17 / 43
17ヴァラドルとハーヴァ
しおりを挟む
17ヴァラドルとハーヴァ
ヴァラドル=マルシャールは優秀、勤勉、努力の塊みたいな男だった。バースや権力なんかで差別をしない王族の中でも、あまり見ないタイプの男だ。
俺はスラム街の端っこで、訪問医者をしていた。スラムの人たちは金がない。そんな中でΩに産まれたら最悪だ。抑制剤を買うお金もなく、発情期にαに捕まれば、ほぼ終わりのようなものだ。
一般民家に産まれながら、αだった俺は両親に愛された。最も俺というよりαの息子を愛していたようなものだったが、かなり自由に恵まれた生活を送っていた。
もとより医者になりたかった俺は、医学の勉強をしていた。薬剤の調合、診察、なんだってできる医者になりたかった、そしてそれも叶った。
俺に両親は大きな病院で働くように説得したが、俺は他人と関わる……というか、共同作業というのが苦手だった。
親の反対を押し切り、家を出てからはスラム街で金のない人達の面倒を見るようになった。
俺もαやΩの差別的行為は嫌いだ。だから、両親のことも何処か苦手だった。運命には逆らえないし、好んだ身体の体質でもないわけだ、それなのにどうしてαは上、Ωは下なんて思わなければならないのか、意味がわからなかった。
ある日、その日も軽い病気にかかった子供の家を訪問していた。確かにスラム街で医者をしたってろくな金は入ってこなかったが、それでも彼らを見捨てるわけにはいかなかった。
スラム街に衝撃が走った。こんな外れの薄汚れた地に王族家の王子が直々に来られたのだ、と。奴隷か何かを見つけにきたのか、と辺りの住民は怖がった。
俺はそんな話を聞きながらも、目の前にいる患者の相手をしていた。俺には関係の無いことだったからだ。王子がなんだ、奴隷でも探しに来たのか、はたまたこんな所に住むやつを見下しにでも来たのか、そんなことを思っていた。
すると、俺のもとに1人の奥さんがきた。
「先生! ヴァラドル様が……! 王子が、貴方を呼べと…!」
関係のないと思っていた自分を王子が呼んでいると言う、耳を疑った。俺はαであったし、王族の人間でもないから見知った顔でもなかった。一方的には知っていたが、向こうが知っているわけが無い。
俺は近隣住民の注目の的となった。
「本当は王族の人間だったのでは?」「助けるふりをしてΩを狙っていたのでは?」
そんな噂話が飛び交い、最悪だと思った。
ヴァラドル=マルシャールは非常に顔が整っている男らしい顔立ちの男だった。長い髪を後ろで束ね、褐色の良い顔が全面に出ている。鼻筋も通っているし、凛々しい眉と目、薄い唇、誰もが惚れるような顔だった。
……ただ、俺が初めて目にしたのは1人の男を抱きかかえ、息を荒らげ、顔を赤くした状態のヴァラドルだった。
俺もすぐに匂いで分かった、抱えられた男はΩ。しかも、ヒートだ。匂いが濃い、フェロモンが暴発しているようだった。抑制剤を飲む俺もクラっと来る、唾液を口から垂らすヴァラドルもかなり発情していることが分かった。
ヴァラドルはら唾液を垂らしながらも、白い歯を覗かせ、俺に話しかけてきた。
「……っ、おまえ、医者か……、こいつをみてやれ」
ぶっきらぼうにそう言って、俺に男を差し出す。
俺は正直驚いた。王族の人間はどうにも自分勝手で横暴なイメージがあったものだから、Ωのヒート状態に出会えば、すぐさま犯すのだと思っていた。
抱えられた男は綺麗な顔立ちで、ヤろうと思えば全然ヤれる顔だった。身体に傷跡も、噛まれた跡もなかった。何もされていない。
俺も手を出しそうになるほどギリギリの状態で理性を保ち、持っていたΩ用の抑制剤を打ち込んだ。スラムの男だったからか、首筋を守るチョーカーもしていなかった。
俺もいつ理性が切れてもおかしくない状態だったため、抑制剤を打ち込んだ後は、スラム街のΩの家にソイツを運び、面倒を頼んだと言って、すぐさま外へ出た。
しばらくして自我を取り戻した俺は、スラムの人にヴァラドルを見なかったかと聞き、ヴァラドルのもとへと行った。
「……すまない、面倒をかけた。抑制剤の金は……これで足りるか」
ヴァラドルは、袋に重たそうに入った金を渡してきた。俺はそれは抑制剤代には高すぎる金額だと思い、両手で押し返す。
「……あの子、知り合いなんですか」
王族とチョーカーを買うこともままならないスラムの男、接点がまるでない。あっても奴隷というところだ、抑制剤を欲する意味が分からない。
「……スラム街でαから逃げるため、街へ出てきてしまったのだろう、そこでヒート状態になっていたところにたまたま出会した」
「……ヴァラドル様はα……なのに、平気だったのですか」
そう聞くとヴァラドルはピクリと身体を反応させ、俺を睨んだ。鋭い目付きにブルっと震え上がった。
「……俺はある男以外と番う気も、行為に及ぶ気もない。……それにあの男だってシたいなんて思っていない、αから逃げる程だ、そんな奴を犯そうなんて思わない」
驚いたことに俺と同じ思想を持った男がこんな王族の王子だとは思わなかった。そう、あの男もαに無理やり犯されることなんて御免なはずだ。ただ、αが勝手に勘違いをするか、本能に抗えなくなるだけだ。
しかし、そんなことを言いながらもヴァラドルの身体は反応を止められておらず、自分を落ち着かせることに集中しているようだった。
「抑制剤は持っておられないのですか、抑制剤を買うお金なんて腐るほどあると思われますが」
少し言葉遣いが荒かったか、と思ったがヴァラドルはまるで気にする様子はなかった。息を落ち着かせるように深呼吸を繰り返している。
「…………もう、飲んでいる。何粒飲んでも治まらない。いつもの事だ」
「……抑制剤の効果がないってことですか、薬、持っているなら見せてください」
ヴァラドルは、俺を見て懐にあった抑制剤の空の入れ物を渡す。街での病院で処方される中でも1番強い薬だった。これを飲んでも治まらないということであれば、出回っている薬では効かないだろう。
俺は自分の鞄から1つの薬をヴァラドルに差し出す。ヴァラドルはかなり疑いの目で、薬を見つめ受けとった。
「……市場では出回らない強めの抑制剤です、副作用もあるかもしれませんが、今のヴァラドル様を沈めるにはこれしかないかと……」
ヴァラドルは薬を1度嗅いでから、口の中に放り込む。毒でないことを確かめたのか、と思いながら横で状態を見る。
いくらか状態が落ち着いてきたのか、汗が止まり、顔の火照りも治まった。
「……助かった、……お前名前は」
「……ハーヴァ=クラッチェです。 この辺りで訪問の医者をしています」
ヴァラドルは「ふむ」と言うと、薬の入っていた空をぐしゃっと手で握りつぶす。
「……病院には勤めないのか、今よりはかなり給料も良いだろう」
「……どうにも人と働くのが苦手なので、1人で患者のもとを回る方が楽で……」
もっと王子というのは、一般民と話したがらない性格の持ち主だと思っていた。心の底では馬鹿にしていて、地位の違う奴とは話さない男なのかと思っていたが、ヴァラドルは俺に質問ばかりしてくる。
「…………では、個人で開けば良い」
「……王族の方と違って、私には個人で病院を開けるほどの資金がございませんので」
嫌味かと思ってトゲのある言い方で返してしまった。さすがに王族に対してこの態度はまずいかと思ったが、ヴァラドルは「なるほど」と納得したようだった。
「しかし、この薬を受け取るにはお前からの処方ではないといけないな。だが、俺がこちらに来ると多くの住民が怯えてしまう」
ヴァラドルは自分が遠巻きにスラム街の住民に怯えられていることを自覚していたようだ。そりゃそうだ、αの王子がスラムに来る理由なんて住民からしてみたら嫌な理由しか思いつかない。
「……よし、俺がお前の個人経営での病院の資金を出そう。そこで好きに1人で働くと良い。だが、俺にこの抑制剤を処方しろ」
そう言って解決したように笑うヴァラドルは、男でαな俺から見てもカッコ良いと思うような王族の人間だった。
ヴァラドル=マルシャールは優秀、勤勉、努力の塊みたいな男だった。バースや権力なんかで差別をしない王族の中でも、あまり見ないタイプの男だ。
俺はスラム街の端っこで、訪問医者をしていた。スラムの人たちは金がない。そんな中でΩに産まれたら最悪だ。抑制剤を買うお金もなく、発情期にαに捕まれば、ほぼ終わりのようなものだ。
一般民家に産まれながら、αだった俺は両親に愛された。最も俺というよりαの息子を愛していたようなものだったが、かなり自由に恵まれた生活を送っていた。
もとより医者になりたかった俺は、医学の勉強をしていた。薬剤の調合、診察、なんだってできる医者になりたかった、そしてそれも叶った。
俺に両親は大きな病院で働くように説得したが、俺は他人と関わる……というか、共同作業というのが苦手だった。
親の反対を押し切り、家を出てからはスラム街で金のない人達の面倒を見るようになった。
俺もαやΩの差別的行為は嫌いだ。だから、両親のことも何処か苦手だった。運命には逆らえないし、好んだ身体の体質でもないわけだ、それなのにどうしてαは上、Ωは下なんて思わなければならないのか、意味がわからなかった。
