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第2話 三美神(1)
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暗闇——
見渡すかぎり、すべてが暗闇じゃ。
ワシは死んだのか。これが死後の世界というものじゃろうか。すべては闇の中——なのじゃが、しかし何か物音が聞こえる気もするのう。
いや、声じゃ。
「——! ——ッ!!」
「……(しゅん)」
「————ッ!!」
「ふぇぇ、ごめんなさー……」
何か強い口調できつめに叱ってるっぽい女の人の声と、しおしおと謝ってるっぽい別の女性の声が聞こえるの。
はっきりとではなくて、ぼんやり聞こえるだけなんじゃが……。
うむ、だんだん耳の感覚が戻ってきたぞい。聞きとれるかの?
「——まったく! なんですかもう! 星の入室をまるごと許可するなんて!」
「ふぇぇ、気づかなかったんだよぅ……。いつもの転生転移者さんがいつもどおりやってきたんだと思って、いつもどおり流れ作業で——あ、やばっ」
「流れっ! 作業っ! だからあなたは、この仕事をなんだと思って!!」
「うわぁぁぁん! ごめんなさぁぁぁぁいっ!」
修羅場のようじゃな。……ここはどこじゃろ? てっきり死後の世界みたいなところかと思っておったが、今ちらっと「転生転移者」と聞こえたような気もするの。
ということは、ここは噂にきく異世界転生ツアーのイベント会場かのう。もしかしてワシも別の宇宙に転生とか転移とかできる? マジ? ワシ星ですが。でかいんですが。大丈夫かいの?
「もうちょっとでこの空間がパンクするところだったじゃないですか! 私たちともども!」
「ふぇぇぇ、ごめんなさぁぁぁぁ」
「ふぅ……。直前に気づけたからよかったようなものの。あぶないあぶない。とまれ、対処はできたけどね。処理完了」
お? 先の二人とは違う声が新しく加わったのう。もう一人おるのか。いくぶんおっとりとした声音。彼女がワシ対策をしてくれたっぽいの。
委員長系のリーダー格、おっちょこちょいのドジっ子、おっとり系技術者枠、という感じかの。どういった姿なのじゃろうか。どれ、見えるかの? いやそもそもワシの目は……。目はどこじゃ? というかワシの体は今どうなっとる? わからんの。
わからんのでとりあえず「見たい」と念じてみるかの。
すると——白い空間が広がっておるようじゃ。
いや、白かったのはその場だけじゃなくての。
目の前に広がる、白く、ふくよかで、たわわな風景……。
どう見てもおっぱいじゃな。
それがたっぷり三人分。
まずは、谷間がすぱっと縦に開きまくっておる大胆セクシードレスさんが一人。
次に、オフショルというのかの。両肩がむき出しで、おっぱいの高さだけで胸の布地を持ち上げて維持しておる巨乳子が一人。
それから、肩から脇にかけて斜めに胸を覆っておる無表情系が一人。
装いはどれも簡素なもので、薄い一枚布をうにゃうにゃっと仕立てて体に巻きつけておるようじゃ。見た目は完全に神話とかにありがちな女神様じゃの。
しかし、みんなでっかいのう……。おっと、でっかいというのは、確かに胸もでっかいんじゃが——それとは別に、惑星であるところのワシが小さなガラス玉くらいに思えるほど、見上げる彼女たちの存在は大きく、丈高く、でかかったのじゃ。
「で、どうするの? このお星さま」
おっぱい高の巨乳子ちゃんがワシを興味津々という感じで見つめながらつぶやいておる。前かがみにワシをのぞきこんでおるので、柔らかい双山がものすごい量感で、にゅうっと全体的に迫ってきて、マジヤバじゃのう。眼福眼福……。
「うーん、そうですね。今さら送り返しても……まずいですか? この方の元いた世界は今どのような?」
おっぱい委員長が、おっとり技術系おっぱいさんに確認をとった。
「うーん、今のところはとりあえず手のひらサイズにしてるけど……。元のサイズに戻して送り返すとすると……ちょっと待って。ぽちぽち——あ、ダメ。恒星の赤色巨星化がしばらく続くから、あの宙域はしばらくシッチャカメッチャカ。というかブラックホールがずっと居座ってるね。だから何度戻しても吸いこまれて、ここにループしてくる」
おっとりおっぱいさんの分析。
ダメっぽいのぉ。具体的に何がダメなのか、ワシはいまいち理解できてないんじゃがの。「ループ」あたりがヤバいのかの?
「ブラックホールからの転送先を別のところにできませんか?」
「その処理もバックグラウンドで試してるんだけど……こいつ妙にタチが悪いよ。パスを何度もここに繋ぎなおしてきてる。すぐに対応はむずかしいかな。この星さんをどうにかしたほうが早いと思う。コスト的にもね」
「ということは……変えられないのですね?」
「そうだね」
「どどどどど、どうするのーっ?」
あまり話がわかってないっぽい巨乳子ちゃんが、最後にあわてた声をあげた。
そんなことをいろいろ話しながら、じぃーっとワシを見つめ続ける美女神たち。ちょっ……そんなに見られると、ワシちょっと恥ずかしい……。
「お星さま、こんなにかわいいのにねー?」
巨乳子ちゃんがワシをつんつんと突っついてきた。するとワシはコロコロと転がされてしまった。視界がぐるぐるするの……。
「ちょっ。やめなさい、みっともない」
巨乳子ちゃんのつんつん攻撃からワシをかばうように、おっぱい委員長が腕を動かす。するとワシの視点も一緒に動く。ふむ? どうやらワシは今、おっぱい委員長の手のひらの上でボール状の形をしているようじゃな。
あと大きさに関してじゃが、今の会話の内容から察するに、彼女たちが大きいんじゃなくて、ワシが小さくなってるっぽいの。
「ん……? もしかしてこのお星さま?」
今度はおっとりおっぱいさんがしげしげとワシをのぞきこんできた。この子は他の二人よりもボリューム感はやや控えめじゃが、その分ほどよいバランス感とツンと立った美乳感が絶妙で、その女神的な造形美においては、この中で随一……とか思っていると、
「もしかして、もう意識と感覚が戻ってる?」
おっと。ずばりワシの状態を言い当ておった。
見渡すかぎり、すべてが暗闇じゃ。
ワシは死んだのか。これが死後の世界というものじゃろうか。すべては闇の中——なのじゃが、しかし何か物音が聞こえる気もするのう。
いや、声じゃ。
「——! ——ッ!!」
「……(しゅん)」
「————ッ!!」
「ふぇぇ、ごめんなさー……」
何か強い口調できつめに叱ってるっぽい女の人の声と、しおしおと謝ってるっぽい別の女性の声が聞こえるの。
はっきりとではなくて、ぼんやり聞こえるだけなんじゃが……。
うむ、だんだん耳の感覚が戻ってきたぞい。聞きとれるかの?
「——まったく! なんですかもう! 星の入室をまるごと許可するなんて!」
「ふぇぇ、気づかなかったんだよぅ……。いつもの転生転移者さんがいつもどおりやってきたんだと思って、いつもどおり流れ作業で——あ、やばっ」
「流れっ! 作業っ! だからあなたは、この仕事をなんだと思って!!」
「うわぁぁぁん! ごめんなさぁぁぁぁいっ!」
修羅場のようじゃな。……ここはどこじゃろ? てっきり死後の世界みたいなところかと思っておったが、今ちらっと「転生転移者」と聞こえたような気もするの。
ということは、ここは噂にきく異世界転生ツアーのイベント会場かのう。もしかしてワシも別の宇宙に転生とか転移とかできる? マジ? ワシ星ですが。でかいんですが。大丈夫かいの?
「もうちょっとでこの空間がパンクするところだったじゃないですか! 私たちともども!」
「ふぇぇぇ、ごめんなさぁぁぁぁ」
「ふぅ……。直前に気づけたからよかったようなものの。あぶないあぶない。とまれ、対処はできたけどね。処理完了」
お? 先の二人とは違う声が新しく加わったのう。もう一人おるのか。いくぶんおっとりとした声音。彼女がワシ対策をしてくれたっぽいの。
委員長系のリーダー格、おっちょこちょいのドジっ子、おっとり系技術者枠、という感じかの。どういった姿なのじゃろうか。どれ、見えるかの? いやそもそもワシの目は……。目はどこじゃ? というかワシの体は今どうなっとる? わからんの。
わからんのでとりあえず「見たい」と念じてみるかの。
すると——白い空間が広がっておるようじゃ。
いや、白かったのはその場だけじゃなくての。
目の前に広がる、白く、ふくよかで、たわわな風景……。
どう見てもおっぱいじゃな。
それがたっぷり三人分。
まずは、谷間がすぱっと縦に開きまくっておる大胆セクシードレスさんが一人。
次に、オフショルというのかの。両肩がむき出しで、おっぱいの高さだけで胸の布地を持ち上げて維持しておる巨乳子が一人。
それから、肩から脇にかけて斜めに胸を覆っておる無表情系が一人。
装いはどれも簡素なもので、薄い一枚布をうにゃうにゃっと仕立てて体に巻きつけておるようじゃ。見た目は完全に神話とかにありがちな女神様じゃの。
しかし、みんなでっかいのう……。おっと、でっかいというのは、確かに胸もでっかいんじゃが——それとは別に、惑星であるところのワシが小さなガラス玉くらいに思えるほど、見上げる彼女たちの存在は大きく、丈高く、でかかったのじゃ。
「で、どうするの? このお星さま」
おっぱい高の巨乳子ちゃんがワシを興味津々という感じで見つめながらつぶやいておる。前かがみにワシをのぞきこんでおるので、柔らかい双山がものすごい量感で、にゅうっと全体的に迫ってきて、マジヤバじゃのう。眼福眼福……。
「うーん、そうですね。今さら送り返しても……まずいですか? この方の元いた世界は今どのような?」
おっぱい委員長が、おっとり技術系おっぱいさんに確認をとった。
「うーん、今のところはとりあえず手のひらサイズにしてるけど……。元のサイズに戻して送り返すとすると……ちょっと待って。ぽちぽち——あ、ダメ。恒星の赤色巨星化がしばらく続くから、あの宙域はしばらくシッチャカメッチャカ。というかブラックホールがずっと居座ってるね。だから何度戻しても吸いこまれて、ここにループしてくる」
おっとりおっぱいさんの分析。
ダメっぽいのぉ。具体的に何がダメなのか、ワシはいまいち理解できてないんじゃがの。「ループ」あたりがヤバいのかの?
「ブラックホールからの転送先を別のところにできませんか?」
「その処理もバックグラウンドで試してるんだけど……こいつ妙にタチが悪いよ。パスを何度もここに繋ぎなおしてきてる。すぐに対応はむずかしいかな。この星さんをどうにかしたほうが早いと思う。コスト的にもね」
「ということは……変えられないのですね?」
「そうだね」
「どどどどど、どうするのーっ?」
あまり話がわかってないっぽい巨乳子ちゃんが、最後にあわてた声をあげた。
そんなことをいろいろ話しながら、じぃーっとワシを見つめ続ける美女神たち。ちょっ……そんなに見られると、ワシちょっと恥ずかしい……。
「お星さま、こんなにかわいいのにねー?」
巨乳子ちゃんがワシをつんつんと突っついてきた。するとワシはコロコロと転がされてしまった。視界がぐるぐるするの……。
「ちょっ。やめなさい、みっともない」
巨乳子ちゃんのつんつん攻撃からワシをかばうように、おっぱい委員長が腕を動かす。するとワシの視点も一緒に動く。ふむ? どうやらワシは今、おっぱい委員長の手のひらの上でボール状の形をしているようじゃな。
あと大きさに関してじゃが、今の会話の内容から察するに、彼女たちが大きいんじゃなくて、ワシが小さくなってるっぽいの。
「ん……? もしかしてこのお星さま?」
今度はおっとりおっぱいさんがしげしげとワシをのぞきこんできた。この子は他の二人よりもボリューム感はやや控えめじゃが、その分ほどよいバランス感とツンと立った美乳感が絶妙で、その女神的な造形美においては、この中で随一……とか思っていると、
「もしかして、もう意識と感覚が戻ってる?」
おっと。ずばりワシの状態を言い当ておった。
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