自称聖女の義妹に婚約者を寝取られましたが、私は赤いドラゴンに愛される聖女です。

十条沙良

文字の大きさ
1 / 1

自称聖女の義妹に婚約者を寝取られましたが、私は赤いドラゴンに愛される聖女です。

しおりを挟む

昨日までの雨が上がって、今日は気持ちのいい青空が広がってますね。

青い新芽をそよぐ風がかぐわしい季節になりました。
今日は薫風を愛でる会と言うパーティが王宮で盛大に行われています。

こんにちは、私はこの国の聖女ミハイル・アレクセイと申します。

今日はパーティですので私の婚約者のビル殿下がエスコートして下さるはずなんですけどって、何あれって感じですね。

ビル殿下の腕には私の義妹アーリーが、ベッタリとくっついています。

「 ミハイルよ、お前との婚約は破棄する。
僕は本当の聖女アーリーと婚約をする。
嘘をついたのは許せんが、お前は愛するアーリーの義姉だから仕方ない。
国外追放で許してやる。
感謝しろよ。」

さっきまで、あんなに天気が良かったのに稲光が走ったかと思うと、真っ暗になりました。
春雷が恐ろしく鳴り響き、恐怖を感じるほどの雨が降り出しました。 

そう言えば最近、義妹のアーリーが精霊が見えるとはしゃいでいました。

「 それは精霊じゃないよ。」
と、親切で教えてあげたんですけど聞きません。

「 聞こえたでしょう?
私が聖女になるから大丈夫よ。
本当だったら牢屋に入れられるところを私がビル様に頼んであげたのよ。
感謝なさいよね。」
アーリーは勝ち誇って言いました。

もちろんアーリーの見えているのは精霊ではありません。
あれは悪霊です。

いつも私を妬んだり、羨ましく思ったり、そねみや恨みで一杯のアーリーに悪霊が取り憑いてますね。

子供の頃から嘘ばかりついて、私のものを全て奪って来たアーリー。
義母も父親もアーリーの嘘を信じました。

嘘に嘘を重ねてるから、めちゃくちゃなんですけど、どうでも良いんでしょうね。

「 私がいなくなったら、この国が大変だと思うんですけど。」

「 あーもう、しつこいねー。うるさいうるさいうるさいんだよ。牢屋に入るか?あー?」
王様の命令とはいえ、この人が私の婚約者だなんて。

幸せになれる気がしません。

「 わかりました。出て行きます。」
私は城を出ました。

精霊達にお願いして国民には全てをお知らせしました。

あっ、それと私は赤いドラコンに愛されてるみたいなんです。
えーっと赤いドラコンは憤怒の神と言われているそうです。
伝説ですけどね。

私の後ろには国民の列が出来ました。
私は結界で国民を守り、それぞれが行きたい場所まで送りました。

赤いドラコンはものすごく怒って、国は壊滅状態です。

山は噴火し、水はニガヨモギの味になったそうです。

いえいえ私は復讐はしてません。
全ては神様の言う通りですから。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

それは立派な『不正行為』だ!

恋愛
宮廷治癒師を目指すオリビア・ガーディナー。宮廷騎士団を目指す幼馴染ノエル・スコフィールドと試験前に少々ナーバスな気分になっていたところに、男たちに囲まれたエミリー・ハイドがやってくる。多人数をあっという間に治す治癒能力を持っている彼女を男たちは褒めたたえるが、オリビアは複雑な気分で……。 ※小説家になろう、pixiv、カクヨムにも同じものを投稿しています。

真実の愛を見つけたとおっしゃるので

あんど もあ
ファンタジー
貴族学院のお昼休みに突然始まった婚約破棄劇。 「真実の愛を見つけた」と言う婚約者にレイチェルは反撃する。

冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件

水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」 結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。 出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。 愛を期待されないのなら、失望させることもない。 契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。 ただ「役に立ちたい」という一心だった。 ――その瞬間。 冷酷騎士の情緒が崩壊した。 「君は、自分の価値を分かっていない」 開始一分で愛さない宣言は撤回。 無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。 以後、 寝室は強制統合 常時抱っこ移動 一秒ごとに更新される溺愛 妻を傷つける者には容赦なし宣言 甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。 さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――? 自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。 溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ

聖女は神の力を借りて病を治しますので、神の教えに背いた病でいまさら泣きついてきても、私は知りませんから!

甘い秋空
恋愛
神の教えに背いた病が広まり始めている中、私は聖女から外され、婚約も破棄されました。 唯一の理解者である王妃の指示によって、幽閉生活に入りましたが、そこには……

婚約破棄されたので、元婚約者の兄(無愛想な公爵様)と結婚します

ニャーゴ
恋愛
伯爵令嬢のエレナは、社交界で完璧な令嬢と評されるも、婚約者である王太子が突然**「君とは結婚できない。真実の愛を見つけた」**と婚約破棄を告げる。 王太子の隣には、彼の新しい恋人として庶民出身の美少女が。 「うわ、テンプレ展開すぎない?」とエレナは内心で呆れるが、王家の意向には逆らえず破談を受け入れるしかない。 しかしその直後、王太子の兄である公爵アルベルトが「俺と結婚しろ」と突如求婚。 無愛想で冷徹と噂されるアルベルトだったが、実はエレナにずっと想いを寄せていた。 婚約破棄されたことで彼女を手に入れるチャンスが巡ってきたとばかりに、強引に結婚へ持ち込もうとする。 「なんでこんな展開になるの!?』と戸惑うエレナだが、意外にもアルベルトは不器用ながらも優しく、次第に惹かれていく—— だが、その矢先、王太子が突然「やっぱり君が良かった」と復縁を申し出てきて……!?

王女は追放されません。されるのは裏切り者の方です

といとい
恋愛
民を思い、真摯に生きる第一王女エリシア。しかしその誠実さは、貴族たちの反感と嫉妬を買い、婚約者レオンと庶民令嬢ローザの陰謀によって“冷酷な王女”の濡れ衣を着せられてしまう。 公開尋問の場に引きずり出され、すべてを失う寸前──王女は静かに微笑んだ。「では今から、真実をお見せしましょう」 逆転の証拠と共に、叩きつけられる“逆婚約破棄”! 誇り高き王女が、偽りの忠誠を裁き、玉座への道を切り開く痛快ざまぁ劇!

お前は要らない、ですか。そうですか、分かりました。では私は去りますね。あ、私、こう見えても人気があるので、次の相手もすぐに見つかりますよ。

四季
恋愛
お前は要らない、ですか。 そうですか、分かりました。 では私は去りますね。

恋心を封印したら、なぜか幼馴染みがヤンデレになりました?

夕立悠理
恋愛
 ずっと、幼馴染みのマカリのことが好きだったヴィオラ。  けれど、マカリはちっとも振り向いてくれない。  このまま勝手に好きで居続けるのも迷惑だろうと、ヴィオラは育った町をでる。  なんとか、王都での仕事も見つけ、新しい生活は順風満帆──かと思いきや。  なんと、王都だけは死んでもいかないといっていたマカリが、ヴィオラを追ってきて……。

処理中です...