蒼炎の魔法使い

山野

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第五十五話 中二の花言葉は黒歴史

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俺は地下に行き予選にエントリーした。

予選は、ABCDの4つのブロックに分かれ、トップを取った者同士4人で本戦となる。  優勝者にはイスブロンのお頭に会う権利が与えられるらしい。

Aブロックの戦いが終わり俺の番が回ってきた

「さぁ行くか!  エメ、俺に沢山賭けといてね!」

「勿論です旦那様!」
エメは金貨が沢山詰まった袋を持ってニコッとした

予選参加者の10名が広い闘技場に現れると大歓声に包まれる、観客を多く収容には盗賊らしい者や、貴族らしい者、観客は様々だがこの国の者でない者もかなり多く、ざっと三千人は居るだろう。

会場が揺れるような大歓声の中でもすぐわかるエメラルドの綺麗な髪の美しい女性が見惚れる笑顔で小さく手を振っていた

俺の優勝に賭けるために今回は客席だ、エメと戦うのは本戦からになる

入国の時に殆ど誰かとすれ違わなかったのは娯楽が多いこの街に滞在者する者が多いからなんだろうな

「始め!」

そんな事を考えて居ると開始のゴングが鳴っていた

さぁやるか…   

「うぉーーー!  まずはお前からだ!!」

俺は背はあるがガッチリしてなくてローブを着た魔術師タイプだから簡単に倒せると思われたのか8人が1人につられて一斉に飛びかかってきた!

「ちょ、お前ら卑怯だぞ!  風土魔法【ロックサイクロン】」

そう唱えると俺の周りに風速激しい竜巻が巻き起こり一斉に襲ってきた男達を巻き込む!

会場にいる観客も髪や衣服を靡かせ吹き飛ばされないように必死だ

「うげ!」「ぎゃあ!」「ぐはぁ!」
竜巻巻きの回転方向とは逆に回っている岩に激しく体を打ち付け全員気を失う

竜巻を消すと、ドサドサと高く舞い上がった男達が白眼をむいて上から落ちてきた

「び、Bブロック代表は腰に差した剣も抜かず華麗な魔術だけで全員を気絶させたショウさんでーす!」

犬耳の可愛い盗賊の実況のお姉さんが俺の勝利を宣言して本戦出場が決まった

エメを見るとニコニコのVサインサイン

「あいつ…」「中々やるな」

わかる者には今の一瞬で実力者だと伝わったようだ。

「旦那様お疲れ様です!  カッコ良かったです」

「お、おい!  こんな所で…」
エメが闘技場の袖口から出て来た俺を見つけるとダイビングバグだ

大人になってもハグ好きなのね

「嫌でしたか?」
首に腕を回し、不安そうに目を潤ませる

「いや、嬉しいよ」
俺は照れながら頬を掻く

「何であんな冴えない男に巨乳の彼女が居るんだ!」「やっぱり魔術か?!  男は剣より魔術か?!」「あの女性の美しさと神々しさははまるで大精霊様みたいだ…」

周りにいる男からの非難めいた声が多数寄せられる
最後のお前、大正解だぞ

「エメ次は一緒だ、頑張ろうな」

「はい、旦那様と一緒なら負けません!」
顔の近くで両手をグーにするまでは微笑ましい。 だが肘で自然と胸を寄せてるのはやめてくれ… 盛り上がりすぎて目のやり場に困る…

◇  ◇  ◇  ◇

「さぁさぁ始まりました本選第一試合、Aブロックを勝ち抜いたバイアリー選手と、Bブロックを勝ち抜いたショウ選手です! 本選からはわたくしヘザーの実況と…」

「ダンカイルの解説も加えてお楽しみ下さい! それでは選手入場です!」

「最初に出て来たのは…ダーティーでも関係ない、戦いは勝たなければ意味がない、勝つためならば何でもする! そんな勝ちだけを追い求めたおとこぉぉぉぉおおお!!! バァァイアリィィィイイイ!!!!!」
紹介と共に大歓声が起きた

「その冴えない顔とは裏腹に、飛び出す魔術は一級品、可愛い彼女持ちと噂のダークフォォォォォォオオオオス!」
男性陣からは大ブーイングだ

「腰に差した刀はまだ抜かれないままだが今回は抜かれるのかぁぁぁぁああ?! シーーーーョョョョヨヨヨヨヨォォォォウ!」
何だよそのハイテンション! つか冴えない顔なのは自覚あるけど、普通こういう紹介の時言わないだろ…

「それじゃあ本選第一試合…開始ぃぃぃいいい!!」

「まず武器を取り出したのはバイアリー選手、短刀二本を構えた! そしてショウ選手も腰に差している二本の剣を抜いたが構えていない!」
「おそらくショウ選手の剣には構えがないのでしょう」

「お前も二刀流か、楽しめそうだ」
顎髭を生やし、短髪の小汚い格好の男が短刀をぺローンと舐めた

「は、はぁ…」
実際にやる人いるんだそれ…

『旦那様… ちょっとこの人気持ち悪いです』
わかるよ…

「おっと最初に動いたのはバイアリー選手だ! 早い早い!目にも止まらない攻撃だが、ショウ選手もそれを難なく受け流す!」
「二人共高い技術を感じますね、今は小手調べと言う所でしょう」

「おっとショウ選手が突然蹴りで吹き飛ばされた!」
「目を抑えているようですね」

「いててて…」
俺は吹っ飛ばされた体を目を抑えながら起こした 針の様なもので目を突かれたのだ

『旦那様大丈夫ですか?』

『ああ心配すんな』

「こんな初歩的な手に引っかかるなんてお前甘ちゃんだな?」

「お前みたいなやつに出会った事がなかったんでね」

「甘い世界で生きてたんだな」

「まぁな」
ボッチだったからね! 被害を被れないんだよ!

「おっとショウ選手立ったと思ったら突然よろめいたどうした事か?」
「おそらくこれは毒でしょうね」

「そろそろ効いてきたか?」
男はニヤニヤとナイフをなめる

俺は思わず膝をついた、回りが早い、おそらく何かの神経毒…

【アナライズ】
※猛毒状態

※神経毒による全身中程度麻痺

※身体能力40%低下

※致死率80%

※後遺症確率60%

※神経毒による吐血迄10.9.8.7…

わ、わ、わ! 毒ガス兵器並みじゃねぇか!

俺は慌てて【リジェネーション】をかけてこれ以上回るのを抑える、魔法使えなかったら確実に死んでるな
 
『旦那様正面右から短刀来ます!』
くそ、【リカバリー】かける前に畳みかけに来たか、体が思うように動かない

「結晶魔法【輝結界】」

「バイアリー選手が一気に畳みかけようとするが、ショウ選手の光り輝く何かに短刀が弾かれた!」
「結界魔術の類でしょうね」

「【リカバリー】」
…あまり効果がない? …そうか目に刺さった針じゃなく空気中に散布してるのか、目を先に潰したのはそれを隠すため… 【思考加速】してなかったら絶対わからないな

「風魔法【ウインドウ】」
強い風が吹き幾分か楽になったので【リカバリー】で回復しておく

「ちっ気付いたか、それにしてもなぜ死なない? 白魔術も使うのか? それとも何かの薬…」

「おっとバイアリー選手が悪態をついている、何があったのでしょうか?」
「おそらく空気中に密かにばら撒いていた毒が今ので吹き飛んだのでしょう」

卑怯とは言わない、だけど目には目をで行かせてもらう! ちょっとイラッとしたしな

「ショウ選手剣を鞘に納めたがどういうつもりなのでしょうか?」

『エメ行くよ!』

『はい旦那様』

「『 【フィールド展開・金木犀】』 」

「ショウ選手の言葉と共に闘技場から無数の小ぶりなオレンジ色の花が咲き乱れた!」
「美しい花ですなぁ、それにどこか秋を思わせる甘い香りだ」

二人だけでなく闘技場の地面に突然無数の金木犀が咲き乱れた事に驚いたみたいだ、この世界に金木犀はないらしい。
流石に闘技場に常闇の森の様なバカでかい樹を作り出すわけにはいかないので金木犀にした、勿論他にも理由はあるが

「確かに凄いがよぉ、だからなんだってんだ?! ほらよ!」
男が投げた投擲用のナイフがショウの体にいくつも刺さって倒れた

「ははは、雑魚が! ちょっと予選勝ち抜いたからって調子に乗りやがって! 俺様に勝てると思ったかばかやろう!」

「おい、どこ狙ってんだ?」

「お、お前今頭にもナイフが刺さって死んだはずじゃ?!」
男が振り返ると先程倒したはずのショウが何事もなかったように立っていた

「バイアリー選手どうした事でしょうか、突然誰もいない所へナイフを投擲したと思ったら突然笑いだしました」
「おそらくあの花に何か原因があるのではないでしょうか?」

この金木犀の香りを一定時間嗅ぐと強い幻惑作用に襲われ錯乱状態になる、常闇の森の幻惑の花と俺の記憶から取り出した金木犀を掛け合わせたエメオリジナルの花だ
彼は俺を倒した幻でも見ているのだろう

「何でだ! 何で死なない! クソ! クソ! 死ね死ね死ね! 何で死なないんだよぉ!!」

「風魔法【オキシジェンコントロール】」

幻のショウをどうやっても殺せない事にいら立ち頭から血が出る程かきむしっていた男が土埃を上げて突然倒れた

「どうした事でしょう、バイアリー選手が突然倒れてしまいました」
「これは気絶ですかね? 一度確認した方がいいでしょう」

「身近な物にも毒はあるんだよ、俺もマンガで知ったけどね」
酸素欠乏症で昏睡状態の男の体に、全て消さずにいくつか残した金木犀をそっと置いた

「金木犀の花言葉は謙虚、あんたに一番必要な物だと思うよ」

「確認が取れました、バイアリー選手の気絶により、決勝に進むのはショウ選手です!」
「目には目を、ダーティーにはダーティーをの見応えある戦いでしたなぁ」

俺は会場に巻き起こる大歓声と共に闘技場を後にした…

◇  ◇  ◇  ◇

うぉぉぉぉおおおおガンガンガンガンガン!

『旦那様そんなに落ち込まないで下さい…』

『でもよ… 最後のあれはイタイだろ?! 何が花言葉は謙虚だよ! 思い出すと恥ずかしくて死ねるよ!』

俺は自分の放った言葉のイタさを頭を、柱に打ち付けて別の痛みで上書きしようとしていた

『私はもっと恥ずかしい事も知ってますので… 中学三年の秋に視聴覚室で…』

『悪かったエメ、もう許してくれ…』

女は上書き保存、男はフォルダーを分けて保存っていうけど、黒歴史もフォルダー別にわけなきゃいけないの?!
多すぎて圧縮しないとディスプレイがフォルダーだけになるよ! でも圧縮された黒歴史っても恐ろしすぎる!

『第二試合勝者カーティム選手です!』
ハイテンション犬耳盗賊実況の声がかすかに耳に届く

「早いな、俺が帰ってきてからそんなに経ってないともうが…」

少しすると闘技場の袖から一本の立派な大剣を背負った20歳位の狼の耳を持つ獣人の男が出て来て、俺と目が合うとこちらまでゆっくり歩いて来た

「我は剣の道を究めんと修行の旅をせしものなり。 そなたの剣誠見事。」
武士キャラか?

「ありがとうございます… でもそんなに剣使ってないと思うんですけど…」

「足捌きや、受け流し技術をみれば只者ではないのは一目瞭然。 決勝はよろしく頼む。 正々堂々とやろう。」
手を出して握手を求めて来た。 ちょっと武人武人してて暑苦しけど良い人そうだな。 出来るだけダーティープレイは控えるが、完全には無理だ… そもそも俺なんて初見殺しの奇襲攻撃メインだからね

「はいお願いします?!」
男の手は剣で何度もマメが出来ては潰れるのを繰り返し皮が分厚くなった固い手だったのだが、それよりも何かオーラや魔力とは違う別の力の流れを感じて圧倒されてしまう

もう戦いは始まってるって事か、ここでは負けだな

「では後程。」

「はい、後で。」
俺は男の大きな背中を見送った

◇  ◇  ◇  ◇

「皆さんお待たせしました、これから決勝が始まります! 優勝外した方も、二人のどちらかにかけた方も楽しんで行って下さい! 選手入場が余りにテンションが高くてうざいとクレームを受けましたので普通にやります… グスン」
「大丈夫、僕は好きですよそれでは選手入ります」 
実況のお姉さんの犬尻尾はぶんぶんと揺れている

観客がみな、お前それ告ってね?っという顔になっていた

「まず最初に入場したのは先程力強い剣で相手のガード諸共吹き飛ばしたカーティム選手!」

「そして次は今回のダークフォース、冴えない顔のショウ選手です!」
紹介雑過ぎない?! お前めっちゃ仕事中に解説の男に女の視線向けてんじゃねぇよ!

「始め!」

俺とカーティムさんが向き合うとさっきまで騒がしかった会場が一気に静まり返る

『エメ、こいつはやばい。 剣技だけだと俺よりも確実に上だ。 もしかしたら師匠と同格かそれ以上かも…』
向き合った途端の感じる圧力が半端じゃない… しかしさっきから感じるこの圧迫感はなんだ?

『厳しい戦いになりますね』

『ああ…』

『最初から飛ばすよ』

『はい!』

【身体強化】【思考加速】【反応強化】【オーラ】【エレクトロ】 【電光石火】 【クイックサイクル】【リジェネーション】【魔法障壁・アレキサンドライト】【晶刀・紅玉・蒼玉】
男は俺の力が急に爆発的に増した事に驚いて目を見開いていた

「剣技だけじゃ間違いなく勝てないんで使えるもんは使わせてもらいますよ!」

「我構わない。 それもまた修行なり。」

「『【フィールド展開・深秋】』」
俺が地面に力を送ると無骨だった闘技場が秋の衣を纏い、紅葉やイチョウなどの秋色深まった色彩が風情を感じさせる空間へと変貌を遂げた

フィールド展開は領域内のすべての動きを近く出来る強力な魔法なのだが、常闇の森のような特殊な場所以外で再現できるのはその季節に付随した物だ。 地面に手を置くのは… うずいた中二心が抑えられなかっただけです…

「美しい。見事。」

俺達は互いを顔を暫く見合わせる

刹那

二人の姿が消え鋭い音が耳を刺す

俺の晶刀と大剣が激しくぶつかり、俺はその勢いを受け流す!

剣同士が擦れて火花を散らしながら相手の剣の軌道を変える

爆発した様な音と共に男の剣が地面を叩き、クレーターのような物が生まれた

かなりのパワータイプだ

チャンス!

小太刀で腕を狙う

男は軽々と大剣を持ちあげ小太刀を弾いて
素早く回転し横薙ぎ!

『左から来ます!』

エメが張った樹のシールドと二刀でガードするが力技でそのまま吹き飛ばされる ただじゃやられねぇぞ!

「【ライトニング】【ダンシングリーフ】晶風二刀嘯風弄月流【梅風】」
吹き飛ばされる前に密かに括り付けた魔糸にライトニングを流し、結晶硬化した鋭利な無数のもみじで肉をえぐり、鋭い斬撃を二つ飛ばして応戦した


結晶障壁の割れる音を聞きながら激しく樹にぶつかり葉を揺らす

移動速度と剣速は俺の方が早いが、力は圧倒的に向こうが上だ。 反応も悪くない 

男もノーダメージとはいかなかったようで、体から煙が上がり、紅葉が体中に突き刺さっている
深くはないが飛んできた斬撃で傷を負い秋色深まった紅葉の様な鮮血が滴っていた

分厚い筋肉の壁と膨大魔素量で作り出したオーラで防がれたか…

「はぁ…はぁ… まことに残念。 終わりだ。」

ここからが本場って事だよな… 室内で使えるものと言えば… あれ使ってみるか…

俺は魔力と魔素を練り合わせマナを作りさらに集中した…
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