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第九十六話 水族館の後は寿司一択
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ショウは今雲よりも高い高度でベリルの背中に乗り、意識を失ったジルを抱えながら、報酬をもらうべく黄龍と対峙していた。
黄龍が突然自分の目に鋭い爪を突き立て、目玉をえぐり取り、手の中で力を込めると、目玉が綺麗な黄色い宝石へと変化する。
「ほな約束通り渡すわ、はい飴ちゃん」
ぽいっと本当に飴を渡すかの様に投げられたそれは、確かにべっこう飴みたいでちょっと美味しそうだ
「でも食べたらあかんで? それ、物凄い力の塊やから体内に入れたら、中から破裂して人間なんて木っ端微塵やから気をつけなはれや! あかんで?! 絶対に食べたらあかんで?! 絶対やで?!」
「ノリだけで人を殺す気か!」
「ほな自分で食べるわ」
黄龍は手をそっと上げた
「どうぞどうぞ」
「違う、違うねんて! そうじゃないねんて!」
体をくねくねさせて駄々をこねる。
わかっちゃいるが乗ってやる義理はない、なんせ食べたら死ぬし…
「まぁもうええわ、色々楽しませてもろたしな。後そこのお嬢ちゃんやけどな、今疑心暗鬼になってるやろ?」
先程迄のふざけた雰囲気とは違って今の黄龍は至って真面目だ。
俺は口元を血で汚しながら意識を失っているジルを一瞥した後頷く。
「別にそのお嬢ちゃんはあんたらの敵やないと思うで、むしろ寿命を削ってまであんたの手伝いをしたんや、信じてやりや。そのうち自分から話す時がくるやろし。後な…いつかとんでもなくしんどい選択を迫られる日が来ると思う。その時は…しっかりと考えるんやで、ほなな!」
黄龍はそう言い残しジルに優しい眼差しを送って飛び去って行った。
何か知っている口ぶりだったけど一体どういう事なのだろう?
ますますジルの謎が深まってしまった… はぁ
俺が溜息を吐き出しジルの顔を見ていると彼女の服のポケットから四つ折りにされた一枚の紙が落ちる
「これは…詠唱?」
四つ折りにされた紙には、時魔術を使う際に唱えていたオリジナル詠唱に使う文言がびっしりと書き込まれていて、とても真面目に何回も考えたのが伺える。
何度も書いては消したりしながら中二臭いワードを考えるジルの姿を想像するとなんだかとても可愛らしくてつい顔が綻ぶ。
こんなバカバカしい事も真剣にやる癖にみんなに嘘付いたり、なのに命削ってまで俺の手伝いをしてくれたり…
「全くお前は一体何者なんだよ…」
俺の腕の中で安心しきった様子で満足気に眠っている彼女に向かって呟いた。
◇ ◇ ◇ ◇
「それで、海底都市ってどうやって行くんだ?」
俺の前を鼻歌交じりに機嫌よく歩く女の子に問いかけると、足を止めて後ろに手を組み桜色のショートカットヘアーをふわりと靡かせながら体をこちらに向ける。
振り返った際に起きた風に乗って彼女いい香りが鼻腔をくすぐり、匂いフェチの俺は密かにテンションが爆上がりした。
「デルベックの更に北だね。海底都市に行くには定期的に発生する特殊な海流に乗らないといけなくて、その入り口になる渦潮がデルベックやヴァルゼンのある大陸の最北端の海で発生するんだよー」
どうやら俺達はデルベックから北上しているようだ、辺りは草原で何もない。
「良く知ってるな」
俺はレデリの頭を優しく撫でると彼女は満面の笑みを浮かべる
「凄いでしょ?兄さんとデルベックの大図書に行った時に見た」
そんな俺達のイチャラブを、パーカーミニスカニーハイというメンヘラを感じさせる出で立ちの、前髪を目の上で切り揃えたオレンジツインテールの女の子が鈴の音を鳴らしながら俺達の間に割って入る。
大丈夫大丈夫、手首に傷はない。
「ぐぬぬ…我が魂の伴侶と歩む覇道への旅路に何故レーちんがいるの?!」
リアルでぐぬぬっていう人初めてみたわ。
ジルの中でレデリのあだ名はレーちんってらしい。
「仕方ないじゃん。ジルさん病み上がりなんだから。なんかあった時の為に一応ついて来たの。」
あの後城に戻って俺の魔法や、リンデの神聖魔術、レデリの薬と色々試したが彼女には何の効果もなく、自然に起きるのを待つしかない状態で、起きたのは結局三日経ってからだ。
聞きたい事は色々とあったが、話す時が来たらきっと彼女の方から話してくれるだろうと思ってあえて何も聞いていない。
「それを言われたら何も言えない…」
「そう言えばジルってマーメイドのハーフって言ってたけど、マーメイドにもなれるの?」
「なれるよ、なれるけど…どうせ見せてって言うんでしょ?」
「そりゃ見てみたいよ、だってマーメイドだよ?!そんな味付けの濃いファンタジー素材、見たいに決まってんじゃん!」
「はぁ…毎回毎回見せるのが地獄の業火にこの身を焼かれた時よりも億劫なんだよね…」
ジルは深くため息をついて肩をがっくりと落とす。
地獄の業火に焼かれた感想が億劫って、地獄の業火ぬる過ぎない?