ある日、その日も軽い病気にかかった子供の家を訪問していた。確かにスラム街で医者をしたってろくな金は入ってこなかったが、それでも彼らを見捨てるわけにはいかなかった。
スラム街に衝撃が走った。こんな外れの薄汚れた地に王族家の王子が直々に来られたのだ、と。奴隷か何かを見つけにきたのか、と辺りの住民は怖がった。
俺はそんな話を聞きながらも、目の前にいる患者の相手をしていた。俺には関係の無いことだったからだ。王子がなんだ、奴隷でも探しに来たのか、はたまたこんな所に住むやつを見下しにでも来たのか、そんなことを思っていた。
すると、俺のもとに1人の奥さんがきた。
「先生! ヴァラドル様が……! 王子が、貴方を呼べと…!」
関係のないと思っていた自分を王子が呼んでいると言う、耳を疑った。俺はαであったし、王族の人間でもないから見知った顔でもなかった。一方的には知っていたが、向こうが知っているわけが無い。
俺は近隣住民の注目の的となった。
「本当は王族の人間だったのでは?」「助けるふりをしてΩを狙っていたのでは?」
そんな噂話が飛び交い、最悪だと思った。
ヴァラドル=マルシャールは非常に顔が整っている男らしい顔立ちの男だった。長い髪を後ろで束ね、褐色の良い顔が全面に出ている。鼻筋も通っているし、凛々しい眉と目、薄い唇、誰もが惚れるような顔だった。
……ただ、俺が初めて目にしたのは1人の男を抱きかかえ、息を荒らげ、顔を赤くした状態のヴァラドルだった。
俺もすぐに匂いで分かった、抱えられた男はΩ。しかも、ヒートだ。匂いが濃い、フェロモンが暴発しているようだった。抑制剤を飲む俺もクラっと来る、唾液を口から垂らすヴァラドルもかなり発情していることが分かった。
ヴァラドルはら唾液を垂らしながらも、白い歯を覗かせ、俺に話しかけてきた。
「……っ、おまえ、医者か……、こいつをみてやれ」
ぶっきらぼうにそう言って、俺に男を差し出す。
俺は正直驚いた。王族の人間はどうにも自分勝手で横暴なイメージがあったものだから、Ωのヒート状態に出会えば、すぐさま犯すのだと思っていた。
抱えられた男は綺麗な顔立ちで、ヤろうと思えば全然ヤれる顔だった。身体に傷跡も、噛まれた跡もなかった。何もされていない。
俺も手を出しそうになるほどギリギリの状態で理性を保ち、持っていたΩ用の抑制剤を打ち込んだ。スラムの男だったからか、首筋を守るチョーカーもしていなかった。
俺もいつ理性が切れてもおかしくない状態だったため、抑制剤を打ち込んだ後は、スラム街のΩの家にソイツを運び、面倒を頼んだと言って、すぐさま外へ出た。
しばらくして自我を取り戻した俺は、スラムの人にヴァラドルを見なかったかと聞き、ヴァラドルのもとへと行った。
「……すまない、面倒をかけた。抑制剤の金は……これで足りるか」
ヴァラドルは、袋に重たそうに入った金を渡してきた。俺はそれは抑制剤代には高すぎる金額だと思い、両手で押し返す。
「……あの子、知り合いなんですか」
王族とチョーカーを買うこともままならないスラムの男、接点がまるでない。あっても奴隷というところだ、抑制剤を欲する意味が分からない。
「……スラム街でαから逃げるため、街へ出てきてしまったのだろう、そこでヒート状態になっていたところにたまたま出会した」
「……ヴァラドル様はα……なのに、平気だったのですか」
そう聞くとヴァラドルはピクリと身体を反応させ、俺を睨んだ。鋭い目付きにブルっと震え上がった。
「……俺はある男以外と番う気も、行為に及ぶ気もない。……それにあの男だってシたいなんて思っていない、αから逃げる程だ、そんな奴を犯そうなんて思わない」
驚いたことに俺と同じ思想を持った男がこんな王族の王子だとは思わなかった。そう、あの男もαに無理やり犯されることなんて御免なはずだ。ただ、αが勝手に勘違いをするか、本能に抗えなくなるだけだ。
しかし、そんなことを言いながらもヴァラドルの身体は反応を止められておらず、自分を落ち着かせることに集中しているようだった。
「抑制剤は持っておられないのですか、抑制剤を買うお金なんて腐るほどあると思われますが」
少し言葉遣いが荒かったか、と思ったがヴァラドルはまるで気にする様子はなかった。息を落ち着かせるように深呼吸を繰り返している。
「…………もう、飲んでいる。何粒飲んでも治まらない。いつもの事だ」
「……抑制剤の効果がないってことですか、薬、持っているなら見せてください」
