王国冒険者の生活(修正版)

雪月透

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一人ひとりが満腹になると言うほどには遠いが、林に入った新人冒険者たちは十分な幸を取ってきていた。
ジロールやセープといったキノコが籠にゴロッと入っている。
それだけではなく、フォレストディアがいたようで、レリックたちが仕留めた一匹を二人掛りで運んできていた。
野営地まで戻ってきた冒険者たちであるが、戻ってくるなり、運ばれてきたフォレストディアをレリックたちが捌いて行く。
解体されていく様子に、肉がいっぱい食べられると喜ぶ者達と、モンスターとは言え、捌かれていく様子に気分を悪くして顔色を失っていく者たちがいた。

王都で亡くなった人を目にすることはあっても、そこから捌いて肉を取ると言うことを目にすることなど無い。
モンスターの討伐をしたことがなく、持ち込まれた素体を捌いて行く光景を見たことがないと言う人も多いものである。
すでに切り分けられた状態の肉にだけ見慣れていれば、捌かれていく光景と言うのは衝撃的なものだ。
冒険者の道を選ぶと、状況によっては自分で捌いたり、仲間の誰かが捌いて行く光景を目にする機会が出てくるだろう。
なんとか慣れていって欲しいと言うしかなかった。

「お、なかなかでかいの取ってきたんだな」
捌いていくレリックに、レッドが後ろから声を掛ける。
「ええ。ここいらに居るとは思ってなかったので、良い収穫でした。ここで食べちゃうので、お金にならないのが残念ですけどね」
「まぁ、角があるんだ。それくらいは持って帰って買い取ってもらえば、いくらかの足しにはなるだろ。今は演習だからな、食う方が大事だ。お金については諦めてくれ」
レリックとて本気でお金にならないことを残念がって言ったわけではない。
それは笑っている表情を見ればわかることだ。
レッドもその軽口に合わせて、笑って嗜めただけである。

捌かれた肉は、皆に均等に配ることを考えても十分な量が取れた。
だが、演習の日数を考えれば、今日一日で全てを使い切るのは浅はかである。
明日に同じように取れるなど思い込んでは、明日の食事が貧しいものになってしまうのだ。
切り分けられていく肉をこの昼に食べるものと保存用に分け、リベルテが別に熾した火でちゃちゃっとベーコンにし始めていく。
こういうことは手早くやった方が後腐れがないのである。
新人冒険者たちと言う若者が多いため、昼に食べる分と思っていた肉の量が減っていくことに残念がるため息が漏れてくる。
肉を分けていくレリックとそれを見ているレッド。そして、手早く調理を始めていく者達から失笑が漏れる。
「気持ちはわかるけどな……」
「ですねぇ……」
先を見て分量を考えていくのは、王都内で済む依頼しかこなさない冒険者でもなければ、大事なことなのである。

丁寧に布で拭ったキノコをざくざくと刻み、同じように刻んだ鹿肉と合わせて鍋に入れて焼いていく。
塩とちょっとしたハーブだけであるが、この味付けは王都であれば普通の味付けである。
ファニスにコテンパンにやられたグループが、少しでも動いたためか、早く食べたいとそわそわとし始める。
疲れ切った体が、食事を欲しているのだ。
同じく林に入って動き回って探してきたグループの方が疲れているのではないかと、レッドは思うのだが黙っていることにしていた。
林に入ったグループはそれほど厳しい訓練をしたのかと、訓練を受けたグループを同情するような目で見ていたからである。
言わぬが花、と言う事があるのだ。

レリックのチームで料理を良くすると言うセシルとアレクトー、そしてリベルテが次々と料理を仕上げて、器に盛って全員に手渡していく。
連帯感が生まれてきているためか、他のメンバーも揃うまで誰も食事に手をつけず待っていた。
見張りを立てることもあれば、先に食事を取れる者は食事を取っていくことも必要であるのだが、今回のような演習では、そこまで気にしなくて良いだろう、と指導役の冒険者たちも何も言わない。
「そっちは先に揃ったか? 先に食ってていいぞ」
さすがに、指導役も揃うまで待たせるのはとレッドが言うと、周囲を遠慮がちに見回した後、新人冒険者たちが勢いよく料理に手をつけ始める。
「美味いなぁ……」
「おいしい」
時折、涙まで流している者もいるが、一気に賑やかになっていく。

「さて……、俺らも食えるうちに食っといた方が良さそうだな」
「……レッドさんもそう感じますか?」
和気藹々と食事を始める新人冒険者たちを横目に、真剣な表情に変わる指導役の冒険者たち。
オルグラント王国は人口が増えたことで、モンスターの討伐や採取の依頼が増えている。
そうしなければ食糧を国内中に行き渡らせるには足りない可能性があったのだ。
それだけでは無く、国が動いたことで商機と考えた商会が多く動き出したことも原因となっている。
商会が動いたこともあって騒がしく一気に広がった動きは、その周辺の環境に影響を与えてしまっている。
以前にレッドとリベルテは、森で森鼠を短時間の内に多くに狩ってしまったことで、ギルマスに怒られて、無償で森の見回りをさせられたことがある。
モンスターたちの食環境に変化を与えすぎてしまったことが、懸念されたからである。
今の動きも冒険者ギルドは歓迎していない。
国全体としての動きであり、動かないと飢えるとまではいかないが、食事に困る人が増えてしまう可能性があったのだから必要であることはわかっている。
また、冒険者にとって稼ぎ時になるため、対応に苦慮していた。

このイドラ湖周辺でも、まだ魚が釣れているとは言え、状態を保つ魔道具が広まりだしたことがあって、これから釣れる魚は減っていくと考えられている。
このイドラ湖の生態への影響も、すでに大きいものになるだろうことが考えられている。
そして、周辺の林も王都から近いこともあって、依頼で向かう冒険者が多い。
フォレストディアがいたのは、この演習の参加者たちにとって行幸であったが、少なくなっている餌であったのなら、フォレストディアを狙っていたモンスターにとって、この演習の参加者たちは少ない食糧を奪っていく明確な敵となる。
レッドたちは出来上がった料理を口早に運んでいく。
折角の料理であり、味わって食べたかったが、そう出来ないのも外での仕事では多いことであった。

全員が食事を終え、新人冒険者たちがまったりとし始めた頃、レッドたち指導役の冒険者が身構えて、新人たちに声を張り上げた。
「武器を構えろ! 前に出なくていい。しっかりと自分と仲間を守れ!」
突然の声に、何事かと騒ぎ始める新人たち。
さすがに指導役の冒険者たちの緊迫した雰囲気から、状況を理解できないままであったが、武器を構え始める。

「きたぞっ!」
誰が言ったかわからないが、その言葉が聞こえてすぐに、林からモンスターが飛び出してきた。
林に一番近くに居た新人冒険者の一人が、咄嗟だったこともあるが、モンスターの速さに武器を振るうことが出来ず、思わず身を守るために動いた左腕がモンスターに噛み付かれる。
「うああああっ!!」
痛みと恐怖で噛み付かれている腕を振り回す。
モンスターの噛み付く力が強かったためか、更なる悲鳴が上がった後、モンスターが離れた。
咬まれていた部分からは大量に血が流れ、そして、腕の肉が抉り取られているのが端から見えた。

「リスティヒヴォルフだ!」
そこまで強いとされるモンスターではないが、狙う機会をじっくりと探り、襲ってくるモンスターである。
クレイジーボアなどと同等くらいの強さに上げられているが、今のように噛み付かれてしまうと、食いちぎられてしまうほどの力を持っている。
リスティヒヴォルフを前にしてし、怪我を負った冒険者が痛みにパニックになる。
「くるなっ!くるなぁーっ!!」
叫びながら、無事な腕の方で剣を振り回す。
「チッ! あのままじゃ、あいつがやばい! 俺が前に出る。その間に、あいつを下がらせて、手当てを頼む」

レッドが注意を引くように、声を上げてリスティヒヴォルフに突っ込んでいく。
普段であれば声を上げて攻撃を仕掛けるなどしない。
そんな相手の気を引くようなことをするよりも、気づかれないように動いて、確実に斬りつけられるよう動く。
だが、今は指導役でここに来ているのだから、新人冒険者たちを死なせてしまうわけには行かなかったのだ。
声を上げながら斬りかかっても、相手は当然、注意の払うため、軽く躱される。
だが、怪我を負ってパニックになっている新人冒険者から、距離を取らせることが出来た。

「早くっ!」
言える言葉は短いものになる。悠長に指示を出せる状況など、戦闘中にはない。
後方から、俯瞰して眺めていられる者だけである。
レッドを警戒して動くリスティヒヴォルフ。
「新人たちは固まって! バラバラにいると狙われやすいぞ!」
レリックが今の内に、と新人たちに指示を出す。
彼らを守ると言う理由もあるが、邪魔にならないようにと言う狙いもあった。

レッドに飛びかかろうとしたリスティヒヴォルフに、アレクトーが矢を放つ。
さすがに動いている相手に、狙った場所に当てると言うのは難しい。
リスティヒヴォルフのように機敏に動くモンスターであればなおさらである。
だが、先をしっかりと読んで射た矢は、リスティヒヴォルフの前足に刺さる。
痛みに動きを鈍らせるリスティヒヴォルフに、レッドは剣を薙ぐが、身を捻って避けられる。
レッドの剣を避けたリスティヒヴォルフは、矢を射ったアレクトーに向きを変える。
そうはさせるかとレリックたちがアレクトーの前に立つが、ヴォルフは飛び掛ってはこず、雄たけびを上げた。

ブワリと危険を感じ取ったレッドは、急いでレリックたちに合流する。
林からさらに数匹、リスティヒヴォルフが姿を見せたのである。
一匹だけでも、腕に自信の無い冒険者なら逃げるしかない。
それなりに戦える者でも一匹ならまだしも、と言うモンスターである。
それが数匹、姿を見せているのである。
新人冒険者たちは先ほどよりも自分たちの危険をはっきりと感じ取り、手に持っている武器や身につけている鎧から、音が鳴らし出す。
震えているのだ。

「守るために前に出るよ!」
レリックの声で、レリックたちのチームが少し前に出る。
動きが早いモンスターであるため、人数が多いとは言え、大丈夫だと笑顔で言える相手ではない。
フルプレートを装備する冒険者など居ない。
お金の問題もあるし、動きを制限してしまうような防具は、如何に身を守るためとは言え、戦う以外の依頼も請けることがある冒険者には不要だ。
そのため、防具と言うと皮鎧であったり、急所となる部位だけ厚くしたものであったり、盾と言わないが防ぐのに使う部位を鉄製にするくらいだ。
まだお金も無く軽装だった新人冒険者は、防具の厚みや覆っている部位が少なく、噛み付かれた腕は防具が無かったため、そのまま腕の肉を抉り取られてしまったのだ。
レリックたちも人数で死角を連携して防いでいるが、噛み付かれてしまえば大怪我を負ってしまうくらいである。
この野営地は、一気に死と隣り合わせの戦場となってしまっていた。

「まだ数は少ない! 落ち着いてやれば大丈夫だ!」
奇襲されたわけでもない。
正面からなら無謀ではなかった。
ファニスが斬りかかり、スヴェンがサポートに動く。
レリックたちを避けた二匹がレッドに向かってくる。
そのうちの一匹は、レッドが最初に対峙して、足に矢が刺さったリスティヒヴォルフだった。
手負いは凶暴さを増すが、足を怪我していれば多少なりとも動きが鈍る。
万全な方が先に相手にすべきだ、とレッドが動く。
リスティヒヴォルフの動きを見て、斬り捨てるように袈裟切りに振るが、リスティヒヴォルフは左右に飛び跳ねてレッドの剣を避ける。
逆にレッドの振り下ろした腕に噛み付こうと口を開く。
そこにリベルテが短剣を構えて、滑り込むように突っ込む。
レッドに比べれば身軽なリベルテの動きは、リスティヒヴォルフにとって想定外だったらしい。
リベルテの短剣を避けきれず、その身体に赤い線を刻まれる。

「すまん……。助かった」
「動きが早い相手に大振りするなんて! 落ち着いてください」
「……あぁ。気が急いていたようだ。もう大丈夫だ」
リベルテがこなければ、レッドも腕を食い千切られたかもしれない。
レッドはリベルテに、素直に感謝する。
対してリベルテは、レッドらしくない動きに指摘する。
指導役として新人たちを守らなければという考えが、レッドの戦い方を縛っていたのだ。
それを理解した軽く呼吸を繰り返し、頭を切り替える。

「っ! もう一匹はどこいった!?」
手負いの方はリベルテが対処するだろう、と考えて万全なリスティヒヴォルフに向かっていたのだが、リベルテはレッドのサポートに動かなくてはならなくなった。
目の前のヴォルフから視線を外すわけには行かず、音に注意して耳を澄ませる。
しばらくして、新人冒険者たちの方から悲鳴が聞こえた。
固まっていた新人たちであるが、前の方に居た一人がリスティヒヴォルフの体当たりを受けて踏みとどまれず、他の者たちを巻き込むようにして倒れたのだ。
自分は強いと思い込んでいたが、女性冒険者であるファニスコテンパンにされたことで、新人冒険者たちは自信を喪失していた。
それだけでなく、指導役の冒険者たちであっても簡単に倒せる相手ではない上、新人冒険者の一人が大怪我を負わされたとなれば、戦って勝てると言う気持ちを誰ももてなくなっていたのだ。
この演習に来た初日であれば、リスティヒヴォルフ相手に勝てると立ち向かっていたのかもしれないが、実力を知ってしまった今は、完全に新人冒険者たちは腰が引けてしまった。
自分の力量を知ることは大事であるが、そこからまた踏み出すと言うこともまた、大事である。
しかし、彼らは力量を知ったことで、力量より上の相手には勝てない、と立ち向かう気持ちすらも失ってしまっていたのである。

レッドにまた焦りが生まれてくる。
早く目の前のヴォルフを倒して、助けに行かなければ、と剣を振る。
大振りにはならないように意識は出来ているが、早く、早く倒さなければと気持ちが急いていく。
リベルテも今の状況を考えれば、レッドの考えが分からないものではない。
リベルテも積極的に攻撃に回っていく。
さすがにレッドとリベルテが連携して動ければ、動きが早いリスティヒヴォルフであっても、傷を増やしていく。
だが、二人の気持ちが急ぐほどに、リスティヒヴォルフに致命傷を与えられていない。
夏の気温もあって、二人に汗が滲んでいく。

「落ち着いてっ! 君たちだって冒険者になるんだろ! 震えてたって誰も助けてなんてくれない。自分たちで生きなきゃいけないんだ!」
レリックの大きな声が響く。
レリックたちは人数を活かし、連携も良く出来ているため、すでに一匹を仕留め、残りの三匹を相手にしていた。
レッドたちは一匹で手傷をかなり負わせているが、もうしばらく掛かりそうであった。

レリックの言葉が響き渡り、新人冒険者たちが先ほどまでより目に力を取り戻す。
まだ震えが残っていたり、腰が引けているが、立ち上がって武器を構え、目の前のリスティヒヴォルフに立ち向かうことを決めたのだ。
相手は手負いのリスティヒヴォルフ一匹だけである。
それに対して、新人とは言え、二十人もいるのだ。
だというのに、今の今まで誰一人として戦おうとしていなかった。

「……格好悪すぎる。情け無い!」
「そうだね。これからもこう言う状況もあるかもしれないんだ。ここで諦めるなんて出来るわけがない」
「僕が稼がないといけないんだ! 家族のためにも!!」
一人が自分を奮い立たせるように言葉を溢せば、それに釣られるように次々と自分を勇気付ける言葉を口にしていく。
どんな理由であっても、自分を動かす力になれば、それは大事なことなのだ。

ここに来て、手負いのリスティヒヴォルフは、相手の雰囲気が変わった事に気づく。
ただ怯えるだけであった獲物が、自分を狩ろうとする敵に変わったことを。
一番前に居た新人の冒険者が剣を振るう。
指導役の冒険者たちに比べれば、まだまだ軽く、弱い。
リスティヒヴォルフは少し横に飛んで躱すが、そこに次々と新人の冒険者が剣で、槍で突く。
迫り来る脅威に、慌てるように身を動かし避けるリスティヒヴォルフであったが、相手が多かった。
一人の振り回した槍の柄が、リスティヒヴォルフに当たる。
当たったリスティヒヴォルフは悲鳴のような鳴き声を上げながら、林側に殴り飛ばされていく。
槍の柄を振り回した冒険者は緊張もあってか、かなりの力で振り回していたようだった。

身を起こしたヴォルフは、足を引き摺りながら逃げ出していく。
残っていたヴォルフも、一斉に林へと逃げ込んでいった。
レッドたちは息を吐いて武器をしまい、新人たちはそれぞれ安心したようにその場にへたり込む。
レッドとレリックは互いに視線を合わせて手をあげて、無事を喜ぶ。
そしてレリックは、リスティヒヴォルフに最初に立ち向かった冒険者に声を掛ける。

「君の勇気に助けられた。ありがとう」
ヴォルフ相手に苦戦していたわけでもなく、自分たちはただ怯えていただけだったと言うのに。
レリックの叱咤を聞いてやっと、動けたくらいだったのに。
レリックに助かった、と礼を言われたことに、新人の冒険者は涙を流した。
それまで動けなかった自分が恥ずかしくて。情けなくて。
それでも、褒めてもらえたことが嬉しかった。
何より、初めてのモンスター相手に、動けた自分が誇らしく思えていた。

周囲の新人冒険者たちに釣られるように泣き出す者達が出てきたが、それと同じくらいに、レリックたち指導役に褒めてもらえていることを羨ましく見ている者が居た。
怪我をした冒険者がいるが、失ったわけではない。
少し動かしにくくはなるだろうが、治る怪我である。
今回の演習は、この二十名の新人冒険者たちにとって、忘れることが出来ないものとなったのだった。
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