「お願いジル! 俺マーメイドをちゃんと見た事ないんだ!! 一回だけ!一回だけでいいから!」
ジル肩を揺らしながら懇願するとジルは諦めた表情で深いため息を吐く
「はいはいわかったよ、ショウ君が言うならやってあげる。じゃあ行くよ!【人魚化】」
ジルが不透明なシャボン玉に包まれ、やがてシャボン玉がパンと割れて俺達の前に現れたのは…
「「………あはははははは!!!」」
俺達は腹を抱えながら地面を転げまわる
「もぉ!! だから嫌だったのに!」
ジルはその場で足をジタバタしだす。
「いやだって…お前…マーメードって普通脚が魚じゃん? 上半身が魚とか…ウケ狙いすぎでしょ?! てかこえーよ!」
「兄さん笑っちゃ悪いよ…マーメイドハーフの人は人魚化がうまくできなくて極稀にこうなっちゃうんだから」
「「………ぷはははははは!」」
リボンを付けたオレンジ色っぽい魚の上半身にニーハイを履いた人の下半身とのアンバランスが面白すぎて俺達は笑いをこらえる事ができず笑い転げていると、再度ジルの身体がシャボン玉に包まれ、破裂するといつものジルが現れたのだが、その顔は真っ赤で瞳には涙もたまっていて今にも零れ堕ちそうだ。
俺とレデリは慌てて正座してジルに謝罪の意を示す。
「ご、ごめん…あまりにも想像と違い過ぎたっていうか…」
「ジルさんごめんない。まさか上半身が人魚化するとは思ってなかったから…」
俺達は、先程まで楽しくじゃれていたのに目に指が意図せず入ってしまい、泣かせてしまった時の様な居心地の悪さを感じていた
「…でて…」
腕を組んでプイっと顔を背けたジルの消え入りそうな声が聞こえたが、はっきりなんと言ったか聞こえず眉をひそめていると隣にレデリに肘で、はよはよと小突かれる
でて…でて…愛でて?! ルチルやシャロを愛でる感じで良いのかな?
んーかなり緊張するんだが機嫌を戻してもらう為には仕方ないか…
ええのんか? ほんまにええのんか?
ルチルやシャロならともかくジルは普通の女の子…
下手したら痴漢だけど、本人が望むなら仕方ないよね?
俺はそっと立ち上がり目にもとまらぬ速さでジルの後ろへと回る
「ジルさんよけてー!」
レデリさん、人を気円斬みたいに扱うのやめろ
ジルを後ろから抱き締め彼女の頬に自分の頬を擦り付ける
「よぉ~しよしよしよし…」
ふっ完璧だ…これが俺の愛でるスタイル。
本来ならば尻尾をモフモフしながらケモミミを堪能するのだが、ジルは生憎残念人魚なので代わりにツインテールをわしゃわしゃした。
ええのんか? これがええのんか?!
「ぐはぁ!」
ジルの肘鉄がもろに鳩尾に入り呼吸困難に陥る
「兄さん何してるの! ジルさんは撫でて言ったんだよ?!」
何だと?! それじゃあいきなり抱き締めたり、頬を擦り付けたりなんかしたら怒って当然だよな…
ジルはゆっくりと振り返りうずくまっている俺を見下ろすが、その顔は恍惚としており、ハァハァと息を荒げ内股でモジモジしていた
「ツインテールをわしゃわしゃするなんてショウ君のエッチ… ツインテールはまだお預けなんだからね…」
………何言ってんだこいつ?!
ジルが何者かはわからない、ただ、こいつは変態だ。
黄龍が突然自分の目に鋭い爪を突き立て、目玉をえぐり取り、手の中で力を込めると、目玉が綺麗な黄色い宝石へと変化する。
「ほな約束通り渡すわ、はい飴ちゃん」
ぽいっと本当に飴を渡すかの様に投げられたそれは、確かにべっこう飴みたいでちょっと美味しそうだ
「でも食べたらあかんで? それ、物凄い力の塊やから体内に入れたら、中から破裂して人間なんて木っ端微塵やから気をつけなはれや! あかんで?! 絶対に食べたらあかんで?! 絶対やで?!」
「ノリだけで人を殺す気か!」
「ほな自分で食べるわ」
黄龍は手をそっと上げた
「どうぞどうぞ」
「違う、違うねんて! そうじゃないねんて!」
体をくねくねさせて駄々をこねる。
わかっちゃいるが乗ってやる義理はない、なんせ食べたら死ぬし…
「まぁもうええわ、色々楽しませてもろたしな。後そこのお嬢ちゃんやけどな、今疑心暗鬼になってるやろ?」
先程迄のふざけた雰囲気とは違って今の黄龍は至って真面目だ。
俺は口元を血で汚しながら意識を失っているジルを一瞥した後頷く。
「別にそのお嬢ちゃんはあんたらの敵やないと思うで、むしろ寿命を削ってまであんたの手伝いをしたんや、信じてやりや。そのうち自分から話す時がくるやろし。後な…いつかとんでもなくしんどい選択を迫られる日が来ると思う。その時は…しっかりと考えるんやで、ほなな!」
黄龍はそう言い残しジルに優しい眼差しを送って飛び去って行った。
何か知っている口ぶりだったけど一体どういう事なのだろう?
ますますジルの謎が深まってしまった… はぁ
俺が溜息を吐き出しジルの顔を見ていると彼女の服のポケットから四つ折りにされた一枚の紙が落ちる
「これは…詠唱?」
四つ折りにされた紙には、時魔術を使う際に唱えていたオリジナル詠唱に使う文言がびっしりと書き込まれていて、とても真面目に何回も考えたのが伺える。
何度も書いては消したりしながら中二臭いワードを考えるジルの姿を想像するとなんだかとても可愛らしくてつい顔が綻ぶ。
こんなバカバカしい事も真剣にやる癖にみんなに嘘付いたり、なのに命削ってまで俺の手伝いをしてくれたり…
「全くお前は一体何者なんだよ…」
俺の腕の中で安心しきった様子で満足気に眠っている彼女に向かって呟いた。
◇ ◇ ◇ ◇
「それで、海底都市ってどうやって行くんだ?」
俺の前を鼻歌交じりに機嫌よく歩く女の子に問いかけると、足を止めて後ろに手を組み桜色のショートカットヘアーをふわりと靡かせながら体をこちらに向ける。
振り返った際に起きた風に乗って彼女いい香りが鼻腔をくすぐり、匂いフェチの俺は密かにテンションが爆上がりした。
「デルベックの更に北だね。海底都市に行くには定期的に発生する特殊な海流に乗らないといけなくて、その入り口になる渦潮がデルベックやヴァルゼンのある大陸の最北端の海で発生するんだよー」
どうやら俺達はデルベックから北上しているようだ、辺りは草原で何もない。
「良く知ってるな」
俺はレデリの頭を優しく撫でると彼女は満面の笑みを浮かべる
「凄いでしょ?兄さんとデルベックの大図書に行った時に見た」
そんな俺達のイチャラブを、パーカーミニスカニーハイというメンヘラを感じさせる出で立ちの、前髪を目の上で切り揃えたオレンジツインテールの女の子が鈴の音を鳴らしながら俺達の間に割って入る。
大丈夫大丈夫、手首に傷はない。
「ぐぬぬ…我が魂の伴侶と歩む覇道への旅路に何故レーちんがいるの?!」
リアルでぐぬぬっていう人初めてみたわ。
ジルの中でレデリのあだ名はレーちんってらしい。
「仕方ないじゃん。ジルさん病み上がりなんだから。なんかあった時の為に一応ついて来たの。」
あの後城に戻って俺の魔法や、リンデの神聖魔術、レデリの薬と色々試したが彼女には何の効果もなく、自然に起きるのを待つしかない状態で、起きたのは結局三日経ってからだ。
聞きたい事は色々とあったが、話す時が来たらきっと彼女の方から話してくれるだろうと思ってあえて何も聞いていない。
「それを言われたら何も言えない…」
「そう言えばジルってマーメイドのハーフって言ってたけど、マーメイドにもなれるの?」
「なれるよ、なれるけど…どうせ見せてって言うんでしょ?」
「そりゃ見てみたいよ、だってマーメイドだよ?!そんな味付けの濃いファンタジー素材、見たいに決まってんじゃん!」
「はぁ…毎回毎回見せるのが地獄の業火にこの身を焼かれた時よりも億劫なんだよね…」
ジルは深くため息をついて肩をがっくりと落とす。
地獄の業火に焼かれた感想が億劫って、地獄の業火ぬる過ぎない?
