蒼炎の魔法使い

山野

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第五十六話 NOと言いたい異世界人

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うおー!!!!
短い時間で行われた激しい攻防だが、俺が吹き飛んで距離ができたことにより一旦収まった所で大歓声が湧いた

「わ、私達も余りのレベルの高さに実況するのを忘れておりました…」
「試合よりも貴方に見入ってしまってましたよ」
おい人が戦ってるのにイチャラブしてんじゃねーよ!

「我、そなた、ここでは本気をだせん。  違うか?」
その通りだ、室内で大規模な魔法は展開は展開できない上、観客を巻き込むのを気にするあまり【蒼炎弾】すら打つのが躊躇われる。

「そうですね…    多分ここが壊れます」

「我もこの剣、全力で振るえばここが持たぬ」
まだ全力じゃないみたいだし、あの剣にも秘密がありそうだな

「では手っ取り早くここで出せる全力ぶつけて終わりにしますか」

「それでいい。」
単純に小細工なしの力と技術のぶつかり合いってとこか、だがそれ愚策だカーティムさん!

「我狼人族の剣士、爆炎豪火一刀流開祖…カーティム」

「俺は二刀嘯風弄月流開祖(笑)…ショウ」
この流派の真相を知った時何故(笑)なのか理解出来た。  名乗るたびにダメージを受ける諸刃の流派なのだ

男は名乗ると大剣を構えた、俺はぼっ立ちである。 俺の流派も師匠同様決まった構えはない技が多い

気絶するする度に、寝てると思われストリンデに毎日時間が勿体無いと思わないの?  と小言を言われながら開発した物…

【マナ身体強化】
気絶はしなくなったが爆発的に身体能力が上がるのはまだ少しの時間だけだ。
パラメーターは俺の方が今だけは上、だが明らかに剣の技術は向こうの方が数段上だ

「いざ…」「尋常に…」
「「勝負!」」
こういうの憧れてた!

向き合う2人の力の波動がぶつかり合い、色彩鮮やかな樹々が葉を揺らし秋を奏でる

「爆炎豪火一刀流…」

「蒼炎二刀嘯風弄月流…」

「「【紅蓮】【月夜見】」」

2人の姿が消え地面の紅葉やイチョウの葉が舞う

剣と剣が衝突した音と共に大剣からは、激しい爆発が起こり、ショウの刀を纏う蒼炎は天井高くまで火柱を上げた

その威力は凄まじく、観客全員の髪を靡かせ前の辺りの観客は後方に吹き飛んだ

「おい嘘だろ?!」
【月夜見】の二波目の攻撃をしようとしていたが、俺の手に握られていた二つの晶刀が破砕音と共に光り輝きながら粉々になる

武器性能の固さでは間違いなくこちらが上、だが何らかの力で押し負けたみたいだ

「我の勝ちだ。」
男がニヤリと笑い大剣を振りかぶる

残念だがそうはいかない、お前の敗因は俺を剣士だと思ったことだ!

時計仕掛けのクロックワーク魔法マジック【雷狼】」

「ぐわぁぁあぁあああ!」

雷の狼が振りかぶったカーティムの肩に牙を突き立ると、絶叫と共に落雷時と同じ電圧を受け皮膚から血管の形がはっきりと浮かびあがり、勢いそのままに肩から腕を食いちぎった
間違いなく致命傷だ。 カーティムがそのまま後ろに倒れ込む

「はぁ…はぁ… 我の… 負けだ。」
なくなった肩から大量に出血していた

「み、皆様聞いたでしょうか?! 私達がイチャイチャしてる間に戦いは終わっていたようで、どうやらショウ選手の勝利のようです」
「ふむ、少し楽しみすぎましたな、続きは部屋で…」
お前ら実況してないと思ったらそっちのけでどんな事してたんだよ…

「優勝は今回のダークフォース、無名の飛び入り参加、顔は冴えないが戦闘は冴えていたショウ選手です!」
実況の犬耳お姉さんが俺の右手を高らかに掲げ優勝を宣言すると大歓声が巻き起こった

