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24-5話 飯塚清士郎 「ポンティアナックとの戦い」
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迎え撃つのは決まった。あとは、どうおびき寄せるか。そこが問題だと思ったが、ヴァゼル伯爵は簡単だと言う。その方法を聞いて、耳を疑った。
それから準備に一時間。里の大通りに等間隔で杭が打たれた。そこにロープを張り、たくさんの小さな旗がはためく。
二度と見たくない光景だが、その旗とは、男子全員のパンツだ。
「キング、これは……臭ってきそうだな」
「プリンス、それを言うなよ」
ヴァゼル伯爵が俺らの会話を聞き、にやりと笑う。
「それが良いのです。あやつは狼並みの鼻を持つと言われます。これだけあれば引き寄せるでしょう」
パンツはためく大通りの両端で迎え撃つ。こっちはヴァゼル伯爵に俺とキング。反対の端がハビスゲアルとジャムさんだ。
あとの戦闘班は、里の各所に身を潜ました。そのほかは山すその林に避難している。
それからしばらく待った。途中に喉が渇いたな、と思ったら、ノロさんが水を持って周りにきた。
「気が利くな。ありがとうノロさん」
ノロさんが笑う。この人は、ほんとうに優しい先輩だ。
カップを受けとり水を飲んでいると、日が陰った。いや、今日の空に雲はない。空気が変わったのか。
「ノロさん、急いで隠れて」
優しい先輩は、うなずいて駆け去っていった。
ばさっ、ばさっと羽の音が遠くから聞こえた。こちらに近づいてくる。見えた。あれがポンティアナックか。
黒く大きな翼を羽ばたかせ、ぼろぼろの服と長い白髪が風になびいている。
里の上まで来ると、上空をぐるぐると旋回した。時おり「カカカカッ」と鳴るのは歯ぎしりの音か。
大通りの中央に下りた。靴は履いていない。ヴァンパイアのような見た目を予想していたが、ヤマンバのような老婆だ。
はためくパンツの一つに近づき、匂いを嗅いだ。あの大きいのは誰のだろう。元相撲部で身体が大きいゲンタのか。今ごろ物陰で股を押さえているかもしれない。
どっちに来るか。老婆は道の両端を見て、俺たちの方に歩いてきた。
「ほほう、やはり若いほうに来ましたか」
伯爵、自分も入ってるように言ったが、百歳を越えてなかったっけ?
老婆が手を身体の前にかざしたと思ったら、爪がにゅっと伸びた。
ヴァゼル伯爵が老婆に手のひらを向け、何かをつぶやき始める。俺はいつでも踏み込めるように足を開いた。剣の柄を握る。
ヴァゼル伯爵が、どん!と空気を押すような仕草をすると、老婆に黒い霧が集まり始めた。これが伯爵の魔法か。魔法というより呪い、呪術に近いのかもしれない。
老婆が伸びた爪でその霧を引っ掻くと、霧は空中に消えた。
「シャー!」
と、獣のような鳴き声とともに手のひらをこちらに向けた。
手のひらから黒い波のような物が押し寄せる。
ヴァゼル伯爵が数歩前に出て、両手を開く。黒い波は伯爵の手前で壁にぶつかるように四散した。
ふいに老婆は舞い上がった。老婆のいた場所に火の玉が飛ぶ。当たらなかった火の玉は俺たちの手前で消えた。当たってなくても熱気は伝わる。
「危ねえ、これ、ハビじいに使われなくて良かったな!」
まったくだ。最初に会った時に使われたら、やばかっただろう。
二発目の火の玉が空中の老婆に当たった。落ちてくる。俺は走った。落下地点で剣の柄を下向きに握る。爺さんに教わった抜刀術。
老婆が真上にきた。抜くと同時に斬った。そう思ったが、刃は老婆の爪で止まった。爪は5cm程度のものだが、俺の刃を受けても折れていない。ふいに老婆が身体を反らした。キングの蹴りが空を切る。
老婆が俺らから離れた。うしろから火の玉! これは老婆が避けたら俺らに当たると思ったら、老婆は爪で火の玉を切った!
