21 / 43
21痛みすら
しおりを挟む
21痛みすら
胸の突起をキュッと摘まれたり、軽く引っ掻いたところで変な声が出るなんてこと今まで1度もなかった。
そのはずが、ヴァラドルが手を周りに這わせるだけでビクビクと身体が反応してしまう。腫れたように少し赤みを帯っている。
「……っぁ、ふぅ、っ! かむなぁ!」
初めは指で触ってくるだけだったのに、口に含み始めてから舌で触る、吸ってくる、終いには噛んでくるようにまでなった。
敏感になったのか、皮膚が剥けたのか、息がかかるだけでジンっとする感覚があるのに、噛まれる衝撃は耐えられない。
「ほい、なうるな」
「噛むな」と叫び、頭を殴ると胸から口を離さないままでヴァラドルが喋る。息がかかって、まつ「んぅ」と声をあげる。
「も、もっ、いっ……! そこ、」
「っちゅ、お前が触れと言ったんだろう」
さっきの言葉を訂正したくなってきた。実際全く触られないと分かると、物足りなくて触って欲しくなる。けれど、執拗に触られると頭が溶けそうになり、おかしくなる。
「……って、きも、ち、よかった……から……」
枕を持ち出し、顔を隠しながらそう言うと、ヴァラドルは身体を固まらせ、少しじかんをおいてふはっと笑い出す。
「……お前は素質があるんだろうな」
そう言って、また胸に手が触れたと思い、来るっと覚悟を決める。また、摘まれる? 引っ掻く? と枕を抱きしめて、顔を埋める。
「!!いだっぁ!!」
親指と人差し指で摘むという強さではない、もう握りつぶすのではないかという力でギュッと挟む。そのまま両方を挟み、そのままの強さで左右に引っ張ってくる。
「っぁ、あ"!! いたいっ!! ヴァラっ!!」
涙が出るほど痛い。急に虐めかと思う。痛いはずなのに、腰がピクピクとベッドから浮き始める。
「……いたい、のも気持ち良いんだな」
気持ち良いのかは分からないが、身体が痙攣するみたいにビリビリと電撃が走るようだった。少し暴れる俺に対して、止めようともしないヴァラドルは、また、グイッと指で引っ張る。
「まっ、まてぇっ! それ、だめっ」
騒ぐ俺に刺激を続けるヴァラドルは、もういじめっ子そのものの顔だ。
「下も触っていなくてもビクビクしているぞ」
「っ! い、いう、なぁ!」
自分では気持ち良いとは思っていなくても、身体が勝手に気持ち良いのだと思ってしまっている。刺激が加えられると、身体の反応も大きくなる。
ヴァラドルは1度片手を胸元から離し、枕を俺から奪い取り床へと投げる。そしてまた胸元を弄り始める。
「……っかわいいな、クロウス……」
そう言うと顔が近づき、キスをするのだと分かり、口を開けて舌を出す。ヴァラドルは目を見開き、またくっと笑い声を出す。
俺は自分で舌を絡ませる気が満々だったようで、一気に恥ずかしくなり、口を閉じる。
「悪い悪い、ほら、口、開けろ」
馬鹿にしたような謝り方に、腹が立つ。暫く言うことを聞かず、口を閉じたままにする。「ふぅ」とヴァラドルは息を吐き、閉じた唇をベロッと舌で舐めてくる。隙間から舌を無理やりねじ込もうとしてきた。
「……んんん~~っ!!」
力強く口を閉じたが、欲には勝てずすぐに口を開けた。ヴァラドルとキスをすると頭が、脳が溶けそうになる。酸素が入ってこないからだと思っていたがそうでもないようだ。
ヴァラドルの舌が中に入ってくれば、上顎をザリっと舐めてくる。それにゾワゾワとしつつも気持ち良さを感じる。
続けられると胸とキスだけで情けなく、身体がビクンっと大きく跳ねる。
「…っんん!! ん、ふぁっ…は、はぁっ……」
「……熱っぽさは抜けたか」
ドロっと白い液体がヴァラドルと俺の腹の上に付いている。最悪だ……、下を触ってないのに。
「……抜けた……と言えば、止めるか? ……なら、抜けた」
「嘘をつくな」
そう言って笑いながら額にキスをしてくる。しかし、胸を触られるのは今は御免である。ジンジンと熱くて、もう痛いとさえ思っている。感覚はほとんど無く麻痺してしまった。
「……取れるかと思った……」
はぁとため息を出して、安心したように言うとヴァラドルは笑った。
「……今日はもうこっちは触らない。 ……まだ、こっちは弄っていないしな」
