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Episode3-2:The Water That Remembers
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Episode 3 — Scene 5
「静かに現れる協力者」
影は追ってこなかった。
だがイオリは本能的に理解していた。
──あれは警告だ。
次は本当に奪いに来る。
息を整えながら路地を抜けると、
濃い蒸気の向こうに、ひとつだけ灯った青白い光がぼんやりと浮かんでいた。
街灯とは違う。
もっと細く、冷たく、揺らぎのない光。
「……おや。あなたが、火を持つ人ですか?」
思わず足が止まる。
声は静かで、どこか水面のように澄んでいた。
蒸気の隙間から現れたのは、
長い外套をまとった人物。
年齢も性別も判別しづらい。
ただ、その瞳が印象的だった。
水に光を反射させたように青く、深く、よく揺れる。
「誰だ?」
イオリが警戒を強めると、その人物は微笑んだ。
「名乗るほど大した者ではありません。
ただ……“水”に関わる者ですよ。」
手にしているランタンが、蒸気ではなく水の粒子をまとっていることに気づく。
蒸気の街ではありえない現象だった。
「逆流地点に現れた“滴”。
あれを回収したのはあなたですね?」
「……見ていたのか。」
「見ていたというより、
《流れ》があなたを示しました。」
その言葉に、イオリの胸がざわつく。
流れ。
風のない街で、本来存在しないはずの“流れ”という概念。
人物は続けた。
「あなたが持つ“火”は、まだ眠っています。
でも……水はもう目覚めつつある。
都市の秩序が歪んだから。」
「その歪みを直したい。
そう思っているように見えましたので。」
まるでイオリの心そのものを覗き込むように、
その瞳は揺れていた。
「協力しませんか?
“水”を奪おうとしている者たちに対抗するために。」
イオリは迷った。
火のパーツを持ったときと同じ感覚──
見えない誰かに背中を押されるような感覚が胸を打つ。
だが一つだけ、どうしても確認しなければならないことがあった。
「……祖父が探していた“音”。
あれも知っているのか?」
その人物はゆっくりと頷いた。
「はい。
風を持たないこの街が、唯一忘れてしまった音。
世界を動かす“始まりの音”。」
イオリの視界が少しだけ揺れる。
そうだ。
祖父がずっと追い続けていた音。
パイプオルガンが奏でた、あの“世界の息吹”。
「あなたが探している答えは……
必ずどこかで“水”と交わります。」
人物は青い光を揺らしながら、イオリに一歩近づく。
「私は《アクィラ》。
水の流れを読む者。」
初めて、名が示された。
「どうしますか、イオリ。
一緒に進みますか?
それとも──一人で戦いますか?」
蒸気の街に、静かに水の音が響いた。
Episode 3 — Scene 6
「水を読む者との対話」
アクィラは蒸気を避けるように路地の奥へと歩き、
振り返らずに言った。
「あなたの持つ火は、まだ不安定です。
ですが、水はあなたを“受け入れよう”としています。」
イオリは眉を寄せる。
「受け入れる……?
火のときもそんな言い方をされたが、
パーツが人を選ぶなんて信じられない。」
アクィラは歩みを止め、
蒸気の白い層を指ですくうように触れた。
「世界には“選ぶ側”と“選ばれる側”があるものです。
火と水はどちらも、あなたの過去に反応している。」
「俺の……過去?」
イオリの胸がわずかに揺れた。
祖父の残した未完成のオルガン。
拾いきれなかった“世界の音”。
風の消えた街で、祖父だけが聞いた“記憶の響き”。
それらが、一つの線として浮かび上がる。
アクィラは淡々と、しかし深みのある声で続けた。
「あなたには“音を視る”感覚がある。
それが、水に触れたとき強く反応した。」
「……音を視る?」
「普通の人は音を耳で聞きます。
あなたは“流れそのもの”を受け取る。
だから水の記憶があなたに届く。」
イオリは言葉を詰まらせた。
そんな能力、自分にはないと思っていた。
祖父の側にいて、ただ音を聴いて育った──
そう思っていた。
アクィラは歩きながら、指先に小さな光を浮かべる。
水の粒が集まり、ゆっくりと螺旋を描いた。
「“水の記憶”は、過去の出来事そのものではありません。
感情、揺れ、残響……
人が忘れた“気配”が、水には残るのです。」
光が消え、蒸気が静かに落ち着いた。
「そして──
この都市の水は、
ひとつの“出来事”を忘れようとしている。
それが逆流の原因です。」
イオリは息を呑んだ。
忘れようとしている?
記憶を消す側に、何があるというのか。
「……それを止める方法は?」
アクィラは静かに言った。
「止めるのではなく、
思い出させるのです。
あなたの“火”と“水”で。」
イオリの外套の内側で、
熾天歯車がかすかに熱を帯びた。
水は記憶。
火は衝動。
なら、自分はその境界に立つ存在なのか?
「どうして俺を助ける?」
イオリの問いに、アクィラは答えなかった。
ただ一つだけ、短く言った。
「あなたが動かなければ……
この都市はもう二度と、
“風のない世界”から戻れないからです。」
蒸気の街に、深い沈黙が落ちた。
Episode 3 — Scene 7
「水が見せる最初の記憶」
アクィラの言葉が消えた瞬間だった。
イオリの胸ポケットの奥で、
ラクリマ・コイルがかすかに震えた。
シン……
音ではない。
水が触れたときだけに起こる、
細い光のような感覚。
イオリは胸元に手を当てた。
鼓動とは違う。
熱とも冷たさとも違う。
──呼ばれている。
そう理解した瞬間、視界がわずかに歪んだ。
アクィラがこちらを振り向く。
「……来ますよ。」
言われるより先に、
イオリの意識がひきずられるように落ちていった。
暗闇の底。
だが恐怖はない。
代わりに満ちているのは、水がゆっくりと揺れる光。
次の瞬間──
視界に、風があった時代の都市が一瞬だけ映った。
蒸気ではなく、
やわらかい自然の風が吹き抜ける街。
街の外れ、小さな丘の上。
白い布をまとった人物が、古い塔のそばで祈るように立っている。
衣が風に揺れ、
光が塔の頂点できらりと跳ねた。
イオリは声にならない声を漏らした。
「……風が、ある……?」
そして、塔の下には小さな水場。
穏やかな波紋。
その中心で──
透明な雫が、生まれる瞬間。
水が、世界の光を受け取り、
一滴の涙となって落ちた。
落ちる音は、どこまでも澄んでいた。
トン……
その音を聞いた瞬間、
イオリは胸の奥が強く震える。
祖父が追っていた“世界の音”。
その片鱗を今、確かに聞いたのだ。
視界が戻る。
膝に力が入らず、イオリは壁に手をついた。
アクィラがそっと支える。
「……見えましたか。」
イオリは息を荒くしながら言う。
「風が……あったんだ。
この街に。確かに、あった。」
アクィラは静かに頷いた。
「水は思い出しているのです。
街が“風を失う前の世界”を。」
イオリの胸の中で、
火のパーツがかすかに灯った。
水の記憶。
火の衝動。
祖父が追い求めた音の始まり。
すべてが、一つの場所へと向かっている。
Episode 3 — Scene 8
「祖父が残した “音の手記”」
ビジョンから戻ったイオリは、
深く息をつきながら、アクィラに小さく礼を言った。
「……少し、時間をくれ。」
そう言って外套の内側を探り、
古びた革の手帳を取り出す。
祖父が亡くなる前、
唯一イオリに託したノート──
《音の観察記録》。
アクィラが静かに問う。
「それは……?」
「祖父の手記だ。
“世界の音”を探していたときの。」
イオリはページをそっと開く。
紙は黄ばみ、端は擦り切れている。
だが、インクは鮮明だった。
──音は風に宿る。
──風は記憶を運ぶ。
──水に触れたとき、人は“時間の揺れ”を聴く。
──失われた風の根源には、“四つの気配”がある。
イオリの目が止まったのは、その下に書かれた短い一行。
──水は、世界が忘れた瞬間を覚えている。
「……祖父も、水を知っていた?」
アクィラは手帳を覗き込まずに答えた。
「彼は“風が消える前の世界”を研究していました。
記録ではなく、音として。
とても稀な感性です。」
イオリは、震える指でページをめくる。
祖父の字で、こう記されていた。
──塔の麓で、一度だけ聞いた音がある。
それは風でも、水でも、火でもない。
だが世界のすべてが呼吸したような、始まりの音だ。
私はあれをもう一度聞きたい。
喉がひとりでに鳴る。
記憶視で見た光景──
塔、風、水の雫。
それが祖父の言葉と重なった。
アクィラが静かに言う。
「あなたの祖父は、“水の記憶”に触れていたのかもしれませんね。」
イオリは手帳を閉じ、胸に押し当てた。
「……なら、俺が続きを見つける。」
ラクリマ・コイルが胸元でわずかに光る。
まるで、その言葉に応えるように。
「静かに現れる協力者」
