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第六十一話 女王様の命令は、我々の業界ではご褒美です
しおりを挟む「えっと…ようこそ砂漠のオアシスミリアへ」
「あ、はい…どうも」
俺はルーをお姫様抱っこしながら注目を浴びて少し照れてしまっていた
「君達ちゃんと門から入った方がいいよ、じゃないと不法滞在者になるからね」
「そうですね…」
俺達は改めて門の所へ行き事情を説明した
にわかには信じがたいけどとこぼしたが、お金とステータスカードをちゃんと見せたらしぶしぶ通してくれた
「いやーやっと解放されたね」
「…うん。 信じられなくても当然」
「だわな」
「しかし可愛らしい街だな」
紅い砂の地面に紫と青の色彩で統一された建物、壁にはビビットな色で書かれた動物達の絵が賑やかな街並みを演出していた
「…うん可愛い。 熱い所だからこの色は涼しく見える」
「あ、フララの眷属どっか行っちゃったね…」
「…怒るかな?」
「どうだろう… ちょっと呼んでみるか」
『何してんの?』
『別に何もしてないわ、ただ本を読んでいただけよ。 何かあったの?』
『フララが出してくれた眷属いなくなっちゃってさ…』
『問題ないわよ、死んでないみたいだし。 あぁ正確には死んでるかしら』
いつものアンデッドジョークか
『俺達今オアシスの街に着いたんだけど、フララも来る?』
『そうね、呼んで頂戴』
『おっけー』
「【眷属召喚】」
両開きの骨の扉からフララが出て来た
「朝ぶりねルーメリア、今日はどうだった?」
「…お姉様。 とても楽しかった。」
「それは良かったわね」
フララが優しく笑いかけた
「貴方も少しは楽しませれたみたいじゃない、伊達に多くの美人を囲ってないわねっ」
ぐりぐりと人差し指を頬にねじり込んでくる
「ちょっと棘を感じるけど、お陰様でね。 刺激的だったよ今日は」
「あら、それは是非聞いてみたいわね、あそこにでも入ってお茶でも飲みましょう」
フララが指差した所はおしゃれで品のあるお店だった。
うわー入りずれー…
「今うわー入りずれーって思ったでしょ?」
流石先読みのフララ
「はいはい正解ですよ」
「エメに貴方が向こうでどんな生活してたか聞いてるから大体想像つくわよ」
「やめて俺の黒歴史を掘り下げないで?」
「黒歴史っていうのは高校に入ってすぐにあった…」
「それ以上はやめてくれー」
俺は走ってフララの指定した店に入った
「いらっしゃいませ何名様ですか?」
とても品の良い美人だ。 最近慣れたと思っていたがやはり初対面の美人にはガチガチになる
「さ、三人です」
「…あの指が一本しかたってませんが…レイス系のアンデッドか何か連れているんですか?」
「は?!」
いつも一人だったから思わず一本だけになってしまった! 長年ボッチだった弊害がこんな所に! 確かにアンデッドは連れてるけどグールエンペラーだ!
「…席空いてた?」
「良いお店ね」
ルーとフララが入ったと同時に突然現れた絶世の美女二人に店内の客の動きが硬直した
もう慣れたよ
「こちらがお連れ様ですか? 嘘ですよね? いくら積んだんですか?!」
おい、店員俺の肩を揺らしながら言うのやめろ! 確かに俺は冴えない顔だけど、そこまで言われる筋合いはないぞ! 言い返してやる!!!
「えっと… 三人でお願いします…」
無理だったー!! 一度根を張った小心者はそう簡単に治るもんじゃないんだよ!
