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第一集

陰陽師少女

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白利は紫苑がどう動くか、まずは相手の動きを見てから動き出そうと考えた。だが。


  白利(何で動かへんの?...あぁ、僕の動きを見てから攻撃しよう思うてるんやな。)


     相手も同じことを考えたようだ。紫苑の方も一向に動かない。



  白利(それじゃ、遠慮なく僕の方から攻撃させてもらうわ~。)



そう思った白利は、腕を空に向かってあげると、その指先を紫苑に向けた。  
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