影は追ってこなかった。
だがイオリは本能的に理解していた。
──あれは警告だ。
次は本当に奪いに来る。
息を整えながら路地を抜けると、
濃い蒸気の向こうに、ひとつだけ灯った青白い光がぼんやりと浮かんでいた。
街灯とは違う。
もっと細く、冷たく、揺らぎのない光。
「……おや。あなたが、火を持つ人ですか?」
思わず足が止まる。
声は静かで、どこか水面のように澄んでいた。
蒸気の隙間から現れたのは、
長い外套をまとった人物。
年齢も性別も判別しづらい。
ただ、その瞳が印象的だった。
水に光を反射させたように青く、深く、よく揺れる。
「誰だ?」
イオリが警戒を強めると、その人物は微笑んだ。
「名乗るほど大した者ではありません。
ただ……“水”に関わる者ですよ。」
手にしているランタンが、蒸気ではなく水の粒子をまとっていることに気づく。
蒸気の街ではありえない現象だった。
「逆流地点に現れた“滴”。
あれを回収したのはあなたですね?」
「……見ていたのか。」
「見ていたというより、
《流れ》があなたを示しました。」
その言葉に、イオリの胸がざわつく。
流れ。
風のない街で、本来存在しないはずの“流れ”という概念。
人物は続けた。
「あなたが持つ“火”は、まだ眠っています。
でも……水はもう目覚めつつある。
都市の秩序が歪んだから。」
「その歪みを直したい。
そう思っているように見えましたので。」
まるでイオリの心そのものを覗き込むように、
その瞳は揺れていた。
「協力しませんか?
“水”を奪おうとしている者たちに対抗するために。」
イオリは迷った。
火のパーツを持ったときと同じ感覚──
見えない誰かに背中を押されるような感覚が胸を打つ。
だが一つだけ、どうしても確認しなければならないことがあった。
「……祖父が探していた“音”。
あれも知っているのか?」
その人物はゆっくりと頷いた。
「はい。
風を持たないこの街が、唯一忘れてしまった音。
世界を動かす“始まりの音”。」
イオリの視界が少しだけ揺れる。
そうだ。
祖父がずっと追い続けていた音。
パイプオルガンが奏でた、あの“世界の息吹”。
「あなたが探している答えは……
必ずどこかで“水”と交わります。」
人物は青い光を揺らしながら、イオリに一歩近づく。
「私は《アクィラ》。
水の流れを読む者。」
初めて、名が示された。
「どうしますか、イオリ。
一緒に進みますか?
それとも──一人で戦いますか?」
蒸気の街に、静かに水の音が響いた。
Episode 3 — Scene 6
「水を読む者との対話」
アクィラは蒸気を避けるように路地の奥へと歩き、
振り返らずに言った。
「あなたの持つ火は、まだ不安定です。
ですが、水はあなたを“受け入れよう”としています。」
イオリは眉を寄せる。
「受け入れる……?
火のときもそんな言い方をされたが、
パーツが人を選ぶなんて信じられない。」
アクィラは歩みを止め、
蒸気の白い層を指ですくうように触れた。
「世界には“選ぶ側”と“選ばれる側”があるものです。
火と水はどちらも、あなたの過去に反応している。」
「俺の……過去?」
イオリの胸がわずかに揺れた。
祖父の残した未完成のオルガン。
拾いきれなかった“世界の音”。
風の消えた街で、祖父だけが聞いた“記憶の響き”。
それらが、一つの線として浮かび上がる。
アクィラは淡々と、しかし深みのある声で続けた。
「あなたには“音を視る”感覚がある。
それが、水に触れたとき強く反応した。」
「……音を視る?」
「普通の人は音を耳で聞きます。
あなたは“流れそのもの”を受け取る。
だから水の記憶があなたに届く。」
イオリは言葉を詰まらせた。
そんな能力、自分にはないと思っていた。
祖父の側にいて、ただ音を聴いて育った──
そう思っていた。
アクィラは歩きながら、指先に小さな光を浮かべる。
水の粒が集まり、ゆっくりと螺旋を描いた。
「“水の記憶”は、過去の出来事そのものではありません。
感情、揺れ、残響……
人が忘れた“気配”が、水には残るのです。」
光が消え、蒸気が静かに落ち着いた。
「そして──
この都市の水は、
ひとつの“出来事”を忘れようとしている。
それが逆流の原因です。」
イオリは息を呑んだ。
忘れようとしている?
記憶を消す側に、何があるというのか。
「……それを止める方法は?」
アクィラは静かに言った。
「止めるのではなく、
思い出させるのです。
あなたの“火”と“水”で。」
イオリの外套の内側で、
熾天歯車がかすかに熱を帯びた。
水は記憶。
火は衝動。
なら、自分はその境界に立つ存在なのか?
「どうして俺を助ける?」
イオリの問いに、アクィラは答えなかった。
ただ一つだけ、短く言った。
「あなたが動かなければ……
この都市はもう二度と、
“風のない世界”から戻れないからです。」
蒸気の街に、深い沈黙が落ちた。
Episode 3 — Scene 7
「水が見せる最初の記憶」
アクィラの言葉が消えた瞬間だった。
イオリの胸ポケットの奥で、
ラクリマ・コイルがかすかに震えた。
シン……
音ではない。
水が触れたときだけに起こる、
細い光のような感覚。
イオリは胸元に手を当てた。
鼓動とは違う。
熱とも冷たさとも違う。
──呼ばれている。
そう理解した瞬間、視界がわずかに歪んだ。
アクィラがこちらを振り向く。
「……来ますよ。」
言われるより先に、
イオリの意識がひきずられるように落ちていった。
暗闇の底。
だが恐怖はない。
代わりに満ちているのは、水がゆっくりと揺れる光。
次の瞬間──
視界に、風があった時代の都市が一瞬だけ映った。
蒸気ではなく、
やわらかい自然の風が吹き抜ける街。
街の外れ、小さな丘の上。
白い布をまとった人物が、古い塔のそばで祈るように立っている。
衣が風に揺れ、
光が塔の頂点できらりと跳ねた。
イオリは声にならない声を漏らした。
「……風が、ある……?」
そして、塔の下には小さな水場。
穏やかな波紋。
その中心で──
透明な雫が、生まれる瞬間。
水が、世界の光を受け取り、
一滴の涙となって落ちた。
落ちる音は、どこまでも澄んでいた。
トン……
その音を聞いた瞬間、
イオリは胸の奥が強く震える。
祖父が追っていた“世界の音”。
その片鱗を今、確かに聞いたのだ。
視界が戻る。
膝に力が入らず、イオリは壁に手をついた。
アクィラがそっと支える。
「……見えましたか。」
イオリは息を荒くしながら言う。
「風が……あったんだ。
この街に。確かに、あった。」
アクィラは静かに頷いた。
「水は思い出しているのです。
街が“風を失う前の世界”を。」
イオリの胸の中で、
火のパーツがかすかに灯った。
水の記憶。
火の衝動。
祖父が追い求めた音の始まり。
すべてが、一つの場所へと向かっている。
Episode 3 — Scene 8
「祖父が残した “音の手記”」
ビジョンから戻ったイオリは、
深く息をつきながら、アクィラに小さく礼を言った。
「……少し、時間をくれ。」
そう言って外套の内側を探り、
古びた革の手帳を取り出す。
祖父が亡くなる前、
唯一イオリに託したノート──
《音の観察記録》。
アクィラが静かに問う。
「それは……?」
「祖父の手記だ。
“世界の音”を探していたときの。」
イオリはページをそっと開く。
紙は黄ばみ、端は擦り切れている。
だが、インクは鮮明だった。
──音は風に宿る。
──風は記憶を運ぶ。
──水に触れたとき、人は“時間の揺れ”を聴く。
──失われた風の根源には、“四つの気配”がある。
イオリの目が止まったのは、その下に書かれた短い一行。
──水は、世界が忘れた瞬間を覚えている。
「……祖父も、水を知っていた?」
アクィラは手帳を覗き込まずに答えた。
「彼は“風が消える前の世界”を研究していました。
記録ではなく、音として。
とても稀な感性です。」
イオリは、震える指でページをめくる。
祖父の字で、こう記されていた。
──塔の麓で、一度だけ聞いた音がある。
それは風でも、水でも、火でもない。
だが世界のすべてが呼吸したような、始まりの音だ。
私はあれをもう一度聞きたい。
喉がひとりでに鳴る。
記憶視で見た光景──
塔、風、水の雫。
それが祖父の言葉と重なった。
アクィラが静かに言う。
「あなたの祖父は、“水の記憶”に触れていたのかもしれませんね。」
イオリは手帳を閉じ、胸に押し当てた。
「……なら、俺が続きを見つける。」
ラクリマ・コイルが胸元でわずかに光る。
まるで、その言葉に応えるように。
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