「は、はぁ… ではこちらへどうぞ」
そうして俺達はテラスの席に案内された。連れているのは二人が美人なのに対して俺が冴えない顔過ぎて納得いかないのか、ほぼ男全員の男から嫉妬の視線がチクチクとささる。 外だがとても涼しく保たれている場所だ
そして俺達はフララに今日の出来事を話した
「そんな事があったの」
丸いテーブルを囲み、俺の右隣の座るフララは砂漠地帯名物のスパイスの効いたお茶を品よく口へ運び、ティーカップを置いて口を開く
「じゃあもしかしたらダルシエルは魔術を封じる術を持ってる可能性もあるんじゃない?」
「言われてみればあり得るね、こんなに用意周到に準備してきてる奴らだ、ただ操るだけの為に核を集めてるとしたら少し弱いな」
「…考えても分からない。 明日ダルシエルに向かえば全てわかる」
「まぁそうだね」
もしそうなら俺とレデリ以外は術が使えないし激戦になるな…
「明日は私との旅よね? なら今日はこの街に泊って行かない?」
「え? ここに? でも転移で帰れるし…」
「ねぇーえ、久々に私達三人しかいないのよ?」
フララが隣に座る俺の太ももを指でなぞりながら、うるうるした蒼い瞳を煌めかせ妖艶な笑顔を作る
ゴクリ
「と、泊って行きます」
一瞬で落ちた
「…ショウはケダモノ」
ルーの顔も赤いが嫌ではなさそうだ
「うふふふ、今夜は楽しみね。」
◇ ◇ ◇ ◇
砂漠での夜は余りにも熱すぎた… 涼しいはずの部屋は人が生み出す熱気に包まれ汗だくになりながらお互いの存在を感じ合ったのだ
快楽が強すぎて脳が破壊されるんじゃないかと思う位刺激的で背徳的で肉欲に塗れた男女は体力が尽きるまで絡み合いぐっすりと眠っていた
俺は朝日と共に豪華な部屋の一室で目を覚ます、砂漠の街なので特に季節感はない。
「…おはよう」
ルーも目が覚めたみたいで、すぐにルーが力強く抱き着いてきた
「どうした?」
「…離れたくなくて」
猛烈に可愛い… なんだこれ…
「いつからそんなに寂しがり屋になったの?」
「ショウに会ってからずっと。」
そういって軽くキスをする
「…一秒だって離れたくないの。」
ルーが俺の胸に顔を埋めた。 はぁ…メインヒロインの威力ヤバすぎだろ
「じゃあ今日も一緒にいる?」
「それはダメ。 今日はお姉様と一緒に居てあげて」
潤んだ瞳が美しい はぁ… なんて良い子なんだ…
「やっぱり俺はルーを一番愛してるみたいだ…」
よし俺のキリ顔決まってるだろ? 下の中の下の下の中が下の中の下の下の上位にはなったかな?!
「…嬉しい…」
貴方は上の上の上の上です…
「フララには内緒ね」
フララなら聞いてそうだが…
「聞こえてるんだけど?」
やっぱり聞いてたー!!
「げっ」
「げっじゃないわよ、同じベットで裸で寝て居ながらデリカシーのない事いうのね」
俺は指で頬を突かれ耳を甘噛みされる
「いやーほんとに僅差なんだよ僅差… 比べるのはよくないと思うけど…」
「仕方がないわねぇ。 じゃあキスしなさい」
「え?」
「だからキスしなさいって言ってるの」
「相変わらずの女王様だなぁ…」
「嫌なの?」
「いいえそんな事ありません」
むしろ大好物です! 踏んで下さい! 俺は振り返る形でキスをした
「うふ、ありがとう。 素直な所は大好きよ。 ご褒美に今度は踏んであげる」
俺の髪を真っ白な透き通る手で撫でた。 心を読まれている?!
「…ショウの心は読みやす」
「なーんか俺二人に甘やかされてどんどん堕落していく気がするなぁ」
「いいじゃない別に不満なの?」
「むしろ満足しすぎて困ってんだよ、でも最近はストリンデが居るからなぁ…」
口うるさいストリンデを思い出して笑ってしまった
「あのゴリラ聖女ね」
「…脳筋ゴリラ」
「何? 君達嫌いなの?」
「いいえ褒めてるのよ」
「うん褒めてる。」
俺はこの世界の褒めてる基準が全く分からない
「じゃあルーもフララも脳筋ゴリラになればいいじゃん」
「…無理。」「絶対に嫌よ」
「やっぱり嫌いだよね?!」
「…むしろ好き。 私動物は幅広い範囲で好き。」
ゴリラとしてだよね?! 人として見てないよね?!
「ええ、しっかりしてて頼りがいがあるわね、私達が何もしなくてもお金持ってきてくれそうじゃない」
ATMですか?! お前は合コンで良い男が居ないのよーなんて言って、ずっと相手が見つからないOLみたいな事いってんじゃねぇーよ! 男性陣からも今日の合コン外れだねって言われてるから!
「ま、まぁ悪い子じゃないよな」
なんとなく不憫に感じたのでフォローを入れておく
「さぁ今日はダルシエルに行くんでしょ? そろそろ起きましょう」
「…普通なら三日はかかるだろうけど、二人ならすぐにつくと思う。」
「じゃあ…もう一回…する? …んーん…して…」
フララの囁きが俺の理性と本能の天秤を本能側に一気に傾けた
「…すぐにはいかせない」
ルーさん旅立ちの話だよね?! そうだよね?! いやでもあれはある意味旅立ちだよな…
◇ ◇ ◇ ◇
ルーを転移で屋敷まで送り、今はフララと旅の続きだ
「貴方筋肉質になって来たじゃない」
「一応鍛えてるからね、なぁちょっと触り方いやらしくないか?」
アンデッドの上に横座りして日傘をさし俺の胸の辺りを後ろからいやらしく撫でまわしていた
「そりゃそうよ、いやらしく触ってるんだから」
「何でだよ!」
「何でって言わせるの? 貴方の好きな事じゃない…」
耳元でからかうような誘ってるような口調で発せられる声はとてもセクシーだ
「いや…お前…それは…」
「うふふふ冗談よ、相変わらず可愛いわね」
くそー 女王様を屈服させてぐちゃぐちゃにしてやりたい!
「そういうのがお望みなら… 後でやってみる?」
俺が従順なフララを妄想して鼻血を出すと前の方からでかいミミズみたいなのが出て来た
「サンドワームだね、しかも五体」
「はぁ… 真面目な顔で言ってもその鼻血で締まりが全くないわよ。 とりあえずこれで鼻を拭きなさい」
呆れたようにハンカチを手渡してくれた
「フララのせいじゃないか」
フララのハンカチは甘くフローラルの中にムスクの様な艶やかな香りが染みついており、その香りは昨日の激しく乱れたフララの肉体を思い起こさせた…
「ねぇ、何でハンカチで拭いてるのにさっきより勢いよく噴き出してるのよ」
「フララのせいじゃないか!」
「よくわからないけど早く倒してらっしゃい」
フララは退屈そうに俺のあげた日傘を回した
「うわー手伝ってくれる気全くないのかよ…」
「私は人が全力で仕事をしている時にそれを眺めながらダラダラするのが一番の趣味なの」
クソみたいな趣味だな! 止めちまえ!
「危なくなったら助けてあげるから、でも寂しくさせたら殺すから早くしなさい」
恐怖! フララの【腐敗】を使った方が早いと思うんだが…
凄まじい紅い土煙と共にどでかいミミズのような物がこちらに近づいてくる
「土魔法【紅砂鯨】」
大量に魔力を練り込み赤い砂漠の砂に魔力を流し込むと高さ10メートル、体長40メートル程の巨大な砂で出来た鯨がうなり声を上げながら五対全てのサンドワームを飲み込み込んだ
【圧殺】
砂の鯨はその巨大だった体を瞬時に凝縮させサンドワーム達を圧殺して一瞬で戦闘は終わった
ここの砂便利だな、亜空間に沢山しまっておこう
パチパチパチ
フララが俺の帰りを品よく手を叩いて迎えた
「またド派手な魔法ね」
「ど派手だけど、砂が大量にある分あんまり魔力を使わないんだ」
「へぇそうなの」
「寂しくさせなかっただろ?」
フララが乗ってるアンデットの下まで来てフララの手を取りキスをした
「いいえ寂しくさせたわ」
「じゃあ俺の人生ここで終わるの?」
「仕方がないから減刑してあげる、罰として私を抱きかかえながら移動しなさい」
フララ日傘で俺を差した、広がっている傘のせいでどんな顔してるのかが見えない
「…なぁ実はそれしてほしかっただけじゃないの?」
「女にそんな野暮事きくもんじゃないわよ?」
「本心は?」
「お姫様抱っこしてほしい」
日傘をどけて照れ笑いした顔で言った彼女が可愛すぎて死ねる… フララの素はとても可愛い子なのだ
「ねぇ、貧血で死ぬよ? そんなに私のアンデッドになりたいの?」
俺の再度出た鼻血を拭いながら苦笑いしている
「今でも絶対服従のアンデッドみたいなもんじゃん」
「そうなんだけど、なんか違うの! 更においしくなりましたって書いてあるお菓子位違うんだよ!」
いやそれ全然わからんやつ! こっちの世界のそれはかなり味に変化があるのか? 地球じゃわかるやつ少数派だぞ
「ベリル呼ぶのはなしね、出来るだけゆーっくりダルシエルに向かおうね」
「はいはい女王様」
「よしよし、それじゃあはい!」
両手を突き出してくる仕草には女王様の気品はない。 でも俺しか見れない姿に優越感を覚える
「よいしょ」
俺はお姫様抱っこしてアンデッドに乗った
「こういうのってやっぱり女の子の憧れでしょ?」
「女の子ってフララって1000歳超えて… うっ ぐるぢぃ…」
フララの細い腕のどこにそんな力があるのか、というような力で首を絞められる
「あーら不思議ねぇ? 何故か今日は貴方の首を締めたくなる気分よ。 昨日絞められたからかしら? これはプレイよね? プレイの延長線上で殺してしまうのは合法よね? 無罪よね? 尊いわよね?」
こわいこわいこわい! 目がマジ過ぎる! 君がやろうとしてるのはデスプレイだから! 俺にデスプレイして死体をディスプレイするんだろ?! あれ? ちょっとうまい?
「うまくないのよ! ディスプレイした死体の冥福をプレイするわ」
祈る方のプレイ?! どこのルービックブラッシュウッドだよ!
「おではどじうえずぎだから! 後いじまんざい上でもいげるがら!」
フララの手の力が抜けた
「あら? そうなの? そういえばエメは万歳単位だったわね。 1000歳超えた位の私も行けるなんてとんだロリコンね」
お前のロリコン基準って何?! 無理やりすぎやしませんか?!
そんなこんなで楽しく命の危機を感じながらゆっくり進んでいると、真っ白な塔が天高く聳え立っているのが見えて来た…
「あれがダルシエルか…」
「ついたわね」
俺達は真っ白なその塔を砂煙の中見上げていた
「さて…それじゃあ…」
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