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第3話 三美神(2)
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三女神たちの会話を聞いていると、そのなかのおっとり技術系女神さんがワシの状態に気づいたようじゃ。それを聞いた委員長女神さんと巨乳女神さんも、
「あら、そうなの?」
「おぉぉー、そうなのかな? かな?」
と言いながら顔を寄せてきた。ワシの視界が全部女神の顔でおおわれる。三人の美巨人に迫られるのじゃ。さすがに迫力あるのう。
「じー」
「じー……」
「じぃぃぃぃ」
見つめ方にも三者三様の違いがあっておもしろいの。
ふむ、黙っていても埒があかないようじゃ。ここは意思疎通を試みるべきじゃろう。言っておることは理解できるから、言語は共通っぽいしの。
どれ……。
うぉっほん。
「——あー、テステス」
ワシは声を出してみた。
「あら、ほんと」
「おー、やっぱり……」
「わぁ! どうやってしゃべってるんだろ!?」
よし。とりあえず挨拶からじゃな。
「お初にお目にかかりますの。お嬢さま方?」
「あらいやだわ、お嬢さまだなんて……」
「ふふっ。お世辞がうまいお星さまだね……」
ポッと頬をそめる委員長ちゃんと、おっとり技術者ちゃん。よい眺めじゃ。
「いやー、お嬢さまだなんて、私たちそんなトシじゃないですよーっ。クーちゃんなんか全部あわせると百億歳の大台突破——あいたっ!」
うん? 言葉の意味が一部よくわからないところもあったのじゃが、巨乳子ちゃんが委員長ちゃんの年齢を暴露しかけたのを、委員長ちゃんが全力で阻止したようじゃの。どうやらクーちゃんというのが委員長ちゃんの名前らしいとワシは見当をつける。そのクーちゃんが、やや口調をあらためて、
「こほん……。それはいいとして、この度はご不便をおかけしまして大変申しわけございません」
クーちゃんの謝罪に、技術者ちゃんもうなずいた。
「うんうん。それもこれも、こっちの子の不手際でございましてだね……」
「え? え? 私のせい、なの? なんで!?」
巨乳子ちゃんは不満顔だ。
微妙にギスギスした雰囲気になってきたの。とりあえず話題を変えたほうがよさそうじゃな。
「あー、いやいや気にせんでくだされ。ところで——ここはどこですかな?」
たぶん異世界転生や転移を司る女神のいるところ、くらいの予想はついておる。
するとクーちゃんが、
「はい。こちらはさまよえるものたちを一時的に召喚しまして、条件によりましては新たな姿で新たな世界に送り出す場でございまして——」
「つまりワシを異世界に送りこんでくれると?」
おぉっと、つい気が急いて口を挟んでしまった。
「なんと話がわかるお星さま……。有能……」
と、おっとり技術者ちゃんがほめてくれた。いやあそれほどでも。はっはっは。
「あれ? でも異世界に行けるのは、えっと、なんだったっけ……。あ、思い出した。『ヒトか、それと同等以上の知性を有する有機体で、我らと適切な意思疎通ができる言語能力またはそれに類する手段を持つものに限定される』ってなってなかったっけ? 今回のケースはそれに該当するっけ? どうだっけ? あれれ……?」
巨乳子ちゃんが、難しい言葉がずらずらとならぶ条文ぽいのを、すらすらと暗唱した。この子バカっぽい言動じゃが、実は優秀な子かもしれんのう。それにこたえてクーちゃんが、
「そうですね。さすがに惑星まるごとというのは前例がなく……」
「でも条件にはほぼ合致。我々と話ができて、加えて異世界転生転移についての知見もすでに持っている。とすれば転生先でのスムーズな定着も容易に予測できる。優良物件……」
「あ、そうだ。ちなみに異世界に行くとどうなるかご存知なのかな? お星さま知ってる?」
巨乳子ちゃんがたずねてきた。ふむ、向こうに行ったらどうなるか?
「ふぅむ、たとえばチートで無双しつつマイペースにスローライフ、とかかのう?」
「詳しい……。やはり有能。ちょっとアシスタントにほしいかも。一家にひとタマ……」
おっとり技術者ちゃんが「ひとタマ」とか、よくわからない言葉を口走っておるな。そしてクーちゃんが、
「星の転生転移の前例はありませんが……。うーん……。うん、そうですね。……惑星さん?」
はい。
「異世界、行ってみたいですか?」
マジ? できるの? ワシほんとに異世界行けちゃう?
「あら、そうなの?」
「おぉぉー、そうなのかな? かな?」
と言いながら顔を寄せてきた。ワシの視界が全部女神の顔でおおわれる。三人の美巨人に迫られるのじゃ。さすがに迫力あるのう。
「じー」
「じー……」
「じぃぃぃぃ」
見つめ方にも三者三様の違いがあっておもしろいの。
ふむ、黙っていても埒があかないようじゃ。ここは意思疎通を試みるべきじゃろう。言っておることは理解できるから、言語は共通っぽいしの。
どれ……。
うぉっほん。
「——あー、テステス」
ワシは声を出してみた。
「あら、ほんと」
「おー、やっぱり……」
「わぁ! どうやってしゃべってるんだろ!?」
よし。とりあえず挨拶からじゃな。
「お初にお目にかかりますの。お嬢さま方?」
「あらいやだわ、お嬢さまだなんて……」
「ふふっ。お世辞がうまいお星さまだね……」
ポッと頬をそめる委員長ちゃんと、おっとり技術者ちゃん。よい眺めじゃ。
「いやー、お嬢さまだなんて、私たちそんなトシじゃないですよーっ。クーちゃんなんか全部あわせると百億歳の大台突破——あいたっ!」
うん? 言葉の意味が一部よくわからないところもあったのじゃが、巨乳子ちゃんが委員長ちゃんの年齢を暴露しかけたのを、委員長ちゃんが全力で阻止したようじゃの。どうやらクーちゃんというのが委員長ちゃんの名前らしいとワシは見当をつける。そのクーちゃんが、やや口調をあらためて、
「こほん……。それはいいとして、この度はご不便をおかけしまして大変申しわけございません」
クーちゃんの謝罪に、技術者ちゃんもうなずいた。
「うんうん。それもこれも、こっちの子の不手際でございましてだね……」
「え? え? 私のせい、なの? なんで!?」
巨乳子ちゃんは不満顔だ。
微妙にギスギスした雰囲気になってきたの。とりあえず話題を変えたほうがよさそうじゃな。
「あー、いやいや気にせんでくだされ。ところで——ここはどこですかな?」
たぶん異世界転生や転移を司る女神のいるところ、くらいの予想はついておる。
するとクーちゃんが、
「はい。こちらはさまよえるものたちを一時的に召喚しまして、条件によりましては新たな姿で新たな世界に送り出す場でございまして——」
「つまりワシを異世界に送りこんでくれると?」
おぉっと、つい気が急いて口を挟んでしまった。
「なんと話がわかるお星さま……。有能……」
と、おっとり技術者ちゃんがほめてくれた。いやあそれほどでも。はっはっは。
「あれ? でも異世界に行けるのは、えっと、なんだったっけ……。あ、思い出した。『ヒトか、それと同等以上の知性を有する有機体で、我らと適切な意思疎通ができる言語能力またはそれに類する手段を持つものに限定される』ってなってなかったっけ? 今回のケースはそれに該当するっけ? どうだっけ? あれれ……?」
巨乳子ちゃんが、難しい言葉がずらずらとならぶ条文ぽいのを、すらすらと暗唱した。この子バカっぽい言動じゃが、実は優秀な子かもしれんのう。それにこたえてクーちゃんが、
「そうですね。さすがに惑星まるごとというのは前例がなく……」
「でも条件にはほぼ合致。我々と話ができて、加えて異世界転生転移についての知見もすでに持っている。とすれば転生先でのスムーズな定着も容易に予測できる。優良物件……」
「あ、そうだ。ちなみに異世界に行くとどうなるかご存知なのかな? お星さま知ってる?」
巨乳子ちゃんがたずねてきた。ふむ、向こうに行ったらどうなるか?
「ふぅむ、たとえばチートで無双しつつマイペースにスローライフ、とかかのう?」
「詳しい……。やはり有能。ちょっとアシスタントにほしいかも。一家にひとタマ……」
おっとり技術者ちゃんが「ひとタマ」とか、よくわからない言葉を口走っておるな。そしてクーちゃんが、
「星の転生転移の前例はありませんが……。うーん……。うん、そうですね。……惑星さん?」
はい。
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マジ? できるの? ワシほんとに異世界行けちゃう?
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