「お願いジル! 俺マーメイドをちゃんと見た事ないんだ!! 一回だけ!一回だけでいいから!」
ジル肩を揺らしながら懇願するとジルは諦めた表情で深いため息を吐く
「はいはいわかったよ、ショウ君が言うならやってあげる。じゃあ行くよ!【人魚化】」
ジルが不透明なシャボン玉に包まれ、やがてシャボン玉がパンと割れて俺達の前に現れたのは…
「「………あはははははは!!!」」
俺達は腹を抱えながら地面を転げまわる
「もぉ!! だから嫌だったのに!」
ジルはその場で足をジタバタしだす。
「いやだって…お前…マーメードって普通脚が魚じゃん? 上半身が魚とか…ウケ狙いすぎでしょ?! てかこえーよ!」
「兄さん笑っちゃ悪いよ…マーメイドハーフの人は人魚化がうまくできなくて極稀にこうなっちゃうんだから」
「「………ぷはははははは!」」
リボンを付けたオレンジ色っぽい魚の上半身にニーハイを履いた人の下半身とのアンバランスが面白すぎて俺達は笑いをこらえる事ができず笑い転げていると、再度ジルの身体がシャボン玉に包まれ、破裂するといつものジルが現れたのだが、その顔は真っ赤で瞳には涙もたまっていて今にも零れ堕ちそうだ。
俺とレデリは慌てて正座してジルに謝罪の意を示す。
「ご、ごめん…あまりにも想像と違い過ぎたっていうか…」
「ジルさんごめんない。まさか上半身が人魚化するとは思ってなかったから…」
俺達は、先程まで楽しくじゃれていたのに目に指が意図せず入ってしまい、泣かせてしまった時の様な居心地の悪さを感じていた
「…でて…」
腕を組んでプイっと顔を背けたジルの消え入りそうな声が聞こえたが、はっきりなんと言ったか聞こえず眉をひそめていると隣にレデリに肘で、はよはよと小突かれる
でて…でて…愛でて?! ルチルやシャロを愛でる感じで良いのかな?
んーかなり緊張するんだが機嫌を戻してもらう為には仕方ないか…
ええのんか? ほんまにええのんか?
ルチルやシャロならともかくジルは普通の女の子…
下手したら痴漢だけど、本人が望むなら仕方ないよね?
俺はそっと立ち上がり目にもとまらぬ速さでジルの後ろへと回る
「ジルさんよけてー!」
レデリさん、人を気円斬みたいに扱うのやめろ
ジルを後ろから抱き締め彼女の頬に自分の頬を擦り付ける
「よぉ~しよしよしよし…」
ふっ完璧だ…これが俺の愛でるスタイル。
本来ならば尻尾をモフモフしながらケモミミを堪能するのだが、ジルは生憎残念人魚なので代わりにツインテールをわしゃわしゃした。
ええのんか? これがええのんか?!
「ぐはぁ!」
ジルの肘鉄がもろに鳩尾に入り呼吸困難に陥る
「兄さん何してるの! ジルさんは撫でて言ったんだよ?!」
何だと?! それじゃあいきなり抱き締めたり、頬を擦り付けたりなんかしたら怒って当然だよな…
ジルはゆっくりと振り返りうずくまっている俺を見下ろすが、その顔は恍惚としており、ハァハァと息を荒げ内股でモジモジしていた
「ツインテールをわしゃわしゃするなんてショウ君のエッチ… ツインテールはまだお預けなんだからね…」
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ジルが何者かはわからない、ただ、こいつは変態だ。
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本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
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