するりと尻に手を這わせ、濡れた穴の付近をぐちゅっと音を立てて触ってくる。俺は「んっ」と声を出し、ヴァラドルの下半身を睨む。
「……」
「……挿れないと何度も言っているだろう、安心しろ」
そうではない。確かに挿れられるのは御免だが、今言いたいことはそれではない。
「……お前も、そろそろ限界か」
スボン越しに硬さの限界が来ているように、今にも破けそうなくらいに形が分かる。俺とは比較できないくらいの大きさはある。こいつ、αとかではなく、雄として強いのかもしれない。
「ああ……、自分でしながらお前のも弄る。前は自分で触れるか」
さっきと同じようにしようと提案しているのであろう。
だが、俺ばかりこいつに触られて、痴態を晒すのも嫌になってきた。
「……俺、のと合わせろ……俺が一緒にやる……」
今まで生きてきた中で、理性も保った状態で……1番恥ずかしい言葉を口にした。
胸の突起をキュッと摘まれたり、軽く引っ掻いたところで変な声が出るなんてこと今まで1度もなかった。
そのはずが、ヴァラドルが手を周りに這わせるだけでビクビクと身体が反応してしまう。腫れたように少し赤みを帯っている。
「……っぁ、ふぅ、っ! かむなぁ!」
初めは指で触ってくるだけだったのに、口に含み始めてから舌で触る、吸ってくる、終いには噛んでくるようにまでなった。
敏感になったのか、皮膚が剥けたのか、息がかかるだけでジンっとする感覚があるのに、噛まれる衝撃は耐えられない。
「ほい、なうるな」
「噛むな」と叫び、頭を殴ると胸から口を離さないままでヴァラドルが喋る。息がかかって、まつ「んぅ」と声をあげる。
「も、もっ、いっ……! そこ、」
「っちゅ、お前が触れと言ったんだろう」
さっきの言葉を訂正したくなってきた。実際全く触られないと分かると、物足りなくて触って欲しくなる。けれど、執拗に触られると頭が溶けそうになり、おかしくなる。
「……って、きも、ち、よかった……から……」
枕を持ち出し、顔を隠しながらそう言うと、ヴァラドルは身体を固まらせ、少しじかんをおいてふはっと笑い出す。
「……お前は素質があるんだろうな」
そう言って、また胸に手が触れたと思い、来るっと覚悟を決める。また、摘まれる? 引っ掻く? と枕を抱きしめて、顔を埋める。
「!!いだっぁ!!」
親指と人差し指で摘むという強さではない、もう握りつぶすのではないかという力でギュッと挟む。そのまま両方を挟み、そのままの強さで左右に引っ張ってくる。
「っぁ、あ"!! いたいっ!! ヴァラっ!!」
涙が出るほど痛い。急に虐めかと思う。痛いはずなのに、腰がピクピクとベッドから浮き始める。
「……いたい、のも気持ち良いんだな」
気持ち良いのかは分からないが、身体が痙攣するみたいにビリビリと電撃が走るようだった。少し暴れる俺に対して、止めようともしないヴァラドルは、また、グイッと指で引っ張る。
「まっ、まてぇっ! それ、だめっ」
騒ぐ俺に刺激を続けるヴァラドルは、もういじめっ子そのものの顔だ。
「下も触っていなくてもビクビクしているぞ」
「っ! い、いう、なぁ!」
自分では気持ち良いとは思っていなくても、身体が勝手に気持ち良いのだと思ってしまっている。刺激が加えられると、身体の反応も大きくなる。
ヴァラドルは1度片手を胸元から離し、枕を俺から奪い取り床へと投げる。そしてまた胸元を弄り始める。
「……っかわいいな、クロウス……」
そう言うと顔が近づき、キスをするのだと分かり、口を開けて舌を出す。ヴァラドルは目を見開き、またくっと笑い声を出す。
俺は自分で舌を絡ませる気が満々だったようで、一気に恥ずかしくなり、口を閉じる。
「悪い悪い、ほら、口、開けろ」
馬鹿にしたような謝り方に、腹が立つ。暫く言うことを聞かず、口を閉じたままにする。「ふぅ」とヴァラドルは息を吐き、閉じた唇をベロッと舌で舐めてくる。隙間から舌を無理やりねじ込もうとしてきた。
「……んんん~~っ!!」
力強く口を閉じたが、欲には勝てずすぐに口を開けた。ヴァラドルとキスをすると頭が、脳が溶けそうになる。酸素が入ってこないからだと思っていたがそうでもないようだ。
ヴァラドルの舌が中に入ってくれば、上顎をザリっと舐めてくる。それにゾワゾワとしつつも気持ち良さを感じる。
続けられると胸とキスだけで情けなく、身体がビクンっと大きく跳ねる。
「…っんん!! ん、ふぁっ…は、はぁっ……」
「……熱っぽさは抜けたか」
ドロっと白い液体がヴァラドルと俺の腹の上に付いている。最悪だ……、下を触ってないのに。
「……抜けた……と言えば、止めるか? ……なら、抜けた」
「嘘をつくな」
そう言って笑いながら額にキスをしてくる。しかし、胸を触られるのは今は御免である。ジンジンと熱くて、もう痛いとさえ思っている。感覚はほとんど無く麻痺してしまった。
「……取れるかと思った……」
はぁとため息を出して、安心したように言うとヴァラドルは笑った。
「……今日はもうこっちは触らない。 ……まだ、こっちは弄っていないしな」
するりと尻に手を這わせ、濡れた穴の付近をぐちゅっと音を立てて触ってくる。俺は「んっ」と声を出し、ヴァラドルの下半身を睨む。
「……」
「……挿れないと何度も言っているだろう、安心しろ」
そうではない。確かに挿れられるのは御免だが、今言いたいことはそれではない。
「……お前も、そろそろ限界か」
スボン越しに硬さの限界が来ているように、今にも破けそうなくらいに形が分かる。俺とは比較できないくらいの大きさはある。こいつ、αとかではなく、雄として強いのかもしれない。
「ああ……、自分でしながらお前のも弄る。前は自分で触れるか」
さっきと同じようにしようと提案しているのであろう。
だが、俺ばかりこいつに触られて、痴態を晒すのも嫌になってきた。
「……俺、のと合わせろ……俺が一緒にやる……」
今まで生きてきた中で、理性も保った状態で……1番恥ずかしい言葉を口にした。
1
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
帝に囲われていることなど知らない俺は今日も一人草を刈る。
志子
BL
ノリと勢いで書いたBL転生中華ファンタジー。
美形×平凡。
乱文失礼します。誤字脱字あったらすみません。
崖から落ちて顔に大傷を負い高熱で三日三晩魘された俺は前世を思い出した。どうやら農村の子どもに転生したようだ。
転生小説のようにチート能力で無双したり、前世の知識を使ってバンバン改革を起こしたり……なんてことはない。
そんな平々凡々の俺は今、帝の花園と呼ばれる後宮で下っ端として働いてる。
え? 男の俺が後宮に? って思ったろ? 実はこの後宮、ちょーーと変わっていて…‥。
α主人公の友人モブαのはずが、なぜか俺が迫られている。
宵のうさぎ
BL
異世界に転生したと思ったら、オメガバースの世界でした。
しかも、どうやらここは前世の姉ちゃんが読んでいたBL漫画の世界らしい。
漫画の主人公であるハイスぺアルファ・レオンの友人モブアルファ・カイルとして過ごしていたはずなのに、なぜか俺が迫られている。
「カイル、君の為なら僕は全てを捨てられる」
え、後天的Ω?ビッチング!?
「カイル、僕を君のオメガにしてくれ」
この小説は主人公攻め、受けのビッチング(後天的Ω)の要素が含まれていますのでご注意を!
騎士団長子息モブアルファ×原作主人公アルファ(後天的Ωになる)
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される
水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。
絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。
長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。
「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」
有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。
追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる