208 / 209
最終章 愛しきひとを救う者カナタ
208-あたしの名を言ってみろ
しおりを挟む
「なんだこれ」
俺の手に握られていたのは、小さな虹色の宝石が付いたネックレスだった。
やたらバカみたいに高速で追いかけてくる金色の魔物から逃げ切れなかったため、ヤケクソで毒ビンをぶつけたら運良く討伐に成功しドロップし――
「えっ……?」
今のは何だ?
どうして俺は魔物に追いかけられた?
いや、そもそもそんな記憶は無い。
「エレナ……?」
無意識で誰かの名前を呟いた。
エレナって誰だ?
その疑問に酷く違和感を覚える。
誰だ……じゃねえ!
そんなの、決まっている!!
――そんなの最初っから答えは決まってるんだ。
――俺はずっと、エレナと一緒に居るからさ。これから一生、ずっとだ。
「はぁ……」
ベッドに座り溜め息を吐いた俺は、思わず頭を抱える。
まさか、絶対に忘れてはいけない大切な言葉を忘れていたなんて……。
「そりゃサツキもぶち切れるわ」
ベッドから飛び降りた俺は側に置いてあったボロかばんを手に取ると、階段を二段飛ばしで駆け下りて炊事場へと飛び出した。
さっきまで脱力していたはずの息子が猛スピードで突っ込んでくるもんだから、母さんもびっくり仰天である。
「カナタくん!?」
「ごめん。やっぱ俺もちょっと行ってくる」
「!」
俺の言葉を聞いた母さんは驚きに目を見開きつつも、いつも以上に優しい笑顔で頷いた。
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
「うん、ありがとう!」
特に理由も聞かず即答で送り出してくれて、とてもありがたい。
俺は玄関を飛び出すと、村の南東に位置する乗り合い馬車の集合場へと向かった。
……だが。
「え、馬車かい? さっき親父さんとサツキちゃんが乗っちまったので最後だよ。聖王都の一件で全て出払っちまったし、パレードが終わるまで戻ってこないんじゃないかねえ」
「あー……」
父さん曰く聖王都で行われる調印のため、警備の人手が全く足りないそうだ。
しかも、こんな田舎村から人をかき集めるほどとなれば、近隣の集落へ行ったところで状況は変わらないだろう。
「走って行くしかねえか」
と、村を出てから諦め半分で南の方角へと走り出そうとしたその時――
『へいへーい、そこのお兄ちゃん止まるっすよー』
『るっくあっと……み~』
「!?」
唐突に呼び止められて声の主へと目を向けると、そこにいたのはなんと妖精ハルルとフルルであった!
「なんでお前らがここに居るんだよ!!」
『おっ、ちゃんと思い出せたっすね』
『えらいえらい……いい子』
何故か上から目線なふたりに、なんとも脱力してしまう。
けれど、フルルの姿を見て俺ははっと気づいた。
「……空間転移できるか?」
『余裕……っち』
フルルは無表情ながら満足げな様子で両手を広げて、魔法を唱えた。
『フライア』
発動と同時に光の門が現れ、虹色の光を放つ。
そしてフルルは俺の方をまっすぐ見つめながら口を開いた。
『目的地は……どこ?』
「…………」
確証はない。
けれど、いま俺の行くべき場所はただ一つ。
「常闇の大地、サイハテの街だ」
『がってん……しょうちのすけ』
フルルが転移門に向かって何かを呟いた途端、扉が開かれた。
俺は門へと足を進めつつも、門前でくるりと振り返る。
「ところで、フルルに一つ聞きたいことがあるんだけど」
『?』
「お前はフルルもどきさんじゃないよな?」
『僕は僕……他の何者でもない』
「そっか」
『でも……セクハラはよくない』
そう答えたフルルは、一瞬だけニヤリと見覚えのある表情で笑った。
……ははは、まったくコイツは。
「んじゃ、行ってくるわ」
『幸運を祈るっすよ!』
『ぐっどらっく……いってら』
そして俺は、光の中へと一歩を踏み出した――。
~~
<聖王都プラテナ 中央広場>
ここは聖王都プラテナ。
世界最大の都市だけあっていつも人でごった返しているのだが、今日はそれの比でないほど大勢の民衆で埋め尽くされていた。
同国の民だけでなく南西ジェダイト帝国の獣人族や魔族、さらにはドラゴンやエルフなど多種多様の種族の姿もあり、ほんの一年ほど前までは王族以外の多種族が立ち入ることすら出来なかったと考えると、奇跡のような光景である。
そんな街に、近隣の村からやって来たエルフの姉弟の姿があった。
『どうしたの?』
『う~ん……』
姉が心配そうに声をかけたものの、少年はしかめっ面で遠くを見つめている。
『だけど、私達が生きている間に戦争が終わっちゃうなんてビックリだよねえ』
『うん』
少年は相づちを打つものの、心ここにあらずといった様子。
彼自身もその理由はわからない。
ただ一つだけ言えることは、何かが足りないということ。
まるで、心の中から大切なモノが抜け落ちてしまったかのよう。
今すぐに駆け出して行きたいけれど、どこへ行けばいいのかわからない。
『オイラ、何か絶対に忘れちゃダメなことを忘れてる気がするんだ』
『?』
弟の言葉に、姉はただ首を傾げるばかりだった。
しかし、彼の不安は単なる杞憂で終わることとなる。
なぜならば――
「みっ、つっ、けっ、たあああああああああーーーーーーーーッ!!!」
『!?!?』
ズドーンと激しい衝撃を受けたかと思った途端、彼は……ユピテルは石畳の上にひっくり返っていた。
何が起きたのかわからないまま襟首を掴まれた彼の目の前にいたのは、なんと自分と同じくらいの年齢の少女ではないか。
『なっ、なんなの!?』
「あたしの名を言ってみろッ!!」
『はいいい!?!?』
開口一番まるでどこぞの悪役のようなセリフをぶちかます少女の姿に、ユピテルは目を白黒させる。
けれど、その瞬間に彼は自分の心から抜け落ちていた何かが戻って来た気がして、不思議と笑ってしまった。
『あははっ』
「なに笑ってんのさ」
訝しげな顔で自分を睨んでくる少女の姿を見つめながら、彼は自分の襟首を掴んでいた右手を両手で握った。
『ごめんね、サツキちゃん』
「……!」
サツキは襟首を掴んでいた右手の力を抜くと、そのままユピテルを抱き締めた。
『わわっ?』
「…………百点満点あげる」
『えっと、うん。ありがとう?』
いつも激辛の採点ばかりするサツキの言う【満点】の意味を、彼はどうやら理解していないようだ。
その鈍感さを今後も一生かけて徹底的に叩き直してやると内心思いつつも、サツキはくるりと振り返って大都市の中央――プラテナ城を指差した。
「さあ、さっさと行くよっ!」
『行くってどこに……って、えっ、まさか!?』
「当然っ! 歴史的瞬間を間近に見ない理由は無いでしょ!!」
『え、えええええ~~~!!』
「あ、レネットさん、ユピテル借りるねっ!」
『へっ、へっ???』
怒濤の展開にまったくついて行けないレネットを置いてけぼりに、サツキはユピテルの右手を握って駆け出してゆく。
『だけど、どうやって調印式を間近に見ようってのさ? こんな状況じゃ、いくらなんでもお偉いさんしか入っちゃダメだろ』
「ふっ、甘いね。甘々だね」
『意味がわからないよ……』
サツキは自信満々な様子で、前方に向かってビシッと指差した。
そこにいたのは、聖職者の衣装をまとった妹コロンと、魔女の黒衣に身を包んだ姉シャロン、双子の姉妹であった。
姉妹の服装や豪華そうな大型の馬車へ乗り込もうとしている様子から、行き先は間違いなく式場であろう。
『まっ、まさか……!?』
「あのデカい馬車なら、あたし達が乗る余裕くらいあるっしょ!!」
『ええええ~~~~っ!』
こうして爆裂暴走娘はお供を引き連れ、双子姉妹の乗る馬車へと突撃するのであった。
俺の手に握られていたのは、小さな虹色の宝石が付いたネックレスだった。
やたらバカみたいに高速で追いかけてくる金色の魔物から逃げ切れなかったため、ヤケクソで毒ビンをぶつけたら運良く討伐に成功しドロップし――
「えっ……?」
今のは何だ?
どうして俺は魔物に追いかけられた?
いや、そもそもそんな記憶は無い。
「エレナ……?」
無意識で誰かの名前を呟いた。
エレナって誰だ?
その疑問に酷く違和感を覚える。
誰だ……じゃねえ!
そんなの、決まっている!!
――そんなの最初っから答えは決まってるんだ。
――俺はずっと、エレナと一緒に居るからさ。これから一生、ずっとだ。
「はぁ……」
ベッドに座り溜め息を吐いた俺は、思わず頭を抱える。
まさか、絶対に忘れてはいけない大切な言葉を忘れていたなんて……。
「そりゃサツキもぶち切れるわ」
ベッドから飛び降りた俺は側に置いてあったボロかばんを手に取ると、階段を二段飛ばしで駆け下りて炊事場へと飛び出した。
さっきまで脱力していたはずの息子が猛スピードで突っ込んでくるもんだから、母さんもびっくり仰天である。
「カナタくん!?」
「ごめん。やっぱ俺もちょっと行ってくる」
「!」
俺の言葉を聞いた母さんは驚きに目を見開きつつも、いつも以上に優しい笑顔で頷いた。
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
「うん、ありがとう!」
特に理由も聞かず即答で送り出してくれて、とてもありがたい。
俺は玄関を飛び出すと、村の南東に位置する乗り合い馬車の集合場へと向かった。
……だが。
「え、馬車かい? さっき親父さんとサツキちゃんが乗っちまったので最後だよ。聖王都の一件で全て出払っちまったし、パレードが終わるまで戻ってこないんじゃないかねえ」
「あー……」
父さん曰く聖王都で行われる調印のため、警備の人手が全く足りないそうだ。
しかも、こんな田舎村から人をかき集めるほどとなれば、近隣の集落へ行ったところで状況は変わらないだろう。
「走って行くしかねえか」
と、村を出てから諦め半分で南の方角へと走り出そうとしたその時――
『へいへーい、そこのお兄ちゃん止まるっすよー』
『るっくあっと……み~』
「!?」
唐突に呼び止められて声の主へと目を向けると、そこにいたのはなんと妖精ハルルとフルルであった!
「なんでお前らがここに居るんだよ!!」
『おっ、ちゃんと思い出せたっすね』
『えらいえらい……いい子』
何故か上から目線なふたりに、なんとも脱力してしまう。
けれど、フルルの姿を見て俺ははっと気づいた。
「……空間転移できるか?」
『余裕……っち』
フルルは無表情ながら満足げな様子で両手を広げて、魔法を唱えた。
『フライア』
発動と同時に光の門が現れ、虹色の光を放つ。
そしてフルルは俺の方をまっすぐ見つめながら口を開いた。
『目的地は……どこ?』
「…………」
確証はない。
けれど、いま俺の行くべき場所はただ一つ。
「常闇の大地、サイハテの街だ」
『がってん……しょうちのすけ』
フルルが転移門に向かって何かを呟いた途端、扉が開かれた。
俺は門へと足を進めつつも、門前でくるりと振り返る。
「ところで、フルルに一つ聞きたいことがあるんだけど」
『?』
「お前はフルルもどきさんじゃないよな?」
『僕は僕……他の何者でもない』
「そっか」
『でも……セクハラはよくない』
そう答えたフルルは、一瞬だけニヤリと見覚えのある表情で笑った。
……ははは、まったくコイツは。
「んじゃ、行ってくるわ」
『幸運を祈るっすよ!』
『ぐっどらっく……いってら』
そして俺は、光の中へと一歩を踏み出した――。
~~
<聖王都プラテナ 中央広場>
ここは聖王都プラテナ。
世界最大の都市だけあっていつも人でごった返しているのだが、今日はそれの比でないほど大勢の民衆で埋め尽くされていた。
同国の民だけでなく南西ジェダイト帝国の獣人族や魔族、さらにはドラゴンやエルフなど多種多様の種族の姿もあり、ほんの一年ほど前までは王族以外の多種族が立ち入ることすら出来なかったと考えると、奇跡のような光景である。
そんな街に、近隣の村からやって来たエルフの姉弟の姿があった。
『どうしたの?』
『う~ん……』
姉が心配そうに声をかけたものの、少年はしかめっ面で遠くを見つめている。
『だけど、私達が生きている間に戦争が終わっちゃうなんてビックリだよねえ』
『うん』
少年は相づちを打つものの、心ここにあらずといった様子。
彼自身もその理由はわからない。
ただ一つだけ言えることは、何かが足りないということ。
まるで、心の中から大切なモノが抜け落ちてしまったかのよう。
今すぐに駆け出して行きたいけれど、どこへ行けばいいのかわからない。
『オイラ、何か絶対に忘れちゃダメなことを忘れてる気がするんだ』
『?』
弟の言葉に、姉はただ首を傾げるばかりだった。
しかし、彼の不安は単なる杞憂で終わることとなる。
なぜならば――
「みっ、つっ、けっ、たあああああああああーーーーーーーーッ!!!」
『!?!?』
ズドーンと激しい衝撃を受けたかと思った途端、彼は……ユピテルは石畳の上にひっくり返っていた。
何が起きたのかわからないまま襟首を掴まれた彼の目の前にいたのは、なんと自分と同じくらいの年齢の少女ではないか。
『なっ、なんなの!?』
「あたしの名を言ってみろッ!!」
『はいいい!?!?』
開口一番まるでどこぞの悪役のようなセリフをぶちかます少女の姿に、ユピテルは目を白黒させる。
けれど、その瞬間に彼は自分の心から抜け落ちていた何かが戻って来た気がして、不思議と笑ってしまった。
『あははっ』
「なに笑ってんのさ」
訝しげな顔で自分を睨んでくる少女の姿を見つめながら、彼は自分の襟首を掴んでいた右手を両手で握った。
『ごめんね、サツキちゃん』
「……!」
サツキは襟首を掴んでいた右手の力を抜くと、そのままユピテルを抱き締めた。
『わわっ?』
「…………百点満点あげる」
『えっと、うん。ありがとう?』
いつも激辛の採点ばかりするサツキの言う【満点】の意味を、彼はどうやら理解していないようだ。
その鈍感さを今後も一生かけて徹底的に叩き直してやると内心思いつつも、サツキはくるりと振り返って大都市の中央――プラテナ城を指差した。
「さあ、さっさと行くよっ!」
『行くってどこに……って、えっ、まさか!?』
「当然っ! 歴史的瞬間を間近に見ない理由は無いでしょ!!」
『え、えええええ~~~!!』
「あ、レネットさん、ユピテル借りるねっ!」
『へっ、へっ???』
怒濤の展開にまったくついて行けないレネットを置いてけぼりに、サツキはユピテルの右手を握って駆け出してゆく。
『だけど、どうやって調印式を間近に見ようってのさ? こんな状況じゃ、いくらなんでもお偉いさんしか入っちゃダメだろ』
「ふっ、甘いね。甘々だね」
『意味がわからないよ……』
サツキは自信満々な様子で、前方に向かってビシッと指差した。
そこにいたのは、聖職者の衣装をまとった妹コロンと、魔女の黒衣に身を包んだ姉シャロン、双子の姉妹であった。
姉妹の服装や豪華そうな大型の馬車へ乗り込もうとしている様子から、行き先は間違いなく式場であろう。
『まっ、まさか……!?』
「あのデカい馬車なら、あたし達が乗る余裕くらいあるっしょ!!」
『ええええ~~~~っ!』
こうして爆裂暴走娘はお供を引き連れ、双子姉妹の乗る馬車へと突撃するのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる