ある公爵令嬢のお話

Hani

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8 仮面舞踏会の準備

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とうとうこの日が来た。そう、なんと言っても今日は入学式人生初の仮面舞踏会だ。

起きてそんなことを思っているとエナが部屋に入ってきた。

「お嬢様、今日は仮面舞踏会ですね。どんなメイクや髪型、ドレスにしますか?」

「まだ早くない?始まるのは午後の6時からよ。今はまだ朝の七時だわ。」

「直前に決めるより今決めた方がスムーズですよ。で、どんな雰囲気がいいですか?」

「そうね、目立たない感じがいいわ。変な人に絡まれたりするのは避けたいもの。」

仮面をつけてるので変なことをしてくる人もたまにいるようだし、まずはその場の雰囲気を眺めてみるだけにする予定なので目立つのは都合が悪い。

「やっぱりテニア様がおっしゃったようにブラウンの髪に金色の目にしましょう。」

「わかったわ。髪型はハーフアップにでもしてちょうだい。メイクいつも通りでいいわ。」

「分かりました。ドレスはどうしましょうか?夜の舞踏会なので暗めのお色味の方がいいと思います。」

「そうねぇ、無難に紺色なんてどうかしら。あと瞳に合わせてゴールドのアクセサリーにしたら統一感が出るかしら。」

「いいですね!ではそうしましょう。」

~数時間後~

あれから数時間後に準備を始め今準備が終わった。

鏡を見てみると茶髪の女性が立っていた、、まぁ私なのだけれど。仮面をつけてみると誰だか分からなくなっていた。成功だ。

「エナ、どうかしら?私ってわかる?」

「そりゃ分かりますよ、私はあなたの侍女ですもの。だけど見た目は全然違うので安心してください。かなり仲良くないと気づかないと思いますよ。」

「もう、びっくりさせないでちょうだい。そろそろ時間だし移動しましょうか。」

「はい!」

~移動後~

「つきましたね。と言ってもお嬢様の魔法で一瞬でしたが。」

「便利でしょこの魔法。」

「ものすごく。でも使える人はこの国にはお嬢様しかいませよ。私たちには到底無理ですね。」

「私もこれを習得するのには苦労したわ。じゃあエナは外で待っててちょうだい。私は会場に行ってくるわ。」

「はい、行ってらっしゃいませ。」
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