老婆は爪を戻し、片手を大きく開いた。それをゆっくりと握っていく。なにをする気だ?
「うおっ」
向こうのハビスゲアルとジャムさんが呻き声を上げ、膝をついた。
もう片方の空いた手を俺らに向けて握る。身体の骨がきしんだ。思わず膝をつく。これはきつい。
ヴァゼル伯爵は? 伯爵のほうを見ると、伯爵も動けないようだった。五人同時かよ!
老婆は五人を舐めるように見回し、ヴァゼル伯爵に目を止めた。
「同族か。若造が」
こちらに向けていた手をさらに絞る。身体の痛みがさらに増した。
「若造とな? 誰の前でものを言うておる」
聞いた声とともに、強烈な吹雪がきた。
吹雪は俺とキングをかすめ、老婆に当たった。そのまま吹き飛ぶ。
空中に光が集まり、それは菩提樹の精霊となった。忘れてた。こっちにもバケモノが一人いた。
「お主が何歳か知らぬが、わらわは一万年を生きる太古の樹ぞ」
菩提樹はさらに、老婆に向けて手をかざした。
老婆の表面に蔦が生えていく。それが老婆を縛った。老婆は爪を出し、その蔦を切り裂いた。空に舞い上がると、山すそに向けて羽ばたいた。まずい!
みんなが隠れている方向だ。急いで立ち上がろうとしたが、体がきしんで動かない。その時、小さな羽音がした。
「ハネコ! 危ないから隠れてろ!」
小さな妖精は俺の上でぶるぶる! と羽を震わせた。金の粉が俺にかかる。痛みが和らいだ。お前、癒やしの呪文を使えたのか!
立ち上がった。山すそに駆け出す。老婆のほうが圧倒的に早い。
山すそから誰かが斜めに飛び出した。まっすぐ向かっていた老婆が旋回してそれを追う。逃げる者は腰に剣を差していた。ウルパの村のやつか? いや、髪を短くしたセレイナだ。みんなから離すために囮になるつもりか!
追いつかれる! そう思った時、セレイナが剣を振った。老婆がそれをかわす。ぐるりと後ろに回った老婆はセレイナの両肩を掴んだ。翼を広げ羽ばたく。セレイナの体が持ち上がった。
翼が羽ばたくごとに、ゆっくり上へ上へと昇っていく。セレイナが苦悶の表情を浮かべた。掴まれた両肩に爪が食い込んでいる!
「プリンス殿ー!」
木の家の下から出てきたのはカラササヤだ。
「セレイナ殿を頼みます!」
そう言って槍を担ぐように持った。
「投……擲!」
助走をつけて槍を放った。槍投げのスキルか!
槍は一直線に飛び、老婆の羽を貫いた。俺はその下へ駆け出す。駆けながら刀と鞘を捨てた。
真下に着いて上を見る。老婆は穴の空いた翼で何度か羽ばたき、セレイナを離した。落ちてくる。セレイナが両手を広げた。俺が受け止めやすいように。俺が避けるとか考えないのかよ。両手を上に伸ばした。衝撃を止めれるか?
掴んだ瞬間に力を込めた。そのまま体にぶつかる。セレイナは顔が下だ。倒れるが手は離さない。後頭部を守るため自分の顎を引いた。背中に地面の衝撃がきて息が止まる。
セレイナが俺の胸の上にいた。なんとか止めたようだ。
「痛ー!」
意識もあるようだ。
「おい」
「ん?」
「意識あるなら、降りろよ」
「バレた? チャンスだと思って」
「なんだよそれ」
「普通の時にしたら、みんなに怒られちゃう」
「馬鹿か。俺はアバラが何本かいってるぞ」
これは本当だ。左のアバラと肺から激痛がする。
「ごめん!」
セレイナはすぐに起き上がって、俺を起こそうとした。だか、セレイナも足を痛めたのか、立ち上がってよろける。
近くでむっくり起き上がる人影。
俺は、普段なら使わない言葉が思わず口から出た。
「ババア、しつこいぜ」
それから準備に一時間。里の大通りに等間隔で杭が打たれた。そこにロープを張り、たくさんの小さな旗がはためく。
二度と見たくない光景だが、その旗とは、男子全員のパンツだ。
「キング、これは……臭ってきそうだな」
「プリンス、それを言うなよ」
ヴァゼル伯爵が俺らの会話を聞き、にやりと笑う。
「それが良いのです。あやつは狼並みの鼻を持つと言われます。これだけあれば引き寄せるでしょう」
パンツはためく大通りの両端で迎え撃つ。こっちはヴァゼル伯爵に俺とキング。反対の端がハビスゲアルとジャムさんだ。
あとの戦闘班は、里の各所に身を潜ました。そのほかは山すその林に避難している。
それからしばらく待った。途中に喉が渇いたな、と思ったら、ノロさんが水を持って周りにきた。
「気が利くな。ありがとうノロさん」
ノロさんが笑う。この人は、ほんとうに優しい先輩だ。
カップを受けとり水を飲んでいると、日が陰った。いや、今日の空に雲はない。空気が変わったのか。
「ノロさん、急いで隠れて」
優しい先輩は、うなずいて駆け去っていった。
ばさっ、ばさっと羽の音が遠くから聞こえた。こちらに近づいてくる。見えた。あれがポンティアナックか。
黒く大きな翼を羽ばたかせ、ぼろぼろの服と長い白髪が風になびいている。
里の上まで来ると、上空をぐるぐると旋回した。時おり「カカカカッ」と鳴るのは歯ぎしりの音か。
大通りの中央に下りた。靴は履いていない。ヴァンパイアのような見た目を予想していたが、ヤマンバのような老婆だ。
はためくパンツの一つに近づき、匂いを嗅いだ。あの大きいのは誰のだろう。元相撲部で身体が大きいゲンタのか。今ごろ物陰で股を押さえているかもしれない。
どっちに来るか。老婆は道の両端を見て、俺たちの方に歩いてきた。
「ほほう、やはり若いほうに来ましたか」
伯爵、自分も入ってるように言ったが、百歳を越えてなかったっけ?
老婆が手を身体の前にかざしたと思ったら、爪がにゅっと伸びた。
ヴァゼル伯爵が老婆に手のひらを向け、何かをつぶやき始める。俺はいつでも踏み込めるように足を開いた。剣の柄を握る。
ヴァゼル伯爵が、どん!と空気を押すような仕草をすると、老婆に黒い霧が集まり始めた。これが伯爵の魔法か。魔法というより呪い、呪術に近いのかもしれない。
老婆が伸びた爪でその霧を引っ掻くと、霧は空中に消えた。
「シャー!」
と、獣のような鳴き声とともに手のひらをこちらに向けた。
手のひらから黒い波のような物が押し寄せる。
ヴァゼル伯爵が数歩前に出て、両手を開く。黒い波は伯爵の手前で壁にぶつかるように四散した。
ふいに老婆は舞い上がった。老婆のいた場所に火の玉が飛ぶ。当たらなかった火の玉は俺たちの手前で消えた。当たってなくても熱気は伝わる。
「危ねえ、これ、ハビじいに使われなくて良かったな!」
まったくだ。最初に会った時に使われたら、やばかっただろう。
二発目の火の玉が空中の老婆に当たった。落ちてくる。俺は走った。落下地点で剣の柄を下向きに握る。爺さんに教わった抜刀術。
老婆が真上にきた。抜くと同時に斬った。そう思ったが、刃は老婆の爪で止まった。爪は5cm程度のものだが、俺の刃を受けても折れていない。ふいに老婆が身体を反らした。キングの蹴りが空を切る。
老婆が俺らから離れた。うしろから火の玉! これは老婆が避けたら俺らに当たると思ったら、老婆は爪で火の玉を切った!
老婆は爪を戻し、片手を大きく開いた。それをゆっくりと握っていく。なにをする気だ?
「うおっ」
向こうのハビスゲアルとジャムさんが呻き声を上げ、膝をついた。
もう片方の空いた手を俺らに向けて握る。身体の骨がきしんだ。思わず膝をつく。これはきつい。
ヴァゼル伯爵は? 伯爵のほうを見ると、伯爵も動けないようだった。五人同時かよ!
老婆は五人を舐めるように見回し、ヴァゼル伯爵に目を止めた。
「同族か。若造が」
こちらに向けていた手をさらに絞る。身体の痛みがさらに増した。
「若造とな? 誰の前でものを言うておる」
聞いた声とともに、強烈な吹雪がきた。
吹雪は俺とキングをかすめ、老婆に当たった。そのまま吹き飛ぶ。
空中に光が集まり、それは菩提樹の精霊となった。忘れてた。こっちにもバケモノが一人いた。
「お主が何歳か知らぬが、わらわは一万年を生きる太古の樹ぞ」
菩提樹はさらに、老婆に向けて手をかざした。
老婆の表面に蔦が生えていく。それが老婆を縛った。老婆は爪を出し、その蔦を切り裂いた。空に舞い上がると、山すそに向けて羽ばたいた。まずい!
みんなが隠れている方向だ。急いで立ち上がろうとしたが、体がきしんで動かない。その時、小さな羽音がした。
「ハネコ! 危ないから隠れてろ!」
小さな妖精は俺の上でぶるぶる! と羽を震わせた。金の粉が俺にかかる。痛みが和らいだ。お前、癒やしの呪文を使えたのか!
立ち上がった。山すそに駆け出す。老婆のほうが圧倒的に早い。
山すそから誰かが斜めに飛び出した。まっすぐ向かっていた老婆が旋回してそれを追う。逃げる者は腰に剣を差していた。ウルパの村のやつか? いや、髪を短くしたセレイナだ。みんなから離すために囮になるつもりか!
追いつかれる! そう思った時、セレイナが剣を振った。老婆がそれをかわす。ぐるりと後ろに回った老婆はセレイナの両肩を掴んだ。翼を広げ羽ばたく。セレイナの体が持ち上がった。
翼が羽ばたくごとに、ゆっくり上へ上へと昇っていく。セレイナが苦悶の表情を浮かべた。掴まれた両肩に爪が食い込んでいる!
「プリンス殿ー!」
木の家の下から出てきたのはカラササヤだ。
「セレイナ殿を頼みます!」
そう言って槍を担ぐように持った。
「投……擲!」
助走をつけて槍を放った。槍投げのスキルか!
槍は一直線に飛び、老婆の羽を貫いた。俺はその下へ駆け出す。駆けながら刀と鞘を捨てた。
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掴んだ瞬間に力を込めた。そのまま体にぶつかる。セレイナは顔が下だ。倒れるが手は離さない。後頭部を守るため自分の顎を引いた。背中に地面の衝撃がきて息が止まる。
セレイナが俺の胸の上にいた。なんとか止めたようだ。
「痛ー!」
意識もあるようだ。
「おい」
「ん?」
「意識あるなら、降りろよ」
「バレた? チャンスだと思って」
「なんだよそれ」
「普通の時にしたら、みんなに怒られちゃう」
「馬鹿か。俺はアバラが何本かいってるぞ」
これは本当だ。左のアバラと肺から激痛がする。
「ごめん!」
セレイナはすぐに起き上がって、俺を起こそうとした。だか、セレイナも足を痛めたのか、立ち上がってよろける。
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