『旦那様、この者を殺してもいいですか?』

『やめろやめろ! 出掛かってる鋭利な樹をしまえ』

元の姿のエメは俺がバカにされたりするのは我慢できないタイプらしい

そんな事よりも…

「カーティムさん大丈夫ですか?」
俺は倒れているそばまで行って声をかけた

「我、問題ない」
肩から先がなくなっちゃってますけどね…

「【リカバリー】」
俺がそう唱えると時間を巻き戻したみたいに腕が再生し、タトゥーの様になった血管も元に戻った

「すみません、力を使いすぎたんで全快とはいきませんが…」

「感謝。 そなた、強き者」

「剣では完全に負けましたけどね、戦いに負けて戦争に勝ったって感じかな」

「それでもそなたの勝ち。 恥じることはない。 我明日獣人国家デルベックに帰還。」

ここより西の別の大陸だよな、地図はなんとなく頭に入ってる。 世界を回るしいつか行くだろう

「そなたが来る事があれば、その時は今回とは違い全力同士で相まみえようぞ。」
カーティムさんが握手を求めて来た、気持ちのいい人だ

「はい! よろしくお願いします!」
俺ががっちりと手を握ると闘技場を揺るがすような先程よりも大きな歓声が闘技場に木霊し、二人の健闘を称えた

その後は毎日の様に行われている賭け試合なので簡易的に表彰され、その場を後にする

◇  ◇  ◇  ◇

「それでエメ、いくら勝った?」
ゲス顔である

「聞いて下さい旦那様… なんと白金貨100枚になりましたよ!」
流石今回のダークフォースな俺!完全に穴馬だったらしい  やったー又しばらく仕事しなくていいぞー

「いえ旦那様は種馬ですよ」

俺の中から出てるのに何故考えてる事わかるし!
確かに体力あるけどそりゃないよ

「よしみんな帰ってきてる頃だろうから一旦宿に戻ろう!」

「はい!」
俺の右側に立ち胸を押し当てながら腕を絡ませる。 はぁ幸せ…

そうして俺達は仲良く帰路につき、ホテルのスイートルームへと戻った。

部屋に戻るとみんな戻って来ていたので情報交換の時間とした

「って訳でこの国のお頭と会う権利は獲得出来たよ」

「…よくできました」
ルーが頭を撫でてくれる、時折甘やしてくれる彼女が大好きだ

「あんた鼻の下伸びてるわよ、もっとしっかりして」
ストリンデだ

「嫁に甘やかされて何が悪い」

「あんたたちはお互いに甘やかしすぎ、それに依存しすぎね、特にそこの三人」
ストリンデは俺とルーとフララを順に指さした

「自覚はある」

「…満たされてる」

「重度の依存症ね」
三人共ドヤ顔でキメた

「はぁ…何で誇ってさえいる顔なのよ」
ストリンデが頭を抱える

「いい? 依存っていうのはジプタレンみたいに破滅しかもたらさないの、もっと自立することが大事よ?」

「彼女達との破滅なら喜んで受け入れる」

「…ショウとの破滅…甘美な響き…」

「男と女が破滅していくのってある意味愛の完成形よ?」

「貴方達…」

「ストリンデさん無駄だよ、そこは三人にしかわからない世界。 例えどんなに好きでも踏み込めない場所だよ」
レデリが物悲し気な顔で髪をいじりながら割って入ってきた

「貴方まさか…」
ストリンデはテーブルから立ち上がった。 お前のその癖毎度ちょっとびっくりするからやめろ…

「まぁとりあえずそんな話は良いとして、ストリンデは何か情報掴めたの?」

「これと言ってはないわね、ここでの生活に住民の満足度が高いっていうのと、ジャビムがまさかここの特産品だってのは驚いたけど」
ストリンデが溜息と共に座り頬杖を付いた

「治療薬作るのに必要なんだろ?」

「あんたよく知ってるわね? そうなの、アステルニアから仕入れてるって聞いてたけど、アステルニアはここから仕入れてたのね」
なんか引っかかるな

「それってどうやって仕入れてるの?」

「アステルニアまで買い付けに行ってるって聞いてるわ、その帰りに入信して国に入りたいって人も一緒に連れて帰って来るの」
ジプタレンがスラムに蔓延してからダルシエルの者が癒して回っているので入信者が増えているそうだ

「俺が賭場で聞いたのはいくつもの業者がアステルニア王都と、ダルシエルに運ぶって聞いたぞ」

「それが本当だとしたら直接ダルシエルがイスブロンから買ってるって事になるじゃない…」
ストリンデの顔が険しくなった

「…ダルシエルにも一回行ってみる必要があるな…」

「砂漠地帯にある国だから大変よ? 往復することを考えたら嫌になるわ」
それをお前歩いて来たんだろ? どんだけ体力おばけなんだよ…

「…片道だけで大丈夫だぞ、転移するから」

「マジ?」

「マジ」
俺がそういうとストリンデが恐る恐るみんなをみる、するとみんなも神妙に頷いた

「あの馬車もだけど、あんた普通じゃないわね」
ストリンデが目を細める

「まぁ色々あるんだよ… だから今度から旅に出る時は俺と誰かが出て、夜は屋敷に転移しての繰り返しにしようと思う」

「…それじゃあ一緒に居る時間が減る」

「そうね、断固拒否するわ」
ルーとフララは反対の様だ

「でも二人きりの時間も少ないしデートも兼ねて良いかなと思ったんだけど…」

「…いい提案。 そうしよう。」

「 愚図な所も可愛いけど 、そういう事はもっと早く言いなさい。」
お前ら手の平返すの早すぎな

「はいはいじゃあ、他にはみんな何かある?」
フララが手上げた

「ここでは薬を作ってない事が判明したわ、私の眷属が街中を見まわったけどそんな施設はなかった。」

「それに主成分のジャビムは豊富にあるけど他に使う構成成分がほぼなかった。 兄さんとイレスティ姉さんの予想は外れだね」

流石フララ、レデリ班は有能だ、ここがアラトラスの麻薬製造工場でないことが速攻で判明した 
そもそもジャビムが麻薬の主成分だと多分知らないのだろう、知ってたらもっと値段を吊り上げてもいいはずだ

「後この国はあらゆる場所に間者を忍ばせて情報を得ているそうよ、情報保有量ではここが一番じゃないかしら?」
国単位の諜報機関みたいなもんか、後でお頭に会うし、対価を払えば情報を売ってくれるかもな

「ルー達はなんかあった?」

「…イレスティの胸がけしからんことがよくわかった」

「姫様!」
お前達は何をやっとるんだね…

「それは俺も良く知ってるよ」
イレスティが恥ずかしそうに下を向いた

「あんた本当にケダモノね… それと… さっきからルチルちゃんを抱いているあの妙に色気のある女性は誰? ちょっと神々しさすら感じるんだけど…」
ルチルは耳をピクピクさせ抱っこされながらクッキーを両手を使い可愛く食べていた

「ん? どう見てもエメだろ」

「嘘?! エメちゃん? いやエメさん?! いやエメ様?!?」
ストリンデは目が飛び出んばかりに目を見開いていた

「はいエメです! 驚きすぎではありませんか?」
エメはクスっと笑った

「そんなにかわらんじゃろうに」
手に付いたカスをペロペロしてるルチルの姿はかなり愛くるしい

「全然違いますけど?! 今なら大精霊って言われても納得できます!」

「俺はお前が聖女っていうのが未だに納得できんよ」

「何ですって?!」

「なんだよー」

「はいはい、じゃれ合いは後にしなさい。 貴方そろそろ行った方がいいんじゃない? あんまり遅くなっても迷惑よ」

「そうだね、エメ行こうか!」

エメがすっとショウの中に入って行って行き、部屋を出た

「…ああやって常に一緒に戦えるのってちょっと羨ましい」

「そうね、でも私達は別の形で支えればいいわ」
二人を見送ったルーとフララはどこか羨ましそうな顔をしてしまう

「そうです、私は日ごろの家事で」

「じゃあ私は兄さん次第だけど、妹として」

「わ、わらわは… あ、抱き枕として!」

「あんた達ならもう十分あいつの支えになってるわよ」
ストリンデはそんな面々をみて頬杖を付きながら苦い笑いした

◇  ◇  ◇  ◇

俺とエメはエアーズロックの様な形の岩の要塞の門番に本日優勝した者と伝えると中に入る事を許されたので中に入る

岩をくり抜いただけあって壁面は無骨ではあるがエスニック調の絨毯やその他の調度品が配置されることによりその無骨さえもインテリアの一部になっていた

この要塞の主は中々にセンスが良いとみえる

そして門番がとある部屋の前迄案内してくれたのだが…

「あの…」

「何かありました?」
門番も強面だが非常に対応が丁寧だった

「中から…その…女性的な声が聞こえるのですが…」
明らかに女性の喘ぎ声であろう官能的な声が、ドア越しなので少し籠りながらも外まで届いていた

「はぁ、何か問題が?」
強面の男は何言ってんだと当然だろといった顔だ

「さぁ、お頭がお待ちなので入って下さい」
そういって俺はドアの向こうに放り込まれる

そこは大きなベッドが置かれた寝室だった
ベットの端に30代半ば位の色気のある顔立ちで、豊満な胸を持ち肉感的でありながら少し小麦色に焼けた肌の筋肉質で引き締まった下着姿の女性が足を組んで座っている。

その女性の前で跪くように金髪のイケメンが女性の足のつま先から指の間に至るまで丁寧に舌を這わせ、足の指の間に舌が入るたびに女性が仰け反り艶やかな声が漏れていた

何これめちゃくちゃエロいんですが?!

「やっと来たのかい、待ってたよ」
え、そっち?! まさかのお頭って女性?!

「もう下がっていいよ」
そういうと金髪のイケメンは満足した顔で部屋の外に消えた

「あー初めまして…僕は…」

「御託はいいよ、あんたの為に準備してたんじゃないか、あいつは焦らすがうまくてね、もういつでもあんたを受け入れられるよ」
え? 何?! これもしかして出来ちゃう?! 俺も受け入れられる準備オッケーですよ!

『旦那様、私は別に怒ったりしませんが、多分二回程命を失う事になりますよ?』

『だよな、俺もそう思う』
彼女達は女の匂いに敏感なのだ… 冷たい紅い目と蒼い目を思い出し背筋がひんやりとした

でも足舐めるのエロかったな、今日は足攻めにしよう! うん!
『だ、旦那様心の声が漏れてますよ…』

『ごめんなさい…』

『いえ…楽しみにしております…』
エメの恥じらう姿が容易に想像できて悶え死にそうになる

「どうしたんだい? あたしと会いたいっていうのはそういう事だろう?」
みんなそういう目的であのトーナメント参加してたのか! いやカーティムさんは違う! と思う…

「正直かなりそそられるんですが… 仕事の話ですよ」

「何だい仕事の話だったのかい、期待しちまったじゃないか」
めちゃくちゃ後ろ髪引かれるがここで理性を保てないのは動物と一緒だ! でも人間というのはそもそも動物なわけで一回ぐらい… やめろ!一回の過ちで二度殺められるなど恐ろしすぎる! それなら二度してしまえば…

「で何が知りたいんだい? ショウ伯爵?」
女は下着姿のままニヤりと笑いパイプに火をつけてふかした

流石情報を扱ってるだけある、さっきのは冗談だったのか… 別に残念なんて思ってねぇし

「アラトラスの事です」

「へぇ」
女は面白そうに口角を上げる

「で、あんたは何を差し出すんだい?」

「お金なら…」

「金は要らないねぇ…」

「なら何を?」

「あたしは食いたい時に食って飲みたい時に飲んでヤリたい時にヤルんだ、盗賊だからね。 あんたの為に体を準備したんだ、責任取る必要があるだろう?」
まだボーナスタイム続いてた! 【思考加速】

いかんいかん考えろ、このままじゃ確実に流される、正直俺だってヤリたいさ! 美女美少女を隙あらば抱いている俺でさえそそられるこの人の色気は堪能したい!切実に! でも俺はガンガン行けより命を大事にタイプなんだよ!
何かないか… 何か… そうだ!

「お頭様はこの国を良くしようと色々な斬新な方法を取っているのですよね?」
ノーとははっきり言えない心の弱さ…

「盗賊ってのは割に合わない仕事だからね、国作っちまった方が儲かるんだから笑える話だよ全く」

「僕が魅力的な政策を提案できれば、それと交換に教えて貰うというのはどうでしょう?」

「へぇ面白そうじゃないか」

女は足を組みかえトンとパイプの灰を落とす
筋肉質な太ももに挟まれて太ももバーガーになりたい…

俺が太ももに見惚れていると突然女性が目の前から消え俺の腕が掴まれた。

早い!

「捕まえた」
女の体はローブ越しでも感じる程に火照っていた
俺はベットに押し倒されマウントを取られる

「ちょ、ちょっと!」
女の魅力的な肉体と猛獣の様な獰猛な瞳にゴクリと喉を鳴らし、俺は女の体に手を伸ばす…
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