ヴァラドルは、俺を見て懐にあった抑制剤の空の入れ物を渡す。街での病院で処方される中でも1番強い薬だった。これを飲んでも治まらないということであれば、出回っている薬では効かないだろう。
俺は自分の鞄から1つの薬をヴァラドルに差し出す。ヴァラドルはかなり疑いの目で、薬を見つめ受けとった。
「……市場では出回らない強めの抑制剤です、副作用もあるかもしれませんが、今のヴァラドル様を沈めるにはこれしかないかと……」
ヴァラドルは薬を1度嗅いでから、口の中に放り込む。毒でないことを確かめたのか、と思いながら横で状態を見る。
いくらか状態が落ち着いてきたのか、汗が止まり、顔の火照りも治まった。
「……助かった、……お前名前は」
「……ハーヴァ=クラッチェです。 この辺りで訪問の医者をしています」
ヴァラドルは「ふむ」と言うと、薬の入っていた空をぐしゃっと手で握りつぶす。
「……病院には勤めないのか、今よりはかなり給料も良いだろう」
「……どうにも人と働くのが苦手なので、1人で患者のもとを回る方が楽で……」
もっと王子というのは、一般民と話したがらない性格の持ち主だと思っていた。心の底では馬鹿にしていて、地位の違う奴とは話さない男なのかと思っていたが、ヴァラドルは俺に質問ばかりしてくる。
「…………では、個人で開けば良い」
「……王族の方と違って、私には個人で病院を開けるほどの資金がございませんので」
嫌味かと思ってトゲのある言い方で返してしまった。さすがに王族に対してこの態度はまずいかと思ったが、ヴァラドルは「なるほど」と納得したようだった。
「しかし、この薬を受け取るにはお前からの処方ではないといけないな。だが、俺がこちらに来ると多くの住民が怯えてしまう」
ヴァラドルは自分が遠巻きにスラム街の住民に怯えられていることを自覚していたようだ。そりゃそうだ、αの王子がスラムに来る理由なんて住民からしてみたら嫌な理由しか思いつかない。
「……よし、俺がお前の個人経営での病院の資金を出そう。そこで好きに1人で働くと良い。だが、俺にこの抑制剤を処方しろ」
そう言って解決したように笑うヴァラドルは、男でαな俺から見てもカッコ良いと思うような王族の人間だった。
1
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
帝に囲われていることなど知らない俺は今日も一人草を刈る。
志子
BL
ノリと勢いで書いたBL転生中華ファンタジー。
美形×平凡。
乱文失礼します。誤字脱字あったらすみません。
崖から落ちて顔に大傷を負い高熱で三日三晩魘された俺は前世を思い出した。どうやら農村の子どもに転生したようだ。
転生小説のようにチート能力で無双したり、前世の知識を使ってバンバン改革を起こしたり……なんてことはない。
そんな平々凡々の俺は今、帝の花園と呼ばれる後宮で下っ端として働いてる。
え? 男の俺が後宮に? って思ったろ? 実はこの後宮、ちょーーと変わっていて…‥。
α主人公の友人モブαのはずが、なぜか俺が迫られている。
宵のうさぎ
BL
異世界に転生したと思ったら、オメガバースの世界でした。
しかも、どうやらここは前世の姉ちゃんが読んでいたBL漫画の世界らしい。
漫画の主人公であるハイスぺアルファ・レオンの友人モブアルファ・カイルとして過ごしていたはずなのに、なぜか俺が迫られている。
「カイル、君の為なら僕は全てを捨てられる」
え、後天的Ω?ビッチング!?
「カイル、僕を君のオメガにしてくれ」
この小説は主人公攻め、受けのビッチング(後天的Ω)の要素が含まれていますのでご注意を!
騎士団長子息モブアルファ×原作主人公アルファ(後天的Ωになる)
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される
水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。
絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。
長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。
「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」
有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。
追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる