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「突然押し掛ける真似してすみません。あの、たけ兄と別れたって聞いて。
それで、たけ兄ここ1週間くらいずっと元気なくて。」
「…えっ?たけ兄って?待って、君って猛の妹さんなの?」
「…えっ?あっ。自己紹介してませんでしたね。
私のことはたけ兄から聞いているものだと。
私は、たけ兄の妹で麻美っていいます。
翔さんのことは、たけ兄のスマホのホーム画面のせいで知ってました。」
「…え?ホーム画面?猛のホーム画面俺なの?」
「そうですよ。私には頑なに見せてくれないんですけど。
一回酔っぱらってる時に、翔が可愛い、こんな俺と付き合ってくれてるなんてって惚気ながら、
見せてくれたんです。
だから、大学もここ行ってること聞いてて。
それで、今日も翔さんみて、あっ、この人だ!ってすぐわかりましたよ。」
酔っぱらってる時?
猛は俺だけ飲むの申し訳ないから、って俺の前じゃ飲まなかった。
ってことは、妹さんは、成人してる?
「あ…麻美さん、もしかして俺より年上でした…?」
「ふふ。22歳です。」
「マジですか…。そうですよね。猛は俺の7つ上ですから、
妹さんも俺の年上の可能性の方が高かったですよね…。
すみません。猛に敬語使わないからって。」
「あ。いや、そんなため口のままで大丈夫ですよ。
んーじゃあ私もため口でしゃべっていい…?
お互いにため口だったら、なんかいい感じ。」
「そっか。ありがと。
俺ね、麻美さんの話聞いてね。
猛のこと誤解してたかも、って。思って。
だから、ほんとに申し訳ないんだけど。今から猛のとこ行ってもいいかな?」
「もちろん!早く誤解解いてきな。
そうだ、連絡先交換しておかない?
たけ兄とより戻せたらいつか翔さんは私のお義兄さんになるんだし。
仲良くしといて損はないよ…?」
「う…うん!もし俺がより戻せたら、翔、って呼んでね?
年上からさん付けされるの違和感(笑)」
「そうだねぇ。でも呼び捨てして、たけ兄に嫉妬されてもだから、翔くんて呼ぶね。
それじゃあ、頑張って!」
「うん、行ってきます!」
それで、たけ兄ここ1週間くらいずっと元気なくて。」
「…えっ?たけ兄って?待って、君って猛の妹さんなの?」
「…えっ?あっ。自己紹介してませんでしたね。
私のことはたけ兄から聞いているものだと。
私は、たけ兄の妹で麻美っていいます。
翔さんのことは、たけ兄のスマホのホーム画面のせいで知ってました。」
「…え?ホーム画面?猛のホーム画面俺なの?」
「そうですよ。私には頑なに見せてくれないんですけど。
一回酔っぱらってる時に、翔が可愛い、こんな俺と付き合ってくれてるなんてって惚気ながら、
見せてくれたんです。
だから、大学もここ行ってること聞いてて。
それで、今日も翔さんみて、あっ、この人だ!ってすぐわかりましたよ。」
酔っぱらってる時?
猛は俺だけ飲むの申し訳ないから、って俺の前じゃ飲まなかった。
ってことは、妹さんは、成人してる?
「あ…麻美さん、もしかして俺より年上でした…?」
「ふふ。22歳です。」
「マジですか…。そうですよね。猛は俺の7つ上ですから、
妹さんも俺の年上の可能性の方が高かったですよね…。
すみません。猛に敬語使わないからって。」
「あ。いや、そんなため口のままで大丈夫ですよ。
んーじゃあ私もため口でしゃべっていい…?
お互いにため口だったら、なんかいい感じ。」
「そっか。ありがと。
俺ね、麻美さんの話聞いてね。
猛のこと誤解してたかも、って。思って。
だから、ほんとに申し訳ないんだけど。今から猛のとこ行ってもいいかな?」
「もちろん!早く誤解解いてきな。
そうだ、連絡先交換しておかない?
たけ兄とより戻せたらいつか翔さんは私のお義兄さんになるんだし。
仲良くしといて損はないよ…?」
「う…うん!もし俺がより戻せたら、翔、って呼んでね?
年上からさん付けされるの違和感(笑)」
「そうだねぇ。でも呼び捨てして、たけ兄に嫉妬されてもだから、翔くんて呼ぶね。
それじゃあ、頑張って!」
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