、余計にあんたを食ってやりたくなったけどね」
獲物のを狙う獰猛な獣の様な表情で舌なめずりをした 

「光栄ですね、それでアラトラスについて何を知っているのですか?」

「オウマとドプロットで派手に商売してるのはもう知ってるだろ? それとあいつらは今輝人の核を欲しがってるね」
何故必要なんだ?高く売れるからか?

「最近核のない変わった魔物がオウマやドプロット、ダルシエル近郊で出るのは知ってるかい? そいつの中をよく探ってみると輝人の核の欠片があるんだ」
王都の地下にいたやつだよな

「つまり輝人のかけらを使って操っていると?」

「そういう可能性があるって事。 あれは魔術を施すには最高の素材だからね」
レデリの村を襲ったのは核を使ってそれを作る為? よくよく考えるとエグバートに会った時に出て来たソードドラゴンもそうじゃないだろうか? エグバードが一人で直々に査定したのは破片を抜くためか?

大図書館でみると群れで行動すると書いてあったし、あの時のレデリの様子がおかしかったのは共鳴していたからじゃないだろうか?
それに何故か解決してしまったが、何か大きな計画が進行しているようだったし俺達を街から出す為に… 

「どうかしたか?」
思考の海に溺れかけたが声を掛けられ冷静になる

「薬の出所に心当たりはないですか?」

「さぁそれはわからないねぇ、ただ売人の男は四年前位からオウマ、ドプロット、アステルニアの王都、ダルシエルであたしの間者が目撃してるよ」
ダルシエルかぁ… やっぱり匂うな

「ダルシエルについては何かありますか?」

「平和な国みたいだね、入信者もかなり増えたせいなのか大司祭も最近は新しい信者の対応に追われ殆ど姿を見せないみたいだね、狂信的な信者もかなり多いらしい」
ドウガさんも大変だな

「オウマやドプロットについては何かありますか?」

「あそこは長い事戦争中だ、北にあるピンゲラに昔両国が協力して侵略したんだが、その後利権でもめたみたいでね、今はピンゲラを半分ずつに割ってオウマとドプロットの王子が納めてるよ」
長い戦争で国も民も疲れ果て薬に逃げるわけか、そこにダルシエルの者が優しく手を差し伸べればそりゃ入信者も増えるな

「ピンゲラでは薬は跋扈してないんですか?」

「あそこではそういうのは聞かないねぇ、入国するのも難しい状況だからそういう物も運べないのさ。 それとこれ取ってくれないかい? 今日は諦めてさっきの男で我慢するよ」
やることはやるんですね

「あーすいません」
俺が拘束を解くとベットの側のテーブルに置いてあるパイプに再度火をつけて煙を肺に潜らせた

「統治の状況はどうなんですか?」

「まぁよくはないね、逆らう者は即処刑、重い税に、街の至る所で女を凌辱したりと両方とも王子を筆頭に一般兵までやりたい放題さ、盗賊以上にクズだね」

「そんな事をしていて両本国は王子達に何も言わないのですか?」

「子がクズなら親もクズってね、自分の国がどんどん薬で疲弊してるなか、王子達と同じ事を自分の国でもやってるような連中さ」
女はベットで胡坐をかきながら煙を吐き出し呆れた顔をしていた 女性がベットで胡坐って何かいいよね

「救えないですね… ピンゲラの王族はどうなったんですか? 

「男は全員痛めつけるだけ痛めつけて処刑、女は攻めて来た両国王や王子達にボロ雑巾の様になるまで犯され続けた挙句に殺されたよ」
女のパイプの灰を落とす音がさっきよりも心なしか強く感じる 聞いてるだけでかなり胸糞悪い 

「でも王子一人だけはどうにか逃げたんだがね、当時から情報通だったから確かな情報だよ」
その王子は死んだ方が幸せだったのではないだろうか… 今も生きているならそれはどんな想いだろう

「どこに逃げたんですか?」

「さぁ流石にそこまでは知らないね、今頃は顔も名前も変えて生活してるんじゃないかい?」

「そうですか…」
俺は何とも言えない顔になってしまう。

「それにしてもオウマとトプロットか… ふふふ面白くなりそうじゃないか、あんたはここを認めるかい?」
イスブロンの事か? むしろ好ましい位だけどな

「ええ勿論、今後とも贔屓にさせてもらいますよ」

「あんたがどんな事やらかすか楽しみだねぇ… 情報が欲しけりゃくれてやるからまたおいで」

「ありがとうございます」

何か妙に期待されてる気はするが… 
まぁとりあえず色々な情報を貰が手に入ったから帰ってみんなと整理しよう、何か繋がりそうだ

「それじゃあ用は済んだろ? 今回の一回は今度に取っといてやるから抱きたい時は来るといい。 あたしはやる事やるからとっとと出てってくれ」
女は妖艶な笑みを浮かべながら煙を吐き出した  

「はい…」
俺はNOとは言えない異世界人なのだ…

「おい!」
女が大きな声で呼ぶと先程の金髪が颯爽と現れ、状況を察したのかこの後のおたのしみを期待するあまり、にやりといやらしい笑いを浮かべていた

俺は下着姿でベットに胡坐をかいて座っている妖艶な女性が男に襲い掛かかり始めた所で部屋をでた。

「ふぅ… 中々に大変だったな…」

「旦那様の現代知識がやっと役に立ちましたね」
エメはいつの間にが出てきていた

「エメ…その格好…」

「こういうの…好きでしたよね?」
彼女はスカートに… 黒タイツを履いていた…

「最高だ…ちなみに何デニール?」

「60です」

「グッジョブ!」
真面目にエロイ…ハッキリ言おう、タイツは履くタイプの公然猥褻罪だ、何故素肌を隠しているのにあんなにエロイ! タイツに対する愛情の厚さなら1000デニールはあるわ! 

その昔SNSの素敵タイツ画像が上がってたので勇気を出して何デニーロですか?と聞いた所、それボケてるんですか? ツマラナイし、キモイんで二度来ないでください!! とブロックされたのはいい思い出…

荒々しすぎるだろ! SNSマフィアか!

「今日は…足を中心にと聞きましたので…」
元の姿のエメはとても従順で良い子なのだ。 こういう子程滅茶苦茶にしたくなる

「でもその前に…」

「ええ、旦那様は生きておられるでしょうか?」

「やめて!」

◇  ◇  ◇  ◇

「ただいまぁ…」
俺は夜も遅くなっていたのでそぉっとドアを開けて部屋にはいった

「…ショウ…女の匂いがする。」

「それも相当密着したような匂いね?」
お前らの鼻は犬か!

「別に何もなかったよ」
俺は背中にびっしょりを汗を掻きながら平静を装いながら席に着く、足はガクブルだ

「…へぇ何もなかったの。」

「エメ、本当に何もなかったの?」

「何も…なかった!」
お前は剣士か! 同じ緑髪だけども!

「…エメ。 小さくなって」

「旦那様いいですか?」

「いいよ」
俺が許可を出すといつもの元気いっぱいのロリエメになった

「それでエメ何かあったか聞かせてくれるかしら?」

「うん! あのねー色気むんむんの女盗賊のボスに下着姿で跨られて大きくしてたよー!」
お前ーーーーー!!!! 盲点だ、エメは元の姿の時は絶対なる俺の味方だが、この姿の時は素直すぎて聞かれた事を言ってしまうんだった!

「…何もなかった?」

「貴方と私達の何もなかったにはすり合わせが必要みたいね?」
ルーの紅い瞳とフララの蒼い瞳が冷たい宝石の様に煌めいた そのすり合わせってすりつぶされるタイプのやつですよね?!

「ひぃぃいいい! 許して!!」

とビビっていたのだが記憶が曖昧にならないうちに聞いて来た情報を話してほしいとのことだったので、女ボスから得た情報をみんなに話した

「…流石盗賊国家」

「凄い情報量ね」

「私の村はそんな事の為に…」

「にわかに信じられないけど、ダルシエルも関係してるのかしら?」

「イレスおねーちゃんお替り!」

「わらわ眠いくなってきたのじゃ…」

話が終わった所でイレスティが新しくお茶を給仕してくれた

「なぁ…今話してるうちになんとなく整理出来てちょっと飛躍した考えが浮かんだんだけど…」

「…何?」

「ストリンデ、ダルシエルのトップでどんな人?」

「五年前に変わったんだけど他所の出身らしいんだけど、今の教皇様はランレンス様というというとても素晴らしいお方よ」

「五年前…で他所の出身か…」
俺は顎に手を置きながら重い口を開いた

「ピンゲラ王族で唯一逃げ出せた王子がダルシエルの教皇に上り詰めて、薬を作る技術を応用してジプタレンを作り、薬で両国を疲弊させて、輝人の核のかけらを使った魔物や狂信者を、疲弊した国にぶつけて祖国を取り戻そうとしてるんじゃないか?」

「ちょ、ちょっと待ってよ! それじゃあダルシエルが黒幕みたいじゃない!」
ストリンデがいつもの様にテーブルに手を置き椅子を鳴らして立ちあがる。 今度テーブルに剣山を置いてやろう

「…でも辻褄が合う」

「不自然な位しっくりくるわね」

「薬が流行りだしのは四年前ですし可能性は高そうです」

「流石に兄さんらしい捻くれてる人間ならではの発想だけど、真実に近い気がするよ」

「誰かの名にかける?」

「Zzz」
おい一匹寝てやがるぞ、そしては俺は有名探偵の孫なんかではない

「宗教国家よ?! 人々を救う為の作られた国よ?! それがこの大陸に根を張る裏の組織?! ありえないわ!」
ストリンデが声を荒げる。 そりゃそうだろう

「勿論ただの推理で何の証拠はない、でも真実はいつも…」

「お兄ちゃんそれはちょっと…」
エメが呆れた顔をしていた。 バーローいいじゃねぇかちょっとぐらい… 

「ま、まぁとりあえずダルシエルに行くことは決定だな… それで何もなければただの俺の妄言って事でいいんじゃないか?」

「…そうね… もしそうだとしたら早めに対処する必要があるし」

「対処…ね…」
必要あるのだろうか? これがうまくいけば悲惨な状況のピンゲラの人は救われると思う、そして元王子は祖国復帰に全力を注ぐだろう。 勿論そこに至るまでには大量の薬物中毒者や、輝人達、狂信者など数々の犠牲を払っているのだが… 
これも答えが出ない事だな。 正解があるとすれば…それはいつだって勝者が決める物だ。

「とりあえず今日は遅いしもう寝て、明日方針を決めよう」
ストリンデは悔しそうに拳を握りしめていた。 悪い、でもこれが一番辻褄が合うんだ… 

◇  ◇  ◇  ◇

ストリンデは割り振られた部屋に戻り、他のみんなはお風呂に入ったり色々している中、俺はイレスティがカップ洗う音を聞きながら椅子に座り足を投げ出して天井を眺めていた

もし本当にダルシエルの教皇が本当に亡国の王子で国を取り戻す為の行動だとしたら? 親友に潰すと約束したし、殺された恨みやはかなり深く思い出すだけで今にもおかしくなりそうだ、レデリだって同じだろう
目の前にたらすぐにでも手にかけたいぐらいだ。 クソが、しらなけりゃよかった。 俺は物語の主人公みたいにスパッと簡単に割り切れない人間だ

「…ショウがその顔してる時はろくな事考えてない」
ルーの手が俺の頬にそっと置かれた お風呂上りなのでとてもいい香りがふわっと香る

「はは、正解だよ」
何でもバレるな

「大丈夫よ、貴方には一緒に堕ちる女が二人もいるのよ?」
背中にフララの体温と共に聞き心地の良い声が耳に届く。 そうだな…心強いよ

心配してくれてるみたいだ

「二人には何でもバレるな…」

「…それぐらいショウを想ってるから。 もし悩んでるなら…」

「えぇ。 貴方がやらなくても私達のどっちかがやってあげるわ」
彼女達は俺程悩まないだろう、盗賊や魔物が居るこの世界じゃ人が死ぬことなんて大したことじゃない

「…ありがとう、でもそれは自分で…ってそれもそれもバレてるか…」

「…うん。」

「ええ」
二人は優しく微笑む、敵わないなぁ

「…じゃあさっきの続き。」
え? ちょ、頬に何か爪立てられてるんですけど?!

「女ボスと何したの?」
え? え?! 後ろから抱き着いてるように見えて締め堕とされそうなんですけど?!

さっきまでいい雰囲気でしたよね?! なんならこのまま三人でみたいな雰囲気でしたよね?!

「ひっ!助けて」

俺は逃げ出した

「…逃がさない」

「うふふふ、精々逃げなさい、ゆっくりと仕留めてあげる」
これも彼女達なりの慰めなのだろう… だよね?
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